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トヨタ アルファードHV ATH10 走行距離46万キロ。リフレッシュプランでサスペンション、ブレーキをリフレッシュ!!

地元大阪府堺市からお越しいただいたのは、トヨタ アルファードハイブリッド ATH10 平成15年式 走行距離は46万キロ。

車両全体を整備するリフレッシュプランのご依頼です。


この車両は全国を走り回る営業車として愛用されており、現在までに下記の部品はディーラーにて交換済み。

・エンジンASSY
・ATミッションASSY
・HV用バッテリー
・エンジンマウント一式
・ショックアブソーバー
・リアアクスルビームASSYなどなど

もちろん車検時に行うような消耗品も定期交換しているそうですが、今回はそれ以外とサスペンション・ブレーキを中心にリフレッシュ整備を承りました。


予約入庫してもらい問診を行います。
そこから代車をお貸ししてお車をお預かりします。



試運転をして排気ガスのテスト後に、事前ホイールアライメントを測定しました。

試運転では乗り心地はあまり良くなく、本来のアルファード10系の乗り心地とは、大きく離れていました。

またホイールアライメントの数値は盛大に乱れていますね。 
特にリアのトータルトゥが過大になり、これではタイヤが偏摩耗するでしょう。

以前にディーラーにてリアアクスルビームはASSY交換されたようですが、やはり距離が増えると劣化が進むようですね・・・。


整備リフトに移動しリフトアップ。
タイヤを外して下回り・足回り・エンジン等を点検していきます。

またスキャンツールも接続してライブデータも要チェック。


整備プランの御見積をして、見積書をメールにて送信。
TELにて整備内容を説明して、作業を始めます。


以前にディーラーにて交換したアクスルビームのブッシュは、左右共にもうクラックが入っていますね。


交換後に距離を走っているので、仕方が無いと言えばそれまでなんですが・・・。   このクラックとビームを見て、何か違和感を感じませんか??






上記の画像は以前に別の方のアルファード10系アクスルビームブッシュを点検した時に撮影した画像です。http://minato-motors.com/blog/?p=26995

ブッシュのクラックが大きく割れていますよね。
でもよく見るとブッシュが(捩じられている)のが分かりますか?


正確な取付をしているアクスルビームブッシュは、リフトアップするとアクスルビームが下に垂れ下がるのでブッシュは捩じられているのが正常。

そしてリフトから降ろして4輪着地した状態は(ブッシュの捻じれがない)状態で走行しているのです。



もう一度ディーラーにて交換したはずのアクスルビームブッシュを見てみましょうか?

リフトアップしビームが垂れ下がっているにも関わらず、ブッシュのクラックは有るが(捩じれ自体は無い)ですよね。


おそらく以前にアクスルビームを交換したディーラーさんは、1G締付をせずに組付けたのだと思います。

1G締付をしないで組付けると、4輪着地時にはビームの角度が変わりブッシュがグニュッと捩じれるので、常時ブッシュにテンションが掛かった状態になります。



そうなると捩じれたブッシュが地面の凹凸で更に捩じられるので、新品ブッシュは長持ちしないのですよね。

(それを防ぐ1G締付は最後のアライメント調整時に紹介します。)

それではリアアクスルビームを分解します。


降雪地を走行する事が多いようで、下回りは錆固着が多い状態でした。  部品を外す為のボルトナット脱着は、折れや破損を気にしながら作業を進めます。

ミニダクター2の電磁波誘導加熱を利用し、錆固着したボルトナットを緩めていきますよ~。http://minato-motors.com/blog/?p=27143



ミニダクター2を使用せずに、こういう細いボルトナットを緩めると、高確率で折れるでしょうね。

またバーナーで安易に加熱すると、周辺のハーネスや樹脂部品が燃えるので、非常に危険。

手間が掛かりますが折れるとリカバリーが大変なので、1か所ずつミニダクター2で加熱し分解していきます。

リアの足回りを分解して、アクスルビームを降ろしました。


そこからブッシュの位置決めをしSSTでブッシュを外して、新しいブッシュを圧入しました。

ディーラー等ではビームASSY交換になりますが、弊社ではSSTがあるのでブッシュのみ交換が可能。

ビームを組み立ててスプリングも新品に交換しました。

Rハブベアリングは交換済みなので再利用し、事前ホイールアライメントで乱れていたトータルトゥを修正するためにシムを装着しました。

ほぼ残量がないパーキングブレーキ用ブレーキライニングシューも交換します。

ライニング残量が1mmも無いですね・・・。

フロントナックルを分解して、ロアボールジョイントとベアリング交換。

ロアアームASSYやスタビブッシュも交換します。




劣化した前後ドライブシャフトのブーツグリスを洗浄して交換しますね。

シャフト中間ベアリングも圧入交換して、洗浄後のシャフトに耐久性の高い純正ブーツグリスKITで組付け完了。






ブレーキキャリパーO/Hをする為に、ピストンを抜きました。
錆が酷くメッキも腐食しているので、ピストンは再利用不可ですね。

キャリパーを完全洗浄して、シールKITで交換し、新しいピストンで組付けますね。


キャリパーホルダー側のスライドピンは錆腐食で再利用不可。

ホールを脱脂洗浄しホーニングブラシでクリーニング。
スライドピンは交換しグリスを塗ってブーツ類も交換しリフレッシュ。





錆や歪みがあったディスクローターは研磨機にて再生しました。
http://minato-motors.com/blog/?p=14924

薄く均一に研磨し耐熱塗装(500℃)で化粧直しすれば、まだまだ使用は可能ですよ。






ブレーキパッドはバックシムを交換して、WAKO’S BPR高性能パッドグリスで組付けしますね。


今回のショックアブソーバーは純正品で交換しました。

マウントやインシュレーター・スプリング等を全てを交換しています。



今まで無交換だったフューエルポンプも交換します。


室内フロアカーペットを剥がして、フロアパネルにあるサービスホールから作業しますね。





(汚れが目立つLLCサブタンク一体型のシュラウドを交換してほしい!!)と依頼されたのですが、それならば走行距離を考慮してファンモーターの同時交換も提案しました。


ラジエターは以前に交換済み。
シュラウド交換時にモーター交換した方が、作業重複する今なら工賃が安くなりますよと提案しました。

フューエルポンプもファンモーターも40万キロ以上使えたなら、いつ寿命が来てもおかしくないですからね。


そう考えるとトヨタの部品の耐久性は非常に高いなと思います。

LLCも圧送式で全量交換。

ラジエターリフレッシャーで脈動圧送して、エンジンを掛けながら全量交換しますね。  HV車でもスキャンツールから整備モードにすれば、アイドリング維持が可能です。

サーモスタッドが開くまで作業をして、LLC再生強化剤でLLCを強化しました。
またラジエターキャップも同時交換しますね。







ATは交換してまだ距離が浅いので、ATFのみ圧送式で交換します。

プレ洗浄をしてからニューテックNC-65全化学合成ATFで交換しました。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は6万キロになります。



整備リフトからアライメントリフトに移動して、1G締付を行います。(黄色いテープは仮締めの印です。)


アライメントリフトで4輪が接地した状態でサスペンションブッシュを固定しているボルトナットを緩めます。

するとブッシュがフリーになり捻じれが解消されたら、ボルトナットを再締め付けします。  これが1G締付でこの一手間を省くと、ブッシュがスグにダメになりますよ~。


そこから軽く試運転をして、サスペンションブッシュを馴染ませてから、ホイールアライメント調整を行います。


組立後のスグの数値がこんな感じ。結構キレイに整っていますね。

ここからキャンバーやトゥを少し微調整していきます。


フロントはほぼ完璧な数値になりましたね。

リアはハブとアクスルの間にシムを挟んで修正しました。
完璧な数値を追い求めても良いのですが、このリアアクスルビームならそこまでしても意味がないので、タイヤ偏摩耗しない数値で納めました。


シムを何回も脱着すれば理想的な数値を出せますが、その分費用は倍々で掛かるので、走りに支障が無ければそこまでする必要はないかと思っています。
(この数値ならタイヤが偏摩耗する事もありません)


そしてもう一度試運転を約1時間半。
ブレーキング・高速走行・ガタガタ道・市街地幹線道路などを確認走行しながら、異音や振動・ガタなどをチェックしていきますね。


帰ってきてからリフトアップして、漏れや締め忘れなどを何度も確認します。(整備士は多少心配性気味の方がイイんですよ。)

そして納車準備が整えば、お連絡をして納車引き取りとなりました。




いくら純正部品で交換しても、その交換方法や手順が間違っていれば、車両コンディションは改善しないし部品の寿命も縮みます。

特にサスペンション整備は技術と設備が整っている整備工場に依頼しましょう。




今回のユーザーさんも10系アルファードの乗り味が気に入っているので、出来るだけ長く使用したいと相談をされました。

サスペンションとブレーキを中心に整備をしたので、乗り心地とブレーキフィーリングはほぼ新車時と同じ状態に戻りましたね。
これで数百キロの長距離移動も楽になると思いますよ~。



本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

あまり愛車に費用を掛けたくない方にはオススメしませんが、長く良い状態で新車時のコンディションをもう一度!と思う方は、ぜひリフレッシュプランをご検討ください。


相応の費用は掛かりますが、部品さえ生産終了していなければ新車時に近いコンディションには戻す事も可能ですよ~。


リフレッシュプランのご相談・ご依頼はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。   それではHAPPY CAR LIFE!!








陸送プランでスカイアクティブDの煤除去作業。  インテークとインジェクターとDPFをクリーニング。     警告灯点灯には要注意!!

富山県(石川ナンバー)から入庫したのはマツダ アテンザGJ2FP。

DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)とマルチサーブ洗浄システム(インジェクター洗浄とDPF洗浄)のご依頼です。

富山県から大阪府堺市にあるミナト自動車までの来店は、ちょっと遠い。
そこで弊社で陸送手配をする(陸送プラン)での入庫となりました。


・富山県から弊社までの高速料金は通常料金が片道¥9,400-ぐらい。
・北陸道から近畿道を使った走行距離は片道350km。
・渋滞がなければ連続運転で片道約4時間。
・1泊2日となると往復の高速代とガソリン代、宿泊費用に2日間の外食費。
・往復8時間 700km連続運転を完遂する体力と疲労。

これらを考慮すると(陸送も悪くない選択だ)とお伝えして、今回は自走ではなく往復陸送での入庫となりました。


全国主要都市に陸送会社の基地があり、ユーザーさんに直接搬入してもらいます。弊社が陸送手配してユーザーが直接持ち込んで、作業後にまた取りに行くという感じですね。


金沢CS搬入から5日ほどで無事到着したアテンザ。

搬入基地に入庫した時には車体360°からの画像を撮影してもらい、弊社に到着した時も同じく撮影しています。

普段は入庫車両の外装チェック撮影はしませんが、陸送の時はユーザー・弊社以外の第三者が運転するので、トラブル防止の為に画像を残すようにしています。(陸送で何かあった時の立証責任は被害者側にあるのが原則ですから)



試運転をしてコンディションを確認し、DSCの作業を始めますね。


インテークマニホールドと水冷EGRクーラーを外しました。


煤の状態を確認します。

インテークマニホールド入り口のEGR導入パイプと吸気シャッターバルブに煤が堆積していますね。


特にEGR導入パイプの出口が塞がっているので、これでは欲しいタイミングでEGRが導入できなくなりますね。

導入パイプを180度回すと、裏側の導入口が辛うじて空いていました。

これが完全に塞がるとエンジン警告灯が点灯し、車検には不合格になります。

EGR系統が煤堆積で詰まってくると、弊害として水冷EGRクーラーも煤が堆積しやすい傾向があります。


EGRクーラーが煤で詰まり気味になれば、冷却が出来ないので効果的にクールドEGRが使えなくなるのですよね。


ディーゼルのNOxとPMの発生はトレードオフ。
スカイアクティブDは低圧縮化・大容量EGR導入と燃料噴射制御等で両方とも抑えたという技術。

その柱であるクールドEGRが効果的に使えなくなるとどうなるでしょうかね?




DSCと同時にオプション整備(水冷EGRクーラー洗浄)も行います。
新品交換より洗浄の方が遥かに安価ですよ~。





SKY-D2,2の場合は全部で4つの堆積パターンがある事が分かっています。

今回のアテンザはエンジンヘッドのポート内や吸気シャッターバルブには、あまり煤が堆積していないようで、最近増えているEGR導入口が詰まるパターンのようですね。



それでもポート奥にあるバルブ傘部を確認すると、ガッチリ煤が固着していました。(画像では映らないですが)

弊社が開発したDSCで堆積している煤固着を完全除去しますね。


宜しければDSC紹介動画をご覧ください。




・圧縮空気でドライアイスペレットを高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力
・複数あるDSC専用ノズルと専用アダプターを組み合わせ。
・正確なノズル操作と技術で完全除去。


(エンジンにノーダメージで短時間で完璧に)
ドライアイス洗浄機を用いて全ての煤を除去しました。

新車時同様の状態に戻りましたね。

圧縮上死点にセットして1気筒ずつ作業をしていますので、燃焼室に煤やペレットが混入する事はありません。


純正ガスケットを使用して、元の状態に組み立てますね。




オプション整備の(インタークーラー洗浄)も行いました。

DSC作業前に外しておいて吊るしておきます。
自重でオイルが排出されてから、洗浄剤とパーツクリーナーで完全脱脂しました。





部品を組み立て後にLLCを注入し、暖機しながらエア抜き作業を行います。
また劣化しやすいラジエターキャップは要交換です。






次はマルチサーブ洗浄システムでインジェクター洗浄とDPF洗浄を行いました。

まずはDPF洗浄から始めます。

DPFクリーナー(1液目)1000mlをマルチサーブに投入し、ホースをDPFに接続します。




次にDPFフラッシュ(2液目)1000mlをマルチサーブに投入。

DPF洗浄は一時中断し、次の作業に移ります。


マルチサーブ インジェクター洗浄で噴射ポンプやデリバリーパイプなどのフューエルラインを洗浄しますね。

フューエルポンプに直接ホースを接続します。


ディーゼル システムパージ1000mlを投入して作業を進めていきます。


ゆっくり60分以上掛けてアイドリングしながらフューエルラインを洗浄。


燃料を高圧にすると必然的に発生する超微細なスラッジ。
そのスラッジ同士が結束したりライン内やニードル内部に付着。

メーカーもそんな事は分かっているので、インジェクターの噴射量学習でなんとかエンジンのバランスを精密に制御していますが、補正制御も限度があるのですね。



マルチサーブのケミカル群は微細なスラッジを溶解している訳ではありません。超微細なスラッジの結束を緩めて、再結合しないようにしています。


結束さえ緩めば燃料に流されて、燃焼室で燃えます。
DPFの煤・アッシュも排気で排出されます。

詰まり気味だったインジェクターのノズル内部の汚れも除去すると、噴射量の気筒間バランスも整い、理想的な燃料噴射が出来るのですよね。

マルチサーブ インジェクター洗浄・DPF洗浄が終われば、DPF内のケミカルと煤・アッシュを強制排出します。

猛烈な白煙と異臭が出ますので、除去装置を接続して排煙作業を行いますね。

マルチサーブのインジェクター洗浄・DPF洗浄の基本料金内には、各アフターケミカルが付随しています。

・ディーゼルエクストリームクリーナー
・DPFリジェネレーター


こちらは作業後に燃料タンクに投入していただいて、遅効的に煤・アッシュ・スラッジを除去してくれますよ。


弊社が言うのもなんですが、マルチサーブ施工料金は決して安くはない。

なぜならこの専用ケミカル群が結構高額なんですよね。
皆さんがイメージしている価格より2~3倍は高いと思いますよ~。

本国でもこのマルチサーブ専用ケミカルは一般販売はされておらず、マルチサーブのプロショップオンリーの取り扱いになります。


ちなみに作業工賃はリーズナブルしていますので、ご安心ください。



最後に試運転をして各学習値もリセットし、再学習させます。 またマル秘作業もゴニョゴニョして作業は完了。



スキャンツールからDPFとインジェクターのライブ数値を確認。  入庫時には堆積量が多く、噴射バランスも悪かったですが、作業後はほぼゼロになりバランスも整いましたね。


(どうも噴射の具合が悪いのでインジェクターを交換した。)
(DPFが詰まってしまって、リビルトDPFなどに交換した。)

どちらも予算があるのなら、特に問題はありません。


ただ本当にそのインジェクターとDPFが悪かったのか?
交換しないといけないほどダメージがあったのか?
そもそも何故?悪くなったのか?

弊社は部品交換という選択をする前に洗浄という選択肢を一つ増やして、新しいメンテナンス提案をアナウンスしています。





作業後に完了連絡と請求書をメールで送信しました。
銀行振込で入金確認後にはスグに陸送手配を行います。

数日後には金沢CSに到着し、ユーザーさんが引き取りに行ってもらいました。

お車には作業時の画像コピー(100枚以上)とアフターケミカル各1本ずつを入れておきました。



本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

DSCやマルチサーブについての実績は過去のブログを覗いていただけると幸いです。  http://minato-motors.com/blog/?cat=169



DSCやマルチサーブのご予約・御見積はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

それではHAPPY CAR LIFE!!



ドライアイス洗浄でクリーンディーゼルの煤堆積を完全除去。    (エンジンにノーダメージで短時間完璧に)は唯一無二のDSCで。   マルチサーブやLLC交換などオプション整備を実施!!



もしクリーンディーゼルエンジンの吸気経路が煤でこんな状態になっていれば、走行も出来ずエンジン始動すら危ういと思いますよね。



ところがそうならないのが(ディーゼルエンジン)。   空気さえ燃焼室に入れば何とかなるものなのです。


ただ燃費やパフォーマンスは、また別の話ですが・・・。


本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

地元大阪府から来店していただいたのはマツダ アテンザ GJ2FW

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

オプション整備
・水冷EGRクーラー洗浄
・インタークーラー洗浄
・LLC圧送式交換
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・カーエアコンリフレッシュα

メールから相談をしていただいて7点の作業依頼で予約入庫。  1泊2日で作業をしたいと思います。


簡単な問診をしてから試運転。

ターボMT車なのですが、加速に力強さはなく発進時のトルクも薄い。
ただ走れないかと言えば、(走れない事はないかな??)という印象。


インテーク系の部品を分解しますね。


まずはエンジンヘッド側の吸気ポートを確認しますね。


ポート内径の半分以上が煤堆積で経路が狭くなっています。

ポート奥に見えるはずのインテークバルブは煤で覆われて(何だか良く分からない)状態ですね。


外したインテークマニホールドと吸気シャッターバルブの状態も確認しましょうか。


吸気シャッターバルブは煤の堆積が酷く、インテークマニホールドの入口・出口ともに、半分以下の経路まで煤が堆積していました。

EGR導入口も大部分が煤で塞がれているので、EGRの導入がスムーズにいかないでしょう。



これではエアエレメントから吸い込んだ空気は入りづらいし、ターボで過給しても吸気充填効率は上がらないのが一目瞭然。


例えるなら鼻を摘まみながらマスクをしてのフルマラソン。ベストタイムは出せないですよね。 でもクリーンディーゼルなら完走ぐらいは出来るのです。凄いね。

インテークマニホールドの煤を軽くホジホジしてみると、大量の煤が出てきました。

それでもインテークマニホールド内部で固着しているので、手作業での完全除去は難しい状態。


マツダ資料から説明すると吸気経路の吸気シャッターバルブA~エンジンヘッドポートCまでの赤線部分が、画像のように煤が堆積していました。

エンジンに近いほど燃焼熱で煤はカッチカチに硬化。


この固着した煤を除去するのは、手作業ではほぼ無理。
出来たとしてもエンジンO/Hや新品部品交換では、時間も費用も多く掛かる。


そこで弊社が6年前に開発したオリジナル整備DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で完全除去をしたいと思います。


かれこれ千台以上は作業実績があります。(正確には数えてないけど)
http://minato-motors.com/blog/?cat=169
一部ですが過去ブログを参照にしてくださいね。




『エンジンにノーダメージで短時間に完璧に』

・ドライアイスのペレットを圧縮空気で高速噴射
・熱収縮と昇華爆発力で付着物を母材から剥離


DSC特殊ノズルとドライアイス洗浄機を用いて作業をします。

・煤がボディに付着しないように完全防備のマスキング。
・ドライアイスペレットを洗浄機に投入。

弊社がオリジナルで開発したDSC専用ノズルとアダプターをドライアイス洗浄機にセットして、まずは軽くワンショットします。


厚み10mm以上の強固な煤堆積も、こんな感じで剥離します。

アルミ製のヘッドは傷が付かず、瞬時に剥離出来るのがドライアイス洗浄の特徴。



サンド・クルミ等の硬いメディアを打ち付けるブラスト方法は、メディアの研磨力で汚れを落とす。  当然硬いメディアを使えば、研磨力も上がり時間も短くなりますが、その分アルミ母材も傷付ける可能性がある。

またメディアがエンジン内に残り、バルブ等に噛み込めば、圧縮不良になる可能性もありますよね。



ドライアイス洗浄は指で潰れるほど柔らかいドライアイスペレットを使用しますので、母材には全く傷が付かないのです。


また剥離の原理も研磨力で削るのではありません。

・-79℃ドライアイスが付着物に高速で衝突すると、付着物を瞬時に冷却。
・熱収縮でクラックが出来た隙間で、ドライアイスが昇華爆発。

ドライアイスは固体から気体へ昇華すると、体積膨張率は一気に750倍。


付着物と母材金属の隙間で、一気に爆発し付着物を剥離し、それが連続して行われるのです。

しかもショット後のドライアイスは数分で昇華し大気に消えるので、残留の可能性はゼロで心配も不要。



-79℃のドライアイスを打ち付けて、エンジンは大丈夫??と思いますよね。

ドライアイス洗浄自体が高温の金型や機械を瞬時に洗浄するために生まれたので、生暖かいエンジン温度なら全く問題ないのです。

むしろ対象物が冷えている方と洗浄効率は落ちるんですよ~。


複雑な形状の吸気ポート内と最深部にあるインテークバルブを、複数あるDSCノズルとアダプターを組み合わせて、完全除去しました。


ポート内部やバルブを確認します。


4気筒8ポート全てキレイに除去完了。

燃焼室に煤やペレットが入らないように、圧縮上死点にセットしてバルブ全閉にし1気筒ずつ作業をしています。



バルブのシャフト裏やバルブ傘部も完璧に除去出来ました。


インテークマニホールドや吸気シャッターバルブ等も洗浄完了。

清々しいほどキレイになりましたね。




中途半端に煤を残してはダメですし、3日も4日も時間を掛けているようではお話しにならない。

唯一無二のDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)なら、エンジンをO/Hせずに短時間で完璧な煤除去が出来ます。




ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジン。  空気が吸えなくなるとパフォーマンス低下し新車時の性能を発揮するのは難しいと思いますよ~。





DSCと同時にオプション整備もお勧めしています。

(インタークーラー洗浄)で内部に溜まったブローバイオイルを排出し、内部を洗浄しますね。





ここ数年でオプション指名率が急増したのが(水冷EGRクーラー洗浄)

これが詰まるとディーラー整備であれば新品交換になり、工賃も部品代も高額になりますね。(酷いとEGR系の警告灯が点灯します)


弊社ではDSCと同時なら作業工程が重複している部分はカットし、クーラー自体を完全洗浄が出来るので部品代も掛からない。


結果として別途新品交換時の半額以下になるので、交換ではなく洗浄を推奨しています。

これでクールドEGRが効果的に使えますね!!

洗浄後には格子状の穴に確認用の細い棒(30cm)を突っ込んで、内部で詰まっていないかを導通確認しています。

画像手前は比較的簡単に煤を除去出来るのですが、奥が詰まっている場合が多いので完全除去は結構大変なのですよ。 だからディーラーさんでは新品交換をするのでしょうね。


EGRクーラーの入口からライトを照らしてみました。フィンの中までキレイになっていますね。



洗浄後のインテーク・EGR系部品を純正ガスケットで組付けますね。








オプション整備(LLC圧送式交換)

ラジエターリフレッシャーを接続して、脈動圧送式で冷却水を全量交換します。

・エンジン始動しダイヤフラム式ポンプでLLCを圧送。
・冷却ラインを循環し、戻ってきたLLCをろ過再生。
・エンジン、ラジエター・ヒーター全てのLLC交換。

完全暖機するまで30分以上は作動し続けて、冷却ラインに浮遊する汚れを高密度フィルターでキャッチします。

最後にLLC再生強化剤で防錆・消泡性能を強化し、劣化しやすいラジエターキャップは純正品と交換します。




こちらもリリース後に指名率が増えてきたオプション整備(マルチサーブ洗浄システム)  http://minato-motors.com/blog/?p=29071



ディーゼル整備が盛んな欧州で着々と評価を上げているマルチサーブは、大きく分けて4種類のシステム洗浄が可能です。



スカイアクティブDのクリーンディーゼルにはその内の2つ、(インジェクター洗浄システム)(DPF洗浄システム)を行います。




DSC作業2日目に(DPF洗浄システム)から始めました。


2種類のケミカルをDPFに直接噴霧し、フィルター内部の煤とアッシュをクリーニングします。



車体からDPFを外して分解し洗浄するのも否定はしませんが、時間も費用も多く掛かりますよね。

そこまで酷くない場合はマルチサーブでのケミカル洗浄で(いいんじゃないの?)思っているので、少し前から導入したのです。


DPFに繋がるホースに接続して1液目のDPFクリーナーをマルチサーブに投入し、作業をスタート。  基本は画面の指示通りに進めます。



15分後に2液目のDPFフラッシュを投入し、エンジン始動と回転数を上昇させて(熱とケミカルで)洗浄効果を促進させます。






並行して(マルチサーブ インジェクター洗浄システム)も行います。

フューエルラインにマルチサーブを接続し、サプライポンプ・デリバリーパイプ・インジェクターの内部をケミカルで直接洗浄していきますね。


マルチサーブにディーゼルシステムパージを投入し、強力洗浄を選択してエンジン始動。


エンジン回転を上昇させて固定し、1時間ほど洗浄工程を行います。


作業中も作業後も大量の白煙と異臭がマフラーから出てきますので、完全に出なくなるまで防煙防臭装置をマフラーに接続して完全排出していきます。




市販品でもインジェクターとDPFを洗浄するケミカルは販売されているのですが、プロショップオンリーのマルチサーブのケミカルは溶剤の量と性能が違うんですよ~。

有名なのがWAKO’SのDPF用洗浄剤は容量が165ml。

マルチサーブは1000mlが2本ありますので、2000mlです。
また専用の機器でコントロールしながら注入し洗浄工程を行いますので、欧州でも高い評価が貰えているのだと思います。


DIY市販品とプロショップオンリーのマルチサーブケミカル剤では、容量や値段が一桁違うので、同じように見えて同じではないのですね。


マルチサーブ洗浄システムには基本料金内に各アフターケミカルが付随しています。

納車時にボトルを手渡ししていますので、燃料給油時にタンクへ投入してもらいます。それでさらに洗浄強化を高めて内部を走りながらクリーニングするのです。

(ディーゼルエクストリームクリーナー)(DPFリジェネレーター)

こちらも定番のオプション整備(カーエアコンリフレッシュα)
年々減少するAC冷媒ガスを全量回収再生充填していきます。

冷媒ガスは多くても少なくてもNGです。 重量管理で正確にチャージしましょう。

 全ての作業を完了し試運転。

再発進時のクラッチワークはトルクが太くなったので、ペダル操作がイージーになりましたね。 試運転は市街地走行のみですが、この感じなら高速走行からの再加速でグイグイ走ると思います。



DPFやインジェクターの数値もスキャンツールのデータモニターから確認。  差圧も蓄積量のほぼゼロになり、乱れていたインジェクター補正値もゼロになりバランスが整いましたね。



インジェクターとDPFが壊れたり完全に詰まると、高額な修理費用が待っていますので、そうなる前にメンテナンスをお勧めしています。


こんな感じで予定通り1泊2日で作業が完了。  朝9時半入庫で翌日15時頃の納車になりました。




弊社ブログのDSC以外も遡って見ていただけると分かるのですが、一貫してアナウンスしているのは(壊れる前に予防整備をしましょう。)という事。


特にクリーンディーゼルはガソリン車に比べて高額な装置が多く搭載されているので、壊れたり不調になった時には費用が多く掛かるのです。



それらを高精度なセンサーで監視しているので、多少の煤や不具合であれば(それなりに走行する事)は制御補正で出来るのですよね。


センサー・ECU・アクチュエーターを高度に制御すればこのアテンザのように走って来店する事も可能なのですが、でもそれは新車時に発揮した性能ではないと思いますよ。


・新車購入時に試乗した(あのトルク感)はまだ発揮していますか?
・中古車購入したスカイアクティブDは、噂通りのパワフル走行ですか?




DSCの御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。(今回登場していないオプション整備も多数提案しています。)

 必要事項を記入してもらえれば数日以内には返信をさせていただきますね。  それではHAPPY CAR LIFE!!



最近入庫したATF/CVTF交換のダイジェスト版。 一部のみになりますが紹介しますね。


本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

弊社にATF・CVTF交換に来られて納車時によく言われるのが(この車のATF交換ってブログに載りますかね?)というご質問。

作業した車両は出来るだけブログに公開したいのですが、(基本的にブログには載らないと思っていただいた方が・・・)とお答えしています。



ほぼ連日ATF交換やDSC作業を実施しているので、ひと月の作業台数は非常に多いです。   それに対してブログは月4回ぐらいしか更新しないので、必然的に紹介出来る台数は限られる。


作業台数7~8台に一台を選んでブログをアップの現状では、(全てを載せる事が難しいのです)とご理解をいただいています。

時間があれば毎月10回ほど更新したいのですが、それでは今の整備作業量では編集時間が足りないのが実情なのです。


兵庫県からはレクサスLS500h GVF55 走行距離10万キロ
・CVTF交換
・前後デフ ギアオイル交換



走行距離5万キロ時にCVTF交換をさせていただいて、今回2回目のリピート来店です。

リピート来店なので問診は少しにして、試運転を実施。

フルードチェック後にオイルパンを脱着洗浄、ストレーナーを交換。  前回CVTF交換時もNUTEC NC-65を使用しましたから、チェックをすると劣化度も少なくやや汚れた程度でした。

ハイブリッドCVTFは希釈式交換でニューテックNC-65と入れ替えます。


何度も交換して段々キレイになりました。
最後にフルードレベル調整を行いました。

デフオイルもニューテックNC-70 75W90で交換しますね。







次は長野県からお越しいただいたレクサスGS450h 走行距離22万キロ

こちらもリピート来店で2回目のCVTF交換のご依頼です。
前回もNC-65で交換しているので、廃油は結構キレイな状態でした。


この結果から見てもストリート走行レベルの熱負荷であれば、そう簡単にNC-65をクタクタに劣化させるのは難しいのが良く分かりますね。





次は大阪府からはレクサスLS460 USF40 走行距離6万キロ。

ヴェルファイア・セルシオ31系に続いて3度目のリピート来店です。

こちらもNUTEC NC-65 全化学合成ハイパフォーマンスフルードで圧送式交換を行います。

試運転とフルードチェックをして、オイルパンを脱着洗浄しストレーナー交換。

フルードを補充し暖機後にNUTEC NC-RFでプレ洗浄を行いますね。



アイドリングタイム後に本命ATF NC-65でもう一度圧送式交換。

キレイになりましたね。
最後に規定温度でフルードレベル調整を行います。





デフオイルをNC-70 75W90で交換。



オプション整備も追加でオーダーされました。
・LLC圧送式交換
・スロットルボディ清掃初期化
・カーエアコンリフレッシュα NC-200





三重県からはレクサスIS-F USE20 走行距離9万キロ

今回初めての来店です。
ネット検索から弊社を見つけていただいて、予約入庫してもらいました。

こちらもやっぱり本命ATFはNC-65。

もう一度圧送式しますね。




ミナト自動車にATF交換で入庫するのはトヨタ・レクサスだけ??


いえいえ、他にもたくさんご依頼をいただいていますよ。

大阪府からはマツダ ロードスターND5RC 走行距離6万キロ
NUTEC NC-RF & NC-65の圧送式交換。



ミナト自動車のATF交換は高額なニューテックNC-65だけなの??

そんな事はありません。純正同等フルード アイシンAFW+での交換も多数行っていますよ~。


和歌山県からはスバル WRX STI 走行距離6万キロ
こちらも初めてのご来店ありがとうございます。

こちらはアイシンAFW+で圧送式交換を行いました。

オイルパンを脱着洗浄とストレーナー交換をして、液体ガスケットで再装着。

そこからATFを交換します。



まだまだ紹介出来ていない車両も多くあるのですが、今回はダイジェスト版として6台ほどピックアップし紹介させていただきました。



ATFは劣化してクタクタになるまで使用する物ではなく、なるべく良い状態をキープした方がミッションの故障率は断然下がります。

この考え方はエンジンオイル交換と基本同じとお伝えしています。



ただエンジンオイル交換とATF・CVTF交換では交換難易度が違い、使用する機械も違います。(間違った作業をすれば、ミッションが壊れる事もあり得ますよ。)

正しい交換方法で正確な作業をすれば、確実にフルード交換が出来てミッションは常に良い状態が保たれます。  その結果AT・CVTの故障率は下がり、高額で無駄な出費は免れるのではと思います。



ATF・CVTF交換の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。 それではHAPPY CAR LIFE!!


スバル レガシィ ランカスター6 リフレッシュプラン 後半編。ATF交換やホイールアライメントも実施。新車の乗り心地を取り戻そう!!

前回ブログで紹介した埼玉県からお越しのレガシィ ランカスター6 リフレッシュプランの続きです。

陸送プランで川口市から入庫したランカスター6 平成13年 走行距離は僅か2万キロ。

点検から整備プランを御見積し、サスペンションなどの足回り・下回り系の整備を前半編のブログで紹介しました。
http://minato-motors.com/blog/?p=29573



後半ブログはエンジンやAT・ホイールアライメント調整などを紹介します。




パワステのオイルホースからのオイル漏れ。

エキゾーストの横にあり熱劣化しやすいP/S高圧ゴムホースを新品ASSYで交換します。  また定番に漏れるリターンホースやP/Sポンプのオーリングも同時に交換しますね。


サスペンションがバラバラに分解されている状態からのP/Sホース類交換は比較的簡単。その分工賃も安くなりますよ。

サブフレームとステアリングギアボックスごと分解して、ホースASSYを交換しました。





サブフレームを外せば交換しづらいエンジンマウント左右交換も楽勝。  同時に整備をすると作業が重複する個所は、工賃重複分は安くなる。

ある程度使用した車両はバラバラに個別に無計画に整備しても、お金が掛かるばっかりでいつまで経ってもコンディションが回復しない。


何度も整備工場に預けて、お金が頻繁に飛んでいくと、旧車を乗る事を諦めるのがほとんどじゃないですかね。

それって整備のプランニングとお金の掛け方が間違っている可能性がありますよ~。




リアのATマウントやチッピングロッドも同時に交換しました。ゴムが硬化してクラックがありますね。




定番のエンジンオイルクーラーからのオイル漏れ。
オーリングと周辺ホースを交換します。






ラジエター下側の錆が酷く、ホースの状態も悪いので全て交換しますね。

・ラジエターASSY
・ラジエターホース
・ATFオイルホース

古く硬化したゴムホースのホースバンドを締め上げても、オイル漏れは止まらない。素直に交換しましょう。

熱劣化して変色したラジエターは破損や漏れの前兆ですので、早めに交換しておきますね。





朝一に引っ掛かりがあるアクセルワイヤーも交換しました。


アイドリングを微調整するISCVもモータまで分解して、内部のシャッターバルブを清掃。 ISCVにカーボンが蓄積するとエンジン回転数がフラフラしますし、エンジン微振動も発生するので定期的な清掃は必要ですね。


ATのオイルパンを脱着洗浄して、磁石の鉄粉も除去。
スバルATには外部ATFフィルターが装着されていますので、こちらも交換しますね。



オイルパンとATとの合わせ面を清掃し完全脱脂、液体ガスケットで再装着します。

ATFを補充して漏れチェック。

フロント・リアのデフオイル交換。

NUTEC NC-70 75W90 全化学合成ギアオイル


LLCも圧送式で全量交換。

ラジエターリフレッシャーを冷却ラインに接続し、脈動圧送でLLCをリフレッシュ。回収したLLCを高密度フィルターでLLCに浮遊する汚れをキャッチし、またラインに戻す。

劣化した添加剤等はLLC再生強化剤を注入して、防錆・消泡性能を強化します。


完全暖機が出来たところで、ATFを圧送式で交換します。

ATFチェンジャーを接続して、まずはNUTEC ニューテックNC-RFでプレ洗浄します。  全量イッキに交換しますね。

真っ黒なATFがここまでキレイになりました。


このまま15分間アイドリングタイム。
次に使用するのが本命ATFです。

NUTEC NC-65 ニューテック史上最高峰ATF 全化学合成ATF(エステル系)

こちらをATFチェンジャーに入れ替えて、もう一度圧送式で交換します。

完璧に入れ替わりましたね。


ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は6万キロ。
その時はオイルパンの脱着洗浄は不要です。

試運転後にフルードレベル調整を行いました。

整備リフトからアライメントリフトに移動して、1G締付を行います。


アームブッシュの黄色いテープはボルト仮止めの印。

アライメントリフトで4輪接地した状態にし、一度ブッシュ固定ボルトを緩めます。  ブッシュの捩じれを解消し、もう一度ボルトを締め付けるのが1G締付。


整備リフトで足回りを整備して1G締付せずに走行すると、交換したブッシュが早期に破損します。

地味なようで必須作業の1G締付は、サスペンション整備後には必ず実施しましょう。


1G締付後に軽く試運転をしてブッシュ等を馴染ませてから、ホイールアライメント調整を行います。

組付けてスグの状態だと、調整カムボルトを中立の位置に合わせてもこんな感じでバラバラです。



ハンター社 アライメントテスターのメーカー推奨数値に違和感があったので、整備書で確認し再修正入力。


左右のバランスを整えながら、ホイールアライメントを調整しました。
(この日は風が強い日だったので、工場の扉を全閉にしても数値が揺れる揺れるで大変でした。)

カーエアコンリフレッシュαでAC冷媒ガスをリフレッシュ。  年々減少する冷媒ガスは定期的にメンテナンスしましょう。


デンゲン社製エコマックスjrをAC配管に接続し、充填量をセットしてスタート。

冷媒を回収再生充填を全自動で行います。   最後にNUTEC NC-200コンプブーストでコンプレッサーオイルを同時注入し、潤滑・気密性を強化しますね。

最終チェックの為にいつものテストコースを約1時間ほど走行します。

異音はないか?振動は大丈夫か?集中しながら走り回ってから、リフトアップし何度もボルトナットの締付やオイル漏れ等を確認しています。



納車の連絡をして数日後に埼玉県から引き取りに来てもらいました。

作業内容は全て撮影し、納車時に画像をモニターで見てもらいながら説明をしています。  また画像が必要な方にはコピーを記録用にお渡ししています


ちなみに今回は250枚以上は撮影画像をコピーし、DVDでお渡ししました。

納車後に自宅まで走行し、レビューをいただきました。

お世話になりました。○○です。あの後、家まで走った感想ですが、ハンドルの妙なアシスト力が無くなって自然になり、アクセルがだいぶ扱いやすくなってました。ペダルが以前より少し重くなっており、踏みすぎず、踏んだ分だけ反応するような感じです。

そして、乗り心地はかなり良い感じになってます。音、振動も抑えられて、丁度良い堅さのゴムに乗っているような感じで、柔すぎず固すぎず。ガタンとかバンって感じのショック、音もほぼ無く心地よくなりました。

色々細かい所まで、この度は本当にありがとうございました。失礼致します。


2部に分けて紹介したスバル レガシィ ランカスター6のリフレッシュプラン。


何故まとめて整備した方が(費用的にも効果的にも)良いのかが、このブログを見れば分かるのではないでしょうか。


ある程度年式が経過し走行した車両は、今後良い状態で使用するならどこかのタイミングでガッツリとしたリフレッシュ整備は必要でしょう。


逆に言えばここまでの整備をすれば、今後数年間は整備する個所は無くなり、快適なカーライフが送れると思います。 



(20万円の予算で3回に分けてリフレッシュ整備をしたいんですが・・・)とよく相談されるのですが、経験上やんわり止めた方がいいですよとお伝えしています。

それなら60万円を貯めてから一度に整備した方が、3回に分けての整備より出来る範囲も広いし、多くの部品を交換出来るし、出来栄えが全然違うのです。


作業工賃の重複は思っている以上に比重が高いので、ある程度予算を貯めてからの方がいいですよ!とお答えしています。

そう伝えると(なんだ!安い仕事は引き受けないのか!!)と苦情が来る事が多々ありますが、『ブログに書いてもなかなか弊社の考え方が伝わらないんだな~』と困惑しています。




また3回に分けてと言いますが、ほとんどの方は2回ぐらいでリフレッシュ整備を辞めると思います。
何故なら1回目・2回目で劇的な変化が無ければ、恐らく3回目の出費は躊躇しますよね。

(2回整備してもそんなに体感出来るほど良くならない)(はたして3回目の整備で良くなるのかな??)疑心暗鬼になれば3回目の出費は出さないでしょう。




弊社では(ある程度走行した車両は、一気に整備した方が結果的には経済的)とアナウンスしています。  間違った整備プランを計画しても愛車のコンディションは良くならないですよ~。


リフレッシュプランの本質は(整備プラン)ではなく、(リフレッシュ整備のプランニング)です。


リフレッシュプランのご相談・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

どうぞ宜しくお願い致します。HAPPY CAR LIFE!!