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RB1オデッセイ リフレッシュプラン。 トータル整備で愛車を長く良い状態で!!

10年10万キロぐらい走行した車両を、
ある程度の予算を掛けてリフレッシュ整備をする
弊社オススメの整備メニュー(リフレッシュプラン)。


非常に好評をいただいており全国から続々と入庫しています。

過去のリフレッシュプラン事例
http://minato-motors.com/blog/?cat=12




無駄で非効率な手順でのリフレッシュ整備は、
結果的にはコンディション回復はしずらく、工賃の無駄も多い。

ある程度の時期にある程度まとまった費用を投入して、
一気に整備した方が効果も高く、満足度も上がる。
(つまり費用対効果が高く、愛着も湧く)



逆にアッチ治してコッチ治してバラバラに無計画な整備は、
いつまで経っても新車に近づかず諦める。
(過走行になると整備しても良くならない)と諦めていませんか??


リフレッシュプランは(愛車を長く良い状態で使用したい)という、
ニッチな方向けの提案型整備メニューとなっています。




今回ご依頼いただいたのはホンダ オデッセイRB1

H16年式 走行距離10万キロ 

予約入庫から来店していただいて、問診を行います。



愛車の不満点・改善点。
・乗り心地がフワフワする。
・夜間静かな場所でハンドルを切ると異音がする。
・サスペンションのショックやブッシュ等も交換したい。



問診時に愛車の状態をお聞きして、整備の方向性をお話ししています。



代車をお貸ししてお預かりし、試運転を行います。

そこから事前ホイールアライメントを測定して、
リフトアップ後にエンジンや下回り等も点検しますね。

点検結果からお勧めの整備プランを提案し、

OKがいただけたので作業を始めます。



まずはサスペンションから整備しますね。

サスペンション整備は入庫してから部品を発注してもほぼ揃わない。
なぜなら万人が頻繁に交換する部品ではないので、メーカー在庫も薄いのです。


そこで弊社では予約相談時に希望整備や改善点をお聞きして、
サスペンションを整備するなら事前に部品を調達しています。

その場合は前金をいただいてからの部品発注となりますので、
ご理解の程宜しくお願いします。

スプリングコンプレッサーを使用して、
ショックアブソーバーと周辺消耗部品を交換していきます。

リアのショックアブソーバーは充填ガスが抜けていたので、
ロッドの反発も無くお役御免でしょう。

これでは乗り心地も悪かったと思います。


ショックアブソーバーはオイル漏れが無ければ、
まだ使えると思っていませんか?

オイル漏れがなくても、充填ガスが漏れていれば劣化しており、
本来の性能は発揮出来ていないのですよ~。



油圧プレスを使用して一番劣化度の高いFrロアアームのブッシュを、
全数打替えます。

ブッシュの位置決めをしてから、入替えますね。

フロントハブベアリングも交換します。
ナックルからB/Gを打ち抜いて、新しいB/Gを圧入しました。





アッパーアームはこの感じなら、まだまだ使えるでしょう。

上下のボールジョイントはグリスを入れ替えてブーツを交換しました。

リアサスペンションアームは部品点数が多く、
全てを交換すると非常に高額になるので、
最も劣化しているロアアームINブッシュのみ交換しますね。



スタビブッシュも交換しました。

ブレーキキャリパーはO/H済みだったので、
ディスクローター研磨とブレーキパッドを交換します。

リアのディスクローターとパッドは、錆腐食で面が荒れていますね。

これでは制動力も低下しますし、コントロールもしずらいでしょう。



ディスクローターを研磨機で再生し、元の状態に戻します。

また耐熱塗装で化粧直しもしています。


フロントドライブシャフトをO/Hしますね。

劣化したグリスを洗浄し、純正ブーツグリスKITでリフレッシュ。
ハーフシャフトのベアリングも交換します。



壊れてから新品やリビルト品に交換するより、はるかに安いですから。




信号待ち時のボディに伝わる微振動が不快なので、
エンジンマウントインシュレーターの全数交換を提案しました。

スパークプラグ等は交換済みで排気ガスも良好、
そこでスロットル&ISCVを分解清掃を提案しました。

ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)
文字通りアイドリングを微調整するバルブです。

アクセルワイヤーを使う非電子制御スロットルはISCVを清掃すると、
アイドリング安定化に効果的。

構造上カーボンが溜まりやすいので、定期的に分解清掃してあげましょう。



LLCも圧送式で交換し、
異音の原因だったP/Sフルード不足もフルード交換で対処します。


P/Sフルード交換は下から抜いて上から入れるだけなんですが、
エア抜き作業が非常に時間と手間が掛かります。


タイヤを装着して整備リフトからアライメントリフトに移動。

1G締付をしてアームブッシュの不要なテンションを開放し、
もう一度締め付けます。

1G締付をせずに走行すると、早い段階でブッシュが劣化するだけではなく、
乗り心地も改善しないので重要で地味な作業なんですよ。


1G締付をしてから軽く試運転をして、
ホイールアライメント調整を行います。



今回はミシュラン プライマシー3から、
ブリヂストン レグノGRV2に交換しました。

さすがレグノ ロードノイズが格段に静かになりましたね。



ハンター社最新鋭ホイールアライメントテスターWA470

イヤサカ ビシャモン マルチアライメントリフト

RB1は前後トゥぐらいしか調整個所がないのですが、
クレイドル調整をしてキャンバーキャスターSAIも調整させていただきました。

結構イイ感じになりましたね。


走りやすくシャープなRB1に戻ったと思います。

試運転をして最終チェックを繰り返し、2週間後に納車となりました。

(ブログではお見せしていない整備を多くしているのですが、
長くなるのでこれぐらいで。)


これぐらいの整備ボリュームなら1週間以内に作業を終えて、
残りはチェック&試運転と納車調整に充てています。

また納車時には作業内容の説明と今後の整備個所のアドバイスなど、
約30~60分ぐらいはお時間をいただいています。

作業中の画像も200枚ぐらいはあるので、
希望があればDVDコピーをお渡ししています。



本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、
お越しいただきありがとうございます。

リフレッシュプランのご相談・ご予約は、
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。



弊社が提案するリフレッシュプランとは??  
http://minato-motors.com/blog/?p=21674

宜しければこちらのブログを見ていただいてから、
ご相談をしてもらえると助かります。

それではHAPPY CAR LIFE!!

2020年6月1日

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