minatomotors のすべての投稿

少しリフレッシュ休暇。 ほどほどに休みましょう。

少人数で営業しているミナト自動車ですが、

ほぼ年中無休でオープンしています。

 

(お盆は少しだけ・お正月長めの休業です。)

(平日・土日祝も、もちろん営業しています。)

 

 

 

 

でも全く休まずに、

仕事漬けという訳ではありません。

 

 

 

 

 

仕事に差し支えなければ、

(休みたい時に好きなだけ休む)という

緩~いスタンスでシフトを回しているんですよ~。

 

 

 

 

IMG_2442

 

10月中旬から2週間続いた

台風や前線による雨模様。

 

 

すっかりお天気が良くなりましたので、

少しリフレッシュ休暇を頂きました。

 

 

 

その日大阪は木枯らし1号が吹いたそうですが、

南国の四国南西部はピーカン・ポカポカ日和。

 

 

IMG_2443

 

今回の目的はソロSURF・ソロCAMP。

 

 

友人と行くのも良いですが、

ソロもなかなか良いものですよ~。

 

(ソロ馴れると結構ハマリます。)

 

 

 

 

順番にポイントをチェックして、

なるべく人が少なく、イイ波がある所を探しましょうか。

 

 

IMG_2440

 

風も無く、波周期も長め。

波高もそこそこで、水温ヌクヌク。

 

最高ですね。

 

軽くワンラウンド楽しんでから、

今日の寝床を確保しに行きます。

 

 

 

IMG_2459

 

 

 

四国の端にある某キャンプ場。(1人¥300-)

 

ここは管理人さんも夕方には帰るので、

完ソロ率高めです。

 

 

 

テントはモンベル ロングセラーの

ムーンライト2型 IV。

 

流行のテントと比べると地味ですが、

定番・王道の安心感は良いですね。

 

 

 

 

タープはテンマク ムササビTC焚き火。

 

時代に逆行した重いタープ生地は、

コットン・ポリの混紡生地。

 

ワンポールで設営した姿は非常に美しく、

焚き火で舞った火の粉も気にしない。

 

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=9686

写真を撮り忘れたのでこんな感じです。

 

 

 

 

 

IMG_2014

 

 

明るくなれば目が覚めて、

焚き火でコーヒーのお湯を沸かしますね。

 

 

ユニフレームのステンレスケトルは、

使い込むと焚き火の煤で

いい感じなりましたね。

 

 

 

ケトルハンガーは購入すると

結構イイお値段だったので自作決行。

 

 

異径鉄筋1m 丸鉄棒50cm

 

丸鉄棒をループ状に加工して、

先端はV字に曲げてケトルが引っ掛かるように。

 

千円ぐらいで出来ました。

 

 

 

 

IMG_2438 IMG_2439

 

人が居なければ、波は良くないし・・・。

 

 

 

IMG_2447

 

そこそこイイ波だと、

それなりに人は多い。

 

 

IMG_2445

 

 

人が少なく、波がイイ場所は

探せばあるもので、

3日間自由を楽しみました。

 

 

IMG_2450

 

留守番している妻へのお土産。

 

程よい塩味が人気の秘密。

(水車の塩ケンピ)

 

この地方の銘菓ですね。

 

 

 

 

さ~次はいつ行けるかな?

HAPPY SURF&CAMP!!

 

 

 

ハイエース100系のリフレッシュ整備 その2。  リアブレーキ・ハブB/G ホイールアライメント ATF交換編 

前回ブログから続く

ハイエースのリフレッシュプラン。

 http://minato-motors.com/blog/?p=15439

 

 

 

RZH112V 2WD ガソリン1RZ

走行距離20万キロ

 

リフレッシュ後半編が始まります~。

 

 

s-IMG_9206 s-IMG_9207 s-IMG_9209

 

ハイエース定番メンテの

リアアクスル&ハブ整備。

 

バラバラに分解していきますね。

 

 

 

s-IMG_9210

s-IMG_9214 s-IMG_9216 s-IMG_9217

 

シャフトのベアリング交換は

SSTと油圧プレスが必要です。

 

 

 

(SSTは自社製作のオリジナル品。)

そしてコレが有れば

グラインダーや切断機を使用せず、

確実に正確にシャフト分解出来ますよ~。

 

 

分解して清掃し、

ベアリングやABSローターを組み替えして

シャフトオイルシールも打ち替えします。

 

 

 

 

s-IMG_9218 s-IMG_9219 s-IMG_9224 s-IMG_9220

 

ドラムブレーキはシリンダカップを交換して、

ライニング交換とドラム研磨。

 

リアブレーキホース&ショックアブソーバーも交換します。

 

 

 

 

組み付け後に数回のブレーキ調整。

(調整が甘いと制動力とタッチが低下します。)

 

 

200系のブレーキ調整はしやすいが、

100系はチョットやりにくい。

 

もう馴れましたけどね。

 

 

s-IMG_9064 s-IMG_9065 s-IMG_9066 s-IMG_9069 s-IMG_9070

 

ATF完全圧送式交換は

最初にオイルパンの洗浄から始まり、

ストレーナーとガスケットも交換します

 

元に組み付けてATFを補充して、

完全暖機を行います。

 

 

 

そこからATFチェンジャーに接続して、

圧送式で交換しますね。

 

 

s-IMG_9381 s-IMG_9386 s-IMG_9396 s-IMG_9399 s-IMG_9401 s-IMG_9405 s-IMG_9407

 

 

 

アイシンAFW+で1回目の交換では、

ほんの少しだけマシになった??

 

まだまだ汚れが酷いですね。

 

 

アイドリングで20分後に、

もう1回圧送式で交換します。

 

 

 

 

 

s-IMG_9435

 

2回目の全量圧送式交換で

やっとココまでキレイになりました。

 

 

 

 

ATFレベルを調整して完了です。

 

 

 

 

s-IMG_9541 s-IMG_9543

 

現在の走行距離は20万キロで40万キロオーバーを目指すなら

フューエルポンプの予防整備は必要でしょう。

 

 

100系ガソリンは車体から燃料タンクを降ろさないと、

交換出来ないんですよね~。

 

 

 

s-IMG_9545 s-IMG_9546 s-IMG_9547

 

 

 

フューエルポンプとガスケット類も新調し、

カチカチに硬化したフューエルホースも交換します。

 

 

燃料満タンにして漏れチェックしました。

 

 

 

s-IMG_9652 s-IMG_9653

 

カーエアコンリフレッシュα も施工します。

 

あまり皆さんACメンテをしていないようですが、

100系ハイエースの場合は特にチャックした方が良いですよ。

 

 

s-IMG_9654 s-IMG_9655

 

コンプレッサーの性能が向上した最近の車両より、

この年式のACは冷媒ガス充填量が多いです。

 

 

100系デュアルACの場合だと規定充填量は1200g

 

 

 

今回のハイエースは約半分しか入っていなく、

610g足りなかったようですね。

 

 

NUTEC NC-200コンプブーストも

同時に注入しました。

 

 

 

来年の夏は良く冷房が効くと思いますよ~。

 

 

 

 

 

s-IMG_9368s-IMG_9369

 

各ブッシュの1G締付と車高調整。

 

 

ハイエースの車高は車体下部の基準点と

地面との幅を計測。

 

リアの基準値と現在のリア車高をチェックして、

フロント側の車高を調整します。

 

 

 

 

 

ハイエースはこういう細かい調整が出来るので、

調整し甲斐がありますね~。

 

 

 

 

 

同時にブッシュのボルトを一度開放して、

再締付すればブッシュの無理な負担が無くなります。

(1G締付)

 

 

s-IMG_9379 s-IMG_6611 s-IMG_6615

 

 

ハンター社アライメントテスター (ホークアイWA470)

今回はメーカー基準値で調整させて頂きました。

 

 

かなり乗りやすくなったと思いますし、

直進安定性は結構向上したのではないでしょうか?

 

正確に言えば新車時に

戻しただけなんですけどね。

 

 

 

 

 

正直15万キロオーバーのハイエースに、

ホイールアライメントだけをしても

あまり意味はないと思います。

 

ブッシュとボールジョイントが劣化していると、

形だけのアライメント調整になりますし・・・。

 

 

サスペンションを総合的に整備して、

ホイールアライメントを整えましょう。

 

 

 

 

s-IMG_6588

 

2部構成で紹介した

100系ハイエースのリフレッシュプラン。

 

これが4WDやディーゼルになると

また内容が変わってきます。

 

 

 

 

中古のハイエースは人気が高く、

しかも割高で値落ちしづらい。

 

私的には8万キロぐらいのハイエースなら、

15万キロぐらい走行し値が下がった車両を購入して、

ガッツリ整備した方が長く乗れると思っています。

 

 

 

 

 

 

8万キロのハイエースなんて

新車から何も整備はしてないでしょうし、

しなくても壊れないですしね。(エンジンオイル交換以外は)

 

100系200系ハイエースを

30万・40万・50万キロオーバーまで使用されるなら、

どうぞリフレッシュプランをご利用くださいね~。

 

 

 

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

Happy Car Life!!

 

 

ハイエース100系のリフレッシュ整備 その1。  サスペンション・エンジン・ブレーキ整備編 

最近はトヨタ ハイエース100系・200系の

リフレッシュプラン依頼が多く、

なんだかハイエース整備専門店のようになってきましたね。

 

(そんなつもりは無いのですが、ありがたい事ですね。)

 

 

 

 

 

耐久性に定評があるハイエースは10万キロまでは、

そんなに手が掛かる車両ではありません。

 

E/Gオイル交換などの油脂類ぐらいを軽く交換しておけば、

機嫌良く使用出来るでしょう。

 

 

ですが10万キロを超えて15万キロぐらいになると、

だんだん劣化が表面化し

違和感や乗り心地が悪化してきます。

 

ほとんどの方が所詮バン(商用車)だから、

こんなモノかな?と思っているのではないでしょうか。

 

 

s-IMG_6588

 

 

元々設計が良いハイエースは、

最低でも30万キロ以上は走らないとね。

 

 

正しい整備を的確に行えば、

スグにご機嫌良く走るのが

ハイエースに対する私の印象です。

 

 

s-IMG_8921

 

地元大阪からお越し頂いたのは

ハイエース 2WD ガソリン1RZ

RZH112V 走行距離203500km

 

 

 

提案型整備 リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

弊社ブログの記事から同じ車両がある事に気が付き、

ブログ内をイロイロ見て頂いてから

メールお問い合わせを頂きました。

 

 

 

・希望整備と現状の不具合・不満点。

・お預かりできる期間

・リフレッシュに掛けれる予算

3つの質問も教えて頂き予約入庫となりました。

http://minato-motors.com/refresh/

 

 

 

 

 

問診をして試運転。

車両をチェックしていきます。

 

 

s-IMG_6600 s-IMG_8930

s-IMG_8947

 

 

・事前ホイールアライメント測定

・ECU点検&リフトアップ点検

・各部品・機構の分解チェック

 

 

 

 

お客様の希望整備 と 弊社がオススメする整備

予算に合わせて整備内容をプランニング。

 

 

s-IMG_8983 s-IMG_8984 s-IMG_8985

 

プラン御見積にOKが出ましたので、

部品が到着した箇所から作業を始めます。

 

(今回の部品は40~50個ぐらいは発注しました。)

 

 

それでは整備の様子を紹介しますね。

 

 

s-IMG_8922s-IMG_8923

 

エンジン燃焼状態を簡単にチェックするなら、

排気ガステスターの数値を見るのが基本でしょう。

 

 

 

測定するとテスターの数値が非常に悪く、

これでは弊社基準では不合格。

 

(国が定めた車検基準では問題なく合格します。)

(車検の基準は元々かなり甘いです。)

 

 

入庫時から排気ガスが臭かったので、

やっぱりなぁ~と。

 

s-IMG_8926 s-IMG_8929

 

 

エンジン回転数を3500rpmで1分間。

O2センサー・触媒を熱々にして活性化。

 

 

CO HCの数値は下がりましたが、まだダメですね~。

 

 

s-IMG_8931 s-IMG_8935

 

1線の旧型O2センサーは何とか生きているので、

エンジンの調整&整備から始めましょうか。

 

 

s-IMG_8939 s-IMG_8940 s-IMG_8941 s-IMG_8942

s-IMG_9074 s-IMG_9078

 

アイドルスクリューを分解清掃し、

硬化したOリングも交換します。

 

 

スパークプラグも交換して

アイドリング調整&点火時期調整。

(基準値750rpm ±50 )

(NGKイリジウムMAXに交換)

 

 

 

s-IMG_8945

 

 

そこからAC時のアイドルアップも調整しました。

(基準値950rpm ±50 )

 

s-IMG_8946

s-IMG_9145 s-IMG_9146

 

これで暖機後に再測定すると、

CO・HCがほぼゼロで、CO2が大幅アップ。

 

完全燃焼していますね。

 

排気ガスはもう臭くなくなりました~。

 

 

ちなみにタコメーターの数値はかなりアバウト。

(100rpmぐらいは誤差がある。)

 

 

スキャンツールから

ECUの回転数を確認しました。

 

 

 

 

s-IMG_8956 s-IMG_8958 s-IMG_8961

 

 

1年前に近くの大手カー用品店舗で

オイル漏れ修理をしたそうですが、

漏れが治っていません。

 

 

ガスケットは新品に交換されているようなので、

処置が悪かったのでしょうか?

 

 

s-IMG_8962 s-IMG_8963 s-IMG_8972

 

ラジエターパイプはクラックが入り、

LLCが漏れています。

 

 

ラジエターの熱劣化も酷く、

アッパーホースも膨らみだして・・・。

 

破裂一歩前の非常にヤバイ状態でした。

 

 

 

 

 

s-IMG_8974

 

それではエンジン前回りをリフレッシュしますね。

 

 

100系の狭いエンジンルームは

ある程度まとめて整備した方が良いですよ。

 

 

作業重複箇所が多いのでイッキにしましょう。

 

 

 

s-IMG_8977 s-IMG_9071 s-IMG_9073

 

ヘッドカバーG/KとディスビOリングを交換して、

オイル漏れ対策。

 

キレイに脱脂して適切な箇所に

液体ガスケットを使用します。

 

 

 

s-IMG_8989 s-IMG_8991 s-IMG_8993 s-IMG_8995s-IMG_9003

 

 

クランクシールやW/Pも交換して、

サーモスタットとホース類も多数交換。

 

ラジエターやパイプ等も新調しますね。

 

s-IMG_9055s-IMG_6627

 

 

エンジン周辺ゴム部品も交換します。

 

・カチカチになったインテークホース

・押し潰れたエンジン・ATマウント

 

どちらも異音と振動の原因になりますよ~。

 

 

 

s-IMG_8999 s-IMG_9000 s-IMG_8996 s-IMG_8998 s-IMG_9062

 

 

冷間時と温間時のファン回転数を制御する

ラジエターファンカップリング。

(200系からは電動ファンになってます。)

 

 

 

温間時の動きが悪かったので交換しました。

(慢性的な冷却不足だったと思います。)

 

 

s-IMG_9061

 

 

 

 

LLCも全量交換。

 

ラジエターリフレッシャーで

エンジン・ラジエター・前後ヒーターコアを

洗浄しながら交換しました。

 

 

最後にLLC再生強化剤の注入と

エア抜き作業。

 

 

s-IMG_9082 s-IMG_9083 s-IMG_9086 s-IMG_9088

 

 

交換前と交換後のLLC。

 

一目瞭然ですね。

 

 

s-IMG_8988 s-IMG_9005 s-IMG_9030 s-IMG_9029 s-IMG_9025

 

エンジン系が終われば

サスペンション系に移ります。

 

 

・アッパーアームはボールジョイントにガタ有り。

・ステアリングラックエンドにもガタ有り。

 

ロアボールジョイントや

テンションロッドブッシュも含めて

左右交換しました。

 

s-IMG_9007 s-IMG_9010 s-IMG_9011

 

 

ロアアームはASSY交換ではなく、

ブッシュを打ち替えします。

 

 

100系・200系・2WD・4WD問わず

ロアアームブッシュは

打ち替えの方が安いですよ~。

 

 

 

s-IMG_9012 s-IMG_9015 s-IMG_9017

 

 

中空ロアアームはSSTを使用して交換すると、

アームが損傷する事がなく再利用が可能です。

 

 

逆にSSTが無ければ、アームを潰してしまうのです。

 

 

s-IMG_9018 s-IMG_9020

s-IMG_9228 s-IMG_9225

 

 

もちろん左右ショックアブソーバーや

スタビブッシュも交換しますね。

 

 

ハイエースの純正アブソーバーは安価なので、

6万キロ毎に交換しても損はしないですよ~。

 

 

 

 

s-IMG_9031 s-IMG_9033 s-IMG_9035 s-IMG_9039 s-IMG_9042

 

ブレーキディスクローター と ハブベアリング。

 

ディスクローターは研磨機で再生し、

耐熱塗装を行いました。

 

 

ベアリングはガタ・焼けもないので、

キレイに洗浄してから

グリスアップで再利用します。

 

インナーシールは交換しますね。

 

 

 

 

s-IMG_9044 s-IMG_9045 s-IMG_9048 s-IMG_9049

 

 

ブレーキキャリパーもO/H。

 

 

分解して完全洗浄しシール・ブーツを交換、

スライドピン部もキレイにしますね。

 

 

s-IMG_8979 s-IMG_9059 s-IMG_9060

 

新品ブレーキパッドにWAKO’S BPRグリス。

 

ブレーキホースも交換しました。

 

 

s-IMG_6617

 

やっとこれで前半終了。

 

 

ハイエースRZH112Vの整備は

まだまだ次回ブログも続きます。

 

 

お楽しみに~。

 

 

茨城県から2往復。 マツダCX-5 ATF圧送式交換。  アレを除去すればそりゃ~ビックリするでしょうね~。

s-DSC マツダDSC-1

 

マツダ アテンザ・CX-5・アクセラの

スカイアクティブ・ディーゼル2.2D

 

 

それに搭載されるSky-Dr密封式6速ATは

通常方法ではATFの圧送式交換は出来ません。

 

 

ですが弊社オリジナルのアダプターを接続すれば、

出来ないものが可能になり、

交換効率の高い圧送式交換が出来るのです。

 

 

s-IMG_9667

 

茨城県からお越し頂いたのはマツダCX-5。

 

KE2AW 走行距離17万キロ

(実は今回で2回目の入庫です。)

 

 

 

 

 

 

s-IMG_9669

 

弊社では自動車に使われる油脂類は、

基本的に消耗品だとお伝えしています。

 

 

エンジンオイルから始まり、

デフオイルやブレーキフルード。

 

LLCも使用すれば劣化しますし、

グリスも粘度が低下して油膜確保が難しくなる。

 

 

使用箇所や酷使度・走行距離などによって、

各オイル等の交換サイクルは変わりますが、

劣化もせず交換も不要な油脂類は無いと思いますよ。

 

 

 

 

ATF交換があまりメジャーな整備ではないのは、

交換の難易度が高過ぎるからか?

 

(交換難易度が高い=交換しなくても良い)と誤解があるのが

最近の自動車整備事情のような気がします。

 

 

(それに逆らうように年間百台以上はATF交換をしています。)

 

 

s-IMG_0561

 

茨城県から大阪府堺市へ

朝一で入庫して頂きました。

 

まずは問診をしますね。

 

そこから試運転をしてリフトアップし、

ATFの状態をチェックして交換作業に進みます。

 

 

 

高価な本命ATFを使用する前に、

まずはプレ洗浄。

 

汚れて劣化しきったATFをイッキに入れ替えて、

AT内部をクリーニングしますね。

 

 

 

 

 

使用するATFはSky-D専用のプレ洗浄ATF。

(銘柄は企業秘密の非公開)

(マツダFZに対応している高品質なATF。)

 

 

 

s-IMG_0564 s-IMG_0568 s-IMG_0572 s-IMG_0577 s-IMG_0579 s-IMG_0580

 

 

専用アダプターを接続し

規定容量分を全量圧送式交換をすれば

ココまでキレイになりました。

 

 

 

左奥に見えるのが新油モニター。(透明赤色)

中央ビーカーが劣化した廃ATF。(真っ黒)

 

右手前がクリーニングモニターで、

プレ洗浄後のATF状態です。(やや濁り気味)

 

 

新油と比べるとまだまだですが、

廃油と比べるとかなりマシになりましたね。

 

 

s-IMG_0585

 

 

 

走行距離17万キロでこの程度の汚れは、

10万キロ時にディーラーさんで

少量のATF交換をしているからかな?

 

 

しないよりか?は、した方がまだマシでしょう。

 

 

 

 

このまま20分ほどアイドリングで待機します。

 

 

 

 

 

 

s-IMG_7790

 

本命に使用するATFは

NUTEC ニューテック『NC-65』

 

全化学合成ATF(エステル系)

 

 

 

純正ATFよりも遥かに高額なATFですが、

一度使用するとリピート率高し。

 

 

ベースオイルには高価なエステル系基油を使用し、

微細化されたオイル分子構造がローフリクションに貢献。

 

均一で極薄・強靭な油膜性能は、

高負荷を掛け続けてもそんな簡単には劣化しません。

 

 

 

おそらく市販ATFでは

最強レベルのハイパフォーマンスATFだと思いますよ~。

 

 

s-IMG_0586

 

NC-65を使用したサーキット走行車両も

ATF交換をさせて頂いていますが、

走行中の上昇するATF油温と交換時のATFチェックを見る限り、

かなり耐熱性は高いと思います。

(レクサスIS-F IS350 IS250など)

 

 

ストリート走行レベルの負荷ではなかなか劣化しないので、

結果的には長く使用出来て経済的なんですよ~。

 

 

 

 

 

プレ洗浄油からNC-65に入れ替えて、

もう一度全量圧送式で交換します。

 

 

s-IMG_0589 s-IMG_0595 s-IMG_0597 s-IMG_0599 s-IMG_0603 s-IMG_0610

s-IMG_0608

 

 

キレイに入れ替わりましたね~。

 

ここまでキレイになれば、

次回交換推奨距離は6万キロとお伝えしています。

 

 

 

注意

NC-65は薄緑色のため色味が弱いです。

プレ洗浄油の赤色に干渉されますので、

色まではキレイに入れ替わりません。

 

 

 

 

s-IMG_8048 s-IMG_8049 s-IMG_8050

 

 

 

1ヶ月前の9月上旬 1回目の入庫時は、

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

を作業させて頂きました。

http://minato-motors.com/blog/?cat=192

 

 

(作業した車両を全てブログにアップしていない)

(作業台数が多すぎる為このCX-5も未掲載でした。)

 

 

 

s-IMG_8054

 

 

DSC後の効果に非常に満足して頂けたようで、

今回はATF交換のために2回目の入庫となったそうです。

 

 

 

 

s-IMG_8058 s-IMG_8103 s-IMG_8070 s-IMG_8087 s-IMG_8073 s-IMG_8090

 

 

 

こんな状態では本来のSKY-D2.2の性能は

発揮できないでしょう。

 

 

 

これもATF交換と同様で

作業難易度があまりにも高すぎるため

そんな作業(DSC)などしなくても良いとなっている

典型的な例でしょう。

 

 

 

ディーゼルなんて

空気を吸ってナンボのエンジンですから。

 

吸気系統をここまでキレイにすれば、

違いはスグに分かると思いますよ~。

 

 

s-IMG_8105

s-IMG_8097

 

 

DSCを作業してから

ATF交換の後日依頼が増えてきましたね。

 

非ディーラー整備工場の弊社が薦めるDSCをした後に、

ATF交換を後日依頼されるのはチョット嬉しい。

 

どちらもメーカー・ディーラー非公認作業。

 

お客様に認められた感がありますし、

DSCを開発して良かったなぁ~と感無量。

 

 

 

 

(もちろんDSC&ATF交換の同時依頼も多いですけど。)

 

 

 

 

s-IMG_9665s-IMG_9670

 

 

弊社の全入庫車両の90%は他府県ナンバーで、

その内の50%は関西圏以外になります。

 

 

 

 

 

茨城県水戸市から堺市までは約620km

ノンストップで走行しても8時間は掛かるでしょう。

 

交通費だけでも

かなりの額にはなるのではないでしょうか?

 

 

 

 

それを2往復で来て頂いたのは、

非常に有り難く感謝しております。

 

s-IMG_9672

 

今回はATF交換のみなのでお昼過ぎには作業を完了し、

大阪観光をされてお帰りになられました。

 

お気を付けてお帰りください。

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

Sky-D 2.2へのDSC作業は

基本的には一泊二日のお預かり。

(ただし条件付で特急日帰り作業も対応可能)

 

ATF交換のみなら約4時間で完了しますので、

朝入庫であれば日帰りにてお返し出来ますよ~。

 

 

 

 

 

ATF交換・DSCの御見積・ご予約は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

Happy Car Life!!

 

 

 

 

兵庫県 レクサスGS350 GRS191  ATF交換&DSCとサスペンション整備。  1週間預かりで作業しました。

s-IMG_9154

 

 

前回ブログでATF交換とDSCを作業したGS350。

http://minato-motors.com/blog/?p=15290

 

・ DSC+スパークプラグ交換

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

 

レクサス GRS191 走行距離101500km

 

 

 

 

 

1週間お預かりでそれ以外の予定していた作業も

平行して行いました。

 

 

 

s-IMG_0237 s-IMG_0243

 

 

デフオイル交換もNUTECをチョイス。

 

NUTEC NC-70 75W90

全化学合成ギアオイル(エステル系)

 

 

 

s-IMG_0254 s-IMG_0257 s-IMG_0259 s-IMG_0260 s-IMG_0261

 

カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200

 

 

エアコンの冷媒ガス量の点検は、

エアコンメンテの基本です。

 

 

多すぎても少なすぎても

冷えが悪くなる冷媒ガス量は、

重量管理で正確にチャージしましょう。

 

 

このGS350は規定充填量より

140gほど少なかったようですね。

 

 

 

コンプレッサー保護強化に

(NC-200コンプブースト)も同時に注入しました。

 

 

s-IMG_9157

 

次はショックアブソーバーを含めた

サスペンションリフレッシュ。

 

 

 

ショックアブソバーと周辺消耗部品も交換しますね。

 

 

s-IMG_9165 s-IMG_9166

 

 

まずはフロントから作業します。

 

アッパーマウントやバンプ、

上下のインシュレーターなどは同時交換。

 

 

位置決めを合わしてサクサク交換しますね。

 

 

s-IMG_9174 s-IMG_9173 s-IMG_9175

 

液封入タイプのロアアームリアブッシュ。

 

 

GRS系のサスペンションアームブッシュの中で、

唯一純正単体で部品供給され、

負担や負荷が大きいブッシュです。

 

 

お値段も非常に安価なので

ぜひ同時に交換して下さいね。

 

s-IMG_9176

 

リアサスペンションはマルチリンク式で、

ブッシュのみの供給はなく、アームASSYのみ。

 

 

リア側はブッシュ数が多いので、

分散されるのでしょうか?劣化度は少なめです。

 

 

リアアブソーバーと周辺部品のみを交換しますね。

 

 

s-IMG_9181 s-IMG_9182

 

 

今回使用したアブソーバーはトヨタ純正品を使用。(カヤバ製)

 

 

GS350 GRS191は新車時オプションで選択しなければ、

AVSなしのアブソーバーが装着されています。

 

(AVS無のアブソーバーは結構安いです。)

(5万キロを超えたらもうヘタってますよ~)

 

 

s-IMG_9189

 

 

アライメントリフトで1G締付をして、

軽く試運転をしてからホイールアライメントを調整します。

 

 

s-IMG_9190 s-IMG_9187

 

 

ハンター社 ホイールアライメントテスター

(ホークアイWA470)

 

最新鋭テスターのホイールに装着するターゲットは

軽量樹脂タイヤクランプ式。

(旧型のホイールリムに爪を引っ掛けるタイプではありません)

 

 

 

 

ターゲットとホイールとの接触面には

シリコンリングが装着されているので

ホイールを傷付ける心配がないですよ~。

 http://minato-motors.com/blog/?p=10832

 

 

 

 

s-IMG_9204 s-IMG_9205

 

 

高精度の水平レベルを維持する

ビシャモン マルチアライメントリフト。

 

 

通常の操作では左右のテーブルを

油圧で同調上昇させるのですが、

それでは水平レベルが確保できません。

 

 

 

 

ラッチを降ろしてリフトを下降し、

機械的にガッチリとロックしてから油圧を抜きます。

 

これで地上から80cmの位置に、

水平レベルが保たれたアライメント環境が整います。

 

 

 

 

 

s-IMG_9200 s-IMG_9202 s-IMG_9203

 

 

4センサー X 4ターゲット

 

4つのセンサーがターゲットを捕捉し、

ホイールアライメントを演算します。

 

 

s-IMG_9193

 

 

 

当たり前ですがショックを装着しただけの状態では、

バラバラな数値になってますね。

 

このままではダメですよね~。

 

 

 

s-IMG_9198

 

 

車体の下に潜り込み、

リモコンの数値を見ながら調整していきますね。

 

 

 

今回は車両基準値でバッチリ調整しました~。

 

 

シッカリとした足回りに、

スムーズなATフィーリング。

 

エンジンも好調になったので、

まだまだ楽しめるGS350になりました。

 

走行距離10万キロオーバーとは

誰も思わないでしょう。

 

s-IMG_9155

 

 

このGS350はメール予約時にショックアブソーバー交換と、

ATF交換&DSCのご相談を頂きました。

 

 

入庫日を決めてサスペンションの部品を事前入荷しておき、

1週間預かりで作業をさせて頂きました。(実作業日は約3日)

 

 

 

 

最近はATF交換・DSCやリフレッシュプラン以外にも、

1週間で整備をして欲しいというオーダーが増えてきました。

 

 

 

弊社は少人数で営業しており

かつ完全予約制のほぼ無休営業をしていますが、

それでも全てのオーダーを受ける事は難しい・・・。

 

(ここ数年の営業休日はお盆と正月休みぐらいかな?)

(年間350日ぐらいは営業しています。)

 

 

 

 

 

 

(ぜひミナト自動車で整備してほしい!)という要望があれば、

少しずつですが答えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

s-IMG_0161

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

先日にはHPもひっそりとリニューアルしました。

 

今まであった商品や整備メニューなどは

少し変更し削除したモノもあります。

 

また説明しきれてなかった整備の案内を増やしてみました。

 

 

 

 

 

ATF交換・DSC等のご予約ご相談は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。