レクサス IS350 完全圧送式ATF交換 NUTEC NC-65
大阪北部からお越し頂きました
レクサス IS350 GSE21
8万キロ走行
サーキット場での走行会で主にご使用されているようです。
クラウン、マークX や レクサスIS GS などは同じタイプのATミッション。
レベルゲージが無く、フルードレベル調整も難しいのですが
ミナト自動車では特注車種別アタッチメントを使用し
完全圧送式ATF交換が出来るんですよ~。
当初ATF交換の相談を受けた時は、
100%化学合成油(エステル系)
NUTEC ZZ51改で依頼をされました。
一般道での走行ではZZ51改でも全く問題ありません。
ですがサーキット場でのATFへの負荷を考慮しますと
より耐久性、耐熱性などを大幅に強化した最強のATF
『NUTEC ニューテック NC-65 』を提案させて頂きました。
非常に高価なNC-65を使用する前に
まずは安価な純正同等油 アイシン AFWプラスでプレ洗浄。
ATミッション内部をトルコン太郎を使用して
圧送式洗浄交換をしていきます。
8万キロ分の汚れを一度リセットしますね。
8L使用してコレぐらいになりました。
ATFの黒味が取れてキレイにはなったのですが
オーナー様のご希望で出来るだけ良い状態にと
依頼がありましたので もう一度プレ洗浄してみます。
ここまですればAT内部はオイルパンを含め
完全にキレイになっていると思いますよ。
この状態からNC-65に入れ替えていきますね。
赤い色のアイシンAFWから
薄緑色のNC-65に入れ替えますので
色味がやや残るのはお許しください。
内容成分自体は
最後に調整用ATF 1.5L も合わせると
90%以上の交換効率になると思いますよ ~。
これでATF自体の交換は完了ですが
最後にフルードレベル調整が大切ですよ。
車両診断機 (G-SCAN) と
レクサス電子技術マニュアルを使用して
規定温度で合わせていきます。
上昇する油温を監視しながら
10度しかない調整温度幅で作業しますので
手際良くしないと振り出しに戻りますよ。
(もうかなりの台数を作業していますので、慣れましたけどね~。)
ニューテックのホームページにも非掲載のNC-65
7速以上の多段ATミッション や DCTなどをターゲットにし
極低粘度化しフリクションロスを大幅に抑え
極圧性能、耐熱性能を高めたレース用開発商品。
一般走行メインのお車でも問題なく使用はOKです。
耐久性も申し分ないのでロングライフでお使い頂けますよ~。
ぜひご相談くださいね。