整備士の愛車は整備する時間が無い?? 旧車の急なエンスト。
3連休の中日
ATF交換のご予約頂いていたのですが
残念ながらキャンセルのお連絡が・・・。
連休などの予約状況は
問い合わせが早い段階から集中しますので
ちょっと困ってしまいます。
閑話休題
普段からお客様に愛車のメンテナンスの
重要性をアナウンスさせて頂いています。
それだけ言うのなら
『 さぞかしあなたのお車は、シッカリ手入れしてるんでしょうね~! 』
と思われているのでは・・・。
という訳で今回のブログは
私の愛車の整備事情をお送りします。
キャンセルなどの空いた時間ぐらいしか
ゆっくり点検整備できないですからね~。
ボルボ 940エステート 1993年式
走行距離 126000Km
実は今年2月の車検整備時に
エンジン ヘッドガスケットからの 冷却水漏れが発覚。
本格的に直すなら腰上からのオーバーホールになり
時間と手間が掛かりそうでした。
古くなったヘッドガスケットからのスローリーク。
修理するか? (普段から予約が一杯なのに、そんな時間があるのか・・・?)
乗り換えるか? (ステーションワゴンで欲しい車種がないのよね~。)
選んだ選択肢は
WAKO’S RSL ラジエターストップリーク
化学反応で固まる
従来型の漏れ止め剤ではなく
微細な繊維を漏れた箇所から
少しずつ塞き止めていくタイプを試してみました。
欧州車には使うな!と記載されていますが
自分の車なので自己責任でしますね~。
半年経過してみましたが
漏れも完全に止まり、オーバーヒートも無さそうなので
本格的にメンテすることになったのです。
(腰上オーバーホールは、ひとまず回避できました。)
まずは点検して部品集めから。
強くしてもダメ。 弱くしてもダメ。
微
妙なテンションで調整するファンベルト。
国産車みたいにキッチリ張ってあげると
スグに悲鳴をあげる気難しいタイプ。
(経験上ゆるめダルダルぐらいが丁度イイのです。)
ヒビ割れてきたので
全数を交換リストに追加しますね。
欧州車用バッテリーは割高なので
国産タイプが装着出来るようにしています。
セルモーターの回り具合と、時々起こる電圧降下の為
容量アップしたバッテリーに交換する予定。
エンジンルームを見渡すと
少し変な箇所を発見。
長年の熱劣化で配線を固定している
結束バンドが割れていました。
見過ごすと振動で電気配線の皮膜が破れ
ショートを起こしてしまいますね。
2~3本がショートを起こすと
訳の分からない症状が発生するので
対策する為、補修します。
古~い旧車を乗る場合は
こういう地味な点検 と 補修をしていかないと
快適には使用出来ないので要注意ですね。
4月に実施した『カーエアコンリフレッシュα』
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-330.html
NUTEC NC-200 AC添加剤の
効果もあって激冷え状態です。
21年選手の割には よく冷えていると思いますよ。
5年前に交換したロアアームジョイントブーツ。
もう割れてきましたか。
外国のゴム製品に
国産並みの耐久性を求めても仕方がないですね。
しかも旧車用の部品なので
ゴム質もイマイチなのが多いです。
これは簡単に交換できるので
交換リストに入れますね。
Fr、R ブレーキパッド & ブレーキホース
リアキャリパーのオーバーホールもしなければ・・・。
燃料系統や点火系統
吸気系統はすでに2月にリフレッシュ済み。
ショックアブソーバーなどの足回りは4年目なので
あと2年は頑張ってほしいですね。
前回から5万キロ経過したATF。
トルコン太郎で再び圧送式交換。
プレ洗浄無しでここまでキレイになりました。
年に数回は四国の最南端までサーフトリップ。
週一での近場サーフ。
年1万キロの走行距離かな。
田舎道を深夜に走行する場合が多いので
急なエンストは怖いですよね。
今の所は一度もエンストしていないので
自画自賛ですがメンテナンス計画は順調のようです。
とりあえず部品を発注して
整備出来る日が訪れるのを待ちましょうか。