minatomotors のすべての投稿

ハイラックスサーフ TRN215 リフレッシュプラン 前半の部。  サスペンション・ブッシュ・ベアリング 足回り/下回りをリフレッシュ整備。

ある程度の年式・走行距離を使用した愛車を、

予算に合わせた整備プランを提案するのが

弊社がオススメする提案型整備(リフレッシュプラン)

 

 

ある程度使用した車両へは個別にバラバラに、

闇雲に整備を実施しても無駄が多い。

 

 

 

入庫問診時にいろんなユーザーさんとお話ししますが、

『以前地元でココとココを交換しました』と教えてもらい、

 

(でしたら横にあるこの部分も同時に交換しましたか?)

(右が悪ければ、左側も交換されましたか?)

(その部品の奥にあるこの部品も交換しましたか?)

と私がお聞きすると・・・。

 

 

 

『恐らく悪い部品しか交換していないと思います。』

『特に提案も無かったので、言われた通りに交換しました。』

と言われる方が多いですね。

 

 

 

自動車の性能は一部の部品交換や調整などで、

改善する時もあるでしょう。

 

 

ですが右がダメなら、いずれ左側も同じだけ使用しているので、

交換時期が訪れるでしょう。

 

またはサスペンションを整備すると、

漏れなくホイールアライメント調整が必要になるので、

同時に関連する整備個所も追加で整備した方が

無駄な重複工賃は省けるのです。

 

 

 

しかし10年10万キロ以上走行した車両を、

新車時に近いコンディションに戻すなら、

相応の整備費用は掛かります。

(決して安価ではないでしょう。)

 

 

(あと数年持てば良いや!!)という車両向けではなく、

(まだまだ愛着があり良いコンディションで乗りたい)という

ユーザーさん向けの整備をブログでご紹介しています。

 

 

sIMG_6865

 

京都市からお越しいただいたのは、

トヨタ ハイラックスサーフ TRN215

走行距離10万キロ ガソリン車

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

予約入庫日をメールで打ち合わせし、

来店してもらいました。

 

 

sIMG_6870

 

お聞きした車両の不満点や希望作業。

 

・普段は整備しない箇所を中心に予防整備を希望。

(新車時に近いコンディションに戻して使用したい。)

 

・サスペンションなどの足回りや下回りは重点的に。

 

・信号待ち時などのエンジン微振動が気になる。

 

・段差などを越えた時のボディ軋み音が気になる。

 

・高速走行時に唸り音が大きくなってきた。

(90km/hぐらいからの速度域で)

 

 

 

 

その他いろいろ気になる点や不具合・不満個所を、

問診して詳細な状態も深く質問します。

 

その時に今回の整備の方向性や不具合改善点を説明し、

車両をお預かりしています。

 

 

 

sIMG_6871 sIMG_6872

 

まずは試運転をして現状をチェック。

 

微振動や軋み音・唸り音は運転者だけではなく、

同乗者にもハッキリ分かるほどの大きさでした。

 

 

おそらく何かが悪いのですが、

ユーザーさんは年式と走行距離から半分諦めていたようです。

(こんな物なのかな??と)

 

 

排気ガスを測定しエンジン燃焼状態を確認。

十分良好ですがHCがやや出ていますね。

 

 

 

 

 

 

sIMG_6864 sIMG_6867 sIMG_6866 sIMG_6868 sIMG_6869

 

事前ホイールアライメントを測定して、

現在の数値を確認します。

 

数値的にはやや乱れ程度ですが

乗り心地はあまり良くないのが第一印象でした。

 

 

 

 

 

 

sIMG_6878 sIMG_6874 sIMG_6875 sIMG_6876 sIMG_6879 sIMG_6880 sIMG_6881

 

リフトアップしタイヤを外して各部点検。

 

・バッテリー・オルタネーターの充電・発電状態は良好。

・下回りを見てもオイル漏れはほぼ無い。

 

 

 

 

 

 

 

しかし詳細に点検をしてこれから10万キロ良い状態で

安全に快適に使用出来るように整備プランを制作しました。

 

 

整備見積を提案してOKがいただけたので作業を始めますね。

 

 

 

sIMG_6886

 

まずは高速走行時での唸り音。

 

オイルの色や劣化度、異音の発生源から、

リアデフが怪しい。

 

 

sIMG_6887 sIMG_6888 sIMG_6891 sIMG_6890

 

リアデフを外してリビルト工場に

分解整備を外注依頼しました。

 

 

在庫のリビルト品と交換ではなく、現物リビルト。

(現物をチェックして不良個所を整備する流れです。)

 

 

それまでの間に他の整備作業を進めますね。

 

sIMG_7024 sIMG_7031 sIMG_7028

 

左右のRアクスルシャフトを外しましたので、

ハブのベアリングやオイルシールも交換します。

 

長いシャフトの根元にあるB/Gを

SSTと油圧プレスで抜き取ります。

 

 

 

リアのシャフトを抜かないと、デフが外れない。

(同時にすると重複分の工賃は省かれますよね。)

 

 

 

sIMG_7026 sIMG_7027 sIMG_7032 sIMG_7034

 

新しいベアリングを圧入して、

シャフトオイルシールも打替えしました。

 

 

sIMG_7009 sIMG_7011 sIMG_7012 sIMG_7015

 

数日後にリビルト工場から帰ってきたリアデフ。

 

結果的にはベアリング不良が原因で、

シールとB/Gを全数交換してもらいました。

 

 

また内部も洗浄し再塗装済みでの納品です。

(一定期間のリビルト保証も付いています。)

 

sIMG_7017sIMG_7022

 

リアアクスルの中も洗浄して、

シャフトと一緒に組立します。

 

 

 

sIMG_6990 sIMG_6988 sIMG_6989

sIMG_7045

 

リアショックアブソーバーと

スタビライザーのブッシュ交換。

 

 

 

 

sIMG_6892

 

次はフロント側のブレーキ、ハブナックル、

ショックアブソーバー等を分解します。

 

 

sIMG_6893 sIMG_6894 sIMG_6895 sIMG_6896 sIMG_6897

 

今回のショックアブソーバーは純正品をチョイス。

マウントやブッシュなども交換します。

 

外したアブソーバーは少しオイル漏れがありましたね。

 

 

 

sIMG_6898 sIMG_6900 sIMG_6902 sIMG_6903

 

ナックルのオイルシール交換。

 

やはりクロカン系はベアリングへの防塵・防水性は、

乗用車に比べて全然違いますね。

 

 

sIMG_6904 sIMG_6905 sIMG_6906 sIMG_6909 sIMG_6910

 

ベアリングやナックルにもIN・OUTにシールがあるので、

少々の冠水路でもクロカン系は走行出来るのでしょう。

 

 

逆に台風時の冠水路を走行している乗用車等、

あれは出来るだけ止めた方が良いですよ。

 

ベアリングのシール性能が低い乗用車、軽自動車なら、

水が混入してB/G寿命が縮みますからね。

 

 

sIMG_6911 sIMG_6913 sIMG_6914

 

前後ブレーキキャリパーをO/H。

 

・フロント対向4ポッド

・リア浮遊式シングルポッド

 

キャリパーからピストンを抜いて、

完全洗浄しましたよ~。

 

 

 

sIMG_6915

 

それでもピストンには汚れが付着しています。

 

このままではピストンシールに引っ掛かり、

スムーズな動きが出来なくなりますよね。

 

sIMG_6916

 

洗浄・脱脂しても取れない汚れは、

超微粒コンパウンドで磨き上げれば、

ピカピカになり再利用は可能です。

 

 

 

 

 

sIMG_6917 sIMG_6918 sIMG_6919 sIMG_6920

 

専用グリスを塗りながらシールやブーツと一緒に、

ピストンを組付けますね。

 

 

 

 

 

 

キャリパーのホルダー側もリフレッシュ。

ホール内の古いグリスを洗い流します。

 

スライドピンを清掃して

グリスアップとダストブーツ交換。

 

sIMG_6921 sIMG_6923

 

 

 

 

 

 

 

 

前後ブレーキパッドも残量が少ないので交換します。

 

WAKO’S ブレーキパッドグリス BPR

シムとパッドの間に薄く塗りました。

 

 

防振・防錆・防水&高耐久性を確保する

高性能パッドグリスを使用しています。

 

sIMG_6977 sIMG_6978 sIMG_6980 sIMG_6982

 

 

 

 

 

ディスクローターは研磨で再生しますね。

 

ローター研磨機にセットして、

出来るだけ薄く少ない回数で削ります。

 

 

歪みも無く数回で均一になりました。

耐熱塗装で化粧直ししますね。

 

sIMG_0015 sIMG_0020 sIMG_0022

 

 

 

 

 

少し前に地元で整備したドライブシャフトインナーブーツ。

 

『割れブーツ』で処置していますが、

もう合わせ目からグリスが漏れてきてますね。

 

sIMG_6929 sIMG_6931

 

 

Frデフからシャフトを引き抜きたいのですが、

異様に固く抜けないので作戦変更。

 

インナー側は残して、別々に整備します。

 

 

sIMG_6924 sIMG_6925 sIMG_6926

 

 

反対側も合わせ目の処置が甘いので、

少し隙間が開いていました。

 

sIMG_6927

 

 

トロトロに劣化したアウター側のグリス。

 

 

バターぐらいのグリス粘度が、

飲むヨーグルトぐらいに柔らかく油膜劣化すれば、

グリスの寿命は終わりでしょう。

 

sIMG_6932 sIMG_6933

 

 

 

 

耐久性の高い純正グリス・ブーツKITで交換しますね。

 

そうすれば10年10万キロはノーメンテでOK。

 

sIMG_6934 sIMG_6936 sIMG_6937

 

 

 

 

カシメ式のブーツバンドを

SSTでカシメ締め付け完了。

 

sIMG_6938 sIMG_6939 sIMG_6940 sIMG_6942

 

インナー側は車上で洗浄して、

新しいグリスを注入して組付けます。

 

sIMG_6943 sIMG_6944

 

 

 

アッパーアームとロアアームはASSYで交換します。

 

ブッシュの部品供給があるのですが、

何故か劣化しやすいボールジョイント部は供給無し。

 

 

部品さえ出してくれたら組み替えるのに、

仕方がないのでASSY交換になりました。

 

 

sIMG_6945 sIMG_6947

 

 

 

アーム組付け時にはカムボルトのシャフト部に、

薄くグリスを塗り込みます。

 

こうすると隙間から水が混入しずらいですし、

シャフト部の錆でブッシュ固着もしないでしょう。

 

sIMG_6946

 

 

 

フロントスタビのブッシュも交換して、

リンクロッドもブーツ破れで交換しました。

 

またガタが出やすいステアリング ラックエンドも、

予防整備で交換します。

 

sIMG_6951 sIMG_6954 sIMG_6955 sIMG_6975 sIMG_6976

 

 

 

こんな感じで進行したハイラックスサーフの

リフレッシュプラン。

 

 

やっとここまでで前半終了。

 

 

 

この後にはホイールアライメント調整も、

エンジン整備やATF交換も行います。

 

 

紹介する作業量が多いので、

今回のブログではここまで。

 

 

次回ブログで後半の作業を紹介しますね。

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

レクサス IS250 直噴エンジン インテーク系カーボン除去作業。 DSC ドライアイスショットカーボンクリーニング。

sIMG_7885

大阪府からお越しいただきました。

 

レクサス IS250 GSE20

走行距離95800km

 

 

・ATF圧送式交換

・DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

の作業依頼で入庫しました。

 

sIMG_7886

 

 

DSCとはドライアイス洗浄機を利用した、

弊社オリジナルの整備メニュー。

 

トヨタ・レクサスの直噴エンジン インテークバルブに蓄積する

大量のカーボンを完全除去するために弊社が開発しました。

 

 

 

エンジンの吸気系の最深部にあるバルブに蓄積するので、

なかなか手が出せず除去は困難。

 

またカーボン自体も燃焼熱でガチガチに固着しており、

手作業での除去もほぼ不可能。

 

 

s-kkkk

 

 

次世代洗浄方法のドライアイスを利用した洗浄能力。

 

 

 

弊社が自社制作したDSC用特殊ノズルとアダプターを使い、

(エンジンにノーダメージで短時間に完璧に)

不可能を可能にして除去する事ができました。

 

吸気系の汚れや付着物を取り除いて、

エンジンコンディションを回復させます。

 http://minato-motors.com/dsc/

 

 

sIMG_7887 sIMG_7894 sIMG_7900

 

 

樹脂製サージタンク、スワールコントロールバルブ、

インテークマニホールドを分解し、

インテークバルブの状態を確認しますね。

 

 

sIMG_7901 sIMG_7903 sIMG_7906 sIMG_7909

 

 

 

インテークバルブ傘部の形状が変わるほど、

カーボンが付着し強固に固まっています。

 

 

画像で見ると分かりにくいのですが、

実際は直径40mmほどの細いポート径の、

150mmほど深い位置にバルブがあります。

 

 

 

sIMG_7916

 

 

マスキングをして完全防備。

 

飛散するカーボンがボディに付着しないように、

上記画像から更にマスキング処置します。

 

 

そしてドライアイス洗浄機をセットし、

ドライアイスペレットを投入。

 

ガンにノズルとアダプターを装着して、

まずは軽くワンショットしてみますね。

 

 

sIMG_7918

 

硬く分厚いカーボンが一部弾け飛びましたね。

 

イイ感じにペレットが直撃すれば、

金属に固着したカーボンが剥離します。

 

s-hhhh

 

ドライアイス洗浄はもともと大きな製造プラントや

金型工場などで水やケミカルを使わずに洗浄する方法。

 

 

ドライアイスペレットは指で潰すと、

粉々になるほど柔らかくて脆い。

 

それを圧縮空気で高速噴射し、

付着物に直撃させます。

 

金属母材と付着物の隙間に入ったペレットが、

熱収縮と昇華爆発力で一気に破裂。

 

(-76℃から昇華し750倍に体積膨張)

ちょっとした小爆発の連続で付着物を除去するのです。

 

 

 

sIMG_6738

 

それを自動車整備に応用し、

より能力を上げてカスタマイズしたのが

唯一無二のDSC。

 

IMG_6854

 

 

 

 

 

ドライアイスペレット20kgを使用して、

6気筒12バルブを全て洗浄していきますね。

 

 

sIMG_7953 sIMG_7955 sIMG_7959

 

 

燃焼室にカーボンやペレットが入らないように、

圧縮上死点にセットしてバルブ全閉状態でショット。

 

完璧に除去出来ましたね。

 

バルブの縁やシャフト裏も全てキレイにしています。

 

sIMG_7936 sIMG_7937 sIMG_7939

 

スワールCバルブもDSCで除去完了。

 

ピカピカになりました。

 

 

 

sIMG_7940 sIMG_7943 sIMG_7944 sIMG_7945

 

サージタンクはドライアイス洗浄が出来ないので、

ケミカルで洗い流します。

 

 

 

sIMG_7948 sIMG_7949 sIMG_7960 sIMG_7963 sIMG_7964

sIMG_7965

 

純正ガスケットで組付けて、

スロットルボディも清掃しました。

 

 

 

sIMG_7889 sIMG_7891 sIMG_7893 (2)

 

DSCオプション整備のスパークプラグ交換。

 

NGK 長寿命高性能プラグ (RXプラグ)

10万キロ毎の交換をお勧めします。

 

 

 

s-スワール

 

最適な吸気渦を形成するインテークポートとバルブ形状。

 

 

それがカーボン蓄積で形状が変わると、

本来の吸気渦が作れなくなります。

 

結果、燃料と空気の撹拌が上手くいかずに燃焼し、

燃料がパワーに変換できない。

 

 

 

 

直噴は燃料噴射から点火燃焼までの時間が短く、

より理想的な吸気渦の形成が不可欠。

 

新車時は良いのですが経年劣化でカーボンが蓄積すると、

そこが上手くいかなくなるのでしょう。

 

s-bbb

 

直噴エンジン特有のカーボン蓄積。

 

DSCで本来の性能を回復させませんか?と提案しています。

(現在1部の車種のみDSCに対応しています。)

 

 

 

sIMG_7969

 

 

次はATF圧送式交換。

 

密封式ATでも自社制作のアダプターを接続すれば、

交換効率の高い圧送式交換が可能になります。

 

s-IMG_0916 s-IMG_1024

 

まずはプレ洗浄。

 

NUTEC ニューテック リンシングフルード

(NC-RF仮名)で全量を一気に交換しますね。

 http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

sIMG_7971 sIMG_7973 sIMG_7975 sIMG_7978 sIMG_7982 sIMG_7983

 

 

プレ洗浄をするとここまでキレイになりました。

透明度はかなり回復しましたね。

 

 

15分ほどアイドリング状態で待機します。

 

 

sIMG_7987 sIMG_7989

 

本命ATFのNUTEC NC-65に入れ替えて、

もう一度圧送式で交換しますね。

 

 

sIMG_7992 sIMG_7993 sIMG_7995 sIMG_8000 sIMG_8004 sIMG_8007 sIMG_8008

 

ほぼほぼ完璧に入れ替わりました。

 

一度冷却してから油温検出モードに入れて、

規定ATF油温でレベル調整を行います。

 

 

sIMG_8027 sIMG_8020 sIMG_8022 sIMG_8029

 

デフオイルも交換します。

こちらもNUTEC NC-70 全化学合成ギアオイル。

 

 

ガスケットは新品に交換し、

規定トルクで締め付けます。

 

 

sIMG_8034 sIMG_8032 sIMG_8035 sIMG_8036

 

エアコン冷媒ガスもリフレッシュ。

 

カーエアコンリフレッシュαで冷媒ガスを、

全量回収再生充填していきます。

 

 

・冷媒ガスをフィルターでろ過回収し重量を測定。

・10分間の真空引きで配管内の水分、空気の除去

・規定充填量を測定しながら液化高速充填。

・NUTEC NC-200も同時注入 潤滑性強化。

 

年々減少する冷媒ガスは数年に一度は点検しましょう。

 

 

sIMG_8037 sIMG_8039 sIMG_8040 sIMG_8041

 

エンジンルームを覗いてみると、

定番のオルタネーター クラッチプーリーが破損していました。

 

 

 

このワンウェイクラッチプーリーは旧型タイプの場合、

10万キロぐらいで大体ダメになっていますね。

 

 

完全にダメになればオルタネーターの軸に振動負荷で、

オルタネーターASSYでの交換になるでしょう。

 

プーリーから茶色い粉が出ていれば要注意。

対策品プーリーへの交換をお勧めしています。

 

 

1泊2日のお預かりでしたが、

弊社在庫に適合プーリーがありましたので、

交換をさせていただきました。

 

s-IMG_0007

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

DSCやATF交換のご依頼は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

日中は作業に専念していますのでなかなか電話には出れません。

ご協力のほど宜しくお願い致します。

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

愛媛県から マツダCX-5 リフレッシュプラン。 あれから数年経過しましたが、DSCとATF交換は必須整備。 ドライアイス洗浄で煤除去作業。

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

(世界で誰も出来なかった特殊整備)

(メーカー、ディーラーさんも認証していない整備)

初めて知った時は大体ネガティブな反応は世の常です。

 

 

 

(スカイアクティブ-Dに対しての煤除去作業)

 

弊社HPがパンクする程の(アクセス集中大反響)で、

賛否両論を巻き起こしたのは数年前。

 

 

 

あの時は3日ほどHPが映らず、完全にサーバーダウン。

 

例えるなら1日200人来店するラーメン屋さんに、

3日間で2万人以上が押し寄せたぐらいのパニック状態。

 

 

 

それでも地道な告知と施工事例アップの結果、

DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は、

おかげさまで多くのユーザーさんに支持されたようです。

 

 

 

 

弊社のブログが知らない第三者にネット拡散されて、

まとめサイト、ツイッター、F/B、個人ブログで大炎上。

 

(あれはミナト自動車のウソだ!!)

(ステマじゃねーの!!)

(マツダへの営業妨害だ!!)

さんざん書かれてしまいましたね~。

 

 

 

 

知らない事へのネガティブな反応はよくある傾向ですが、

逆に冷静に受け止めた方も多かったと思います。

 

 

(そういう不具合事例もあるのか~。)

(ドライアイスを使うって画期的!!)

(逆にDSCをすれば良くなるんでしょ!!)

 

大炎上から多くのDSC施工事例を配信し続けて、

現在の評価に至ったのだと自負しており、

もう弊社を疑う方はいないと思います。

 

 

(これで疑うなら何を言っても信じないでしょう。)

 

 

sIMG_6479 sIMG_6477 sIMG_6483 sIMG_6482

 

この日はCX-5が3台入庫し、

翌日ももう一台入庫したので、

CX-5だらけになった週末でした。

 

 

湘南ナンバー、習志野ナンバー、愛媛ナンバー

DSCとATF完全圧送式交換等の整備依頼です。

 

 

 

 

愛媛県からのCX-5は上記定番整備2点に加えて、

車両全体の整備を提案をするリフレッシュプランも

同時に依頼されての予約入庫。

 

 

マツダ CX-5

KE2FW 19万キロ走行

 

普段の整備は地元ディーラーさんで行っているそうです。

 

sIMG_6453

 

入庫してから問診をし、

試運転をして事前ホイールアライメントを測定します。

 

 

 

sIMG_6455 sIMG_6457 sIMG_6460 sIMG_6461 sIMG_6462

 

フロント/リア共に少しトゥアウトですが、

19万キロ走行を考慮すると数値的には良好でしょう。

 

 

ただサスペンションはアライメント数値を整えるだけで、

改善する訳ではない。

 

 

劣化したショックアブソーバーやブッシュ等を交換し、

シャキッとリフレッシュさせますね。

 

 

sIMG_6465

 

 

エンジンルームを開けると、

盛大に汚れが付いています。

 

sIMG_6467

 

こちらもよくあるオーバーヒートか!!と思いましたが、

ユーザーさんに確認すると数年前にLLC漏れの跡だそうです。

 

 

sIMG_6469 sIMG_6471 sIMG_6474

 

ラジエターキャップを開けて確認すると、

LLCの未交換の整備不良でしょう。

 

キャップは劣化し、LLCは(ほぼ水)になっていました。

 

 

sIMG_6475

 

本来はこれぐらい緑色したLLCなんですが、

長年の使用で完全に劣化しているようです。

 

 

 

sIMG_6476

 

念のためにオーバーヒートで

ヘッドガスケット破損が無いか?をチェック。

 

 

(エア吹き返しも無いのでヘッド抜けは大丈夫でしょう。)

(時間を掛けて調べました。)

 

sIMG_6554 sIMG_6556 sIMG_6558 sIMG_6562 sIMG_6563

sIMG_6568 sIMG_6567 sIMG_6569

 

 

リフトアップで下回り、足回りを点検し、

スキャンツールのデータモニタでライブ数値を点検します。

 

 

点検結果からオススメ整備プランの御見積を制作し、

OKがいただけたので作業を始めます。

 

 

 

まずは事前にリフレッシュをする事が決まっていた、

サスペンションの足回り系から整備しますね。

 

 

sIMG_6571 sIMG_6599 sIMG_6600 sIMG_6601

 

 

フロントロアアームやスタビブッシュを全交換。

 

 

sIMG_6636 sIMG_6637 sIMG_6638

 

ショックアブソーバーは純正品でリフレッシュ。

 

マウントやダストブーツ等も交換します。

 

 

 

 

sIMG_6565 sIMG_6566 sIMG_6576

 

リアは右側にオイル漏れがありました。

 

 

 

外したショックはガスが抜けていて、

全く伸びずに反発も弱い。

こちらも純正品で交換します。

 

 

 

sIMG_6578 sIMG_6579 sIMG_6580

 

劣化したドライブシャフトのグリス・ブーツ交換。

 

 

sIMG_6591 sIMG_6593 sIMG_6594 sIMG_6596 sIMG_6597

 

中間ベアリングも交換して、

純正ブーツグリスKITでリフレッシュ。

 

 

グリスもオイルですから使えば劣化しますよね。

劣化でグリス粘度が下がれば摩耗しますよ~。

 

 

sIMG_6572 sIMG_6628 sIMG_6630 sIMG_6631 sIMG_6632 sIMG_6633 sIMG_6634 sIMG_6635

 

ディスクローターはスター社の高性能ローター研磨機で、

キレイに再生しました。

 

最後に耐熱塗料(600℃)を塗装しています。

 

 

 

sIMG_6610 sIMG_6611 sIMG_6612

 

ブレーキキャリパーも完全洗浄してO/H。

 

リアはパーキングブレーキ内蔵式なので、

慎重に作業しました。

 

sIMG_6617 sIMG_6618 sIMG_6619 sIMG_6620 sIMG_6621

 

 

 

劣化したシールやダストブーツを、

純正新品で組替ました。

 

 

sIMG_6623 sIMG_6624 sIMG_6625 sIMG_6626

 

ホルダー側も清掃・洗浄をし、

古いグリスを洗い流します。

 

そこからグリスアップで潤滑性をリセット。

 

 

sIMG_6652 sIMG_6648 sIMG_6651 sIMG_6653

 

 

ブレーキパッドの残量は少なく、

バックシムにもグリスが無い・・・。

 

 

シムを清掃してWAKO’S BPR

高性能パッドグリスを塗って組付けました。

 

 

 

sIMG_6641

 

ナックルにボルトオンのハブベアリングASSY、

負荷が大きいフロント側を予防整備で交換しますね。

 

 

リアの交換は簡単なので、

異音が出てからで良いでしょう。

 

 

sIMG_6657 sIMG_6658 sIMG_6659 sIMG_6660 sIMG_6662

 

 

アライメントリフトに移動して、

サスペンションアームブッシュを1G締付。

 

捻じれたブッシュのテンションを開放し、

負荷の無い状態でマシ締めします。

 

 

黄色いテープの部分を1G締付して、

赤いチェックペンで完了の印を付ける。

 

sIMG_6664

 

 

 

そこから軽く試運転をして、

ホイールアライメントを調整しました。

 

 

キレイに整いましたね。

 

sIMG_6667 sIMG_6669 sIMG_6673 sIMG_6675

 

 

 

次はATFを交換します。

 

ATオイルパンを外してストレーナーを交換します。

 

CX-5のオイルパンは他社に比べて安価なので、

再利用せずに新品に交換しました。

 

 

 

オイルパンに液体ガスケットを塗って、

脱脂したATに組付けますね。

 

 

sIMG_6642 sIMG_6643 sIMG_6644 sIMG_6645 sIMG_6654 sIMG_6655

 

 

エンジンを暖機して圧送式アダプターを接続し、

交換効率の高い圧送式交換を行います。

 

まずはNUTECリンシングフルード NC-RF(仮名)で、

プレ洗浄しますね。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

sIMG_6676 sIMG_6679 sIMG_6682 sIMG_6686 sIMG_6688 sIMG_6689 sIMG_6690

 

プレ洗浄後はこんな感じになりました。

 

ビーカーの廃油に比べるとキレイになりましたが、

新油と比べるとマダマダですね。

 

 

15分間のアイドリングタイムのあとに、

本命ATFでもう一度交換します。

 

 

sIMG_6695 sIMG_6696 sIMG_6699 sIMG_6701 sIMG_6703 sIMG_6705 sIMG_6709

 

 

NUTEC ニューテックNC-65

全化学合成ATF(エステル系)

NUTEC最高峰のハイパフォーマンスATF

 

 

新油と比べてもほぼ同じぐらいまでキレイになりました。

最後に規定温度でレベル調整します。

 

 

弊社ではスカイアクティブ6速ATへのATF交換は、

NUTEC(NC-RF&NC-65)のコンビ交換を、

相性・実績・評判を考慮して採用しています。

 

(弊社ではこれ以外の組み合わせは推奨していません。)

 

 

 

sIMG_6716

 

 

最後にDSCを行いました。

 

 

インテークマニホールドを外して、

煤の蓄積具合をチェックします。

 

sIMG_6721 sIMG_6722 sIMG_6723 sIMG_6724 sIMG_6726 sIMG_6727

 

エンジン インテークポート側は、

蓄積は少なく程々でしょう。

 

 

ですが最深部のバルブ傘部には、

カチカチに煤が固着していました。

 

 

 

sIMG_6731 sIMG_6732 sIMG_6733 sIMG_6735

 

 

吸気シャッターバルブとインマニ入り口。

 

こちらは盛大に蓄積しており、

4パターンある蓄積具合の一番多い蓄積パターンですね。

 

 

 

sIMG_6737 sIMG_6738 sIMG_6739 sIMG_6740 sIMG_6741 sIMG_6742 sIMG_6744

 

完全防備のマスキングから、

ポート内を軽くショットしました。

 

 

ドライアイス洗浄の威力なら、

これぐらいの煤蓄積は吹き飛びますよ~。

 

 

s-kkkk

 

 

(エンジンにノーダメージで短時間に完璧に)

 

数種類ある自社制作のノズル・アダプターを使い分けて、

複雑な形状のインテークバルブをDSCで洗浄します。

 

 

 

強固に固着した傘部やシャフト裏も、

キレイに除去しました。

 

sIMG_6759 sIMG_6761 sIMG_6762 sIMG_6764

 

 

外したインテークマニホールドや、

各電子制御バルブもドライアイス洗浄しました。

 

sIMG_6746 sIMG_6747 sIMG_6748 sIMG_6750 sIMG_6752 sIMG_6751

 

本来の吸気経路を取り戻したようですね。

 

ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジンですから、

吸気の邪魔になる煤蓄積は無い方が良いと思いませんか?

 

 

インテークマニホールドや吸気シャッターバルブ等を組付けて、

冷却水(LLC)を圧送式で交換します。

 

sIMG_6781 sIMG_6782 sIMG_6783 sIMG_6784 sIMG_6787

 

ラジエターリフレッシャーでLLCを回収し、

高密度Wフィルターでろ過してもう一度戻す。

 

これを15分間ほどアイドリング状態で行います。

(時々高回転をキープする事もします。)

 

最後にLLC再生強化剤でLLCを補強して、

レベル調整を行いました。

(キレイな緑色のLLCになりましたね。)

 

 

sIMG_6858 sIMG_6859 sIMG_6860 sIMG_6861 sIMG_6862

 

カーエアコンリフレッシュαでAC冷媒ガスを再生します。

 

年々減少する冷媒ガスを全量回収し、

真空引き後に規定充填量でリチャージ。

 

 

多くても少なくてもNGで、NUTEC NC-200も同時注入。

 

結果的には半分以上の冷媒ガスが無くなっていたようです。

(過小充填はコンプレッサーには良くないですね。)

 

 

 

sIMG_6458

試運転と最終チェックを繰り返し、

約2週間のお預かりで作業をさせていただきました。

 

 

DSC・ATF交換のみなら最短で日帰りも可能。

(DSCは基本的に1泊2日作業を推奨しています。)

 

 

 

 

 

sIMG_6745

 

 

こんな煤塊がエンジン内部にあれば、

良くはないですよね。

 

 

 

sIMG_6565 sIMG_6637

 

ショックアブソーバーもこんな状態では、

本来の性能は発揮出来ないでしょう。

 

 

sIMG_6639

 

エアエレメントなんて真っ黒に汚れて、

新品と比べてズッシリ重い。

 

エレメントもここまで汚れると、

かなり吸気抵抗が掛かっていたのでは?と思います。

 

 

 

毎日往復70キロの通勤使用で、

あと5年は使用する予定だそうですよ。

 

 

30万キロ以上走行するなら、

やはり相応の整備は必要だとお伝えしました。

 

 

それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

愛知県からハイエース200系 リフレッシュプラン。  (チェンジニアとは誉め言葉ですよね?)

愛知県からお越しいただきました。

 

トヨタ ハイエース KDH206V

走行距離33万キロ

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

リフレッシュプランは車検時に実施する軽整備ではなく、

10年10万キロ以上走行した車両を

まだまだ長く使用したい車への提案型整備メニューです。

 

 

 

(過走行だけど、あと2年ぐらい乗りたい)

(なるべく安価に、使える部品は出来るだけ使う。)

現状維持+αの軽整備メニューではありません。

 

 

 

相応の費用を投入してガッツリ整備し、

良い状態を長く使用できるための整備提案です。

ご理解の程宜しくお願いします。

 

 

 

sIMG_5253

 

 

それにしてもハイエースのリフレッシュプラン依頼は、

100系・200系問わず非常に多いですね。

 http://minato-motors.com/blog/?tag=%e3%83%8f%e3%82%a4%e3%82%a8%e3%83%bc%e3%82%b9

 

 

個人的にはハイエースは20~30万キロは当たり前!!

走行距離50万キロ目指しても問題ない車両と思っています。

 

 

 

 

ハイエースを改造カスタムするショップは多いですが、

純正ノーマル状態の過走行車をもう一度蘇らせる整備工場は、

全国的に見ても少ないのでしょうか?

 

 

そんな感じで今回もメールからのご相談から、

予約入庫していただきました。

 

 

sIMG_5252

 

問診から試運転をして

事前ホイールアライメントを測定します。

 

 

sIMG_5254 sIMG_5255 sIMG_5256

 

 

ホイールアライメントの測定結果を見ると、

数値的にはそんなに悪くはない・・・。

(今まで何もしていないなら奇跡的にキレイに揃っている。)

 

 

 

ただ試運転での乗り心地やフィーリングは、

あまり良いとは言えない感じの乗り味に感じました。

 

 

 

sIMG_5261 sIMG_5262

 

 

ショックアブソーバーは最近交換されたようですが、

それだけでは本来のハイエースには戻らないでしょう。

 

サスペンションって一部だけ交換や調整すれば、

どうにかなる物でもないので難しいところですよね。

 

 

sIMG_5265 sIMG_5269 sIMG_5267

 

ブレーキの効きも甘く、

ブレーキフィーリングも鈍い。

(本来のハイエースはブレーキがよく効くのにね。)

 

 

 

実は弊社入庫する数か月前にエンストが発生したそうです。

 

調子が良いと何も起きないのですが、

一度発生すると頻発にエンスト。(エンジン再始動は可能)

 

交差点で曲がるために減速すると、

エンジンが停止する事もあったそうです。

 

 

 

 

 

いつも車検に出しているディーラーさんに緊急入庫するも、

(エラーコードに異常は無く、数値も問題ない。)

(預けている間も症状は再発せず、原因が分からない)

 

 

 

愛着はあるが手放そうか?と

リフレッシュプランのキャンセルを相談されたのですが、

症状や走行距離、不具合時の状況などをお聞きして、

(この部品3点を交換してください。)とアドバイスしました。

 

 

 

そんなに高額な部品でもないですし、

ダメ元でも良いなら試した方が良いですよ!!と。

(どうせリフレッシュプランで交換を提案するので。)

 

 

その後エンストは再発することなく、

当初の予算から増額してリフレッシュ整備を依頼されたのです。

 

sIMG_5260

 

スキャンツールで各数値をチェックして、

車両全体を点検していきます。

 

 

 

そこから予算に合わせた整備プランを制作し、

御見積と一緒にオーナーさんに提案しました。

 

 

OKがいただけたので作業を始めます。

それでは作業内容を紹介しますね~。

 

sIMG_5274

 

まずはフロントサスペンション等の足回りから。

 

 

ブレーキやハブナックルを分解します。

 

そしてアッパーアームを外して、

ロアアームも外すのですが・・・・。

 

sIMG_5307

 

ロアアームの付け根にあるアジャストカムが、

ブッシュ内径との錆固着で抜けません。

 

 

抜けないと車体からロアアームは外せないですし、

カムが動かないのでホイールアライメント調整も出来ない。

 

 

今回はロアアームは再利用でブッシュのみを交換するので、

アーム自体に傷を付けるのはNG。

 

もちろん取付部のサブフレームも切断出来ない・・・。

 

 

 

sIMG_5313

 

100系200系ではロアアームのカムボルト固着は、

そんなに珍しい事ではないのでコイツを使用しますね。

 

『日立 セイバーソー』

バカでかい電動のこぎりです。

 

 

 

超硬厚板切断用の替え刃を装着して、

赤色の線の部分をピンポイントに切断します。

 

(場所的に火花や熱の出る切断方法はNG)

(刃が入るスペースは凄く狭い。)

 

sIMG_5311 sIMG_5312 sIMG_5314 sIMG_5315

 

 

1か所固着するとブッシュ前後の赤色線2か所を切断します。

 

最悪4つのロアアームブッシュが固着すると、

合計8か所を切断しないと左右のアームが外れない。

 

 

ちなみにセイバーソーで普通にカット作業をすると、

1か所赤線部を切り終えるのに30分以上掛かります。

(おまけに超硬替え刃は3枚ぐらい使うでしょう。)

 

 

 

 

現在はその他の非公開のツールも併用し、

替え刃1枚の15分ぐらいで

1か所カット出来るようになりました。

 

 

sIMG_5346

 

無事車体から無傷で外れたので、

ロアアーム前後のブッシュを打替え交換します。

 

 

SSTとオリジナル治具を使いながら、

油圧プレスで交換しました。

 

 

sIMG_5347

 

 

 

 

2度と固着が無いように、

新しいボルトやアジャストカムのシャフト部に、

薄くグリスを塗っておきますね。

 

こうすれば空気に触れず水も弾くので、

錆の発生は予防出来るでしょう。

 

新車製造時から塗っておいてくれればと思っています。

 

 

sIMG_5350 sIMG_5351

 

 

 

アッパーアームはASSY交換です。

 

こちらもブッシュのみは交換可能で部品供給も有るのですが、

肝心のアッパーボールジョイントが非分解構造なのです。

 

 

15万キロも走行したハイエースなら、

ほぼアッパーボールジョイントはガタがあるので、

ブッシュのみ交換しても意味がないのですよね。

 

 

sIMG_5348

 

 

 

 

 

ロアボールジョイントは単体で部品供給があるので、

こちらは新品に交換しました。

 

 

 

sIMG_5334

 

 

 

スタビライザーのブッシュも全数交換します。

 

ブッシュが摩耗で削られて、

ガバガバになっていますね。

 

 

sIMG_5273 sIMG_5371 sIMG_5321 sIMG_5322

 

 

 

フロントドライブシャフトもO/H。

 

劣化したグリスとダストブーツを交換します。

 

 

sIMG_5335 sIMG_5337

 

熱劣化でトロトロになったグリス。

これでは油膜は確保出来ないでしょう。

 

分解して洗浄してリフレッシュ。

 

 

 

sIMG_5339 sIMG_5341

 

耐久性の高い純正グリス・ブーツKITを使用します。

 

これでまた10万キロ以上は、

ノーメンテで使用出来ると思いますよ。

 

 

sIMG_5342 sIMG_5343 sIMG_5344 sIMG_5345

 

 

 

 

次はフロント ハブベアリング交換。

 

sIMG_5329

 

ナックルからハブベアリングを分解し、

ハブとベアリングを分けますね。

 

 

 

sIMG_5330

 

こちらもSSTや治具でアウター側を外してから、

ハブに残ったインナー側のレースを外します。

 

ガスで炙ったりガンガン叩いたりは一切せずに、

適切な工具を使用し安全に部品を分解します。

 

 

 

新品ベアリングに負荷を掛けずに、

慎重に圧入しハブに組立装着します。

 

sIMG_5333

 

 

 

 

 

ハブから分解したフロントブレーキ ディスクローター。

 

左右を研磨して再生します。

 

sIMG_7851

 

スター社製のローター研磨機で、

薄く慎重に研磨します。

http://minato-motors.com/blog/?p=14924

 

削る回数はなるべく少なく。

 

最小限の研磨でリフレッシュしますね。

(無駄な削り過ぎは厚みが薄くなりますよ~。)

 

 

sIMG_7855 sIMG_7856 sIMG_7857 sIMG_7858

 

 

耐熱塗装で化粧直し。

新品同様になりました~!!

 

sIMG_7860

 

 

このディスクローターとハブを組付け。

 

ダイヤルゲージで触れ点検をして、

ハブとナックルを車体に組付けます。

 

sIMG_5369

 

 

ステアリングのラックエンドASSY交換。

(ガタチェックすると少し感触が悪いです。)

 

 

こちらもガタが出やすいので、

左右を交換しました。

 

 

 

sIMG_5324 sIMG_5328

 

 

 

タイロッドエンドはラックに比べてガタは出にくい。

 

ですが走行距離を考慮し、

予防整備として交換しました。

 

sIMG_5368

 

 

 

 

フロント ブレーキキャリパーのO/H。

 

 

sIMG_7753 sIMG_7755

 

ピストンを抜き出して、

キャリパーを完全洗浄します。

 

 

ピストンの状態も良好なので、

コンパウンドでピカピカに磨いて再利用。

 

 

 

シールブーツKITでリフレッシュしました。

 

シールが硬化するとピストンの戻りが悪くなり、

引きずりや固着の原因になりますよ。

 

sIMG_7861 sIMG_7862 sIMG_7863 sIMG_7864

 

 

 

 

 

キャリパーホルダー側もリフレッシュ。

 

グリスが充填されているはずのスライドピンは、

こんな感じで錆び付いていました。

 

スライドピンホール側も錆びてしまい、

長年の整備不足が見えましたね。

 

sIMG_7865 sIMG_7866

 

車検の時にほんの少しグリスを注入すれば、

ココが錆びる事は無いでしょう。

 

スライドピンが固着すると浮遊式片側キャリパーは、

引き摺りやロックの原因になりますよ。

 

 

 

ブラシに研磨剤を練り込んだホーニングブラシで、

ホールの内径を磨き上げます。

 

sIMG_7868

 

 

スライドピンやブッシュは交換して、

新品ダストブーツも装着します。

 

 

2度とこのような状態にならない為に、

グリスを注入して再生しました。

 

 

sIMG_7870 sIMG_7869

 

 

 

ブレーキパッドも交換しますが、

バックシムにはWAKO’S BPRグリス。

 

 

高粘度高耐久のブレーキパッド専用グリス。

 

シムに固着した古いグリスを洗い流して、

BPRを薄く塗り込んでいきます。

 

sIMG_7877 sIMG_7880 sIMG_7878

 

 

 

次はリア側を整備しますね。

 

 

リアハブベアリングを交換するために、

ブレーキを分解しシャフトを引き抜きます。

 

 

そこからABSピックアップローター等をシャフトから外して、

ベアリング交換に移ります。

 

sIMG_5352

 

 

 

こちらもSSTを使用しシャフトを打ち抜いて、

ベアリングと分離させました。

 

ガキーンと大きな音がして外すのですが、

大体12トンぐらいの油圧でプレスするので、

初めて作業すると壊れたのか?と思うでしょうね。

 

 

sIMG_5360 sIMG_5361

 

 

 

リテーナーやベアリング・オイルシール等も交換し、

油圧プレスで圧入作業。

 

 

ABSローターは装着位置が決まっているので、

奥過ぎても手前過ぎてもNGです。

 

 

慎重に測定しながら装着します。

 

sIMG_5362

 

 

デフオイルの侵入を防ぐシャフトオイルシール。

 

これも適当に装着するとオイル漏れになりますので、

同じく基準値を測定しながら圧入しています。

 

 

sIMG_5353 sIMG_5363

 

 

 

 

 

ドラムブレーキのライニングシュー残量を測定すると、

まだ使えそうなので清掃して再利用しました。

 

 

ブレーキシリンダはカップKITでO/Hします。

 

 

シャフトとブレーキを組み込んで、

ブレーキ調整を数回ほど行いました。

 

sIMG_5265 sIMG_5366 sIMG_5367

 

 

 

 

エンジンマウントを交換して、

未交換だったベルトプーリーも交換します。

 

 

冬の寒い時期に始動性が悪いと困るので、

グロープラグも新品交換しました。

 

33万キロも使えば頑張ったほうだと思います。

 

sIMG_5319 sIMG_5320 sIMG_5383 sIMG_5381

 

 

 

この車両は弊社入庫前に他社でエンジン整備済み。

・ウォーターポンプ

・タイミングベルト

・ラジエターASSY

・オルタネーター

・インジェクター

 

 

ベルトプーリーを交換していると、

気になる個所を見つけてしまいました。

 

sIMG_5373

 

 

 

 

ベルトプーリーにハーネスが接触して、

配線被膜が傷付いていました。

 

 

見ないふりをする訳にもいかず、

修復するにもスペースが狭い。

 

エンジンハーネスの交換はかなり大変なので、

ピンポイントで修復しました。

 

ハンダ付けか?バイパス処置か?いろいろ考えましたが、

作業スペース等を考慮してギボシ端子で復旧処置。

 

 

 

ハーネスをテープで保護して、

プーリーに接触しないように弛みを取って、

ハーネスをエンジンに固定しました。

 

 

以前の整備時のハーネス固定が良くなかったようですね。

 

sIMG_5380 sIMG_5386

 

 

 

フロント/リア デフオイル交換

トランスファオイル交換

 

使用ギアオイルは

(ガルフ プロガード75W90 部分化学合成LSD対応)

 

 

 

ATFはNUTEC ZZ51改(全化学合成)で圧送式交換

 

sIMG_5392 sIMG_5393 sIMG_5391 sIMG_5394 sIMG_5448 sIMG_5445 sIMG_5464

 

 

 

アライメントリフトでリフトアップし、

車高レベル調整を行います。

 

ハイエースはフロントの車高を調整する機構が、

もともと有るのですよ~。

 

 

sIMG_5415

 

 

 

 

リア基準点から地面までの高さを測定し、

リア基準値からの誤差をフロント基準値に反映させます。

 

つまり15mmリアが低くなっていれば、

フロント側は基準値から15mm差し引いた数値に調整します。

 

 

 

同時に1G締付でロアアーム等のブッシュを締付ます。

 

sIMG_5416

 

 

 

そこから軽く試運転をしてブッシュを慣らして、

ホイールアライメントを調整しますね。

 

sIMG_5417 sIMG_5418 sIMG_5420

 

ハンター社 ホイールアライメントテスター

WA470(ホークアイ)

 

イヤサカ社 ビシャモン

マルチアライメントリフト ロングバージョン

 

 

 

sIMG_5424 sIMG_5425

 

測定時はバラバラな数値になっていますが、

少しずつバランスを整えていきますね。

 

 

 

sIMG_5426

 

 

リアは調整機能がありませんので非調整ですが、

タイヤが片減りするような数値ではないので問題ないでしょう。

 

 

フロントはキャンバー・キャスター・SAIなどを微調整、

最後にステアリングセンターを調整しました。

 

(トゥを合わせた画像が無くて申し訳ない。)

(トゥは左右差ゼロに調整しています。)

 

 

 

 

試運転とチェックを繰り返し、

無事納車となりました。

 

お預かり期間は約2週間になります。

 

後日メールからレビューをいただきました。

この度はお世話になりました。

本日、高速メインに500㎞程走行しましたが、車がシャキッとしました。
直進安定性も上がり、高速カーブも不安がなくなりました。
じわじわ劣化するせいか、極端な悪化をあまり感じてませんでしたが、ここまで変わるのか⁈といった感じでした。
同乗の妻も、乗ってすぐ感じたみたいで、
硬くなった!と言っておりました。(笑)
取り急ぎ、どうもありがとうございました。また何かあれば、相談させて下さい。

 

s-IMG_0007

 

よくネット等で言われるのは、

(今の整備士はメカニックではなく、チェンジニアだ!!)と。

 

貶されているのか?褒められているのか?

どっちなんでしょうかね。

 

 

 

 

車両は電子制御でガチガチにコントロールされ、

メーカー自体も単品部品の供給を減らす。

 

特に年式が経過すると部品管理コストの関係でしょうか?

(もう単品ではなくASSYのみメーカー在庫有りです。)と、

部品商から在庫の連絡が増えました。

 

 

 

 

高精度で製造された純正部品を、

手作業でどうにか?こうにか?修復する時代は、

とっくの昔に終わっていると私はそう思っています。

 

(1年2年はなんとか耐えれるが、

10年単位で耐久性が確保されるか?という意味で。)

 

 

 

 

200系ハイエースぐらいはまだアナログですが、

これから発売される車両はそう簡単にはいかないでしょう。

 

 

 

 

それに部品をチェンジするのも、

100系ハイエースの時代から徐々に難しくなっていますよね。

 

 

 

確実に安全に正確に部品交換が出来るSSTや

治具や工具を完備しないと交換が出来ない。

 

またそれに伴う交換方法と正確な手順の理解。

 

同一車種のモデル違いで異なる基準値は、

整備書無しで作業するにはリスクが高い。

 

間違った交換作業は部品を無駄にし、

車両の耐久性に直結するのです。

 

 

 

 

今回のKDH206ハイエース リフレッシュプランも、

ざっくり言えば部品交換と調整だけの作業で、

おそらくチェンジニアと言われる部類でしょう。

 

 

 

 

 

今の時代(一流のチェンジニア)になるのも、

相当ハードルは高いんですよね。

 

 

工場の設備的にも作業者の技術的にも、

一流になりたいな~と思うこの頃です。

 

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

長野県 レクサスGS350 4WD 陸送プランで入庫!! ATF交換&DSC、その他いろいろオプション作業を実施!! ドライアイス洗浄でカーボン除去作業。

sIMG_5465

 

長野県からの整備依頼で入庫しました。

 

 

レクサス GS350 GRL15 4WD

走行距離 77000km

 

 

依頼内容

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC NC-65

・DSC ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング

・その他の各オプション整備 多数あり

 

 

 

 

遠方からの整備依頼ですが

今回は(陸送プラン)をご利用いただき入庫しました。

 

 

長野県松本市の陸送基地に直接搬入してもらい、

大阪府堺市の弊社までの片道陸送入庫。

 

お引き取りはユーザーさんが来店して、

お引き渡しの予定です。

 

sIMG_5475

 

入庫前に打ち合わせをして作業内容を決定し、

予定通りに陸送入庫しましたので作業を始めます。

 

 

試運転をしてATFの状態をチェックし、

オイルパンを外していきますね。

 

sIMG_5477 sIMG_5478 sIMG_5480

 

 

ATFストレーナーを交換して、

オイルパンを洗浄しました。

 

磁石に付着した鉄粉を除去して、

ガスケットも交換しますね。

 

 

 

sIMG_5482 sIMG_5483 sIMG_5484 sIMG_5485

 

 

 

オイルパン組付け後には

自社制作の専用アダプターをATに接続。

 

これで交換効率の高い圧送式交換が出来ますね。

 

 

sIMG_5488

 

フルードを補充してエンジン暖機し、

まずはプレ洗浄を行います。

 

 

プレ洗浄に使用するフルードは

NUTEC ニューテックNC-RF(仮名)

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

ほぼ無色のスペシャル・リンシングフルード。

(ニューテックさんに無理を言って作っていただきました。)

 

NC-RFはフラッシングフルードではありません。

過度な洗浄能力を求めると

ATにダメージを与える場合があります。

 

 

そこで製造開発時にNC-RFはフラッシングではなく、

リンシングですよとNUTECさんからお話がありました。

 

 

 

 

 

それでは全量イッキに圧送式で交換しますね~。

 

sIMG_5491 sIMG_5494 sIMG_5496 sIMG_5498 sIMG_5500

 

・奥に見えるのが新油モニター。

・中央ビーカーはATFチェック時の廃油。

・手前のクリーナーモニターがプレ洗浄後のフルード。

 

 

 

廃油と比べるとかなりキレイになりましたが、

新油と比べるとまだまだですね。

 

 

sIMG_5502

 

本命フルードはNUTEC最高峰ATF 『NC-65』

全化学合成ハイパフォーマンスATF(エステル系)

 

 

全国から依頼されるATF交換車両の約半数以上が、

NUTEC NC-RF&NC-65での交換を指名されます。

 

 

来店時にNC-65にグレードアップされる方も多く、

結果的には8割近い方がNC-65を選んでいるのが現状です。

 

みんカラなどのSNSでも絶大な人気のNC-65は、

もう説明不要の人気商品になっているようです。

 

 

 

sIMG_5503

 

 

ATFチェンジャーにNC-65をセットして、

もう一度圧送式で交換します。

 

 

sIMG_5506 sIMG_5508 sIMG_5510 sIMG_5512 sIMG_5514

 

キレイに入れ替わりましたね。

 

ここまでキレイになれば

次回交換推奨距離は約6万キロになります。

 

 

ATFクーラーを洗浄し、

規定温度でフルードレベル調整を行いました。

 

 

この場合も油温検出モードにセットして、

正確にフルード量を調整していますよ~。

 

 

sIMG_5576

 

次は直噴エンジンの吸気系に蓄積するカーボン除去作業。

 

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

弊社オリジナルの整備メニューで、

オンリーワンの唯一無二。

 

 

商標登録も取得済み。

 

IMG_6854

 

 

昔からガソリン直噴の吸気系カーボン蓄積は、

高感度な整備士の中では結構有名な症状でした。

 

 

ただ場所がエンジンの奥にあり過ぎるので、

なかなか手が出せない(処置出来ない)・・・。

 

 

 

そこで弊社が4年ほど前に、

オリジナルで除去方法を開発したのですね。

 

 

sIMG_5582 sIMG_5583 sIMG_5586

 

 

樹脂製サージタンク・インテークマニホールドを分解し、

エンジン吸気ポートが見えてきました。

 

 

中を覗いてカーボンの蓄積具合を確認します。

 

sIMG_5587 sIMG_5588 sIMG_5589 sIMG_5590 sIMG_5591 sIMG_5594 sIMG_5595

 

 

GS350に搭載されているのは2GR-FSE(D-4S)エンジン。

 

通常の直噴エンジン(トヨタD-4)は

インジェクターが燃焼室に1個搭載されています。

 

 

2GR-FSEはデュアルインジェクターの(D-4S)

 

燃焼室に1個と吸気ポートに1個の、

ダブルで搭載されている直噴エンジン。

 

 

zzzz xxx

 

sIMG_5594

 

 

 

吸気バルブの傘部に固着したカーボンの蓄積量は、

通常の直噴(D-4)より少ないです。

 

 

これでエンジンのフィーリングやコンディションが

低下するのか?と最初は疑問に思っていました。

 

 

 

D-4S搭載車に何十台もDSC作業をして、

作業後の皆さんのレビューを聞いていると納得。

 

 

このカーボンを除去すると通常の直噴(D-4)とは別の作用で、

エンジンのフィーリング等が新車時に戻るのが確認出来ています。

 

 

ネットに詳しく書くといろんな所に張り付けられるので、

来店されたお客様のみに詳細を説明しています。

 

 

(ネットに詳しく書くと大変なんですよね~。)

(よく理解しない方が拡散すると間違った情報が広がるので。)

 

 

sIMG_5601sIMG_5600

 

 

マスキングをして完全防備。

 

ドライアイス洗浄機に特殊ノズルを装着して、

ドライアイスペレットを洗浄機に投入します。

 

 

sIMG_5604kkkk

 

圧縮空気でペレットを高速噴射。

熱収縮と昇華爆発力で付着物を剥離除去。

 

 

 

母材金属やシール類に一切のダメージを与える事なく、

強固なカーボンを除去します。

 

 

(ノーダメージで、短時間に完璧に)

こんなキャッチコピーでDSCをご紹介しています。

 

 

 

sIMG_5607 sIMG_5608

 

 

 

軽くワンショットをバルブ上半分に行いました。

 

ペレットが直撃した部分だけ

カーボンが剥離しましたね。

 

 

 

弊社が制作した数種類のノズルとアダプターを使い分けて、

バルブ傘部やポート内を全て洗浄していきますよ~。

 

 

 

sIMG_5609 sIMG_5610 sIMG_5611 sIMG_5612 sIMG_5614 sIMG_5615

 

 

6気筒12ポート全て除去完了。

 

 

インテークマニホールドに装着されている

ポート用インジェクター周辺も洗浄しました。

 

こちらは繊細過ぎるので手作業でキレイにします。

 

sIMG_5597 sIMG_5598 sIMG_5616 sIMG_5618 sIMG_5619

 

 

 

 

サージタンクの中のブローバイオイルも洗い流します。

 

ガスケットは純正新品にて組付けし、

電子制御スロットルボディも清掃しました。

 

sIMG_5621 sIMG_5622 sIMG_5624 sIMG_5625 sIMG_5630

 

 

 

 

最後に学習値初期化して、DSCはとりあえず完了。

 

 

一応ネットにてお見せ出来るのはここまで。

(それ以外のDSC作業の様子は完全非公開になります。)

(非公開の部分がDSCのキーポイントなんですよ~)

 

 

sIMG_5631

 

オプション整備のLLC圧送式交換。

 

冷却水(LLC)を圧送式で全量交換し、

劣化したLLCをリフレッシュします。

 

 

sIMG_5632 sIMG_5634

 

 

 

年々減少するAC冷媒ガスもリフレッシュ。

 

カーエアコンリフレッシュαで

冷媒ガスの全量回収再生充填を行います。

 

 

またNUTEC NC-200を同時注入し、

コンプレッサーの潤滑気密強化をしました。

 

 

sIMG_5565 sIMG_5566 sIMG_5567 sIMG_5568 sIMG_5569

 

 

 

DSCと同時にオススメしているスパークプラグ交換。

 

NGK高性能長寿命スパークプラグ

(NGK RXプラグ)で全数交換しました。

 

sIMG_5577 sIMG_5579 sIMG_5585 sIMG_5584 sIMG_5580

 

 

 

フロント・リアデフオイル

NUTEC NC-70 75W90

全化学合成ギアオイルで交換しました。

 

 

sIMG_5556 sIMG_5558 sIMG_5561 sIMG_5563 sIMG_5564

 

 

 

全ての作業を終えて試運転、

無事作業が完了。

 

 

 

 

後日ユーザーさんが引き取りに来られたので、

作業内容を説明して納車をしました。

 

 

作業内容は全て撮影し画像を残しています。

 

納車時には画像を見ながら説明すると、

お客様も分かりやすいので好評ですね。

 

画像が必要な方にはコピーをお渡ししています。

 

 

sIMG_5635

 

納車数日後にお連絡がありました。

アクセルと加速とのレスポンス向上と

燃費向上が確認できたそうですよ。

 

 

吸気バルブにあそこまでカーボンが蓄積すると、

加速時には検挙にレスポンスが低下しますし、

ATFも劣化すればシフトフィーリングは低下するのです。

 

 

s-スワール s-bbb

 

これらの作業は性能アップのチューニング等の作業ではなく、

本来の性能を発揮させる普通の整備と思います。

 

 

汚れた部分を清掃し、劣化したフルード・オイルを交換する。

 

(元の状態に戻しましょうね)という作業なんですが、

難易度が高すぎるのであまりポピュラーではないのかもしれませんね。

 

 

 

s-IMG_0007

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

ATF交換とDSCの御見積・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!