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グランドハイエース VCH10W リフレッシュプラン 前編。  22万キロ走行した愛車をリフレッシュ整備!!

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令中。

現時点(4月24日現在)では

弊社は平常通り営業していますのでお知らせします。

 (GW期間中も通常営業予定)

 

 

 

・接客時のマスク着用や代車の消毒作業。

・接客時は換気の悪い密室状態にはしない。

・作業説明等の簡素化し室外で行います。

・作業員の手洗い&アルコール消毒の徹底実施。

 

試運転前にアルコール消毒液で手を洗浄して、

乗車後もまた手を消毒洗浄するぐらいは必要でしょう。

 

また不必要なスイッチや内装なども触れないようにしています。

 

このような感じで対応していますので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

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某県からお越しいただいたのは、

トヨタ グランドハイエース VCH10W

ガソリンV6 5VZ-FE 走行距離22万キロ

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

(グランドハイエースとグランビアは兄弟車)

(ツーリングハイエースは一回り小さい弟車)

 

 

 

 

メールからご相談いただいたのですが、

18年経過し22万キロの愛車を整備するべきか?

 

または10年落ちぐらいの他社ミニバンに乗り換えるか?

悩んでいますという内容。

 

 

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それに対して私の回答をまとめると、

 

(他社ミニバンよりトヨタハイエース系の方が、

圧倒的に耐久性が高い為に整備すれば長持ちします。)

 

(過去整備歴不明の中古車購入より、

履歴が分かる愛車の方がコンディションが把握しやすい。)

 

 

 

(ですが22万キロ走行した車両に小手先の整備をしても、

コンディション回復はあまり見込めない)

 

(ある一定の費用を投入しトータル整備を私は推奨します。)

 

(それでも他社ミニバンを中古購入し、

そこから整備するより遥かに安価で効果的でしょう。)

 

 

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そんな感じでメール交換をし、

リフレッシュプランの予約入庫となりました。

 

 

 

 

まずは問診で車両状態を詳細にお聞きしますね。

 

1・サスペンション系からのゴトゴト異音が酷い。

2・コーナリング時のロールが大きい。

3・夏場にエアコンの効きが悪い。

4・市街地/高速でも安定しており、乗り心地は悪くない。

 

他にもいろいろ不具合・不満点はありましたが、

大きく分けるとこんな感じで教えてもらいました。

 

 

問診後は代車をお貸ししてお預かりします。

 

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早速試運転をして10メートルほど走行すると、

(ショックが劣化し、乗り心地がフワフワ)

(ブレーキの効きの非常に甘く、コントロールしにくい)

とスグに感じてしまいました。

 

(アレ??乗り心地は悪くないと聞いたような??)

 

 

 

そこからテスト走行。

(サスペンション系ガタの異音が多く、

ボディの軋み音も気になる。)も確認出来ました。

 

 

それとV6 3.4Lのエンジンにしてはトルクフルさが無い。

エンジン音も静かではなく、信号待ち時の振動も大きい。

 

 

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同じ車両を長年使用していると感覚が慣れて、

案外と欠点に気が付かない場合があります。

 

 

また先入観からでしょうか?

(過走行車はこんなもんだ)と思ってしまうのでしょう。

 

 

 

(過走行車=乗り心地やエンジン性能が低下している。)

ではなく、ほとんどは(適切な整備不足)なだけなんです。

 

逆に言えば正しい整備をすれば、

かなり良いコンディションに戻るんですよ~。

 

 

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排気ガスの数値は悪いですが、

E/G回転数を上げて、触媒暖機すると・・・。

 

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CO/HCも改善し、これなら車検レベルなら問題ないでしょう。

 

もう少しの改善を目指すなら

予算が合えばアレとアレを交換を提案しようかな??

 

 

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事前ホイールアライメント測定、

こちらも良い数値ではないですね。

 

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整備リフトに移動して、タイヤを外しリフトアップ。

 

エンジンルームを覗いてみると・・。

 

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ラジエターリザーバータンクの液面は最下限以下。

ラジエターの内のLLC液面は上部から確認出来る程度。

 

 

少し前に他社にてウォーターポンプや

タイミングベルト一式を交換しているので、

状況からして(エア抜きが不完全)or(LLC漏れ)

のどちらかでしょう。

 

 

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エンジンクランクプーリの下側に、

微かにLLCが漏れた跡を確認。

 

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冷却ラインを圧力テストするが、

10分ぐらいでは特に変化は無し。(漏れ無し)

 

 

そこで一晩そのままで放置すると・・・。

 

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ポタポタと漏れてきました。スローリークですね。

 

タイミングベルトケース内の

ウォーターポンプ辺りから漏れているようです。

 

 

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バッテリー・オルタネーターの充電・発電状態をテスト。

(バッテリーNG・要交換)

 

 

エンジン周辺や下回り・足回りを点検して、

整備プランを提案させていただきました。

 

作業内容にOKが出ましたので、

作業を始めますね~。

 

 

 

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LLCの漏れは以前交換済みとお聞きした、

社外W/Pのガスケットから漏れていました。

 

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ポンプを外してG/Kを確認すると、

社外W/P付属の紙ガスケットを使用していたようです。

 

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純正ガスケットを使用して再組付けしました。

(W/P自体は問題ないので再利用。)

 

紙のペラペラなガスケットと純正G/Kでは、

比べてみると全然違いますからね~。

 

 

 

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アイドリング時のエンジン音がやや大きいな?と

思っていました。(おそらくベアリング系の異音)

 

 

W/P交換時に赤枠カップリングブラケットを調べると、

内部ベアリングの状態が悪いね。

 

 

 

またエアコンの冷えも悪いと聞いて走行距離も考慮すると、

青枠のファンカップリングも不良と判定。

 

・カップリング単体が¥35000-

・カップリング・プーリー・ブラケット一式が¥35800-

 

 

プーリーとブラケットが+800円で新品になる、

よく分からない金額設定ですね。

(廃版になる前に交換しておきましょう。)

 

 

VCH10にはACコンデンサーファンが無いので、

ファンカップリングは冷却系の重要部品ですよ~。

 

 

 

 

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次はチョットした故障診断風景をお見せしますね。

(こんな感じで故障診断しています。)

 

 

 

 

 

・症状・

マフラーの排気音に耳を澄ますと、

稀にエンジン燃焼音がバラついています。

 

V6エンジンの内の1気筒が時々ミスしている。

(スパークプラグ・コイル・コードは以前に純正で交換済)

(常時ミスしているわけではない。)

 

 

ただグランドハイエースのエンジンルームは非常に狭い。

開口部も少なく整備性は非常に悪い。

 

 

 

エンジン始動状態でプラグコードを抜いて、

どの気筒がミスしているのか?で調べると簡単なのですが、

VCH10Wは手が入るスペースが絶望的に無い。

 

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そこでイグニッションアナライザーで

点火燃焼状態を簡易に調べてみますね。

 

 

 

各気筒にダイレクトイグニッションコイルがあるのではなく、

2気筒で共用している同時点火タイプ。

 

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作業中に分からなくなるので、メモ書きして少し整理。

NO,1とNO,4

NO,3とNO,6

NO,5とNO,2

(1・3・5が右バンク)

 

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右バンクから3本のプラグコードが左バンクへ。

 

 

1本ずつコードをI/Gアナライザーで測定します。

(ゴムシートを使うのは他のコードからの干渉を防ぐ為)

 

 

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すると右バンク奥のNO,5と

左バンク手前のNO,2を結ぶプラグコードの数値が、

他の2本と比べてバーンタイムが少しだけ短く、

ピークボルトが少しだけ高い。

 

 

これでNO,2とNO,5のどちらかが、

ミスしているのが分かりました。

 

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作業がしやすい右バンクのNO,3とNO,5の

プラグとコイルを入れ替える。

 

バーンタイム、ピークボルトに変化なし。

 

であれば左バンクのNO,2のプラグが怪しい。

確認します。

 

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プラグコードの差し込みが甘く、端子が少し焼けている。

 

 

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本来はこんな感じでキレイなので、

結果的には左バンクのNO,2のプラグ接触不良が原因でした。

 

 

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プラグの端子をサンドペーパーで磨いて補修し、

コード側も内部端子を磨いておきました。

 

 

これでエンジン音のバラつきも無く、

良好になりました。

 

 

 

もしこんな症状でイグニッションアナライザーが無ければ、

不良気筒を特定するのは結構大変なんですよ。

 

右バンクは吸気系ダクトを分解しないとアクセス出来ないし、

左バンクの中央と奥の気筒は絶望的に手が入らない。

(E/G ONで抜き差しを繰り返す方法では時間が掛かりすぎる)

 

 

オシロスコープで燃焼波形確認が定番診断方法ですが、

正直コレもセッティングに手間と時間が掛かる。

 

 

 

コード式・同時点火式・ダイレクトI/G式でも、

センサースコープを当てるだけで良否が分かる、

イグニッションアナライザーなら短時間で判定可能。

 

 

ちなみにスキャンツールからアクティブテストで各気筒停止は出来ないタイプでした。

 

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この年式ぐらいになると部品廃版が怖いので、

エアフロメーター&O2センサーも有るうちに交換しますね。

 

 

またバキュームホースもクラックがありましたので、

一緒に交換します。

 

 

 

こんな感じで進むグランドハイエースのリフレッシュプラン。

 

次回ブログでは乗り心地が劣化したサスペンション等の足回り、

下回り系の整備を紹介しますね。

 

それではお楽しみに~。

 

 

 

レクサス LS500h GVF55  CVTF交換。  AWDのギアオイル交換もニューテックギアオイル。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令中。

現時点(4月19日現在)では

弊社は平常通り営業していますのでお知らせします。

 

 

・接客時のマスク着用や代車の消毒作業。

・接客時は換気の悪い密室状態にはしない。

・作業説明等の簡素化し室外で行います。

・作業員の手洗い&アルコール消毒の徹底実施。

 

試運転前にアルコール消毒液で手を洗浄して、

乗車後もまた手を消毒洗浄するぐらいは必要でしょう。

 

また不必要なスイッチや内装なども触れないようにしています。

 

このような感じで対応していますので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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今回入庫した車両はレクサス LS500h

GVF55 走行距離51700km

 

 

ハイブリッドCVTF交換のご依頼です。

 

 

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メールからご予約をいただいて来店。

 

問診後に試運転をしてからCVTFの状態をチェックします。

 

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CVTオイルパンを脱着洗浄、

ストレーナーも交換しますね。

 

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このCVTは圧送式ではなく、

希釈ドレンアウト式での交換方式を採用しています。

 

オイルパンを組付けてフルードを補充し、

NUTEC最高峰フルード(NC-65)で交換しました。

 

 

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1回目のドレンアウト。sIMG_4457

 

 

 

2回目のドレンアウト。

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3回目のドレンアウト。

sIMG_4472

 

 

4回目のドレンアウト。

sIMG_4477

 

 

5回目のドレンアウト。

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左のモニターが新油(NC-65)

中央ビーカーが最後にレベル調整で排出したフルード。

右が一番最初に回収した廃油

 

最終的にはここまでキレイに入れ替わりました。

 

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フロント・リア デフオイルも交換します。

使用するギアオイルはNUTEC NC-70 75W90 エステル系

 

(トランスファオイルはNUTEC非適合のために交換不可)

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最後に試運転をして納車となりました。

 

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弊社で行っているATF・CVTF交換は日帰り作業で完了します。

 

またオイルパン脱着洗浄・ストレーナー交換等の

各オプション整備を含めても日帰り作業でOK。

 

 

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ATF・CVTF交換の御見積・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

フォーム内の必要事項を記入していただけると助かります。

 

 

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GW期間中も例年通り通常営業しており、

・ATF/CVTF交換

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング

など予約枠の空きは残り僅かとなっています。

 

オイルパンガスケット・ストレーナー等の

取り寄せ時間もありますのでお早めに~。

 

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

マツダ アテンザ SKY-2.2D ドライアイス洗浄で煤除去作業。  ATF交換も同時にしても最短日帰り作業で納車可能!!その訳は??

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が

少し前に発令されましたね。

 

現時点(4月12日現在)では

弊社は平常通り営業していますのでお知らせしますね。

sIMG_0671 sIMG_0674 sIMG_0676

 

・接客時のマスク着用や代車の消毒作業。

・接客時は換気の悪い密室状態にはしない。

・作業説明等の簡素化し室外でしています。

・作業員の手洗い&アルコール消毒の徹底実施。

 

試運転前にアルコール消毒液で手を洗浄して、

乗車後もまた手を消毒洗浄するぐらいは必要でしょう。

 

また不必要なスイッチや内装なども触れないようにしています。

 

このような感じで対応していますので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

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少し前に山梨県からお越しいただいたのは

マツダ アテンザ GJ2FW

走行距離8万キロ

 

・DSCドライアイスショットカーボンクリーニング

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC

・その他オプション整備いろいろ

 

 

 

今回は緊急事態宣言前に入庫した

アテンザの整備作業をご紹介しますね~。

 

 

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まずはDSCドライアイスショットカーボンクリーニングから

始めますね。

 

 

マツダSKY-2.2Dの吸気系に煤が蓄積するのは、

ご存じだと思います。

http://minato-motors.com/blog/?cat=192

 

 

 

薪を使う暖炉の煙突も定期的な煤掃除は必要ですが、

決して煙突に欠陥がある訳ではないのですよね。

 

 

マツダディーゼルも多かれ少なかれ煤は蓄積するものなので、

定期的に除去をし性能を戻そうというのが弊社のDSCです。

 

 

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エンジンからインテークマニホールドと

吸気シャッターバルブを取り出して・・・。

 

 

パカッと2つに分割します。

 

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吸気シャッターバルブには、

ソコソコ煤が蓄積していますね。

 

 

 

インテークマニホールド入り口を見てみると・・・。

 

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まぁまぁ煤が蓄積していますよね。

煤がボトルネックになり空気が入りにくい状態です。

 

 

 

次はインテークマニホールドの出口を見ましょうか。

 

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厚み15mmほどの煤がカッツリ溜まっていますね。

 

かなり酷い蓄積状態で吸気が

ここでボトルネックになっているでしょう。

 

 

 

 

エンジンシリンダヘッドのポート側も見てみましょうか。

 

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ポート内径の分厚い煤で内部にピントが合いにくいですが、

なんとか撮影してみました。

 

 

ポート内径の煤も酷いですが、

奥に見えるバルブシャフトやバルブ傘部にも、

ビッシリ煤塊がコビリ付いています。

 

 

 

もうこうなったらディーラーさんでは、

ほぼお手上げでしょう。

(保証範囲内ならE/G載せ替えかな??)

 

 

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インテークマニホールドを軽くホジホジしてみました。

 

内部から大量の煤が出てきましたね~。

 

 

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中にはこんな煤塊もボロンと取れました。

 

 

走行中にこんな塊がバルブに挟まれば、

恐らくエンジンは絶不調になるでしょう。

 

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最適な吸気流を形成するために、

最適化した吸気ポート形状とバルブデザイン。

 

 

それがこんな感じで阻害されれば、

新車時のトルクフルな性能が発揮出来るでしょうか?

 

 

ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジンですから、

吸いづらくなると性能は低下するでしょう。

 

 

 

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DSCの準備を始めます。

 

マスキングの途中ですが、

こんな感じでボディをガード。

 

 

 

 

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DSC ドライアイスショットカーボンクリーニングは、

弊社が開発したオリジナル整備で唯一無二。

 

 

ドライアイス洗浄機を用いてドライアイス粒を高速噴射し、

硬化した煤塊を完全除去します。

 

 

 

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ドライアイス洗浄にドライアイスペレットを投入。

DSC専用の特殊ノズルとアダプターをガンに接続。

 

 

まずは軽くショットしてみますね。

 

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数秒ほどズドドドドンとショットすると、

アルミ素地が見えるようになりました。

 

 

複雑な形状のポート内部とバルブの徹底的に洗浄します。

 

 

DSC特殊ノズルやアダプターは自社で開発し製造。

数種類のノズルとアダプターを使い分けて、

短時間で完璧に除去しますね。

 

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こんな感じで全8ポートを全て除去完了。

 

クランクを回し圧縮上死点にセットして、

1気筒づつ作業をしています。

 

 

目視では見えずらいバルブ傘部や

バルブシャフト裏もキレイに完全除去しました。

 

 

 

 

インテークマニホールドなどもこの通り。

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インテークマニホールドや各バルブ類なども完璧に洗浄し、

新品同様にピッカピカ。

 

 

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新品ガスケットに交換して、

もう一度元の状態に組み立てます。

 

 

 

DSCオプション整備のインタークーラー洗浄。

 

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DSC作業中は吊るしてオイルが自重落下。

そのあと洗浄剤とパーツクリーナーで洗浄しています。

 

 

 

ブローバイオイルが吸気系に流入した煤と結合し、

エンジンの熱で硬化します。

 

インタークーラーにオイルが溜まるので、

定期的に除去しましょう。

 

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LLCも圧送式で全量交換。

 

こちらもDSCのオプション整備で、

なかなか好評をいただいています。

 

 

LLCも劣化しますが構造上全量交換は難しいので、

ラジエターリフレッシャーを使用して全量交換しています。

 

同時にラジエターキャップも交換しましょう。

これが機能しないとオーバーヒートの原因になりますよ~。

 

 

 

 

エアコン冷媒ガスもリフレッシュしますね。

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エコマックスjrを接続して年々減少する冷媒ガスを、

リフレッシュ&リチャージ。

 

同時にコンプレッサーオイル添加剤の

NUTEC NC-200で潤滑・気密を強化します。

 

 

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このアテンザには実施しませんでしたが、

最近オプション指名が急増しているのがコレ。

 

(水冷式EGRクーラーの洗浄)です。

 

エンジン警告灯が点灯し煤蓄積が酷い方には、

クーラーの洗浄もお勧めしています。

 

 

 

 

下の画像はクーラー出口側から見た画像で、

EGRの経路が半分詰まっていました。

 

入り口側は構造上目視出来ませんが、

もっと酷いと想像できます。

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完全に詰まっている個所もあれば、

奥の方で詰まっており個所も有り。

 

細い針金を差し込むと、

(貫通する個所)と(しない箇所)がありました。

 

 

こちらも完璧に内部を洗浄して、

ほぼ新品同様に再生しました。

 

EGRクーラーが詰まるとディーラーさんなら高額ですが、

DSCと同時ならかなりお安く作業が出来ますよ~。

 

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エンジンを始動し各学習値をリセット。

補正値再学習を行って完了です。

 

 

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次はATF完全圧送式交換。

 

試運転とATFチェックを行い、

ATに自社制作の専用アダプターを装着します。

 

そこからATFチェンジャーに接続して作業を始めますね。

 

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まずはプレ洗浄。

 

NUTECニューテック謹製 リンシングフルード

NC-RF(仮名)で全量イッキに圧送式交換します。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

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奥に見えるのが新油モニター。

中央ビーカーが交換前の廃油。

手前がプレ洗浄後のATF状態。

 

 

結構きれいになりましたが、

新油と比べると透明度はマダマダかな。

 

このままアイドリングタイムで15分。

 

 

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もう一度圧送式交換を行いますが、

本命に使用するのはNUTEC最高峰ATF (NC-65)

全化学合成ATF エステル系

 

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市販ATF最強の極薄&強靭な油膜性能は、

ローフリクション・ハイパフォーマンス。

 

 

ディーゼルの高トルクを受け止めて、

タイヤにロス無く動力を伝達します。

 

 

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NC-RFとNC-65を入れ替えて、

もう一度圧送式交換をしますね。

 

 

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完璧に入れ替わりました。

 

NC-RFでプレ洗浄して、

NC-65での圧送式交換が出来るのは、

ミナト自動車のみ可能です。

 

 

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DSCをして各オプション整備を実施し、

ATFを完璧に入れ替える。

 

これらの作業は基本的には朝9時半入庫で、

翌日午前中の納車になります。

 

別途で(日帰り特急納車)をオーダーしていただければ、

当日の夜20時頃には完了します。(夏季以外)

 

 

気温が高い夏は冷やす時間が足りないので、

DSC・ATFどちらかであれば日帰り対応可能です。

 

 

 

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マツダ SKY-DへのDSC作業台数は、

ちょっと言えないぐらい多いです。

 

オーナーさんから自分の作業をブログにアップしてほしいと、

よく言われるのですが・・・・。

 

(すいません、DSCは作業台数が多いので7~9台に1台ぐらいしかアップする事が出来ないのです。)とお伝えしています。

 

 

 

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ガンガンDSC作業をしているので、

初期に比べて熟練度が大幅に上がりました。

 

ですがそれだけでは日帰りでDSCとATF、

+各オプション整備を全て完了するのは難しいでしょう。

 

 

 

弊社が開発した数種類あるDSC専用ノズルと

こちらも数種類あるDSC用のアダプター。

 

これらを組み合わせる事で、

(完璧に短時間にノーダメージで)DSCが出来るのですね。

 

 

 

まさかドライアイス洗浄機を買ってきて、

ペレットを噴射しているだけと思っていませんよね~?

(それでは複雑な形状の吸気バルブをキレイにできないでしょう。)

 

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ATF交換・DSC等の御見積・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

もしエンジン警告灯点灯しているようなら、

その事もメールで教えていただけると助かります。

 

 

もちろんGW期間中も例年通りに営業をしていますよ~。

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

千葉県 ハイエースTRH224 リフレッシュプラン後編。 エンジン整備・ATF圧送式交換とホイールアライメント調整。 

前回ブログで作業内容を紹介しましたハイエース。

TRH224 グランドキャビン ガソリン車 2WD

走行距離35万キロ リア牽引装置付き

 

 

リフレッシュプランの後編を紹介します。

(前編ブログ)http://minato-motors.com/blog/?p=24859

 

 

ショックアブソーバー等のサスペンション1式、

ブレーキO/H、ハブベアリング等の整備、

が終わりましたので次はエンジン系を整備しますね。

 

 

 

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ハイエースのエンジン整備は運転席のシートを外して、

開口部を広げて整備スペースを確保します。

 

 

 

まずは定番のエンジンシリンダヘッドカバーからのオイル漏れ。

 

カバーを外してゴムガスケットを交換しました。

 

カッチカチに硬化したゴムガスケットでは、

オイルシーリング能力が無くなりますよね。

 

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スパークプラグも交換しますが使用するのは、

(NGKイリジウムMAX 高性能長寿命スパークプラグ)

 

同時に電子制御スロットルボディ清掃初期化も行いました。

 

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パワステフルードが少ない為に、

冷間時のステアリング操作でエア噛み異音を起こしていました。

 

定番のP/Sホースからの漏れですが200系ハイエースの場合は、

IN・OUTホースパイプASSYで部品が供給されます。

 

ホースASSYを交換してフルード交換し、

エア抜き作業を行いました。

 

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エンジン前周りがフリーの状態で、

オルタネーターのクラッチプーリーを点検します。

 

 

手でプーリーを掴み、素早く動かして

ワンウェイクラッチ機構の良否判定します。

 

クラッチプーリーの動きが悪いので、

プーリーのみ交換しました。

 

 

オルタネーター自体の発電量は問題なかったので、

プーリーのみの交換で延命・予防整備になるでしょう。

 

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ウォーターポンプとベルトプーリー、

それとベルトも同時に交換します。

 

またサーモスタッドも予防整備で交換しますね。

 

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ラジエターリフレッシャーでLLC圧送式交換。

E/G・ラジエター・ヒーターのLLCを全量交換します。

 

 

ラジエターキャップも忘れずに定期交換しましょう。

 

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フューエルポンプも35万キロ使いましたので、

突然死の前に予防交換しておきます。

 

また念のためにインテグレーションリレーも交換。

 

 

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ATFも圧送式で交換しますが、

その前にオイルパンを脱着洗浄。

 

ストレーナーも一緒に交換しますね。

 

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液体ガスケットをオイルパンに塗って、

脱脂したATに装着します。

 

 

養生して排出した分のATFを補充し、

暖機後にATFチェンジャーに接続します。

 

 

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使用するATFはアイシンAFW+。

 

アイシン製ATにアイシンATFで

一気に全量を圧送式で交換しますね。

 

 

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プレ洗浄後でこんな感じになりました。

 

奥に見える新油と比べるとマダマダですが、

廃油と比べるとかなりキレイになりましたね。

 

 

 

15分ほどアイドリングタイム。

 

もう一度圧送式交換を行います。

 

 

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ほぼほぼ完璧に入れ替わりましたね。

 

試運転後にフルードレベル調整を行いました。

 

 

 

 

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エアコン冷媒ガスもリフレッシュ。

 

カーエアコンリフレッシュαで冷媒ガスを、

クリーニング&リチャージ

 

 

吹き出し口の風量が弱かったので、

エアコンフィルターも交換しています。

 

 

 

 

アライメントリフトでリフトアップし、

各ブッシュの1G締付を行います。

 

軽く試運転しショックブッシュ等を馴染ましますね。

 

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そこから車高調整を行いました。

(ハイエースはフロントのみ車高調整機構があります。)

 

 

リアの基準値と実測値を計算して、

フロント車高を割り出して車高調整。

 

水平レベルに赤い糸を引いて、

フロント基準点からの高さを合わせますね。

 

 

 

 

 

 

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ここまで作業して、

やっとホイールアライメント調整を始めます。

 

軽量樹脂クランプ式ターゲットをホイールに装着。

 

前に20cmほど車体を手押し前進し、

ステアリングを左右に振る。

 

4つのセンサーカメラでターゲットの動きを捕捉し、

アライメント数値を演算します。

 

 

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組み立てたばかりのサスペンションですから、

当然数値はバラバラですね。

 

 

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最終的には10分以内の左右差で、

ホイールアライメントのバランスを整えました。

 

 

長めの試運転を繰り返して、

何度もチェックを繰り返す。

 

 

こんな感じで無事納車となりました。

 

代車無しで電車・新幹線・飛行機で往復する方もいますし、

自走して来店し代車で帰られる方も多いです。

 

中には一切来店せずに往復陸送で依頼される場合もありますね。

(その場合はTEL・メールにて、

入念な打ち合わせを行いました。)

 

 

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今回は2部で分けて、

リフレッシュプランの作業内容を紹介しました。

 

 

 

実は今回のブログではお見せしていない箇所も

多く整備しております。

 

あの部品とあの部品を新品に交換して、

ゴニョゴニョっとリフレッシュ整備してあげれば、

エンジンのパフォーマンスも向上し、燃費も上がる。

(企業秘密の非公開整備)

 

 

 

今回は50万キロを目指す整備をさせていただきました。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

リフレッシュプランは好評で、

全国からご依頼は多くいただいております。

 

そのために予約をいただいたオーナーさんには、

長くお待たせし申し訳ございません。

 

 

今回のハイエースTRH224クラスの整備規模を

毎週連続で整備作業していると上半身筋肉痛の日々。

 

固く錆び付いたボルトナットを緩めては締め付ける。

重いハブやブレーキやシャフトなどを脱着組立。

 

 

そんなに台数はこなせないので、

お時間は多めにいただいています。

 

 

リフレッシュプランを希望される方は、

過去の整備事例から気になるブログをチョイス。

http://minato-motors.com/blog/?cat=12

 

何年何月の○○のリフレッシュプランは総額いくらですか?と、

(お問い合わせフォーム)から質問してもらえると

お答えできますよ~。

 

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

千葉県 ハイエースTRH224 リフレッシュプラン前編。 サスペンションやブレーキなど足回り・下回りから整備しました~。

ハイエースはどれぐらいの走行距離まで

走れますか(使えますか)?とよく聞かれます。

 

 

私が思うには走行距離20万キロ以上は最低ライン。

 

メンテナンスを正しく行えば、

50万キロは問題ないと思っています。

 

 

ただ前を向いて走れば良いのではなく、

コンディション良好で、できれば新車時に近い状態でとなると、

それ相応の整備は必要になるでしょう。

 

 

弊社がオススメするリフレッシュプランは、

(あと2年ほど乗りたい。)

(出来るだけ安く、それなりに使用したい。)

というユーザーさん向けの整備提案ではなく、

 

 

ガッツリまだまだ使用したいユーザーさん向けの

ニッチな整備提案なんですよね~。

 

 

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千葉県からお越しいただいたのは、

ハイエース  グランドキャビン TRH224

ガソリン車 2WD  走行距離35万キロ

 

お仕事で使用されており、リアには牽引装置付き。

 

 

 

かなりハードに使用しているようで、

試運転でも劣化度はMAXヘタヘタ状態でした。

 

 

・牽引時にはブレーキングでハンドルに伝わる振動がある。

・リアのシャフト付近から異音がある。

・ステアリング操作で時々異音が出る。

 

 

仕事で使うので今後も安心して使用できるように、

リフレッシュプランを依頼されました。

 

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問診から始めて試運転をし、

事前ホイールアライメント測定を行います。

 

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測定結果は悪くはないが良くもない数値。

 

 

 

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パワステホースからフルード滲みがありました。

 

P/Sフルードタンクの液面レベルがLOW以下。

冷間時にステアリングを操作すると、

ポンプから異音が聞こえています。

 

(フルードが足りずエア噛みでしょう。)

 

 

 

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排気ガスの状態も良くないです。

 

エンジン制御系の整備が必要ですね。

 

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車両全体のリフレッシュ整備を提案させていただきました。

 

整備プランの御見積を提示し、点検結果と作業内容を説明。

どこまで作業をするかを協議して

OKをいただいてから作業を始めます。

 

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入庫して点検し、プラン見積を制作をしてOKを貰う。

ここから部品を発注しても、ほぼ部品は揃わない。

 

特にサスペンション系やマウントやブッシュなどは、

メーカーも豊富に在庫をキープしていないので

結構バックオーダーが掛かり入荷時期が長くなります。

 

 

そうならない為には入庫前に交換する予定の部品は

先行発注が必要なるのです。

 

 

メール相談時に予算や過去の整備歴・不具合点をお聞きして、

前金をいただいてから部品を発注し対応していますので、

ご協力のほど宜しくお願い致します。

 

 

 

エンジン系やブレーキ系などの消耗部品は、

メーカーも十分在庫しているのですぐに入荷します。

(こちらは点検後の発注で間に合いますよ~。)

 

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それではリアのハブベアリングや

ドラムブレーキ関係から整備しますね。

 

 

 

ハブベアリングを交換するために、

リアシャフトをホーシングから外します。

 

 

そしてシャフトに圧入されているベアリングや

シール等をSSTを使用して分解しました。

 

 

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シャフトからベアリングを分解して、

新しいベアリングを打ち込みますね。

 

ABSローターやシャフトオイルシール等も同時交換になります。

 

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ライニングシューの残量も限界厚みに近いので、

シューを交換しました。

 

またドラムは研磨にて再生します。

 

 

 

 

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ブレーキシリンダのカップ交換。

 

ホーシング側のINオイルシールも打ち直し、

外した部品を組付けていきます。

 

もちろんブレーキ調整は入念に。

 

 

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フロントハブベアリングもO/H。

 

ナックルからブレーキ・ハブを抜き取ります。

 

200系のハブベアリング交換の難所は、

錆固着でハブの分解が困難になる事ですが・・・。

 

 

 

 

 

 

スライドハンマーでガンガン叩いて引き抜いたりせず、

適切な治具や工具を使用すれば、

確実に短時間で安全に分解出来ます~。

 

 

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慣れた作業なのでサクサク進み、

無事ベアリングの圧入交換が完了。

 

 

特殊ロックナットを規定トルクで締め付けします。

 

 

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ナックルにロアボールジョイントを装着して、

ナックル・ハブ系のリフレッシュは完了しました。

 

 

 

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ディスクローターを研磨して再生します。

耐熱塗装(耐熱600℃)でリフレッシュ。

 

 

 

 

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ハブにディスクローターを組付けて、

ダイヤルゲージで振れ点検。

 

ここで基準値外ならもう一度外して、

最小振れ幅に組み替えます。

 

 

ここが甘いと高速走行時に振動が出ますよ~。

 

 

 

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ロアアームのブッシュも圧入交換します。

 

中空アームを潰さないようにSSTを使用して、

ブッシュを交換しました。

 

アームASSY交換よりこちらの方が安価ですね。

 

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トルクテンションロッドのブッシュ交換。

 

すり減ったブッシュではサスペンション本来の動きには、

ならないですよね。

 

 

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フロントアッパーアームと、

ステアリングラックエンドも交換しました。

 

ここまで走行するとボールジョイントはガタが大きいですね。

 

 

スタビのブッシュも全数交換しました。

 

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リア リーフスプリングの前後ブッシュを交換します。

 

重たいリーフスプリングを車体から外して、

油圧プレスでブッシュ圧入交換。

 

 

 

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エンジンマウントインシュレーターを交換しますね。

 

まずはエンジンは宙吊り状態でサブフレームを外します。

 

そしてE/Gとサブフレームに挟まれたマウントを抜き取ります。

 

この交換方法ならE/Gハーネスやホース類等に

余計な負荷が掛からないのでお勧めです。

 

 

サブフレームを外さずにE/Gを持ち上げてスペースを作ると、

ハーネス類に負荷が掛かるので嫌いなんですよね~。

 

 

こんな感じでエンジン・ATマウントも全数交換しました。

 

 

 

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今回チョイスしたのは

カヤバ謹製ショックアブソーバー(エクステージ)

 

空車時や積載時に合わせて

お好みのショック減衰力を手動調整出来ます。

 

 

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ブレーキキャリパーもO/Hでリフレッシュ。

 

ピストンとキャリパーを洗浄し、

シール・ダストブーツを交換しました。

 

 

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キャリパーホルダー側のスライドピンも洗浄し、

古いグリスを洗い流してブーツ交換をしました。

 

 

 

 

 

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ブレーキパッドもWAKO’S BPRグリスを注入して交換。

 

分解した部品を組み立てて、

ブレーキフルードを交換しつつエア抜き作業。

 

 

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デフオイルはニューテックZZ-32 80W120

部分化学合成ギアオイルで交換しました。

 

 

ここで前半のリフレッシュ整備が終わりました。

まだまだ整備は続きますよ~。

 

 

 

 

・エンジン系整備(オイル漏れ・電装系交換など)

・ATF圧送式交換

・ホイールアライメント調整 車高調整などなど

次回ブログでは後半の整備内容をご紹介しますね~。

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!