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レクサス GS-F ATF完全圧送式交換。 お盆期間中は工事中。

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広島県からお越しいただいたのは、

レクサス GS-F URL10

走行距離4500km

 

 

ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

純正ATFからニューテックNC-65への全量交換。

出来るだけキレイに入れ替わるようにとオーダーされました。

 

 

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オイルパン脱着洗浄 ストレーナー交換 磁石鉄粉除去。

 

まだ4千キロの走行距離なので、当然ですがすごくキレイです。

 

 

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ここからまずはプレ洗浄。

 

NUTEC スペシャルリンシングフルード NC-RF(仮名)で、

全量交換します。

 http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

ATFチェンジャーを接続してスタート。

 

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透明度は十分キレイなのですが、

赤色の着色料がまだ残っていますね。

 

 

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もう説明不要のNUTEC最高峰ATF

『ニューテックNC-65』全化学合成ATF(エステル系)

 

ローフリクション・ハイパフォーマンス

 

市販ATFでは最強スペックのNC-65で、

もう一度圧送式で交換しますね。

 

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ほぼほぼキレイになりました。

 

一度冷やしてから油温検出モードに入れて、

規定温度でレベル調整を行います。

 

 

レクサスのATFを完璧に交換されたい方は、

どうぞご用命くださいね~。

 

 

 

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ATF交換オプション整備

・リアデフオイル交換 for UW-76 75w140

・リアトルクベクトリングデフオイル交換 for NC-65

 

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ドレンからオイルを排出して、

ガスケット等は新品に交換しトルク管理で締め付け。

 

 

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サクサクッと交換させていただきました。

 

 

 

 

レクサス GS-F RC-F IS-FのATF交換依頼は非常に多い。

・純正ATFはチョットね・・・。

・ATのポテンシャルを最大限に引き出したい。

 

レクサス・トヨタ8速ATとの相性が抜群!!

NUTEC NC-RF&NC-65での圧送式交換を

弊社ではオススメしています。

 

 

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(お知らせ)

 

8月10日から18日までは

弊社の予約作業受付は不可となっています。

 

実は去年の台風で被害を受けた弊社工場の屋根修理が、

やっと着工出来る事になりました。

 

今まで屋根修理業者さんが大忙しだったので、

ようやく弊社の順番が回ってきたようです。

 

 

屋根全面をカバー方法でリフレッシュして、

空気層を確保して上部から排出する予定です。

これで少しは工場の室温が下がれば良いのですが・・。

 

 

工事中にお預かりしているお車に物が落ちて、

傷を付けてしまう可能性もあり得ますので、

工事期間中は入庫不可とさせていただきました。

 

お盆期間中もメールでの受付はしていますので、

数日以内にはご返答が出来ると思います。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

マツダ アテンザワゴン DSC&ATF交換依頼。 スカイアクティブ2.2Dのオススメ整備メニュー。

広島県からお越しいただいたのは、

マツダ アテンザワゴン GJ2FW

走行距離55000km

 

 

 

(スカイアクティブ2.2Dの定番整備)

・DSC ドライアイスショットカーボンクリーニング

・ATF圧送式交換 for NUTEC

・カーエアコンリフレッシュα

 

 

1泊2日のお預かりで作業をさせていただきました。

 

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スカイアクティブ ディーゼルの

吸気系に蓄積する煤除去作業。

 

DSCドライアイスショットカーボンクリーニングは、

バッチリ商標登録も取得していますよ~。

 

 

DSCはオンリーワンの唯一無二。

 

 

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インテーク系の部品をサクサク分解していきます。

 

 

今回はエンジン側のインテークポートは、

煤の蓄積は少ないですね。

 

 

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インテークマニホールドの入り口にある

吸気シャッターバルブも確認します。

 

 

 

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吸気シャッターバルブには、

大量の煤が蓄積していますね。

 

 

 

 

インテークマニホールドの入り口を確認すると・・・。

 

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半分以上の吸気経路が塞がっており、

EGR出口の四角い穴もほぼ塞がりそう。

(ここまで酷いと原型が分からないですね。)

 

 

 

このままもう少し放置すれば、

恐らく警告灯が点灯するでしょう。

 

タイミング的には良かったと思います。

 

 

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インテークマニホールドの出口は

そこそこ蓄積していますが、EGR出口があの状態なので

下流側はこの程度の蓄積なのでしょうね。

 

 

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ここで使用するのがドライアイス洗浄機。

 

ドライアイスのペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

(昇華爆発力と熱収縮)

ドライアイスの特性を利用して煤を除去しますね。

 

 

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軽くワンショットでこれぐらいの煤なら吹き飛びます。

 

 

複数のノズルとアダプターを使い分けて、

(エンジンにノーダメージで短時間に完璧に)

DSCのキャッチフレーズ通りにキレイに除去を続けます。

 

 

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目視では見えないポート奥や、

インテークバルブ傘部に付着した煤も完全除去。

 

4気筒8ポート全てキレイにしました。

 

 

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インテークマニホールドや吸気シャッターバルブ、

EGRバルブなども除去完了。

 

 

あきらかに吸気の流れが良くなったと思いませんか?

 

 

ディーゼルなんて空気を吸ってナンボのエンジンですから、

あそこまで塞がると本来の性能は発揮出来ないでしょうね。

 

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DSCオプション整備のインタークーラー洗浄。

 

インタークーラー内に溜まるブローバイオイルを洗い流します。

 

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ガスケットは純正新品で交換します。

元の状態に組み立てました。

 

 

 

 

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次はATF圧送式交換。

試運転後にフルードチェックして作業を始めます。

 

 

 

NUTECさんに依頼して作っていただいたスペシャルフルード

(ニューテック NC-RF仮名)でまずはプレ洗浄を行いますね。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

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廃油と比べるとかなりキレイになりましたが、

NC-RF新油と比べるともう少しってとこでしょうか。

 

 

15分間のアイドリングタイム。

 

次は本命ATFのNUTEC NC-65で、

もう一度圧送式で交換します。

 

 

 

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スカイアクティブ6速ATに対して、

数えきれないほどATF交換をしてきましたが、

(NC-RF)&(NC-65)の組み合わせがBEST of BEST。

 

 

全化学合成(エステル系)のNC-65の

パフォーマンスを最大限発揮させるために

NC-RF仮名が誕生しました。

 

 

 

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ほぼ完璧に入れ替わりましたね。

 

 

ここまでキレイになれば、

次回交換推奨距離は約6万キロ。

 

スムースかつローフリクション、

ハイパフォーマンスのシフトフィーリングをお楽しみ下さい。

 

 

ATFクーラーを洗浄してから、

規定温度でフルードレベル調整を行いました。

 

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デンゲン社(エコマックスJr)

全自動冷媒回収再生充填装置

 

 

カーエアコンリフレッシュαで、

AC冷媒ガスをリセットします。

 

 

同時にニューテックNC-200をセットして、

コンプレッサーオイルを強化しますね。

 

 

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結果的には約110gほど、

冷媒ガスが少なかったようですね。

 

490gの規定量で正確にリチャージ完了です。

 

 

 

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全ての作業を終えてエンジンの学習値初期化と、

燃料噴射量の再学習を行います。

 

エンジンの完全暖機後に冷却ラインの内圧テスト。

 

この時にラジエターアッパーホースが柔らかければ、

間違いなくラジエターキャップの気密漏れ。

 

今回の不良のために新品キャップに交換しました。

 

 

 

ここまで作業をすれば、

本来のスカイアクティブに戻るでしょう。

 

ディーラーさんもまだ知らない、

車種に合わせたメンテナンスを提案させていただいています。

 

 

 

 

連日の猛暑に連日のDSC&ATF交換依頼。

流石にこの時期は体力的に厳しいですね。

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レクサス LS460 サスペンションリフレッシュ&ATF完全圧送式交換。 エアサス交換はどこでやっても一緒と思いますか?

兵庫県からお越しいただいたのは

レクサス LS460 USF40

走行距離112000km

 

 

ATF交換とサスペンション整備を含めた

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

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メールでのメイン相談内容は

ATF交換とサスペンションのリフレッシュ。

 

 

 

新車時から整備をしているディーラーさんに

上記2点を相談するとやや消極的。

 

ユーザーさんとしては機械である以上は劣化するので、

予防整備を兼ねて依頼したようですが、

あまり良い返事が無かったそうです。

 

 

そこで弊社のブログを見ていただいて、

メール相談から予約入庫となりました。

 

(ちなみにLS460以外の車種とは

リフレッシュプランの内容は若干違います。)

 

 

 

 

試運転をしてから車両チェックして、

予定していたサスペンション等を分解しますね。

 

まずはフロントから始めます。

 

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エアサスやハブナックル・サスアーム類、

ブレーキやP/Sギアボックス等を全て外しました。

 

残されるのはサブフレームのみ。

 

 

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巨大なエンジンを支えながらサブフレームを降ろして、

エンジンマウントインシュレーターを3点交換しました。

 

 

LS460 V8エンジンでも10万キロを超えてくると、

結構微振動がボディに伝わるようになりますね。

 

 

LS460本来の静粛性を取り戻しましょう。

 

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次はサスペンションアームを交換します。

 

これらの部品は前金をいただいて先行発注しています。

(入庫してからの発注だといつ入荷するか分からないので。)

(欠品でバックオーダーになると長い入荷待ちになります。)

 

 

 

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アッパーアーム2本 ロアアーム2本、

左右合わせて計8本を交換しました。

 

 

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後期モデルの対策済みロアアームブッシュでも、

バックリ裂けてブラブラでした。

 

 

 

 

 

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ニューマチックシリンダー(エアサス)も交換します。

 

 

令和元年時点では前期のエアサスと後期のエアサスでは、

1本約3万円ぐらいの価格差があります。

(ノーマル4本で約12万円の定価UP)

 

 

ちなみに安いのは後期モデルで、

前期は価格改正が年々酷く、高額ですよ~。

 

 

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100km/hぐらいの速度領域で

微かな異音が気になるそうで・・・。

 

 

これが原因かは不明ですが、

負荷の受けやすいフロント側で、

ボルトオンで交換出来る簡単構造。

 

 

手で回したB/Gの感触がやや軽く感じたので、

予防整備として今回は交換する事になりました。

 

 

ここまで分解している時に同時交換すれば、

工賃負担は少しで済みますよ。

 

 

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リア側サスペンションアームのブッシュは、

フロントほど劣化していませんでした。

 

 

リアマルチリンクの場合はフロント側に比べて、

ブッシュへの負荷が小さいので、

比較的破損や亀裂は少ない傾向です。

 

 

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今回はリアシートを分解して、

ニューマチックシリンダーのみ交換しました。

 

 

 

 

 

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ブレーキは良好で清掃のみでOK。

 

ブレーキパッドフィッティング用スプリングが、

1点付いていなかったのでKITで交換しました。

 

 

 

 

ブレーキ・タイヤを装着し、リフトを降下します。

 

エアサスのエアーが無い状態で完全に降ろすと、

底付してしまうので程よい高さでキープ。

(フェンダーアーチとタイヤの隙間をほどほどで。)

 

 

エンジン始動でエアサス用エアポンプを作動させて、

ニューマチックシリンダーにエアを充填。

 

徐々に車体が持ち上げられてHEIGHT HIGHになり、

その後ノーマル車高に戻します。

 

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エアホースからのエア漏れを泡でチェックして、

アライメントリフトに移動します。

 

 

 

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アライメントリフトに移動し、

4輪が接地状態でリフトアップ。

 

仮締め状態のボルトナットには、

忘れないように黄色のテープを張り付けています。

 

(まだ仮締めだよ!1Gで締めろ!)という目印ですね。

 

 

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そこから各アームブッシュを1G締め付け。

 

ブッシュの不要なテンションを開放して、

ボルトナットを締め付けますね。

 

 

 

この1G締め付けしないとブッシュに捻じれが発生し、

寿命も大幅に短くなります。

 

LS460に限った作業ではないのですが、

サスペンション整備の基本的な必須作業になるでしょう。

 

 

 

 

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1G締め付け後に軽く試運転をして、

ブッシュ等を馴染ませます。

 

 

そして車高の調整作業。

レベル調整用のボルトとナットを回しながら、

微調整するのですがこれも時間が掛かります。

 

調整しては車高をハイにしてまたノーマルに、

落ち着いてから高さを測定。

 

下に潜り調整して、運転席で車高操作の繰り返し。

 

 

 

 

 

そこからやっとホイールアライメントを調整出来ます。

 

 

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ちなみに調整前の部品を組付けただけの状態だと、

こんな感じでホイールアライメントはバラバラですね。

(LS460はアライメント調整幅と調整個所が多いよ~。)

 

 

ただ部品をチェンジしただけでは、

サスペンション整備とは言えないでしょう。

 

 

 

 

 

ちなみにレクサス整備書ではアナログ測定機器を使用して、

ホイールアライメントを調整しなさいと記載されてありますが、

それはかなり無理では??と思います。

 

 

アナログな機器でキャンバー・キャスター・SAI、

包括角度にスラスト角などを測定調整するのは、

恐ろしく時間が掛かるでしょう。

 

 

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ハンター社 最新鋭ホイールアライメントテスター

(WA470 ホークアイ)

 

イヤサカ ビシャモン マルチアライメントリフト

特注ハンターレッド ロング仕様

 

 

 

 

 

エアサス車のホイールアライメント調整は、

エンジンを掛けたり、停止させたりしながら微調整しています。

 

エアサス制御が掛かるからか?

アライメント数値が常に動き続けるのでまぁまぁ大変。

 

 

 

またエンジンが暖機してラジエターファンが回りだすと、

プチ地獄タイムに突入します。

 

フロント側の調整作業はE/Gアンダーカバーを外しているので、

車体下の作業者に熱風が直撃するのです。

 

 

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熱風を浴びたくないので、いつも以上に手際よく調整。

 

キャンバー・キャスター・トゥ・SAI、

包括角度にスラスト角などをバッチリ整えました。

 

 

 

バタバタしながらでうっかり画像撮影を忘れましたが、

プリントアウトした時の画像は無事残っていました。

 

 

プリントした数値はオーナーさんにお渡ししています。

 

 

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次はATF交換を行いますね~。

 

フルードをチェックしてからオイルパン脱着洗浄。

 

 

 

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ATFストレーナーを交換して、

オイルパンガスケットも交換しました。

 

磁石に付着した鉄粉も除去して、

元の状態に組付けますね。

 

 

排出したフルードも補充して、

ATFチェンジャーに接続し交換準備完了。

 

 

 

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まずはプレ洗浄から行います。

 

NUTEC NC-RF(仮名)

ニューテック謹製リンシングフルードで、

全量圧送式で交換しますね。

 

 

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辛うじてクリーナーモニターのフィルターが、

見えるぐらいまで透明度が回復。

 

 

この状態で約15分間アイドリングで待機。

 

 

そこから本命ATFでもう一度交換するのです。

 

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NUTEC史上最高峰のATF

(NC-65) 全化学合成ATF(エステル系)

 

極薄で強靭な油膜性能は、

ローフリクション・ハイパフォーマンス。

 

 

 

NC-RFからNC-65に入れ替えて、

もう一度圧送式で全量交換します。

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

次回推奨交換距離は約6万キロになります。

 

 

 

 

ATFクーラーを洗浄して、フルードレベル調整を行いました。

 

 

 

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デフオイルはNUTEC NC-70 全化学合成ギアオイル

こちらで交換しました。

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュαで冷媒ガスチェック。

 

全自動冷媒回収再生充填装置

デンゲン社エコマックスJr

 

 

 

NUTEC NC-200 高性能コンプレッサーオイルも注入して、

冷媒ガスをリフレッシュしました。

 

 

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各機能の初期化・再学習作業をし、

最後に長めの試運転。

 

 

しなやかなサスペンションやLSに相応しい静粛性。

スムーズな変速をする8速ATのシフトフィーリング。

 

高速走行時の微かな異音も無くなり、

本来のLS460に戻ったと思います。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

レクサスLSでも10万キロも走行すれば劣化する。

そして部品価格が驚くほど高額。

 

LS定番のこの作業をすると、

いつも思います。

 

 

 

 

LSのサスペンション整備ブログをアップすると、

総額費用の問い合わせが増えるのはいつもの事。

 

今回紹介したサスペンションとATF交換等の総額は約80万円。

前期モデルはエアサス部品定価が高いので、

プラス12万円ぐらいでしょう。(令和元年時の時点では)

 

 

 

 

約1000万円したLS460の新車価格10%以下の費用で、

乗り心地とATシフトフィーリングが回復するなら、

逆にそんなに高額でもないのかな??と思いました。

 

 

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

梅雨の休日に愛知県 トヨタ博物館に行きました~。 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

今日はいつもの整備ブログではなく、

ちょっと社会見学に行ってきたお話。

 

 

 

朝から大阪府堺市を出発して、

近畿道・第二京阪・京滋バイパス、

新名神・名古屋高速を乗り継いで長久手市に。

 

 

約3時間ちょっとで到着したのは(トヨタ博物館)

 

世界の自動車とクルマ文化歴史を学べる、

トヨタ自動車が運営するミュージアムです。

 

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前々から行きたいなぁ~と思っていて、

梅雨時期の平日にお邪魔してみました。

 

 

入館料も非常に安く、JAF会員割引で20%オフ。

クイックペイでサクッとお会計。

 

順路通りにクルマ館2Fフロアから見ていきます。

 

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最初にドーンと展示されていたのが

トヨタAA型レプリカ 1936年

 

トヨタ初の量産車AA型

 

1980年代にAA型の国内残存車を探したが、

残念ながら発見できなかったので、

トヨタ自身が1から当時の資料を元に復元したレプリカ車。

 

この車両がこの博物館のメインシンボルして展示されています。

 

 

 

 

 

ここから展示車両を見学しますね。

 

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ガソリンエンジン搭載第1号車。

ベンツ パテントモートルヴァーゲン 1886年

 

まだ円形のステアリングホイールは無く、

タイヤも細くて3輪自転車に近い。

 

 

 

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印象的なのは後部にある水平に取り付けられた円盤。

 

最初見たときはこれ何だ?と思ったが、

じぃ~と観察すると(フライホイールかな?)

 

単気筒の出力安定化のために搭載されたそうです。

 

 

5本スポークのフライホイールを、

手で回してクランキングしエンジン始動。

 

ベルト駆動で車輪を回し走るそうです。

 

 

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自動車の夜明け。

 

いろんな会社から自動車は製造されていたようで、

少しずつ構造や部品が増えてバリエーション豊か。

 

 

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こちらは100年以上前のEV車。

ベイカー エレクトリック 1902年

 

EV車の歴史が結構古いのは知っていたのだが、

実車を見るのはもちろん初めて。

 

 

動力が人や馬から、

エンジンやモーターに置き換えられた時代。

 

 

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サスペンションはリーフスプリングで、

パンタグラフ調に重ねた構造。

 

ショックアブソーバーがないので、

恐らくフワフワした乗り心地なのかな?

 

 

 

 

 

そして誕生から20年後にはクルマが急速に進化します。

 

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シボレー スペリア シリーズK 1925年

 

ドアやウインドガラスが付いたキャビンや、

2灯ヘッドライトが搭載され快適な移動道具へと進化。

 

 

室内は革張りのシートに、

大口径のステアリングホイール。

 

外装デザインは結構凝っていて、

だんだん車両も大型になっていきます。

 

これだけ重く大きくになったのは、

おそらくエンジンの性能が格段に上がったのでしょう。

 

 

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この時代の車両に装着されていたタイヤを見ると、

ダンロップが多く装着されていました。

 

世界初の空気入りタイヤを作ったのがダンロップなので、

そらそうだと納得。

 

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この辺りでは簡素な内装が豪華になり、

一段と大型化していくのが良く分かります。

 

 

革を張った簡易な硬いシートではなく、

ソファーに近いフワフワなシートが流行りだったのか?

 

室内は豪華な応接間に近い雰囲気に。

 

 

上流階級の方が乗っていたのでしょうね。

時代的に豪華さを競うメーカーが多かったのでは??

 

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この車両は日本で走行していた車両でしょう。

ナンバープレートが付いていますね。

 

イスパノ スイザK6 1935年

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佐賀 鍋島家13代当主が乗っていたのかな?

 

 

 

フロントガラスの高さが異様に低くて、

チョット視界が悪いのでは?

 

 

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昭和58年12月の点検ステッカーと、

某年6月までの車検ステッカー。

 

結構最近まで公道を走れる状態だったみたいですね。

 

(機会があれば点検分解してみたい。)

そう思うのは職業病でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

そしてこのクルマの誕生で少し流れが変わります。

 

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ここでやっと空気抵抗に気が付いた天才がいたのでしょう。

 

デソート エアフロー 1934年

流線型ボディーの斬新なデザイン。

 

 

ですが天才のデザインやアイデアには

一般大衆には奇抜に映ったようですね。

実はあまり売れなかったそうです。

 

 

 

 

エンジンもフロントアクスル上に配置し、

重量配分を変えて乗り心地が向上。

 

現代のモノコックボディに近い構造で、

画期的なクルマだったそうですよ。

 

 

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あまり売れなかった奇抜なエアフロー。

 

同業ライバル社は衝撃を受けたようで、

ここから空気抵抗を意識したデザインが主流に。

 

最初に登場したトヨタAA型のデザインも、

デソート エアフローの影響が大きかったそうですよ。

 

 

 

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この辺りの年代から有無に気付いたのが、

大型のサイドステップ。

 

おそらく馬車からの名残なのでしょうか??

 

 

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馬車からのデザインに決別して、

ステップ部分が無くなっていきましたね。

 

今のクルマのようにサイドがスッキリしました。

 

 

乗り降りがしやすい低床フロアになったので、

ステップが不要になったのでしょうかね。

 

 

 

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初代フィアット500 トッポリーノ 1936年

 

さきほどのデソート エアフローから数年で、

ここまでスッキリしたデザインに変貌。

 

この辺で大型豪華一辺倒から小型車も増えて

クルマが変わっていくのがよく分かります。

 

 

 

 

 

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ここであのビートルの原型が登場。

フォルクスワーゲン KdFワーゲン 1942年

 

(フォルクスワーゲン社より寄贈)が興味深い。

 

 

 

 

 

そして2Fフロアの最後はこのクルマ。

 

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メルセデスベンツ 300SLクーペ 1955年

 

ガルウイングのビジュアルが凄いんですが、

世界初の直噴ガソリンエンジン搭載も見逃せない。

 

 

 

ただ技術的には無理があり噴射ポンプを止めても、

少しの間はガソリンを噴射し続けるため、

エンジンオイルの希釈が激しかったようです。

 

そして直噴は自動車エンジンの歴史から隠れるようになり、

1996年三菱GDIで再び表舞台に登場するのですね。

 

 

 

 

 

 

3Fフロアに移動します。

 

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3Fへのエスカレーターを登った先には、

トヨペット 初代クラウンRS型 1955年

 

 

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・観音開きの個性的なドア形状。

・前ダブルウィッシュボーン式

・後リーフスプリングのリジットアクスル

 

国外メーカーと技術提携せずに

純国産設計で開発された初の量産車。

 

 

海外ノックダウン式生産が主流だった日本で、

新たな一歩を踏み出したのがこのクラウン。

 

 

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KdFワーゲンから9年後にフォルクスワーゲン タイプ1

愛称ビートル 1951年

 

説明不要の名車ですね。

 

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ダットサン フェアレディSP310 1963年

国産初の量産スポーツカー

 

 

奥に見える赤い車両がホンダ S500

 

 

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3人乗りなのかな?

リアシートは横向きの3人乗りでした。

 

 

 

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ダットサン サニー 1966年

トヨタ カローラ 1966年

 

やっと小型大衆車が日本で誕生して、

クルマが身近になった時代ですかね。

 

 

 

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ここで登場するのがトヨタ2000GT 1968年

 

実車を見るのは初めてです。

 

 

 

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この辺りの年代の車両はうっすら記憶の中にあるような・・・。

 

 

初代ゴルフにファミリア、ホンダシビックCVCCなど、

発売当時は知らないけれど、走っている姿は見た事がある。

 

 

 

 

ハイラックス、エスティマ、セルシオ、

ユーノスロードスターNAなどなど。

 

一気に70年代~90年代を通り抜けて・・・。

 

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少し前に大阪なにわ検査場で見かけた

レクサスLFAのプロトタイプ

 

 

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最後は燃料電池車 トヨタ MIRAI 2014

 

 

1886年のモートルヴァーゲンから2014年のMIRAI。

約130年間のクルマ進化が見れる貴重な空間でした。

 

 

 

 

 

そこから横にあるクルマ文化館に移動。

 

今年4月にオープンした(クルマ文化資料室)を見学。

 

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クルマ史の年表や年代別に並べたミニチュアカー。

 

ボンネットやラジエターの上にある、

ガラス製ブロンズ製のマスコットコレクション。

 

 

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1日2回 展示物のガイドツアーがあるので、

一緒に回って説明や解説を受けました。

 

 

 

NHKブラタモリが好きなのは

専門家の分かりやすい説明や解説があるからで、

 

博物館も解説してくれる方がいると、

非常に助かり面白い。

 

 

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かなり古い時代から最近までの

自動車販促用カタログやポスター、チラシ。

 

各国別のクルマデザイン切手にナンバープレート。

 

文化的資料が展示しており、

クルマ館とは違う角度から歴史に触れる事が出来ます。

 

 

 

 

当日は企画展示室はリニューアル工事中。

カフェやミュージアムショップもありましたよ。

 

子供から大人まで楽しめる施設ですが、

どちらか言えば大人の方が楽しめそう。

 

一緒に来た妻も飽きずに見ていたので、

クルマに興味がない女性でもOKだと思います。

 

 

滞在時間は約2~3時間は必要かな。

レストランも併設しています。

 

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個人的には1900年初頭から1950年ぐらいの車両が

展示してある2Fフロアが印象的でしたね。

 

 

当時の技術者の工夫や知恵がビジュアルで確認出来る。

 

ステアリングやウインドスクリーンにワイパー、

サイドミラーに灯火類がどんどん充実してくる。

 

 

(これ付けたら便利じゃね!!)

(ソレよりコッチの方がイイでしょ!!)

こんな感じでクルマが進化したんでしょうね。

 

 

 

自動車整備士的にはもう少しエンジンルームや

サスペンションあたりが観察出来る展示方法が欲しかった。

 

リフトアップとは言わないでも、

下から眺めるクルマの進化も魅力的では??

 

整備士はクルマを下から見る機会が圧倒的に多いので、

職業的にはそんな風に思ってみました。

 

 

 

 

構造的なモノは次回行きたい候補にリストアップしている

(トヨタ産業技術記念館)でぜひ見学したいと思います。

 

近いうちにまた愛知まで行こうかな。

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

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