レクサス LS460改 NUTEC NC-65 そりゃ純正ATFでは無理でしょう。
レクサス LS460 USF40
8万キロ走行
ATF交換の依頼です。
使用するATFは
NUTEC 最高峰ATF
NC-65
100%化学合成ATF(エステル系)
ハイパワー多段式ATとDCTに対応する 究極のATFです。
ハイパフォーマンスATF NUTEC ZZ51改より
耐熱性、極圧性、超低粘度など全てが強化された
NUTECホームページ未掲載商品。
トヨタ V8エンジン 1UR-FSE に
スーパーチャージャーで武装しています。
ATF油温も一時140℃近くまで上昇したそうで
パンクする前に空冷式フルードクーラーを増設したそうです。
それでも110度以上になるそうなので
レクサス純正ATF (オートフルードWS)では 少し役不足でしょう。
(油温が上がるのはパワーが伝達できずに、熱に変換されロスしている状態)
(あまりにも高温に晒されたATFはバーニッシュ状になり、AT機構を痛めます)
今回は純正同等油のアイシンAFWプラスでプレ洗浄し
本命のNUTEC NC-65に完全交換したいと思います。
交換効率の高いトルコン太郎の圧送式交換
アイシン AFWプラス 10L でスタートしますね。
過去に何度もディーラーで循環式交換を行っていたそうです。
スラッジの蓄積は少なく、良好な状態なのでスンナリ綺麗になりました。
安価なAFWプラスでのプレ洗浄は
洗浄効果と経済性を考えると非常に有効な選択ですので
オススメしているんですよ~。
再度、圧送式交換を行い
NC-65と入れ替えますね。
赤いATFが薄緑のNC-65に変化していきますが
構造上、赤い着色料まで完全には消せないので
ご了承ください。
NC-65 11L(圧送式) と
フルードレベル調整用 1.5L を使用しましたので
90%以上の交換効率になります。
最後にフルードレベル調整を行い
試運転をして納車となりました。
問い合わせ時のお電話では
物腰の柔らかい話し方だったので
なんとなくノーマルのLSが入庫すると思っていたんですが・・・。
まさかLSの車両価格と
同じぐらい改造費を掛けた車だと聞き
少し苦笑い。
『お願いだからこんな日に地震だけは勘弁してくれ~』と
心の中で念じながらの作業でした。