フューエルポンプの作動音。 耳を澄ませば聞こえますよ~。
急なエンストには
いろんな原因がありますが
今回の車両は燃料ポンプの不良が原因でした。
プロボックス 19万キロ走行
良く持った方だと思います。
走行中に突然走らなくなり
お連絡を頂きました。
弊社管理ユーザーの法人車なので
普段の点検整備はバッチリ行っています。
電話問診での症状から、なんとな~く目星は付いていたので
現場到着してスグに燃料ポンプ作動音を聞いてみました。
2列目シート下にポンプがあるので
キーONでの作動音はしています。(ジーーッとこんな感じ)
エンジンも問題なく掛かり、レーシングもOK。
エンストする事も無く、自走して工場に搬入しました。
症状の再発も無く、エンストもしないのですが
ポンプ作動音がかなり大きいので走行距離も考慮し
ポンプを交換する事にしましたよ。
黒い粉状の不純物がポンプケースから
ポロポロ出てくるので
吸い込み口のストレーナーも寿命でしょうね。
インタンクフィルターとリレーも同時に交換。
作業自体は簡単で、サクサクッと分解し組み立て完了。
作動音も静かになり、試運転でも問題なしで納車しました。
折角なので燃料計の仕組みはこんな感じ。
燃料タンクの残量は
画像にある黒いフロートの浮き沈みで
ロッドの位置が変わり、残量測定しているんですね。
大昔から変わらない方式で
最新のハイブリッド車でもみんな同じ。
コレとワイパーの仕組みは
当分は同じままで変わらないような気がします。
おそらく一番良い仕組みなんでしょうね~。