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リペアマン?チェンジニア?    自動車修理は臨機応変。

左後ろのドアロック
時々作動しないイプサム。

 

 

 

確認の為、運転席からドアロックボタンを
何度か操作していると
そのドアだけ動かなくなりました。

 

 

 

 

 
s-RIMG0482.jpg

 

 

まずは電気が来ているかの確認。

 

 

 

ボタン操作では電源も来ており
アクチュエーターもグイッと動こうとしているんですが
内部で引っかかっているようです。

 

 

 

 

 

 
s-RIMG0486.jpg

 

 

 

基本的に修理屋なので分解し、直そうと試みましたが
完全な非分解構造の為、樹脂ケースを破壊しないと無理そうなので止めました。

新品に交換する事になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドアロック解除の仕組みは
解除レバーを左右にスライドして
ロックをON、OFFしています。  (スライド運動

 

一方、運転席からのロック操作指示信号で
ロックアクチュエーターのモーターを
作動させ動かします。         (回転運動

 

 

 

 

 

 

 

回転運動をスライド運動に変換する為に
細かいカラクリで動かしていますので

今回はそちらを解説してみますね。

 

 

 

 

 

 
s-RIMG0491.jpg

 

 

 
運転席のロックボタンを押すと
1の☆印モーターに電気が流れてモーター軸が回転します。

 

すると2の回転軸のギアが回り
3の丸いギアも回ります。

 

 

 

 

 

 

 

すると4の白いレバーが矢印方向に動くようになります。

これで終わりではないですよ~。

 

 

 

 

 
s-RIMG0487.jpg

 

 

 

4の白いレバーの赤い矢印スライド運動
黄色矢印方向にレバーを動かし

ロック部の黒い突起物がコジられて緑色矢印方向に動きます。

 

 

 

 

 

 

この連動した動きを全てスムーズに出来て
ドアのロックが出来るのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い樹脂ケースに覆われた
モーター&ギア部を分解出来れば
清掃&グリスアップで直せたかもしれません。

 

もしくはモーター部の接点不良であれば
修理も出来たように思えます。

もともと構造自体は簡単ですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壊さないと分解できない密封構造。

アクチュエーター単体の部品供給が有り、しかも部品代も安価
ここは部品交換で良いと思いました。

逆に単純な構造のわりに高額な部品などは
何でも交換の方向ではなく
原因追求の上、修理と言う選択肢も有りかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

その場合、整備士側からメリット、デメリットの
説明もしないといけないでしょうね~。

修理して直すのか?
部品交換でするのか?

 

 

お客様目線で
臨機応変、ケースバイケースで行きたいと思います。

2013年10月6日

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