レガシィ エアコン点検。 重量計でハカリましょうね。
前回ブログの続きです。
レガシィ ステーションワゴン BP5
エアコン点検をしますね。
まずは問診から。
停車時や走行中のエアコンの冷え具合は
特に気になる程ではないそうですが
8年目、9万キロ走行しているので
一度冷却システムをチェックする事になりました。
日陰 ドアガラス全開 内気循環 COOLマックス
上記の条件でエアコン吹き出し口に
温度計をセット。
アイドリング時 18℃
E/G 2千回転時 11℃
ちょっと物足りない数値ですが
窓を閉めて走行すれば、もう少しは冷えるのでしょうね。
冷媒ガス(フロンガス)を回収機で抜き取りますね。
その時重要なのが、 何グラム回収出来たか?
回収用ボンベを重量計に載せて、正確に測定します。
回収できた冷媒ガスは 330g
レガシィの基準充填量は 400g ±30g
つまり基準上限より、100グラム少ない状態でした。
少し長めの 真空引き作業。
配管内の湿気を除去する為に、真空状態にして蒸発させます。
(エアコンシステムには、水分は必要の無い不純物。)
(真空状態を維持すると、水は蒸発するそうですよ。)
NUTEC ニューテック NC-200 コンプブースト AC添加剤
耐熱、耐久性、油膜保持力 が良好の100%エステル系化学合成油に
特殊添加剤を配合したACコンプレッサー用オイル。
コンプレッサー保護に1本注入。
今度は補充用ボンベを重量計に載せて
400g 充填しますね。
先ほどのAC添加剤の冷媒ガス(30g)と合わせると
上限の430gになりました。
工場内の日陰 (気温40度)
最初と同じ条件で 『 日陰 ドアガラス全開 内気循環 COOLマックス 』
温度を測ってみますね。
アイドリング時 作業前 18℃ >>> 作業後 17℃
2000回転時 作業前 11℃ >>> 作業後 9℃
一般的にエアコンを使用する時は
窓を閉めて内気循環にするはずですよね。
その条件で測定すると
アイドリング時 作業前 18℃ >>> 作業後 17℃ >>> 全閉後 13℃
2000回転時 作業前 11℃ >>> 作業後 9℃ >>> 全閉後 7℃
になりましたよ。
各部冷媒ガスの漏れチェックし
エアコン点検とリフレッシュは完了。
エアコン冷却テストは必ず日陰で窓ガラス全開でお願いします。
特に窓ガラスを締めた状態では、正確なテストが出来ませんのでご注意を。
良く耳にする
『冷えが悪いので、エアコンガス 1本入れました』
的な作業はダメですよ~。
もしこのレガシィに安易な1本分(200g)ガスチャージすると
基準充填量を大幅にオーバーする事になりますよね。
入れすぎは逆に、冷えが悪くなりますよ~。
最後にスロットルボディを清掃して完了です。
2回に分けてブログに アップしましたが
これらの作業を40度の気温でするのは少しツライ。
少し猛暑もほどほどにしてもらえませんかね~。