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マツダ CX-5 現行KF系 インテークに蓄積する煤除去作業。DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で1泊or日帰りOK。

山梨県からお越しいただいたのはマツダ CX-5 KF2P H29年式 スカイアクティブ2.2D 

インテーク系に蓄積する煤除去作業DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のご依頼です。

初代CX-5はKE系で2代目のCX-5はKF系と呼ばれています。


昨年の後半以降から少しずつ問い合わせが増えてきたKF系CX-5の不具合相談。

そこから何台かCX-5とCX-8のDSC作業をして検証してみましたが、結論から申しますとディーゼルは煤が溜まるよね~と再認識したこの頃です。

今回入庫したKF系CX-5は大阪までの道中にエンジン警告灯が点灯し、なんとか到着していただきました。


エラーコードはよくある(EGR流量不足)。

KE系・KF系ともに何個かある定番故障事例の一つでしょう。
早速試運転をして状態を確認し、インテーク系の部品を分解しますね。

インテークマニホールドと吸気シャッターバルブ周辺をチェックします。

KE系で煤がタンマリ蓄積していた吸気シャッターバルブには、あまり煤蓄積はありませんでした。 こちらはKF系から少し改良を加えたのでその効果が出たのかな?

インテークマニホールド入口にあるEGRの導入口は完全に詰まっていました。

こうなると必要なタイミングでEGRをインテークに導入する事が出来ませんよね。

インテークマニホールド出口の8個のポート穴には、多い所で約10mm程の煤が蓄積しているのが分かります。
この感じは初代KE系と変わらないようです。

それではその先のエンジンヘッド側もチェックしますね。

エンジンヘッド側の吸気ポートにも大量の煤が蓄積していました。

ブローバイからのオイル流入により煤とオイルでカッチカチ。
燃焼熱で硬化し、除去の難易度は上がる。




ポート奥にインテークバルブのシャフトが見えますが、その下にはバルブ傘部が隠れています。
傘部にも煤がゴッソリ固着しているのですが、ポート内径が狭いために撮影が難しいですね。


EGR出口の導入パイプがこのように煤で詰まる。
そうなると煤交じりのEGRはインテーク系には入らないですよね。

インテークマニホールドやエンジンヘッド側のポートに蓄積した煤は、この導入口が完全に塞がる前に蓄積した分でしょう。

かなり前から吸気系に煤蓄積が進んでいたのだと思います。



そしてEGRをカットもしくは流量を減らす改造等をすると、別の場所に弊害が出るでしょうね。

その弊害として水冷式EGRクーラーの内部で煤が詰まります。


SKY2.2DのEGR系統は2つ。
・エキゾーストから直でインテークに導入されるHOT・EGR(赤線)
・水冷式クーラーで冷やされたCOOL・EGR(青線)

エキゾーストから高温・高圧でサラサラの煤は、通常ならEGRクーラーのフィンにそこまで溜まらない。

マツダ資料参照



ですが導入口や通路途中で極端に狭くなると、そこにEGR経路のボトルネックが出来るでしょう。

流れが悪くなり、勢いも落ちるのでフィン等の障害物があると少しずつ付着していきます。



中を覗くと四角の穴が開いてるフィンに、煤が付着して塞がりそうですね。




例えば河川の幅を意図的に狭めてボトルネックを作ったとしましょう。そして上流から水とゴミが流れてきます。

狭くしたボトルネックで水路が狭くなれば、その個所のみ流量は減るが流速は早くなる。



だが少し上流にフィンのような障害物があれば、ボトルネックの弊害でフィン周辺の流速が低下し澱むので、ゴミが引っ掛かりますよね。


もしボトルネックが無ければ、川の水の量は多く、そこそこ水流・水量もあるので引っ掛かったゴミは下流に流されると思いませんか?



今回はDSCのオプション整備(水冷EGRクーラー洗浄)も依頼されました。



クーラー新品交換すると部品代が多く掛かるので、弊社では特殊装置と技術で煤を完全除去しています。 (費用は新品交換より半額以下にはなると思いますよ~。)


ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。
(熱収縮と昇華爆発力)ドライアイスの特性を利用した洗浄方法。


DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は弊社が開発した世界初のオリジナル整備で唯一無二。



ほんの一部ですがブログにて紹介していますので、どうぞ覗いてみてください。
http://minato-motors.com/blog/?cat=169



飛散する煤からボディを守るマスキング。
3M社製高性能マスカーを使用しています。

そしてここからさらにマスキングをしていきますが全容は秘密。


ドライアイス洗浄機にドライアイスペレット(粒)を投入し、軽くワンショットテストをしますね。



ペレットが直撃した部分だけキレイになりました。母材アルミもハッキリ見える。


DSC専用ノズルと専用アダプターは自社で製作し、ドライアイス洗浄機のガンにセット。


(エンジンにノーダメージで短時間で完璧に。)DSCキャッチコピー通りに複雑な形状のポートとバルブを洗浄していきます。



最深部にある傘部はもちろん、シャフト裏なども全て煤を除去完了。

クランクを回して、圧縮上死点にセットしながら、次のポートも洗浄します。
4気筒8ポート全てキレイになりました。

インテークマニホールド・各EGRバルブ・バイパスパイプに吸気シャッターバルブ。

水冷EGRクーラーも完璧に洗浄しました。

再利用不可はガスケットのみ。

こちらは純正新品に交換します。


インテークマニホールドを組付けてエンジンに装着し、LLCを再注入。

完全暖機をしながらエア抜き作業を行います。

劣化しやすいラジエターキャップも交換して、
各学習値と燃料噴射量を再学習させます。

最後にゴニョゴニョっとマル秘作業をし、試運転をして納車となります。


点灯していたエラーコードも消去して、再点灯が無いかを確認。


これで当分は吸気系の煤蓄積からは解放され、本来のSKY2.2Dに戻ると思いますよ~。


弊社のDSC作業は1泊2日のお預かり。  朝9時半入庫で翌日午前中の納車になります。

(特急日帰り作業)もオーダー可能で、その場合は朝9時半入庫で当日19時頃の納車予定となります。


ミナト自動車は大阪府堺市にある世界遺産(仁徳陵古墳)のすぐ隣。

JR阪和線(百舌鳥もず駅)まで徒歩2分。


大阪中心のミナミ・キタまでは30分程で到着しますので、大阪観光を同時に楽しまれる方が多いですね。

代車もお貸ししています。


DSCやATF交換等の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

必要事項を記入していただいて是非ご相談ください。
それではHAPPY CAR LIFE!!



スバル レヴォーグVM4 リニアトロニックCVTF完全圧送式交換。 CVTF・ATF交換のショップ選びは床を見ろ!!(自論)

兵庫県西部からお越しいただいたのは、
スバル レヴォーグVM4 STI 走行距離8万キロ。



リニアトロニックCVTF 完全圧送式交換のご依頼です。

朝9時半に入庫していただいてまずは問診。

そのあとに試運転をしてリフトアップ。CVTFの状態をチェックしてオイルパンを外します。


オイルパンは洗浄して磁石の鉄粉を除去。ストレーナーも同時に交換しますね。

CVTケース側にある古い液体ガスケットをキレイにし、完全脱脂します。

スバル リニアトロニックCVTのオイルパンガスケットは液体ガスケットを使用しています。

ゴムガスケットならすぐに装着できますが、液体G/Kの場合はCVTからポタポタ落ちてくるフルードが止まるまでオイルパンの装着は出来ない。

ガスケット合わせ面と液体G/Kに油分が付着すると密着性が低下し、フルード漏れの原因になりますからね。


通常のATオイルパン脱着洗浄に比べると、リニアトロニックCVTのオイルパン脱着に限っては大幅に時間が掛かかります。

(それでも日帰り作業で納車可能。)
(CVTF交換作業自体はそんなに時間は掛かりません。平均的です。)


特殊な高性能液体ガスケット使ってオイルパンを装着し、フルードを補充。    (たぶんこの液体ガスケットを国内で採用している整備工場は少ないはず。)
(このガスケットを採用してから、作業時間が大幅に短縮できました。)


すぐにエンジンを暖機し、ATFチェンジャーとCVTをホースで接続します。


まずはNUTEC NC-RF(仮名)でプレ洗浄を行いますね。


ほぼ透明に近いニューテック リンシングフルード NC-RFは現在弊社のみの取り扱い商品。http://minato-motors.com/blog/?p=17434


このあと使うNUTECハイパフォーマンスフルードに最適化されたリンシングフルードは弊社が提案してNUTECさんに製作していただいた商品となっております。

フラッシングではなく、リンシングにしているのは過度な洗浄効果を求めない為。   そもそもフラッシングしなければいけないほどミッション内を汚すのはメンテナンス的にはNGですよ。


NUTECさん曰く(過度に洗浄効果を高める事は技術的に可能だが、ミッションにとってはあまり良くないのでリンシング程度に製品調整しています。)との事。



それではNC-RFで全量イッキに圧送式交換を行いますね。


プレ洗浄でここまでキレイになりました~。

・左奥に見えるのがNC-RF。
・中央ビーカーが最初に回収した廃油。
・右手前のモニターがプレ洗浄のフルード状態。


廃油に比べると結構キレイになりましたが、新油と比べるともう少しですね。



今回本命に使用するのはNUTEC ニューテックZZ51改。
全化学合成ハイパフォーマンスフルード(エステル系)


スバル(ハイトルク)リニアトロニックCVTF使用車には、こちらのフルードをおすすめしています。


ZZ51改でもう一度全量圧送式交換を行います。



キレイに入れ替わりました。

ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約5万キロになります。

交換後にフルードクーラーを洗浄してから、一度CVTを冷却。
そしてエンジン再暖機し、規定温度でフルードレベル調整を行いました。




ATやCVTを守る唯一のメンテナンスはフルード交換です。

機械の予防整備はオイル・フルード交換に尽きるのですが、なぜか?(無交換でもOK)との間違った認識がありますね。

間違った交換方法・手順や異物の混入等はミッションの不具合にもつながりますので、そこは慎重に・確実に行うよう弊社では心掛けています。




ただ(心掛ける)精神論だけでは作業の確実性は上がらない。
・その為の機械・設備の選定導入や配置。
・汚れている部品とキレイな部品の組付作業台は別にする。
・ウエス・クリーナー・グローブ等も信頼性の高い防塵商品での作業。
・埃等が舞い上がらないように工場の床コンクリートも防塵処理し、作業中は工場の扉も締めての作業環境。


工場のシャッター等を全開放にし風通しの良い作業場でのオイルパン脱着作業は、防塵意識の観点からみて弊社ではあり得ないかな?と思っています。

http://minato-motors.com/blog/?p=27496 
定期床メンテナンスのブログです。



ATF・CVTF交換を依頼する場合は、(その整備工場の床を見ろ!!)ってね。

床まで気に掛けて作業環境を整えているなら、実作業でも防塵意識のある良い作業をしてくれているショップだと個人的には思っています。


本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

ATF/CVTF交換のご依頼はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。   必要事項を記入していただいてメール送信してもらえると助かります。


それではHAPPY CAR LIFE!!

マツダ アテンザGJ2FP インテーク系の煤除去作業。  ドライアイス洗浄で完全除去。   エンジン警告灯点灯でDSCを行いました。 

愛知県からお越しいただいたのはマツダ アテンザ GJ2FP
DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のご依頼です。

(ナンバープレートは埼玉県大宮になっていますが・・・)



マツダ スカイアクティブDのインテーク系に蓄積する煤除去作業を、HP(お問い合わせフォーム)からご相談されました。


ちょうどその日はスカイアクティブ2.2D搭載車が3台も入庫していたので、スケジュール通り大忙しでDSCを行っていましたね。


・CX-5
・アテンザセダン
・アクセラ

入庫前にエンジン警告灯が何回か?点灯して、最寄ディーラーさんに相談すると煤が原因かも?と言われたが、原因は分からないとの返答だったのでネットを検索して弊社に相談されたのです。

それではエラーコードをチェックして試運転をし、エンジンのインテーク系を分解していきます。


エンジンヘッド側吸気ポートの煤蓄積を確認していきますね。



煤の状況は表面がネチョネチョベトベトのオイル混じりの煤蓄積で、途中からカッチカチに熱固着で固まっていました。

一番除去が難しく時間が掛かるパターンですね。


インテークバルブ傘部を拡大して確認すると、傘部に煤が固着しているのが見えますね。


肉眼だともっとハッキリ見えるのですが、筒状の奥にある傘部はなかなかカメラでは撮影しづらいのです。

こうなるとバルブデザインが変わってしまい、吸気渦が上手く燃焼室に入らないでしょうね。



次はインテークマニホールドと吸気シャッターバルブを確認します。

吸気シャッターバルブ周辺にも煤が蓄積しており、インテークマニホールド入り口にあるEGR導入口は煤固着で詰まっていました。


これらの煤はEGR導入口が完全に詰まるまでに蓄積した量です。   完全に詰まってからは煤もEGRも入らないです。


8個あるインテークマニホールドの出口も厚み10mmほどの煤蓄積で経路が狭くなっていますね。


吸気経路が狭くなると流速は早くなるが、流量は減る。

例えばホースからバケツに水を溜める時に、ホースの先をつまんで流速を早めても、それでは逆に水が溜まるスピードが遅くなりますよね。



ディーゼルは空気を吸ってナンボのエンジンですから、大容量の空気をシリンダ内に一気に充填するのがキーポイント。
吸気抵抗はなるべく少ない方が、必然的にパフォーマンスは上がるのです。


逆に言えばパフォーマンスや燃費が低下する原因を定期的に除去しましょうね!!とアナウンスしています。




オプション整備(水冷EGRクーラー洗浄)(インタークーラー洗浄)も同時に行います。

ハチの巣状にEGR通路が見えますが、よく見ると中心より外周のフィンが詰まっている事が分かりますね。


EGRクーラーは筒の外周部に冷却水が流れて、内部のフィンを通過する高温EGRを冷却する仕組み。

外周部に近いフィン外側部分が詰まりだすと、EGRを冷却する事が難しくなるのです。  またEGR経路が詰まるとさらに詰まりが加速するので、なるべくクーラー内は煤を蓄積させないようにメンテも必要。




ただこの水冷EGRクーラー内部洗浄は非常に困難なので、ディーラーさんに相談すると高額な新品交換を提案されるとお客様から聞いています。


弊社では洗浄して再利用が可能なので、DSCと同時におススメしていますよ~。








DSC前に煤がボディに付着しないようにマスキング。
3M社高品質マスカーを使用して完全防備でボディを守ります。


この画像はマスキング工程の途中です。完成形は非公開。



・ドライアイスの特性を利用したエンジン洗浄方法。
・ドライアイス洗浄で強固な煤を完全除去。

(昇華爆発力と熱収縮)
圧縮空気で高速噴射されたドライアイスペレット(粒)を直撃させて、エンジン母材を傷付けずに煤を除去します。

・ペレットが煤に直撃すると個体から気体へ一瞬で昇華。
・昇華すると体積膨張が始まり、イッキに750倍に膨れ上がる。

ペレットが直撃したエネルギーと爆発膨張するエネルギーが同時に連続して行われるので、固着した煤が剥離し吹き飛びます。

ペレットは指で潰せるほど柔らかいので、金属のエンジン母材を傷付ける事は無く、ノーダメージで短時間で完璧に作業が出来るのです。







ドライアイス洗浄機にドライアイスペレットを投入。

DSC専用のノズルと専用アダプターを洗浄機のガンに装着して、エンジンポート内を洗浄しますね。



圧縮上死点にセットしてバルブは全閉状態でショットを繰り返し、ポート内壁やバルブ傘部・シャフト裏まで完璧に洗浄しました。

簡単そうに見えますが今回の煤蓄積はカッチカチで大変でしたよ~。

どうですかね?傘部もキレイになっているでしょ。


全8個のエンジンヘッド側インテークポートとバルブ等は除去完了しました。

インテークマニホールドや吸気シャッターバルブ、EGRバルブにEGRクーラーも洗浄し再生しております。

全ての部品を洗浄完了。
再利用不可はガスケットのみで、こちらは純正ガスケットで交換しています。


元の状態に組み立てますね。

インテークマニホールドや各バルブを組み立てて、冷却水を補充し完全暖機。

劣化しやすいラジエターキャップも同時に交換します。




ECUの各学習値を初期化して、燃料噴射量を再学習。
それ以外にもマル秘作業をゴニョゴニョして最後に試運転を行いました。


DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は弊社が開発したオリジナル整備で唯一無二。

ドライアイス洗浄機さえあれば出来る作業でもなく、経験とノウハウ・設備、治具が複雑に絡まって完璧な作業が出来るのです。




特に弊社には他府県から日帰り・1泊お預かりで来店する方がほとんど。
突発的にイレギュラーや状況になっても予定通り進行で出来るよう準備をしていますよ。



DSC専用のノズルやアダプターは自社製作で、マスキング方法も含めて完全非公開にしています。   ブログでお見せしているのはDSCのごく一部しか公開していないのですよね。

お見せ出来る部分はオープンに公開していますし、そうではない技術は企業秘密にしています。




作業中はカメラでバンバン撮影していますので、納車引き取り時には画像を交えながら作業内容を説明をしています。

その画像が必要な方にはコピーをお渡ししていますので、ご安心ください。



メンテナンスの質問もどうぞご遠慮なく。



DSCと多くあるオプション整備を含めても1泊2日で納車をしています。
朝9時半入庫で翌日午前中納車が多いですね。


お急ぎの方には(特急日帰り作業)も可能ですので、メール相談時にお知らせいただけるとご案内出来ますよ。



本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

スカイアクティブDの本来の性能に戻してみませんか?


DSC等のご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。
どうぞよろしくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!


ハイエース グランドキャビン KZH120G キャンピング仕様 リフレッシュプランで新車時に近づける整備を実施。 今回のブログも長編です。

弊社がお勧めしている(提案型整備リフレッシュプラン)は年々認知度が高くなり、大変好評をいただいております。
http://minato-motors.com/refresh/



そのためリフレッシュプラン予約がある一定枠まで埋まると、新規受付を一時中断しています。   (そして予約数が薄くなると再開。)

少人数で営業しているので一気に数十台も予約を引き受けても、作業着手があまりのも長くなりご迷惑をお掛けするので予約制限しています。

(ATF交換・DSC予約については常時受付していますのでご安心ください。)





今回入庫していただいたハイエースKZH120も、予約から数か月お待ちいただいての入庫となりました~。



ハイエース グランドキャビン KZH120 
平成9年式 走行距離267000km

リフレッシュプランのご依頼です。



相談内容
・知人から譲渡されたキャンピング仕様のハイエースワゴンをリフレッシュ整備をしたい。
・エンジン下部からの音がうるさい。
・加速が遅く感じる。
・車高が低すぎて乗りづらい。またマフラーが脱落して音がうるさい。

快適に乗れるように整備を依頼されました。




下がりに下がりきった車高も相まって、盛大に乱れたホイールアライメント数値。

試運転をするのが危ないね!と思いながら、軽く試運転をしてホイールアライメント測定を行いました。




バッテリーの発電状態をチェックして、リフトアップし車両全体を点検します。

相談内容や点検結果、整備予算も考慮しながら整備プランをプランニング。

リフレッシュプランの難しいのは整備の実作業ではありません。
どこを整備して、どこを修理してユーザーさんが求めるリフレッシュ状態に仕上げるか?見積と整備プランニングが最重要課題。


正確にいうと(リフレッシュプランニング)を短くして、リフレッシュプランと命名しています。

それでは整備した内容を紹介しますね。



まずはローダウンし過ぎの車高を元に戻します。

前ユーザーさんがローダウンスプリング取付時に1G締付をしていないので、アームブッシュが全数破損していました。


トレーディング・コントロールアームを分解して、ブッシュを打替えますね。


ラテラルロッドのブッシュも酷い状態でした。
こちらもブッシュを打替えます。






リアスタビライザーのブッシュやリンクロッドブッシュも全数交換。
ブッシュが擦り減りすぎてガバガバ、ガタが大きかったですね。




リアスプリングも純正新品に交換して、上下のインシュレーターも同時交換。


スプリングやブッシュやアーム類などは、メーカーが常時在庫していない可能性が高いので、入庫1カ月前には先行して部品を発注しています。





次はフロントサスペンションをリフレッシュ。

ロアアームやテンションロッド・スタビライザーのブッシュを全数交換します。
またローダウンの弊害で破損したバンプも交換します。





今回ショックアブソーバーは純正品で交換します。
フロントは簡単に交換出来ますが、リアは少し大変でした。


100系ハイエースワゴン車のリアショックアブソーバーは、室内からアクセスして交換が出来るのですがこの車両はキャンピング仕様・・・。


室内にはベッドやフロアーが改造されていて、ショックアブソーバーを交換するサービスホールが開けられない。


ユーザーさんに了承を得て、改造している床のパネルを切断して交換する事にしました。(ベッド等を分解するとものすごく時間が掛かるので)


白い木目調の塩ビフロアーシートをカットすると、もう一枚の茶色いフロアーシートが現れてもう一度カット。

次はコンパネ9mmが現れたのでボディのパネルを傷付けずに、電動丸鋸で深さを調整しながらコンパネ1枚のみカットします。

そうすると純正フロアーシートが出てきました。


これでサービスホールが開けれたので、ショックアブソーバーを交換します。

ノーマル状態だと簡単に交換出来るのですが、室内を改造していると結構大変なんですよね。


また出来るだけキレイにカットしたので、元に戻しても違和感なく仕上げられたと思います。

次はガッタガタになっていたハブベアリング類を一式交換しますね。

フロントはハブケースからベアリングを抜き取って、内部の劣化したグリスを除去し洗浄。  新しいベアリングとオイルシール・グリスを組付けます。





リアのハブベアリングやシールも一式交換。

ホーシングからシャフトを引き抜くと、デフオイルが溢れてきました。

本来はこの部分にはオイルが侵入してはいけないのですが、今回は少し様子がおかしい・・・。


シャフトを引き抜いて、ベアリングやカラー部を観察します。


この時点でもうおかしい。
誰かが整備した形跡があるね。

以前に誰かがハブベアリング交換時に、カラーを切断しシャフトまでガッツリ削っている。

これだとオイルが漏れるのでシリコンガスケットで処置したつもりが、全く処置出来ておらずオイルが侵入。


間違った整備をして誤魔化したケースですね。


これではこのシャフトは使えないので、急遽中古部品一式を調達しシャフトのみを使います。そこから左右のベアリング・シール等を交換しますね。








ミナト自動車ではハイエース用オリジナル治具を自社製作しているので、カラーを切断等する事なく、安全に確実にベアリングを交換出来るようにしています。

年間何十台もハイエースの整備をするので、間違った整備はNGかつ時間もロスしますしね。



ホーシング側のオイルシールも新品で打替えて、シャフトにベアリング等を組付けました。


カラーとABSローターの位置決めを間違うと、オイル漏れの原因になりますよ~。

フロントブレーキもO/Hでリフレッシュ。

・ディスクローターは研磨にて再生。
・キャリパーは分解洗浄してシール交換
・ブレーキパッドはWAKO’S BPRでシム交換。


(リアはライニングシュー残量が十分でしたので、清掃と調整のみです。)








・フロントアッパーアームASSY
・ショックアブソーバー
・ロアボールジョイント
・ステアリング ラックエンド&ブーツ
全て交換します。

特にアッパーアームとラックエンドのボールジョイント部は、高確率でガタがあるので要チェック。


ディスクローターをハブに装着し、車体に取り付けたナックルとハブを組付け。

ハブロックナットをプレロード調整、ダイヤルメーターでローターの振れを点検。 振れが大きいと高速走行時に振動が出ますよ~。






激しい振動で揺れていたエンジンには、エンジンマウントを全数交換します。

クラックが大きくゴムも剥がれていたので、ここまで劣化すると振動を吸収出来ないですよね。




エンジンの周辺消耗品も整備交換していきます。

・メインラジエター交換
・ウォーターポンプ、サーモスタッド交換
・ヘッドカバーガスケット交換
・カム、クランクオイルシール交換
・ファンカップリングASSY交換
・ホース類、エアエレメント交換
・フューエルエレメント交換などなど・・・。


タイミングベルト等は既に交換済みで、未整備の部分だけ整備をしました。
また平成一桁年式になると製造終了部品も出始めているので、それらの部品も予防整備で交換しています。








爆音が出ていたマフラーは中間パイプ部分で脱落していました。

調べると100系中期型標準ボディの中間マフラーパイプASSYは在庫有りでしたが、グランドキャビンのロングボディ用は製造終了となっていました。


そこで中期型の中間マフラーパイプを購入して、マフラー延長パイプとバンドで50cmほどストレッチします。   こうすれば錆で朽ち果てる事も無く、強度も問題ないので長く使えるでしょう。


ATFも交換します。

・オイルパン洗浄ストレーナー交換
・プレ洗浄 & 本命ATFはアイシンAFW+

全量圧送式で2回交換しました。


ATFチェンジャーを接続して、全量圧送式交換。

15分のアイドルタイムから、もう一度圧送式交換。


結構キレイになりましたね。
最後にフルードレベル調整を行います。


リアデフオイル交換は(ガルフプロガード75W90 LSD対応)



エンジン冷却水も最初に確認するとLLCではなく、ほぼ汚れた水が出てきました。

そうとう長い間冷却水を交換していなかったんだと思います。


複数あるドレンから劣化したLLCを全て排出回収し、ウオーターポンプ、ラジエター交換後にとりあえず水道水を注入。

フロア下のヒーターホースに水道水を全開で注入。  冷却ラインの内部洗浄を何度も行いました。


そこからLLCを注入してエア抜き作業。
ラジエターキャップも同時に交換しますね。




アライメントリフトで車高調整と1G締付を行います。


・リアのスプリング交換で車高が変わりましたので、リア基準点と地面の高さを測定。  測定値と基準値を考慮してフロント車高を調整します。

同時に4輪が接地した状態で交換したブッシュのボルトナットを一度緩めて再増し締め。(1G締付)を実施。   ブッシュの不要なテンションを開放しブッシュの早期破損を防ぎます。



せっかく全数ブッシュ交換をしたのに、1G締付を未実施だと意味ないですよね。



そこから軽く試運転をして、ホイールアライメントを調整します。

・ハンター社ホークアイWA470 ホイールアライメントテスター
・イヤサカ ビシャモンマルチアライメントリフト ロングバージョン


軽量樹脂ターゲットをホイールに装着して、4つのカメラでターゲットの動きを捕捉。

車体を20cmほど手押しして、ハンドルを左右に振れば数値が演算されました。

カムボルトは中立の位置で組み立てて、スグの状態だとこんな感じ。
これではバラバラで真っすぐには走れないですよね。



車体下から乱れた数値を整えていきますね。

キャンバー・キャスター・SAIを同時に調整しながら、トゥも調整しつつステアリングセンターを合わす。


結構キレイに整いました。

ステアリングが社外ハンドルとボスに交換されていたので、念のために最大切れ角等も調整しておきました。





最後にエアコン冷媒ガスをリフレッシュ。
デンゲン社エコマックスjrで冷媒ガスを回収再生再充填。

NUTEC NC-200も同時に注入し、コンプレッサーの潤滑・気密を強化をします。




結果的には規定充填量の30%しか冷媒ガス無かったようですね。
去年の夏はエアコンが効かなかったと思います。

ここから試運転をして、最終チェックを繰り返す。


締め忘れやオイル漏れ、異音や振動が無いかを何度も確認してから納車になりました。


足回り・下回り・ブレーキ等はバッチリ整備が出来たので、本来のグランドキャビンの乗り心地に戻ったと思います。  高速走行しても安定して走る事が出来るでしょう。


またこの年式に多く処置する(オーバーヒート対策)も行えたので、長くキャンピング車として使えますね。


今回の整備をした事を知らない人がこのハイエースに乗れば、おそらく26万キロ走行した車両とは思わないでしょう。


リフレッシュプランのご予約・ご相談はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。  

ただ最近は慢性的に予約枠が満杯で新規予約受付を中断している時が多いので、タイミングが合えば是非ご依頼ください。


それではHAPPY CAR LIFE!!




マツダ アクセラスポーツ DSCでインテークに蓄積する煤除去作業。ATFも定期的に交換しましょう!!

愛知県からお越しいただいたのはマツダ アクセラスポーツ BM2FS 走行距離127000km

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・ATF圧送式交換 forニューテック
のご依頼です。


朝9時半に入庫していただいて翌日午前中納車でお預かりしました。



スカイアクティブ-Dのインテークに蓄積する煤除去作業は、
弊社オリジナル整備のDSCで完全除去を行いますね。


問診をして試運転を行い、作業を始めます。




エンジンからインテークマニホールドや各電子制御バルブ等を分解。


2つのEGRバルブには煤が付着していますが、ここにこれぐらいの煤が有るのは特に問題ありません。

問題はこの奥にあるインテークマニホールドとエンジンヘッド側ですから。




エンジンヘッドにあるインテークポートを覗いてみますね。


インテークポート側の煤蓄積は5mmほどの蓄積なので、そこまで酷い状態ではない。


ですが奥に見えるインテークバルブの傘部やシャフト部にはゴボゴボっと煤がコビリ付いていますね。


次はインテークマニホールドと吸気シャッターバルブを確認します。




インテークマニホールドの入り口はこんな感じで煤が酷い状態。


これでは過給新気がエンジンに入ろうとしても、抵抗が掛かかるでしょう。

同時にEGRの出口がほぼ塞がりそうになっているので、このまま放置すればエンジン警告灯も点灯するようになりますね。

もちろん点灯すれば車検には不合格になりますし、SKY-Dの性能も発揮は出来ないです。



出口側もこのような感じで、内部にもビッシリ煤が蓄積しています。

こうなればエンジンヘッド側は手が付けられず、インテークマニホールドや吸気シャッターバルブのみの交換が普通の修理メニューになるでしょう。




ですが弊社ではドライアイス洗浄と特殊装置、長年蓄積した技術で困難で強固な煤を完全除去が可能。




もともとディーゼルなんて空気を吸ってなんぼのエンジンですから、吸いずらい状態では本来の設計した性能にはならないのです。



またクリーンディーゼルになってからは高精度なEGRの流量制御が不可欠になりましたが、吸気シャッターバルブ周辺がこのような状態になるとワンテンポ遅れたEGR制御になるのでエンジンフィーリングが低下します。



新車時に感じたトルクフルで敏感な加速フィーリングが鈍ってくれば、煤が邪魔をしている可能性が高いとお伝えしています。








DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は唯一無二のオリジナル整備でドライアイスの特性を利用した究極のE/G煤除去作業。


圧縮空気でドライアイスペレット(粒)を高速噴射。
昇華爆発力と熱収縮で煤を母材から剥離。

(エンジンにノーダメージで、短時間で完璧に)
DSCのキャッチコピー通りに洗浄していきますね。



高性能マスカーで飛散する煤からボディをガード。

エンジンの煤は取れたけど、愛車は煤まみれで引き渡しされると困りますよね~。(ここは手を抜く訳にはいきません。)



上記マスキングはマスキング工程の半分くらい。
(マスキングテクニック等も全容は非公開にしています。)




固着した煤塊は金属表面で非常に固くなっています。また表面は柔らかいがオイルが混じっているのでネチャネチャして纏わり付きます。

おそらく手作業での除去は絶望的で、完全除去はほぼ不可能。


エンジンヘッドを分解してO/Hするか、弊社のDSCで除去するか?のどちらかしか現実的な選択肢が無いと思いますよ。


ドライアイス洗浄機にペレットを投入し、洗浄機のガンに弊社が開発したDSC専用ノズルと専用アダプターを装着。


まずは軽くワンショット。
ドライアイスが直撃した部分だけキレイになりましたね。

複雑な形状のポート内と最深部にあるインテークバルブ傘部の煤も、複数あるノズルとアダプターを使い分けて完全洗浄し剥離させます。





圧縮上死点にセットしインテークバルブは全閉状態。
シリンダ内に煤やドライアイスが入らないように作業をしています。

ショットは1気筒づつ行い、クランクを回して次の気筒に移動。

4気筒8ポートと全てショットして、完璧にキレイになりましたね。



インテークマニホールドや各バルブもDSCで洗浄します。

交換はせずにドライアイス洗浄で再利用すれば、まだまだ使える部品ですからね。

再利用出来ないのはガスケットのみで、こちらは安価なので純正品で交換します。




ビフォーアフターを比べてみれば、一目瞭然。
煤が蓄積した状態がエンジンコンディションやパフォーマンスにとって良くないのがわかりますよね。



DSCオプション整備(インタークーラー洗浄)

DSC前に車体からインタークーラーを外して、吊り下げています。
自重落下でオイルは排出され、最後に洗浄剤で洗い流し、パーツクリーナーでフィニッシュ。


ブローバイからのオイル流入はターボ車なら仕方がない。
このオイルがインテークマニホールドに吸い込まれて、乾いたサラサラの煤と結合して固着が始まります。

そして燃焼熱で煤とオイルがカチカチに固まっていくんですよね~。
このオイルは定期的に排出をお勧めしています。




元の状態に組み立てて、エンジン始動し完全暖機。

各学習値や燃料噴射を再学習してから、マル秘作業をゴニョゴニョして作業完了。


ドライアイス洗浄機がディーラーにあれば出来る作業なのでは?と思うでしょうが、そうならないのが現実でしょう。

一見簡単そうに見えますがブログで公開しているのは(お見せしても良い作業風景のみ)。それ以外は完全非公開で企業秘密にしています。


ATFも圧送式で交換しますね。


ATFの状態をチェックしてからATにアダプターを接続して、プレ洗浄を行います。

使用するプレ洗浄フルードはニューテックNC-RF。
全量イッキに圧送式交換を行います。
http://minato-motors.com/blog/?p=17434



プレ洗浄でここまでキレイになりました。

奥に見える新油と比べるとマダマダですが、中央ビーカーの廃油と比べるとかなりキレイになりましたね。



15分間のアイドリングタイム後に、次は本命ATFでもう一度交換しますね。

NUTEC 最高峰のハイパフォーマンスATF『NC-65』
全化学合成ATF(エステル系)

・極薄で強靭な油膜性能
・ハイパフォーマンス-ローフリクション


SKY-Dr6速ATにはもう100台以上は交換していますが、実績十分・評判上々。
(みんカラ等のSNSでも同様の評価でしょう。)





ほぼ完璧にキレイになりましたね。

ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は6万キロになります。
ATFクーラーを洗浄し規定温度でレベル調整を行いました。




ATFは無交換でOKな訳はなく、定期的な交換が唯一のATを守るメンテナス。
ただしそれには正確な作業と設備が必要になるので、安易な交換なら逆効果になりますよ~。


ATF交換は(するか?しないか?)ではなく、(どこの整備工場に依頼するか?)が重要でしょう。  宜しければこちらも覗いてみてください。
http://minato-motors.com/blog/?cat=8


納車時には100枚以上ある作業中の画像を交えながら、作業内容を説明させていただいています。
また画像が必要な方にはDVDにコピーしてお渡ししています。

その時にはその他の整備相談もよくされるので、ざっくばらんにお話していますよ~。

今はコロナ禍ですので応接中はパーテイション越しで、マスクの着用・手のアルコール消毒もお願いしています。



DSC作業は基本的には1泊2日のお預かりになりますが、特急日帰りでの作業もお引き受け出来ます。

ATF交換は基本的に日帰りですから当日納車になりますよ~。



本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。


DSC・ATF交換の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

必要事項等を記入していただいて車両のコンディション等も教えていただけると数日以内にはお返事をさせていただいています。


それではHAPPY CAR LIFE!!