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東京都からステージア NM35 リフレッシュプラン その1。  ドライアイスで煤除去作業。 直噴エンジンの定番整備。

東京都からお越しいただいたのは

ニッサン ステージア NM35

H16年式 走行距離11万キロ

 

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

なお今回はリフレッシュ整備をした箇所が多いので、

数回に分けてご紹介したいと思います。

 

 

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メールからのご相談では以下の事を教えてもらいました。

 

・おそらくフロント?からコーコーと異音がする。

(ハブベアリングか?)

 

・以前弊社ブログで見た同型車のDSCをしてほしい。

 http://minato-motors.com/blog/?p=19761

 

 

 

10万キロを超えても車両には大きな不具合はないが、

長く良い状態で使用する為のリフレッシュ整備を希望。

 

 

 

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予約入庫をしていただいて、まずは問診。

 

お車の不満点などを詳しくお聞きして、

今後の整備の流れなどをご説明しました。

 

 

 

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早速試運転をしてみると60km/hぐらいから響く異音。

 

おそらくフロント左ハブでしょう。

リフトアップしてから再確認しますね。

 

 

 

事前ホイールアライメントを測定して、

各数値を確認します。

(やや乱れているがそれほど酷い数値ではない)

 

 

 

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そして整備リフトに移動し、

車両全体を点検します。

 

 

 

排気ガスの数値を確認し、

バッテリーアナライザーで充電・発電状態をチェック。

 

スキャンツール(G-SCAN)を接続してライブデータを点検。

 

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下回りやエンジンなどを点検しながら、

整備が必要な箇所を見つけていきます。

 

 

 

デジタル・アナログ両面から点検して、

整備プランを考えるのですがここで重要なのが(予算)です。

 

 

(一体この愛車にいくらの整備費用を投入するのか?)

 

 

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リフレッシュと謳う以上は10年10万キロ走行した車両でも

(きちんとした整備をすれば全然違うよね!)と感じて欲しい。

 

 

そこで過去の整備暦や現在の不満点からメール相談の段階で、

(今回投入できる整備予算)をズバリお聞きしています。

http://minato-motors.com/blog/?p=12375

 

 

 

 

車種に合わせてお引き受けする最低予算は区切っていますが、

ここを曖昧にすると結果的にはリフレッシュが出来ず、

中途半端な整備に終わり(思ってたのと違う)となりかねない。

 

 

 

 

 

メールからの内容や過去の整備状況、

希望する整備や現状の不満点。

 

それらを考慮して予算的に無理な場合は

(それは無理ですよ~無駄金になるよ~)

(良い結果にはならないよ~)とやんわりお伝えしています。

 

 

 

 

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さてさて話を戻しますね。

 

 

 

 

そんな感じで整備プラン制作し御見積を提示。

 

愛車の現状とリフレッシュ整備箇所を説明して、

OKが頂ければ作業に着手します。

 

 

 

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DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

直噴エンジンのインテーク系に蓄積するカーボン煤を、

完全除去する弊社オリジナルのスペシャル整備メニュー

 

世界初のオンリーワン。

 

もともとはトヨタ直噴GRエンジン用に開発したのですが、

今回はその応用ですね。

http://minato-motors.com/blog/?cat=169

 

 

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インテークバルブが見えるまで、

各部品を分解していきます。

 

 

スロットルバルブやサージタンクの内側が、

EGRの煤で真っ黒になっていますね。

 

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VQ25DD直噴エンジン。

 

やっとインテークポートが見えてきました。

内部のバルブを確認しますね。

 

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トヨタGR直噴エンジンよりも、

さらに細いインテークポート内径。

 

カメラの焦点が合いづらく撮影がしにくいですね。

 

 

バルブのシャフトや傘部にはビッシリカーボンが付着し、

燃焼熱でカッチカチに固着していました。

 

 

またポート内径にもカーボン煤だらけで、

手作業での除去はほぼ絶望的・・・。

 

s-kkkk

 

弊社が独自に開発したDSCは、

今から4年前に誕生しました。

 

 

エンジンをオーバーホールせずに、

短時間で完璧にカーボン除去。

 

 

もちろんエンジンにはノーダメージで、

エンジンのコンディションを回復させます。

 

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車体をマスキングして、

ドライアイス3mmペレットを洗浄機に投入し、

特殊ノズルを装着して軽くワンショット。

 

 

 

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ペレットが直撃した部分だけキレイに剥離しましたね。

 

 

ここから数種類のノズルとアダプターを組み合わせて、

バルブとポート内径を洗浄していきます。

 

 

 

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燃焼室に煤やペレットが入らないように、

圧縮上死点にセットして作業しました。

 

 

バルブ本来の形状に戻り、

あきらかに吸気の流れが良くなりそうでしょ!

 

 

s-スワール

 

 

エンジンはガソリンと空気がキレイに混ざり、

混合気になってから点火燃焼するのが理想。

 

 

ですが直噴の場合は完全な混合気が出来る前に、

点火燃焼が始まる時もあるので、どうしても煤が出やすい。

 

 

そして構造上インテークバルブに煤が付着しやすく、

走行が進むと徐々に蓄積して硬化固着する。

 

 

s-bbb

 

煤になるという事は燃料がパワーに変換出来ていない。

簡単に言えば(ガソリンを無駄にしている)のです。

 

 

 

DSCはエンジン本来のパフォーマンスに戻す為の

(清掃系整備)だとお伝えしています。

 

 

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ガンコな煤固着もこんな感じでピッカピカ。

 

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スワールコントロールバルブもDSCで洗浄し、

ガスケットは純正品で交換します。

 

 

スロットルボディも清掃して、

各学習値を初期化リセット。

 

 

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とりあえずこれでDSCは終了です。

 

(DSC後のレビューは他のリフレッシュ整備と合わせて紹介します。)

(ユーザーさんからレビューのメールをいただいていますので)

 

 

 

 

 

リフレッシュプランはこのまま他の作業に進みますが、

ニッサンVQ25DD直噴エンジンへのDSCだけの依頼なら、

日帰りで作業は完了しますよ~。

 

 

 

次回ブログでは引き続きステージアNM35の

サスペンション整備などをご紹介しますね。

 

 

リフレッシュプランはまだまだ続きます~。

 

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

 

 

アベンシス ZRT272 CVTF完全圧送式交換 for ニューテック。   予防整備と過剰整備は紙一重。

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滋賀県からお越しいただいたのは

トヨタ アベンシスワゴン ZRT272

H27年式 走行距離23800km

 

 

 

CVTF交換のご依頼です。

 

 

まだ23000kmしか走行していないので、

CVTFの劣化による交換依頼ではありません。

 

 

ハイパフォーマンスCVTFのNUTEC ニューテック(NC-65)

への完全圧送式交換を希望され予約入庫しました。

 

 

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問診をして試運転を実施し、

フルードチェックをして作業を始めます。

 

 

なるべく効率良くフルードを入れ替える為に、

まずはオイルパンを外してCVT内部のフルードを排出します。

 

さらにストレーナーも外して、

バルブボディ内部の残留フルードも排出させました。

 

 

 

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トヨタCVTには基本的にCVTFストレーナーの

メーカー部品供給はありません。

 

 

 

部品の供給設定がそもそも無いので、

ストレーナーを交換したくても、

正規ルートでは部品が手に入らないのです。

 

(ATやHV用CVTの場合はメーカー部品供給はあります。)

 

 

 

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そこで海外某ルートを通じて秘密裏に入手しました。

 

もちろんトヨタ/レクサスの純正品(平行)ですよ~。

 

 

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外したオイルパンを洗浄して、

磁石の鉄粉を除去します。

 

ガスケットは部品供給がありますので、

こちらは正規純正品で交換しました。

 

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組み付け後に排出された分のCVTFフルードを補充。

 

使用するCVTFはNUTEC NC-RF リンシングフルード。

 

 

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ほぼ無色に近いニューテック謹製プレ洗浄専用の

スペシャルリンシングフルードです。

 

 

高品質なベースオイルを使用しているので

CVT、AT、DCTにも対応しています。

(ただし高負荷走行は出来ないのでプレ洗浄時のみ)

 

 

 

 

1年半ほど前に弊社がニューテックさんに企画を提案して、

特別に製造していただきました。

 http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

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CVTFチェンジャーに接続して、

まずはNC-RFでプレ洗浄しますね。

 

 

交換効率の高い圧送式でイッキに全量交換します。

 

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走行距離が23000kmなので、

この時点で結構きれいになりました。

 

 

 

このまま15分間ほどアイドリング状態にして、

リンシングタイムとしています。

 

 

 

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今回使用する本命CVTFはNUTEC 『NC-65』

100%化学合成フルード (エステル系)

 

 

極薄で強靭な油膜性能は市販フルードでは最強でしょう。

 

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ローフリクション・ハイパフォーマンスを

高い次元で実現する。

 

 

 

万人にオススメする商品ではなく、

愛車の出来るだけ良い状態で使用したい人向けの

マニアックな商品だと思いますよ~。

 

 

 

想像以上に高額なフルードですが、

弊社でのフルード指名率はダントツで、

数年後にリピート再交換される方が非常に多いです。

 

 

みんカラなどのSNSでも評判は上々ですよね。

 

 

 

年間何百リットルのNC-65を使用しているので、

そろそろNC-65を200Lドラム売りにして欲しいなと。

 

 

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NC-RFからNC-65にペール缶ごと入れ替えて、

もう一度圧送式で全量交換しますね。

 

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

この後に調整用にもう少しNC-65を注入してから、

油温を冷やしてからレベル調整を行います。

 

 

油温検出モードに入れて確実のフルード量を調整しました。

次回交換推奨距離は約6万キロとお伝えしています。

 

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CVTF交換のオプション整備

・電子制御スロットルボディ 清掃初期化

・カーエアコンリフレッシュα for NUTEC NC-200

 

 

 

 

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スロットルに少しずつ蓄積するカーボンを除去して、

再学習を行いアイドリングの安定化。

 

 

 

 

 

 

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年々減少するAC冷媒ガスをリセット&リチャージ。

多くても少なくてもACの効率が落ちますので、

数年に1回は冷媒ガスを点検しましょう。

 

 

 

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まだ5年目の車両なのでそこまで冷媒ガスが減少していませんが、

NC-200のコンプレッサーオイル同時注入で、

さらに効率よくエアコンを使用し機械負荷も下がるでしょう。

 

 

 

 

 

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まだ23000kmのアベンシスにここまで整備するのは、

過剰整備でしょうか?予防整備でしょうか?

 

 

もしユーザーさんが望まないのなら過剰整備。

 

自ら愛車のコンディションを向上&維持を考えているなら、

予防整備になると思いますよ~。

 

 

このアベンシスは今後5万キロ以上走行するまで、

CVT・スロットル・エアコンのメンテは不要でしょう。

 

長~く良い状態で使用出来るとお伝えしました。

 

 

 

s-無題

 

 

(純正同等フルード)と(NUTECのフルード)の圧送式交換

作業内容は同じで使用するフルードが違うだけ。

 

 

安価な純正同等品を使用しても、

今回のアベンシスと同様の作業をすれば、

それなりに費用は掛かるでしょう。

 

 

 

NC-65で補充やプレ洗浄までに使用すれば、

とんでもない差額になりますが、

最後の圧送式交換時のみに使用するので、

そこまでの価格差にはならないのです。

 

 

 

 

エンジンオイルに高額なオイルを使用すると、

なかなかの年間ランニングコストが掛かりますが、

ATFやCVTFはそんなに頻繁に交換するフルードではありません。

 

 

 

安価なフルードをマメに交換するのも良いですが、

高性能フルードを長く使用するのもアリだとお伝えしています。

 

 

 

そしてもっと重要なのは、

なるべくミッション内部のキレイな状態にし

汚い劣化したフルードを長く使用しない事だと思っています。

 

 

 

 

 

CVTF交換・ATF交換の御見積ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

デミオ・CX-3 スカイアクティブ1.5D 煤除去作業。  こうみると2.2Dと1.5D どちらも煤は溜まるのかな。

新潟県からお越しいただいたのは

マツダ デミオ DJ5FS

H27年式 走行距離 10万キロ

 

 

 

スカイアクティブ1.5Dの吸気系に蓄積する煤除去作業。

 

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

を一泊二日で依頼されました。

 

 

 

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軽く問診をして試運転。

 

エンジンを少し冷やしてから、

インテーク&EGR系の部品を分解します。

 

 

 

 

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デミオ/CX-3 SKY-1.5DのDSC作業は

ここ数ヶ月で多く依頼され作業しました。

 

 

2.2Dと比べて予想以上にエンジルームが狭い。

(E/Gルームが狭い=整備作業がしずらい。)

http://minato-motors.com/blog/?tag=cx-5

 

 

 

非常に作業がやりにくく目視もしずらいのですが、

何とか手探りでナット・ボルトを緩めていきます。

 

 

 

CX-3になると少しエンジンルームに余裕があるので、

少しだけマシですかね~。

 

 

 

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外した樹脂製インテークマニホールドには、

水冷インタークーラーが内蔵されています。

 

こちらも後に分解洗浄をしますね。

 

 

 

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エンジンのインテークポートの状態を確認します。

 

どれだけ煤が蓄積しているのでしょうか?

 

 

 

 

 

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2.2Dよりも一回りほど小さいインテークポートの内径。

 

約8mmほど煤が蓄積し、

吸気の経路が狭くなっていますね。

 

 

内部に光が届かないので、

カメラのピントが合わず撮影がやりにくいな~。

 

 

 

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インテークマニホールド側にもタップリの煤蓄積。

 

内壁にビッシリとコビリ付いていますね。

 

 

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EGR導入口の近くにある水冷インタークーラー。

 

 

導入口の吸気上流にあるので基本的には汚れないはずですが、

吸気の脈動と乱気流の影響でしょうか?結構汚れていますね。

 

 

ブローバイのオイルと煤でベトベトですね。

 

 

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マニホールド内部を軽くホジホジしてあげると、

こんな感じで大量の煤が出てきました。

 

この車両はサラサラ系の煤でした。

 

 

ポロッと剥がれた煤塊はなかなかの大きさですね。

 

 

 

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マスキングをして完全防備。

 

ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

(昇華爆発力と熱収縮)

ドライアイス特性を利用した洗浄方法。

 http://minato-motors.com/dsc/

 

 

s-kkkk

 

 

 

それでは軽くショットしてみますね~。

 

 

 

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ドライアイスペレットが直撃した部分だけキレイになりました。

 

 

複雑な形状のインテークポートと、

その最深部にあるインテークバルブ。

 

特殊ノズルを使い分けて完全除去していきますね。

 

 

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バルブ傘部に強固に固着した煤も、

バルブシャフト裏にコビリ付いた煤も、

全てキレイに除去できました。

 

 

 

傘部の煤は燃焼熱に近いので、

カッチカチに固まっていましたよ~。

 

 

もちろん圧縮上死点にセットして燃焼室には、

煤やペレットは混入しませんのでご安心ください。

 

 

DSCはエンジンに(ノーダメージで短時間に完璧に)が、

ウリですから。

 

 

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インテークマニホールドやEGRバルブ、

吸気シャッターバルブなども除去完了。

 

 

 

 

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内蔵インタークーラーもキレイになりました~。

 

 

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再利用出来ないのはガスケットのみ。

 

全て純正品で交換しています。

 

 

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元の状態に組み立てて、エンジンを始動。

 

完全暖機後に各学習値や、

燃料噴射量補正を再学習させました。

 

 

 

 

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ラジエターキャップの気密性が悪く、

冷却ラインに内圧が掛からない。

 

これでは夏場にはオーバーヒートになりますよ~。

 

 

 

 

キャップのゴムパッキンの劣化ですね。

常時在庫しているので新品と交換。

 

 

これでアッパーホースがカチカチに固くなるほど、

内圧が確保出来ました。

 

 

 

 

 

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試運転をしてから翌日に冷却水のレベルを調整して、

無事納車となりました~。

 

 

 

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空気を吸ってナンボのディーゼルエンジンで、

吸気抵抗が増えて流入量が減れば、

新車時の性能は発揮出来ないでしょう。

 

 

 

(10万キロ走行しているから、

新車時からの性能が劣化するのは仕方がない。)

 

そう思うのは少しモッタイナイと思いませんか?

 

 

 

 

 

 

今の国産車は適材適所の整備を行えば、

まだまだ快調に走ってくれるでしょう。

 

 

 

 

 

(メーカーやディーラーが推奨する整備だけが全てではない)

大阪府堺市の小さな整備工場から、日本全国のユーザーに向けて

小さな声でアナウンスしています~。

 

 

 

 

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=21403

 

今年のGW10連休は限定予約作業のみ受付中。

 

DCSなどは一泊お預かりになるので、

GW期間の宿泊施設の予約も考慮すると、

お早めのご相談をお待ちしています。

 

 

 

DSC等のご予約・御見積は、

HP(お問い合わせフォーム)から宜しくお願い致します。

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

(お知らせ)GW10連休も営業しています。 でも作業内容は限定的に。 時間が読めない作業は無理よ~。

(お知らせ)

 

ご存知のように今年のGWは10連休。

(4月27日~5月6日)

 

 

 

お休みの方も多いとは思いますが、

弊社は今年のGW期間も営業していますよ~。

(毎年GWは普通に営業してるので。)

 

 

 

自動車整備業界はもれなくGW期間中はお休みでしょう。

当然メーカー部品や部品商なども一斉に休みになるはずで・・。

部品が無ければ整備や交換作業が進まない・・・。

 

 

 

 

そこで基本的にスケジュールが組みやすい

&読みやすい作業に限定して受付をしようと・・・。

 

 

前もって部品を取寄せておいて、

普段から日帰りor一泊で引き受けている作業だけなら、

部品商が休みでもトラブル無く進むと思います。

 

 

 

 

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そこで今回は通常営業ではなく予約内容を、

以下の作業のみに限定する事に決めました。

 

《予約受付している限定作業》

・ATF圧送式交換

・CVTF圧送式交換

及び各オプション整備

 

 

・DSCドライアイス・ショット・カーボンクリーニング

及び各オプション整備

 

 

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オプション整備はブログでよく登場する以下の整備。

 

・AT/CVT オイルパン洗浄 ストレーナー交換

・カーエアコンリフレッシュα for NC-200

・スロットルボディ清掃 初期化

・デフオイル交換 for NUTECオイル

・LLC圧送式交換  などなど

 

あくまでもオプションなので、

オプション整備のみのご依頼は不可としています。

 

 

車種やモデルによっては作業不可もありますが、

ここ1年以内のブログで登場しているオプション整備は、

車種にあわせて作業可能です。

 

 

 

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なおリフレッシュプランなどの重整備や軽整備などは、

GW期間中は引き受け不可となります。

(作業時間と納車時間が読めないので)

 

 

 

 

普段から弊社のブログを見ているが、

あまりにも遠方の為に躊躇している方。

 

こんな機会にブログで紹介している作業をしてみませんか??

 

 

GW期間中のご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

少しずつGW予約が埋まってますが、

まだ余裕がありますのでお早めに~。

 

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

トヨタ マークX GRX130 ATF交換・DSCなどなど定番整備の5点セット。  ミナト自動車は大阪府堺市にありますよ~

神奈川県からお越しいただいたのは

トヨタ マークX GRX130

走行距離45000km

 

 

・ATF完全圧送式交換

・DSC ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング

・デフオイル交換

・LLC圧送式交換

・カーエアコンリフレッシュα

 

弊社ではトヨタ・レクサスFR車の定番整備になっている

5点セットを依頼されました。

 

 

 

 

 

予約来店から問診と作業説明。

 

試運転をしてコンディションをチェックしてから、

実作業が始まります。

 

 

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まずはDSCからしましょうか。

 

 

ガソリン直噴エンジンのインテーク系に

蓄積する大量のカーボンを完全除去。

 

 

直噴は構造上でインテークバルブ周辺に煤蓄積し,

燃焼の弊害になるのはご存知だと思います。

 

s-スワール

 

簡単に言えばガソリンと空気との攪拌が

煤蓄積によりバルブ形状が大幅に変わる。

E/G設計時とは異なり不完全な混合気で点火燃焼。

 

 

完全気化していないガソリンは煤となり、

パワーに変換出来ず無駄になる。

 

 

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論より証拠。

 

エンジン吸気系の部品群を分解して、

状態を確認してみますね。

 

 

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樹脂製サージタンクを外し、

スワールCバルブも外しました。

 

 

6気筒12ポートのインテークポートと

インテークバルブを確認しますね。

 

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バルブシャフト部にカマキリの卵状の煤塊と、

バルブ傘部にはガチガチのカーボン蓄積。

 

 

スムーズに抵抗無く流れるはずの吸気が乱れ、

理想的だったE/G設計時の吸気渦が作れない。

 

 

ほんの少しのガソリンの無駄も、

チリが積もれば山となるのでは?

 

 

 

s-kkkk

 

弊社オリジナル整備(DSC)

ドライアイスの3mmペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

 

 

強固に固着したカーボン(煤)をエンジンにノーダメージで、

短時間で完璧に除去します。

 

 

 

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マスキングをしてボディをガードし、

DSC特殊ノズルをセットして軽くショットしますよ~。

 

 

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ドライアイスペレットが直撃した部分だけ、

キレイになりました。

 

アルミ素地がハッキリ見えますね。

 

 

 

 

数種類あるDSCのアダプターとノズルを組み合わせて、

本格的に除去すればココまでキレイになりました~。

 

 

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奥深いポートも奥から手前まで全て洗浄しています。

 

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スワール・コントロールバルブや

サージタンクもDSCで洗浄しました。

 

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ガスケットを交換して組み付けし、

スロットルも清掃してからエンジン始動。

 

暖気後に初期化作業を行いました。

 

 

 

 

 

次はATF圧送式交換に移ります。

 

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ATFの状態を確認してから、

ATオイルパンを外しました。

 

 

磁石に付着した鉄粉を除去して、

オイルパンを洗浄します。

 

 

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ストレーナーとオイルパンガスケットは交換し、

磁石は洗浄して再利用します。

 

 

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オイルパン洗浄で4Lほど排出したATFを補充にも、

この後に行うプレ洗浄にもNUTECニューテック(NC-RF)

リンシングフルードを使用します。

 

 

完全暖機後に圧送式アダプターを装着して、

まずはプレ洗浄を行いますね。

 

 

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ニューテックNC-RF(仮名)

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

弊社がNUTECさんにお願いして開発していただいた、

スペシャルリンシングフルード。

 

 

ATFチェンジャーに接続して、

イッキに圧送式で全量交換を行いますよ~。

 

 

 

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走行距離が5万キロ未満なので結構キレイになりましたね。

このままアイドリング状態で15分間のリンシングタイム。

 

 

 

 

ここからやっと本命ATFで再交換します。

 

 

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NUTEC史上最高峰のハイパフォマンスATF

『NC-65』  全化学合成油(エステル系)

 

 

 

極薄で強靭な油膜性能はおそらく市販ATFでは最強でしょう。

 

(ローフリクション・ハイパフォーマンス)

6速以上の多段ATにはオススメしています。

 

 

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また耐熱性が非常に高いベース基油を贅沢に配合しているので、

熱劣化に強くロングライフ化にも有効です。

 

 

ハイパフォーマンスを求めてもOKですし、

ストリート走行でロングライフ可もアリでしょう。

 

ただしフルード単価が結構高額。

(でも弊社では指名&リピート率は高いですね。)

 

 

 

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ATFチェンジャーにセットして、

もう一度圧送式で全量交換しますね。

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

ここまでキレイになれば次回推奨交換距離は6万キロ。

 

高回転・高負荷を掛けるほど真価を発揮し、

切れのあるシフトフィーリングをお楽しみください。

 

 

一度冷却してからフルードレベルの調整は、

油量検出モードにしてから規定温度でバッチリ調整しました。

 

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デフオイルのニューテックギアオイル。

 

こちらもNC-65と同様に全化学合成のNC-70 75W90。

 

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ドレンボルトの鉄粉を除去して、

手押しポンプで注入します。

 

純正中空ガスケットを交換してトルク締めしました。

 

 

 

 

 

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(DSC&ATF交換のオプション整備)

・LLC圧送式交換

・カーエアコンリフレッシュα

 

 

 

LLCも圧送式で全量交換しますよ~。

 

ラジエターリフレッシャーを接続してエンジン始動、

LLCを脈動圧送し冷却ラインに送り込みます。

 

グルッと回って排出されたLLCは

高密度Wフィルターでろ過します。

 

 

 

 

 

5ミクロン/25ミクロンのフィルターを通過したLLCは、

エンジン/ラジエター/ヒーターコアに再び送られて、

冷却ラインを何回も循環していくのです。

 

 

トヨタGR系エンジンの場合は30分以上は圧送し続けて、

サーモスタットが完全に開くまで続けます。

 

 

 

 

計算上は毎分7L x 30分 =210Lぐらいは、

冷却ラインを循環しているでしょう。

 

 

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最後にLLC再生強化剤で防錆/消泡性能を補強し、

エア抜き作業でライン内の空気を排出させました。

 

 

LLCリザーバータンクのレベル調整も行いますよ~。

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュα で、

年々減少するAC冷媒ガスをチェック。

 

同時にNUTEC NC-200を注入して、

コンプレッサーオイルも補強します。

 

 

NC-200のオイルも最高品質の

全化学合成エステル系ベースオイルを使用。

 

 

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さすがに平成22年式で5万キロ未満なので、

冷媒ガスの減少は少ないですが予防整備には有効ですね。

 

 

 

 

 

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全国各地から高速道路をぶっ飛ばし、

高額な高速道路代を負担して、

朝10時に弊社に入庫していただいています。

 

 

 

とても感謝をしていますが、

そのお気持ちには正確な作業でお返ししようと。

 

 

 

 

 

 

今回紹介した全く同じ内容の5点セットを、

一泊二日で出来る整備工場は日本でおそらく弊社だけでしょう。

 

もし出来る整備工場がお近くに有ったとしても、

(ぜひ大阪のミナト自動車で作業して欲しい!!)と

思われるような整備を心掛けています。

 

 

 

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弊社の場所は大阪府堺市の世界遺産を目指している

世界最大規模の古墳群(仁徳陵古墳)のスグ横。

 

 

 

弊社から大阪中心地キタ・ミナミまでは、

目の前のJR阪和線もず駅から電車で30分以内。

 

USJも電車で40分で代車なら30分で到着するでしょう。

 

 

宿泊するホテルもキタ・ミナミ以外であれば、

結構リーズナブルだと思いますよ~。

 

 

 

まぁ~折角大阪に来られたのですから、

どうぞどうぞ大阪観光でもお楽しみいただいて、

その間に依頼された整備は完了しています。

 

 

 

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ATF交換・DSCのご予約/御見積は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

 

出来るだけその日のうちに返信するようにしていますが、

少し遅れても3日以内にはメール返信をさせて頂いています。

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございました。

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

後日オーナーさんからレビューをいただきましたので、

原文をそのまま添付します。

 

昨日は、マークXの整備ありがとうございました。帰り道、約480kmを走って、リッターあたり約2.5kmくらい燃費が向上しました。体感的には、変速がスムーズになって、全ての回転域で、トルクフルになっていました。特に時速100kmあたりからの加速は、非常に良くなりました。伸びがいいと言うのか、ストレスなく加速していく感じがします。メーターを見て、思わずアクセルを緩める感じでした。今回、DSCとATF交換、清掃が主の整備でしたが、復活したと十分に実感できた整備でした。ありがとうございました。以上