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レクサス LS460 USF40 定番故障整備をフルセット。  現在設備入れ替え工事中です。

大阪府堺市からお越しいただいたのは、

レクサス LS460 USF40

走行距離 80000km

 

 

 

 

LS460定番の故障修理

・FrエアサスASSY交換 & サスアーム交換

・エンジンマウント左右交換

・ブレーキパッド交換 & ディスクローター研磨

・ラジエターASSY交換 & LLC圧送式交換

などなどの整備を依頼されました。

 

 

今回で3回目のリピート来店になります。

 

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実はこのLS460は少し前にATF交換で入庫済み。

(また数年前にもセルシオのATF交換で作業しました。)

 

 

その時の作業内容は

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC

・スパークプラグ交換

・デフオイル交換 for NUTEC

 

 

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納車時にロアアームのブッシュ破損と

エアサスのオイル漏れがあるのをお伝えしました。

 

 

 

 

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弊社を何回もご利用いただいているので

LS460にはこんな定番修理がありますよ~とお伝えすると

(じゃあそれも後日に作業しましょう!)と再依頼。

 

 

 

 

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前金をいただいてから部品を発注し、

後日予約入庫となりました。

 

 

 

 

 

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まずは前後ブレーキから始めます。

 

純正ブレーキパッドはダストによるホイール汚れが酷いので、

DIXCEL ブレーキパッド Mタイプ に変更。

 

 

もちろんディスクローターも研磨し、

耐熱塗料(600℃)を塗装してリフレッシュ。

 

 

 

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次はサブフレームを外してのエンジンマウント交換。

 

信号待ちのDレンジでV8らしからぬ微振動があれば、

マウントインシュレーターの寿命でしょう。

 

 

 

 

 

V8エンジンとサブフレームに挟まれたE/Gマウントは、

取付ボルトが長いので上下に大き目の隙間が無いと、

外すのは困難です。

 

 

LS460の場合はエアサスと同時交換なら、

サブフレーム側を外す方が早くて確実。

 

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アッパー・ロアのFrサスペンションアームも交換しました。

 

しなやかなアームの動きの犠牲なのか?分かりませんが、

もれなく破損しているアームブッシュ。

 

 

アッパー2本 X左右

ロア 2本 X左右

8本のアームASSYを交換しますね。

 

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メイン依頼のニューマチックシリンダーASSY(エアサス)は、

フロント左右を交換しました。

 

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前期型の対策前ラジエターが装着されていたので、

ラジエターASSY交換とスロットルボディ清掃。

 

 

 

対策前の純正ラジエターはアッパータンクの細いパイプが、

非常に細く熱劣化に弱い。

 

手で触るとポキッと折れるほど割れやすくなっているので、

対策済みの純正ラジエターに交換しました。

 

対策後はパイプ径が倍ほど太くなっていて、

部品価格も結構安価ですよ~。

(社外ラジエターは対策前のコピーが多いので、

LSの場合は純正品をオススメしています。)

 

 

 

 

LLC圧送式交換と

スロットルボディの清掃・初期化も行いました。

 

 

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アライメントリフトに移動して、

アームのボルトナットを1G締め付け。

 

 

無駄なブッシュテンションを開放してから再締付。

 

軽く試運転をして車高調整をしてもう一度1G締付、

そこからホイールアライメントを調整します。

 

 

 

 

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ハンター社 ホークアイWA470

最新式ホイールアライメントテスター

 

 

サブフレームを外しサスアームを交換して、

エアサスも交換すればアライメント数値はバラバラに。

 

 

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エアサスの場合は時々エンジンを掛けつつ調整するので、

常に数値が動いています。

 

完全な左右差を無くすのは難しいですが、

なるべく左右差がなくなるように調整しました。

 

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最後にVGRSの初期化をして納車となりました。

 

 

 

LS460のニューマチックシリンダーは1本約10万円。

アームASSY1本は約2万円。

 

1つ1つの部品価格が高額なので、

現在ロアアーム・アッパーアームのブッシュを、

アメリカから輸入中です。

 

あっちは社外部品天国ですから試しにオーダーしてみました。

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

現在設備工事中のため全作業はストップ。

地震の影響もなく順調に作業は進んでいるので、

今月中にはある程度の形になると思います。

 

 

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それではHAPPY CAR LIFE!!

 

 

福井県からランドクルーザープラド リフレッシュプラン。 20万キロは朝飯前!!プラドなら40~50万キロを目指しましょう。

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福井県からお越しいただいたのは、

ランドクルーザープラド KDJ95W

H13年式 12万キロ

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

・4年前に5万キロの中古車を購入。

・やや燃費悪化と停止から加速時のトルク低下が気になる。

 

 

世界トップクラスの耐久性を誇るプラドですから、

12万キロぐらいではハッキリ分かる劣化は感じないはずですが、

 

今後20万・30万キロ以上快適に走行するために、

リフレッシュ整備を希望されました。

 

 

 

 

 

入庫後に問診をしてから

オーナーさんは電車にて福井県にお帰りになられました。

 

・代車で帰る。

・目の前のJRモズ駅から電車で帰る。

・関空から飛行機で帰る。

この3パターンが多いですね。

 

 

 

 

試運転をしてから事前ホイールアライメントを測定します。

 

数値的にはやや乱れ程度ですがフワフワ感は表面化しており、

乗り心地は良くなさそうですね。

 

 

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リフトアップをしてタイヤを外し、

E/G・足回り・下回り・ブレーキ等を点検します。

 

 

アーガス社バッテリーアナライザーで点検すると、

CCAの数値がやや低下していました。(要注意)

 

 

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・点検結果から弊社がオススメする整備

・オーナーさんが希望する整備

2つを合わせたプランを予算を考慮しながら御見積。

 

整備プランはメール or TELにて説明をして、

どこまで整備をするかを相談し内容を決定します。

 

 

それでは作業を始めますね。

 

 

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おそらく長い間ノーメンテだったブレーキ関係は、

キャリパーを分解してディスクローターも外します。

 

 

またフロントサスペンションやハブナックルも分解しました。

 

一つ一つの部品が重くて強靭、

作業をすれば頑丈な作りが実感できます。

 

 

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ちなみに簡単に分解してそうにみえますが、

これが結構大変で・・。

 

 

 

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例えばスタビライザー リンクロッドのナットを緩めるには、

まずはワイヤーブラシでねじ山を掃除。

 

 

 

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その後にWAKO’Sラスペネを吹いて、少しずつ緩めていきます。

 

そうしないとネジ山がナメてナットが緩まず、

最悪は切断して外す手間が掛かります。

 

 

 

怪しい箇所は手間を掛けながら分解作業をするので、

それなりに時間が掛かるのですよね。

 

塩害車や旧車両などは

少し気を使いながらの作業しています。

 

 

 

 

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ブレーキキャリパーのオーバーホールで分解します。

 

引き抜いたキャリパーピストンは固着するほどではありませんが、それなりに錆が付着していました。

 

 

 

 

 

ブレーキパッド交換時にピストンの錆付着を無視し、

強引にピストンをキャリパーに押し込めば、

キャリパー内で引っ掛かりが出て異音が出ます。

 

 

ブレーキパッドのみの交換してキーキー異音が出れば、

大体キャリパー側の整備不良でしょう。

 

なるべくして成る(鳴る)のですね。

 

 

 

 

 

 

弊社では10年10万キロぐらいで、

ブレーキキャリパーのO/Hをオススメします。

 

 

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キャリパーを完全に洗浄してから、

シールとダストブーツを交換しました。

 

この時にキャリパーをキレイに洗浄しておかないと、

ブーツ装着時にゴミが混入しますので要注意。

 

 

 

 

最後に組み付けたピストンを出し入れし、

シールとグリスを馴染ませます。

 

もしスムーズにスライドしなければ、

この時点で修正します。

 

 

 

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キャリパーホルダー部も清掃&グリスアップ。

 

ブレーキパッドも交換しますが、

リア側のバックシムは錆腐食が酷いため交換しました。

 

 

 

WAKO’S BPRパッドグリスをバックシムに塗りこめば、

耐熱・耐水・耐振動は完璧ですね。

 

 

 

 

 

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フロントディスクローターを研磨します。

 

基準厚 22mm

限度厚 20mm

上記画像のように軽く削った時点で21mm

 

 

 

フロント側は磨耗が酷く、

キレイに研磨すれば限度厚ギリギリでしょう。

 

御見積では研磨での対応でしたが、

私の判断で新品ローター交換に変更しました。

 

 

 

 

 

 

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リアの厚みは十分なので研磨再生し、

耐熱塗装(艶消しブラック)で化粧直し。

 

これで安全に制動が出来て、

コントロールしやすいブレーキになりましたね。

 

 

 

 

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ロアアームはASSY交換はせずにブッシュ単体交換。

油圧プレスとSSTで圧入交換します。

 

 

 

ロアボールジョイントは単体供給が無いのでASSY交換します。

 

 

 

 

 

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アッパーアームも同様に。

 

アッパー/ロア両方をアームASSYで交換するより、

ブッシュ交換の方がはるかに安価。

 

アーム自体は鉄の塊なので

歪みが無ければ十分再利用は可能です。

 

 

 

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シャシに組み付ける時には

ボルト首下シャフト部にグリスを薄く塗ります。

(ネジ山には塗らない!!)

 

こうするとシャシ穴とボルトの隙間が密封され、

水分の侵入を防ぎます。

今後10年はボルトが内部で錆付く事はないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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ショックアブソーバー4本は純正品で交換しました。

 

アッパーマウントやクッションブッシュも、

もちろん同時交換ですね。

 

 

 

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フロント・リアのスタブライザーの

リンクロッドやブッシュ交換。

 

 

横揺れだけではなく、

ギシギシ音の発生も抑えましょう。

 

 

 

 

 

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ハブ・ナックルもO/H。

 

大きなハブベアリングやオイルシールを分解&圧入。

アッパーボールジョイントも圧入交換。

 

 

油圧プレスとSSTでサクサク作業しました。

 

 

 

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ドライブシャフトO/Hのために、

Frデフからシャフトを引き抜きますが・・・・。

 

まったく抜けずに作業を変更。

 

 

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インナーボード側は引き抜かずに、

車上でグリス&ブーツ交換をする事にしました。

 

 

 

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左右ドライブシャフトを分解洗浄して、

劣化し粘度の落ちたグリスを除去。

 

 

 

純正ブーツ/グリスKITでIN・OUTを整備すれば、

今後10万キロはメンテする事もないでしょう。

(高耐久の純正ブーツなら安心ですね。)

 

 

 

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パーキングブレーキのライニングシューが緩まず、

また誰かが整備した形跡が・・・?

(運転席のPブレーキレバーのワイヤーの長さが異様でした)

 

 

 

よ~く観察するとPブレーキ機構のアームが錆固着しており、

変な辻褄を合わせたワイヤー調整をしていたようです。

 

 

前作業者はプラドのPブレーキ機構の構造を

あまり理解していなかったようですね。

 

 

これではPブレーキの効きは甘くなります。

 

 

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リターンスプリングを分解しフリーにしても

赤い矢印の幅でレバーが固着。

(つまり左のみ常時Pブレーキが効いた状態。)

 

 

・それだと引き摺るのでシューの調整でクリアランスを広げる。

・そしてワイヤーの長さが異常に余るのでレバー側で縮める。

・これだと右のみしかPブレーキが作動しなくなりますね。

 

 

 

 

 

 

そこで支点に注油しながら、

何十回も動かして固着を解消しました。

 

 

そして左右とも支点にグリスアップして錆固着防止、

正しいワイヤーの長さで再調整。

 

 

これでレバー操作約5ノッチほどで、

左右のPブレーキが正常作動します。

 

 

 

 

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プロペラシャフト等のユニバーサルジョイントに

グリスアップを実施。

 

ブレーキフルードを交換してエア抜きをし、

元の状態に組み付けます。

 

 

 

 

 

 

 

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ATF完全圧送式交換はオールNUTEC ATFで。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

プレ洗浄ATFは(ニューテック NC-RF リンシングフルード)

本命ATFは全化学合成(エステル系) ニューテックZZ51改

キレイに入れ替わりましたね。

 

 

 

 

ZZ51改なら次回交換推奨時期は約5万キロです。

 

 

 

 

 

 

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フロント/リアデフオイル と トランスファオイル。

ガルフ プロガード75W90 LSD対応で交換します。

 

 

 

 

 

 

 

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停止からの加速時モタツキが気になると相談され、

各センサー値を確認しても大きな異常は見当たらない。

 

 

 

そこでディーゼルエンジンのインテーク系煤蓄積を確認し、

インタークーラーや吸気シャッター・EGRバルブを分解しました。

 

 

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バルブの詰まりや密着不良は目視では異常はなく、

煤の蓄積もほどほどでしょう。

 

(そこまで悪いとは思えない。)

(マツダSKY-Dより煤蓄積ははるかに少ない。)

 

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清掃してダイヤフラムの気密テストをしてから、

元の状態に組み付け。

 

スキャンツールからアクティブテストで強制駆動しても、

正常に動いているのでEGRバルブ系統には問題無し。

 

 

 

 

 

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過去の交換暦が不明のフューエルフィルターも交換しました。

 

 

オーナーさん曰くエンジンが冷間時には症状が出ず、

外気温が高い夏の完全暖機後に発症するそうです。

 

冬は完全暖機後も症状が無いそうで、

入庫時の大阪の気温は微妙な20~25℃。

 

 

 

入庫時の試運転では症状を確認出来ており、

(あ~このモタツキ。分かる分かる。)と思っていましたが・・・。

 

 

EGRバルブ系を清掃して燃料フィルターを交換し、

ATF交換終えると25℃の外気温では発症しなくなりました。

 

 

完治したのか?外気温が低いのか?は分かりませんが、

もし今後外気温が上昇して症状が再発した場合は

地元で(ある2点の部品)を交換して下さいとアドバイスしました。

 

 

 

 

旧型ディーゼルとクリーンディーゼルの過渡期のE/Gなので、

そんなに複雑な制御はしていないのですけどね。

 

 

とりあえず経過観察です。

 

 

 

 

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アライメントリフトで1G締め付け。

 

アームブッシュのテンションを開放し再締付すれば、

無駄なブッシュの捩れが無くなります。

 

 

 

そこからホイールアライメントを調整しました。

 

 

 

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・イヤサカ ビシャモン アライメントリフト ロング版

・ハンター ホークアイWA470 アライメントテスター

 

 

リジッドアクスルのリア・スラスト角は調整不可ですが、

フロント側はキレイに整いましたので良い数値でしょう。

 

 

サスペンション等を整備したので

新車時に近い走りやすいプラドになったと思います。

 

 

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カーエアコンリフレッシュαで

AC冷媒ガスをリセット。

 

 

NUTEC NC-200も同時に注入し、

ACコンプレッサーの潤滑気密を強化しました。

 

 

約2週間のお預かりで作業は完了し、

無事納車となりました。

 

引渡し時には作業内容の説明に合わせて、

撮影した画像をお見せしています。

 

 

バシバシ撮影してるので

軽く100枚以上は撮影しているのですよ~。

 

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納車後にオーナーさんからメールをいただきました。

 

何も知らせていないお子様とドライブに行くと、

プラドの乗り心地改善がスグに分かったそうです。

 

トータル的なサスペンション整備は同乗者の事を考えても、

費用対効果の良い整備だと思っています。

(10万キロ車のショックだけ交換はあんまり意味がないです)

 

 

 

 

 

 

 

 

それとお知らせなんですが、

リフレッシュプランでサスペンション系を整備する場合、

部品代金を前金でいただいています。

 

入庫してからの発注では部品欠品やバックオ-ダーがあると、

納期が読めず納車日が不明になります。

 

そうならないようにある程度の部品は事前に発注して、

準備をしています。

 

 

 

 

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現在弊社の設備入れ替え工事中。

http://minato-motors.com/blog/?p=18126

 

 

毎週リフレッシュプラン予定車が入庫しますので、

最近は部品在庫量が急増中。

 

そこで保管スペースの確保も兼ねて、

バックヤードも増床中です。

 

 

 

 

リフレッシュプランのご相談・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

ATF/CVTF交換は日帰り作業で完了します!!  DSCとセットなら一泊二日のお預かり。  関西観光ついでにどうぞ~。

今月も多くのATF/CVTF交換作業をさせていただきました。

一部の車両のみになりますが少し紹介しますね。

 

 

 

 

 

滋賀県からはエスティマ ACR50W

 

・CVTF完全圧送式交換 for アイシンCFB

・スロットルボディ清掃/初期化

・カーエアコンリフレッシュα for NUTEC

 

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オイルパンを洗浄してからCVTFを補充して完全暖機。

そこから規定容量を全量で圧送式交換します。

 

まずはプレ洗浄から。

 

 

 

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プレ洗浄が終われば15分ほどアイドリング状態で待機。

 

 

もう一度アイシンCFBで交換します。

 

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

一度冷却してから規定温度でフルードレベルを調整します。

 

 

 

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オプション整備のスロットル清掃と、

カーエアコンリフレッシュα。

 

 

デュアルACは170gほど冷媒ガスが減少しており、

リセットしてからNC-200も注入します。

 

 

電子制御スロットルも結構汚れていましたね。

定期的な清掃と初期化でアイドリングが安定します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は兵庫県からはクラウンGRS180

 

・ATF完全圧送式交換 for NUTEC

・LLC圧送式交換

・カーエアコンリフレッシュα for NUTEC

・デフオイル交換 for NUTEC

 

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オイルパンを脱着洗浄をしてガスケット交換。

 

補充ATFはNUTEC NC-RFを注入し、

圧送式アダプターを接続して完全暖機。

 

 

そこから規定容量を全量圧送式でプレ洗浄します。

 

使用するプレ洗浄ATFはNUTEC NC-RF(仮名)

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

現在弊社のみの取り扱い商品になります。

 

 

 

 

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プレ洗浄後でもまだまだ汚れが残っていますが、

廃油よりかは少しキレイになりましたね。

 

 

 

 

そこから本命ATFのNUTEC NC-65で再圧送式交換。

 

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スカッとキレイに入れ替わりました。

 

 

次回推奨交換時期は約6万キロです。

 

 

ここまでキレイにすれば

2万・3万キロぐらいで交換する必要はなくなり、

結果的にはロングライフ化で経済的。

 

 

 

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デフオイルはNUTEC NC-70 75w90 全化学合成ギアオイル。

 

カーエアコンリフレッシュαも作業しました。

こちらは160gほど冷媒ガスが少なかったようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈川県からはCX-5 KE2AW

 

・ATF圧送式交換 for NUTEC

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

 

 

 

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現在の走行距離7万キロ。

今までにご自身でATFを交換していたそうです。

 

今回はNC-RFでイッキに交換すると、

結構キレイになりましたね~。

 

 

 

 

そこから15分ほどアイドリングし、

今度はNC-65で交換します。

 

 

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ほぼ完璧に入れ替わりました。

 

規定温度でフルードレベル調整をします。

 

 

 

 

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次はSKY-Dの煤除去作業。

 

弊社オリジナル整備のDSCで、

インテーク系に蓄積した大量の煤を除去します。

 

 

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スカイアクティブ2.2Dには、

定期的な煤除去作業をオススメしています。

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

 

今週16日からは弊社設備入れ替え工事が始まるので、

2週間ほどは全作業がストップします。

 http://minato-motors.com/blog/?p=18126

 

ですがその間もお問い合わせフォームからのメールには

随時返信しますのでご安心ください。

 

 

 

ATF交換・DSC等のご相談ご予約は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガソリン直噴エンジンのインテーク系煤蓄積。 クラウンGRS182 DSCとATF交換を作業しました。

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兵庫県神戸市からお越しいただいたのは、

クラウン GRS182 走行距離175500km

 

 

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)

・ATF完全圧送式交換(for NUTEC)

 

GRS180系クラウンの定番整備をご依頼いただきました。

 

 

 

 

 

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10年以上前から直噴(D-4)を採用しているGR系エンジンは、

発売当時は高出力と低燃費を両立したエンジン。

 

 

ですが直噴エンジンの唯一の欠点であるインテーク系への

カーボン(煤)蓄積は他社エンジン同様に蓄積していきます。

 

 

VW・アウディやBMW・ミニなどの直噴エンジンも

蓄積具合が酷くて海外では比較的ポピュラーな清掃整備。

 

 

国内でも輸入車整備のショップさんでは、

作業をされているようですね。

 

 

 

 

なぜか??国産車ではほとんど無名な整備で、

見向きもされていないのが現状です。

 

 

 

 

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まずはインテークのサージタンク等を外していきます。

 

 

 

 

 

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インテークマニホールドとスワールコントロールバルブには、

結構なカーボンが付着していました。

 

 

 

 

 

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インテークバルブを少し拡大すると・・・。

 

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バルブ傘部には強固にカーボンが固着していますね。

 

またバルブシャフトにはカマキリの卵状のように、

大きなコブになっています。

 

 

 

 

画像でみるとスグ手が届きそうにみえますが、

実際のインテークポートは直径4cm深さ15cm。

 

細い筒の底にバルブがあるので作業は困難を極め、

しかもカッチカチに固着しています。

(手作業での除去はほぼ不可能。)

 

 

 

VW・アウディ等の直噴E/Gはポート自体が広く浅いので、

作業難易度が下がり国内外での作業事例が多いのでしょう。

 

 

 

 

s-③-1精密金型(洗浄前) s-③-2精密金型(洗浄後) s-④-1スクリュー(洗浄前) s-④-2スクリュー(洗浄後) s-⑤-1回路基板(洗浄前) s-⑤-2回路基板(洗浄後)

 

弊社がオリジナルで開発したDSCは

自動車整備業界で無名のドライアイス洗浄機を採用。

 

 

 

しかし製造・食品加工業などの大きなプラント工場などでは

普通に導入されているドライアイス洗浄機。

 

 

いち早くその性能に着目して

DSCに対応出来るように改良を加えて、

作業を確立したのは数年前のお話。

 

 

そこからさらに改良を重ねて、

洗浄能力と作業スピードを上げました。

 

 

 

kkkk

 

柔らかいドライアイス3mmペレットを

圧縮空気で高速噴射。

 

(熱収縮と昇華爆発力)

 

超低温のドライアイスが衝突し熱収縮、

母材と付着物の間に僅かな隙間を作る。

 

その隙間にペレットが入り込むと、

固体から気体へ昇華し750倍の体積膨張。

 

 

 

 

この2つが瞬間的に連続で起きるので、

付着物は剥離しイッキに吹き飛ばす。

 

ドライアイスの特性を利用した方法で、

これぐらいの温度差ではエンジン金属部はノーダメージ。

 

 

 

 

 

 

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サンドブラスト等のように硬いメディアを打ち付けて、

メディアの研磨力で削っている訳ではないのです。

 

 

硬いメディアを使用すると傷が付きますし、

メディアの残留による圧縮不良の心配もありますから。

 

それに後処理も大変ですしね。

 

 

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その点ドライアイスは放置するとCO2となり消えていきます。

 

指で潰せるほど柔らかいドライアイスペレットは、

エンジン内に残留する事もなく、傷を付ける事もない。

 

 

 

 

 

 

ドライアイス洗浄機にペレットを投入して、

数種類あるDSC専用ノズル&アダプターをセット。

 

 

車体には飛散したカーボンが付着しないように、

完全防備のマスキングをしてDSCを行います。

 

 

 

 

 

 

 

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圧縮上死点にセットし

バルブ全閉にしてから作業開始。

 

軽くショットをしてあげると

バルブに固着したカーボンが吹き飛びましたね。

 

 

 

 

 

それでもポート内径やバルブにビッシリ固着してますので、

キレイになるまでDSCを続けます。

 

 

 

 

 

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6気筒12ポートを全てDSCでキレイにしました。

 

 

 

エンジンにノーダメージで短時間に完璧に。

 

GRエンジンに限ってはDSCだから出来る作業なので、

ネットで検索しても弊社以外はヒットしないと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

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スワールコントロールバルブもDSCで洗浄すれば、

一瞬でここまでキレイになりました~。

 

 

 

 

 

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サージタンクは内部に溜まったブローバイオイルと、

燃焼室から吹き返した煤を洗浄剤で洗い流しました。

 

 

外した箇所のガスケットは全て純正品で交換しています。

 

 

 

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DSC作業に含まれているスロットルバルブ清掃。

 

WAKO’Sの専用クリーナーで清掃して、

学習値を初期化しました。

 

 

 

 

 

 

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スワール(横気渦)タンブル(縦気渦)を

精密にコントロールし最適な燃料を直接筒内噴射。

 

 

微細化されたガソリンが噴射され気化し、

混合気になる前に点火燃焼。

 

つまり完全に気化出来ていないガソリンの水滴が、

高温燃焼で炭化し煤になる。

 

 

 

 

燃焼室で空気を攪拌し完全気化を目指すのですが、

あそこまで蓄積し乱れると理想的な燃焼は難しいと思います。

 

また水滴状の燃料が煤に変化すればエネルギーを生まないので、

その分燃料のムダが発生しますよね。

 

 

 

 

そしてこの技術の応用でマツダSKY-Dのインテーク系に蓄積する

大量の煤を除去しています。

http://minato-motors.com/blog/?cat=192

 

 

 

 

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次はATF圧送式交換。

 

オイルパンを脱着洗浄して、ストレーナーを交換。

ガスケットも交換してから元の状態に組み立てます。

 

 

 

 

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交換効率の高い圧送式交換をするために、

弊社オリジナルのアダプターを接続。

 

 

完全暖機後にNUTEC NC-RFでプレ洗浄を行いますね。

 

 

 

 

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弊社からの要望でニューテックさんに開発いただいたのが、

NUTEC リンシングフルード NC-RF(仮名)

 http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

まだ全国販売はされておらず、

弊社のみの取り扱い品のためNC-RFも仮の名称になっています。

 

 

 

現在はZZ51改・NC-65でATF交換の時は

プレ洗浄油を アイシンAFW+? NC-RF?

どちらでもお選びいただけます。

(キャンペーン中のため同額にて提供)

 

 

 

NC-RFが誕生してからプレ洗浄にAFW+を選ばれた方は

今のところゼロで全員がNC-RFで交換しています。

 

 

 

 

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NC-RFで全量圧送式で交換しましたが、

17万キロ無交換の汚れはなかなか酷い。

 

 

中央ビーカーの廃油に比べると少し良くなりましたが、

左奥の新油と比べるとマダマダですね。

 

 

 

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本命に使用するATFは(NUTEC NC-65)

全化学合成ATF(エステル系)

 

 

入庫時の問診ではアイシンAFW+とNUTEC ZZ51改、

NC-65と迷っていたお客様でしたが、

各ATFの特徴や性能などをご説明しNC-65を選択されました。

 

(上記3つのATFは常時在庫しています。)

 

 

 

 

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NC-65で全量圧送式交換をして、

ここまでキレイになりました。

 

 

ストリート走行のみの場合は、

次回交換推奨時期は約6万キロになります。

 

 

高い初期性能が長~く持続しますので、

結果的には経済的だと思いますよ。

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

ATF交換とDSCのどちらかのみであれば、

朝10時入庫の夕方17時頃の納車で日帰り作業になります。

 

 

2つ同時作業をご希望の場合は、

一泊二日のお預かりにて作業が可能です。

(大阪観光ついでにご利用しただければ幸いです。)

 

 

 

ATF交換・DSCの御見積やご相談は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

群馬県からハイエースワゴン 100系ディーゼル4WD リフレッシュプラン。  行きは自走で帰りは陸送!! 代車不要の方にはオススメです。

連日リフレッシュプランのハード整備で、

肩・腕・背中が筋肉痛の5月下旬。

 

1本1本のボルトがなかなか緩まず、

慎重に慎重に。

 

 

M10以下のボルトは折れないように。

M12以上のボルトはガジらないように。

 

 

降雪地からの車両が数台連続で入庫すると、

結構ハードな筋トレになりますね~。

(錆固着との闘いです。)

 

 

 

 

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群馬県からお越しいただいたのは、

ハイエースワゴン KZH116G

H15年 走行距離16万キロ

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

群馬県で宿泊施設で使用されている送迎車。

 

 

スキーのお客様と道具一式を送迎する車両として

お使いになっているそうです。

 

 

 

 

製造から15年15万キロ以上経過している車両なので、

普段の車検整備では作業しない箇所を中心に

今回手を加えていきます。

 

 

 

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問診をしてから試運転。

 

距離・年式相応の乗り心地は、

ハードに使用してきたのが分かります。

 

 

 

事前ホイールアライメントの数値はバラバラで、

少しスピードを出すと車体が暴れて落ち着きがない。

 

群馬県からの高速走行は大変だったと思います。

 

 

 

 

 

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点検をして整備プランを制作するのですが

 

今回は下回り・足回りの錆腐食が多く、

ある程度分解してからのプランニング。

 

 

整備予定の箇所を慎重に外していきます。

 

 

大変なところのボルトが折れたり、

外れなかったりすると非常に厄介。

 

1分の作業が1時間になる事もあるのです。

 

 

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ハイエースの100系と200系の4WDは

基本的に同じ構造のロアアームです。

 

 

ロアアームをボディに固定し

さらにアライメントを調整するカムアジャストボルト。

 

 

左右前後の4箇所全てがブッシュと錆固着し、

ボルトが全く回らず外せず・・・。

 

 

1個・2個ぐらいは覚悟していましたが、

全数固着しているのは初めてですね。

 

 

 

こうなると車体からロアアームを外す事が出来ませんし、

ホイールアライメントを調整する事も不可能。

 

 

 

 

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酸素・アセチレンで切断すると

ブッシュゴムが焼けて火が出ます。

(周辺も焦げてゴム臭くなる)

 

ディスクグラインダーでの切断は、

狭い隙間に刃が入らない。

 

 

 

ボディとアームを傷付けずに、

アームASSYを生かして外すのは

このツールを使う以外にはないでしょう。(かつ安全に)

 

 

 

 

 

 

 

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日立セーバソー&極厚物用セーバブレード。

(高トルク版なので結構デカイです。)

 

 

 

軟鉄10mm用のバイメタル刃で、

22mm以上のボルトを無理やり切断しています。

 

 

これなら火花も炎も出ずに、

周辺の金属や塗装を傷める事もありません。

 

 

なによりブッシュのみの交換が出来ると、

ロアアームが再利用できますしね。

 

 

 

 

 

 

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ここまで分解して整備プランの見積を提案し、

OKをいただいてから本格的に作業を開始します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ロアアームASSYでは高額になるので、

弊社ではブッシュのみを打ち替えます。

 

 

位置決めをしてから100系ロアアーム用のSSTを使用し、

中空ロアアームを壊さないようにブッシュを交換しました。

 

 

 

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アッパーアームはASSYしかメーカーからの供給がないので

ASSY交換です。

 

 

カムアジャストボルトは今後10年は錆固着しないように、

グリスを塗り込んで装着しますね。

 

 

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ドライブシャフトのO/Hを行います。

 

以前にアウター側のブーツ破損での処置でしょうか?

分割式ブーツが装着されていました。

 

 

このブーツの利点は車体から外さずに作業が出来るのですが、

狭いスペースで装着するために

グリスは少ない量しか注入できないのです。

 

 

グリスが多いと装着中にブーツ結合部への付着しやすく、

接着剤が結合しないのですね。

 

 

 

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開けてみるとほとんどグリスが無く、

ブーツ内の結露で少し錆が出てますね。

 

 

これでは長く良い状態で使用できないでしょう。

 

 

 

 

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今後10万キロ走行するなら

純正ブーツ&グリスKITをオススメします。

 

充填グリスは約200g。

たっぷり充填してブーツバンドでガッチリ固定。

 

 

 

耐久性が違うので弊社でのリフレッシュプランでは、

こちらを採用しています。

 

 

 

 

 

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ハブベアリングもIN・OUTを新品に交換して、

オイルシールも打ち直し。

 

ケース内のグリスも洗浄し、

新しいグリスを充填します。

 

 

 

 

 

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ナックルのグリスとシールを交換して、

ロアボールジョイントも交換しました。

 

 

 

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ガタの発生がしやすいラックエンドASSYを交換して、

ブーツも新調します。

 

 

 

 

 

 

 

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スタビライザーのブッシュも寿命が過ぎているので、

全数交換しました。

 

 

 

 

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エンジンマウントインシュレーター 左右。

ATミッションのマウントインシュレーター。

 

 

1KZディーゼルエンジンの水冷インタークーラー付ターボは、

絶望的にエンジンルームが狭く、

マウントの前後左右にスペースがありません。

 

 

 

エンジンを持ち上げると水冷インタークーラーが邪魔をし、

サブフレームを下げるにも固定ボルトが異常に固く緩まない。

 

 

 

いろいろ考慮した結果は

サブフレームを下げてスペースを確保し、

3つのマウントを交換する選択。

 

 

 

 

 

異常に固いM14ぐらいのボルトを

45度緩めてから再締め付け。

そして90度緩めてはまた締め付け。

 

何度も繰り返して少しずつボルトを外します。(計8本)

 

 

 

フレームの中のボルトネジ山に錆が付着しているので、

慎重に作業をしないとフレーム側のネジ山が

潰れてしまうのです。

 

 

 

 

 

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フロント ディスクローターは研磨にて再生し、

耐熱塗装で化粧直し。

 

 

 

 

 

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キャリパーのダストブーツ周辺は軽くブラストしてから、

全体をキレイに洗浄します。

 

 

ピストン1個は磨きで再生出来ましたが、

もう1つは錆腐食が酷いので新品で交換します。

 

シールとブーツを交換してオーバーホール完了。

 

 

 

 

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Frブレーキパッドはシムを清掃してから、

WAKO’S BPRグリスを塗って交換しました。

 

 

 

 

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リアスタビライザーのブッシュ全数交換。

ガタが大きくゴムブッシュがユルユルでしたね。

 

 

 

 

 

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ラテラルロッドのブッシュを

油圧プレスで打ち替えます。

 

ショックアブソーバーは純正品で前後4本交換しました。

 

 

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リアブレーキのライニングシュー残量は十分あるので、

ブレーキシリンダーのみメンテします。

 

 

 

リアブレーキのホイールシリンダは内部を洗浄してから、

カップキットを交換します。

 

 

 

シリンダが一つしか写っていないのは、

右側のボルトが固着して外せなかったのです。

 

無理に外そうとはせずに、

右側は車上にて洗浄し交換作業をしました。

 

 

最後にドラムブレーキ調整をしてあげれば、

4輪で止まるブレーキに回復します。

 

 

 

 

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フューエルエレメントとLLC圧送式交換。

 

 

ラジエター(メイン・サブ)とヒーター(前後)は、

ラジエターリフレッシャーでLLC全量圧送式交換。

 

水冷インタークーラーはドレンアウト式で

LLCを交換しました。

 

 

最後にLLC強化再生剤を注入して、

エア抜き作業を行います。

 

 

 

 

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ATF交換はオイルパンを洗浄して、

ATFストレーナーは交換します。

 

 

鉄粉を除去して液体ガスケットを塗り、

ATに再装着。

 

 

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ATFを補充し完全暖機後に、

ATFを圧送式で交換しますね。

 

 

使用するATFはアイシンAFW+。

アイシン精機製のATにアイシン製のATF。

 

 

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9Lをイッキに交換して、

ここまでキレイになりました。

 

 

まだ汚れが取りきれていないですね。

 

 

15分のアイドリング後に、

もう一度圧送式で全量交換します。

 

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ここまでキレイに入れ替われば、

次回交換推奨時期は約4万キロとお伝えしています。

 

 

 

 

 

 

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前後デフとトランスファのギアオイルは、

ガルフ プロガード75W95 部分合成油で交換しました。

 

 

 

 

 

 

 

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カーエアコンリフレッシュαで、

AC冷媒ガスをリフレッシュ。

 

 

過去の経験上100系デュアルACは

大体500gは減っている車両が多いです。

 

 

今回も冷媒ガスが530gほど少なかったようですね。

NUTEC NC-200を同時に注入しました。

 

 

 

 

 

 

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アライメントリフトに移動して1G締め付けをしてから、

軽く試運転をします。

 

 

馴染んだところで車高調整を行いますね。

 

 

ハイエースはフロント側のみ車高調整機能がありますので、

リアの基準値と現在の高さを考慮してFr側の数値を決めます。

 

 

例えばリアが15mm経年劣化でダウンしていれば、

フロント側も基準値より15mm下げないダメですよね。

 

 

車体中央下部にある調整ナットを回して、

前後左右バランスよく調整しました。

(車高が変わればもう一度1G締め付け)

 

 

 

 

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・ハンター社ホイールアライメントテスター WA470

・イヤサカ ビシャモン アライメントマルチリフト

 

 

4輪にクランプ式ターゲットを装着して、

2X2の高精度カメラセンサーでターゲットを捕捉します。

 

 

 

 

 

 

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バラバラだった数値を整えて左右差を無くし、

バランスよくノーマル基準値で調整しました。

 

 

 

 

 

ハイエースのリアは調整できないので乱れていますが、

スラスト角0度8分・トータルトゥ0.2mmなら

気にする程の悪い数値ではないのでご安心を。

 

 

 

これでビフォーアフターでは、

全く違う車両に生まれ変わりましたね。

 

 

高速走行でも安定し走りやすくなったと思います。

 

 

 

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全作業が完了し納車となるのですが、

今回は往路は自走にて弊社に入庫。

 

復路は陸送にて輸送し納車となっています。

 

 

 

 

 

群馬県の場合は前橋市に陸送会社の営業所がありますので、

そこまでの陸送手配をしました。

(到着後にユーザーさんが引き取る流れになります。)

 

 

陸送も一般価格ではなく、

業者割引価格で提供していますので

往復する事を考慮するとお安くなっています。

 

 

 

ただ陸送の場合は『ボディに傷が付いた。付けていない。』の、

責任の所在があいまいなケースはクレームが通りにくい。

(特に小さな傷や凹み等)

 

 

 

(俺の愛車は誰にも触らせないぜ!!)いう方は、

出来れば自走で入庫・引取をオススメします。

 

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

リフレッシュプランでは法令点検も含まれていますので、

認証工場として点検記録簿を発行しています。

(ある期限内であれば車検時に使えます。)

 

 

 

 

一応分解整備をすると発行しないといけないのですが、

法令点検より数倍は厳しく点検しているので、

イイ意味で形だけの発行になっています。

 

 

それよりも作業内容や数値を撮影しお客様にお見せして、

必要ならば画像はお渡ししているので、

記録という意味ではこちらの方が良いのかな?と思います。

 

 

 

 

リフレッシュプランのご相談・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

 

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=18126

現在予約状況は混雑していますので、

希望日がありましたらお早目のご相談の方が確保しやすいです。

 

 

 

どうぞ宜しくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!