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大阪府堺市からランドクルーザープラド ATF圧送式交換。  AT保護の予防整備は定期的に!!

大阪府堺市からお越しいただきました。

ランドクルーザープラド GRS120W

H18年式 走行距離21万キロ

 

ATF完全圧送式交換のご依頼です。

 

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メール相談ではパワートレイン系のオイル交換を希望され

デフ・トランスファのギアオイルも同時に交換する予定です。

 

 

 

試運転をしてからリフトアップ、

ATFをチェックしてオイルパンを外しました。

 

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21万キロ走行していますが、

ATFの汚れ具合や劣化度はほどほど。

 

 

 

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オイルパンを洗浄し硬化しヒビ割れていたガスケットも交換。

もちろんATFストレーナーも同時に交換しますね。

 

 

 

 

 

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オイルパンを組み付けて不足分のATFを補充します。

 

 

今回はNUTEC NC-65を本命ATFに使用しますので、

プレ洗浄や補充ATFにはNUTEC NC-RFを使いました。

 

 

 

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弊社が提案して作っていただいた

NUTEC謹製 専用リンシングフルード(NC-RF仮名)

 

最後に使用するNC-65の成分に対して親和性を高くし、

無闇に洗浄力は上げ過ぎずATへの攻撃性もゼロに。

 

 

また着色料不使用の極力無色透明でとオーダーしました。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

(あの時は無理言ってスミマセン。)

 

 

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オイルパンを組み付けNC-RFを補充し、

エンジン始動で完全暖機。

 

ATFチェンジャーのホースを接続して、

NC-RFでプレ洗浄を行います。

 

 

全量をイッキに圧送式で交換しますね~。

 

 

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左奥に見えるのが新油モニター。

中央ビーカーが交換前の廃油。

右手前のクリーナーモニターは交換後のATF状態。

 

 

 

やっとここまでキレイになりました。

 

 

これで本命ATFを使用しての再交換の準備が整いましたね。

 

 

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弊社のブログでよく登場するNUTEC NC-65。

 

NUTEC最高峰のハイパフォーマンスATFで

エステル系基油を贅沢に使用した100%化学合成ATF

 

 

 

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素直に言えば国産メーカーの純正ATFに比べて、

NC-65は非常に高額です。

 

ですが弊社でのNC-65リピート率はかなり高く、

作業後のレビューメールでも高評価。

 

 

 

 

 

オイルパン脱着時からプレ洗浄や本命ATF全てを、

NC-65で行うと恐ろしく高額な費用が掛かりますが、

本命ATFのみNC-65を使用すればそこまで高額にはならない。

 

 

最高の素材を贅沢に使用したNC-65を最適な交換方法で行えば、

コストパフォーマンスは非常に高いと弊社ではとお伝えしています。

 

 

 

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ATFチェンジャーにNC-65を入れ替えて、

もう一度圧送式で全量交換しますね。

 

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

 

ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約6万キロ。

(初期の高い性能が長~く持続しますよ~)

 

 

 

 

 

仕上げに一度ATF油温を30度以下まで下げ、

暖機しながら規定温度でフルードレベル調整を行いました。

 

 

 

 

ATミッションのフルード交換は内部構造の複雑さゆえに、

交換難易度が高く整備士側のスキルが問われる作業でしょう。

 

 

各社いろいろあるATミッションの構造を理解し

適切な交換方法で作業をすれば、

交換しずらいATFもキレイに入れ替える事が出来ると思います。

 

 

 

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・フロントデフ

・リアデフ

・トランスファ

3点のギアオイルもNUTECで交換しました。

 

 

 

 

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こちらも全化学合成ギアオイル NC-70 75w90

 

ドレン・リフィルプラグのガスケットは純正品で交換し、

規定トルクで締め付けしています。

 

 

ちなみにATF交換に比べて上記のギアオイル交換は簡単。

(下から抜いて上から入れるだけ。)

 

 

 

 

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アイドリングが時々不安定とご相談がありましたので、

電子制御スロットルボディ清掃も追加で作業しました。

 

こちらはWAKO’S専用のクリーナーを使って、

スロットルバルブ周辺に蓄積したカーボンを

ウエスで優しく拭き取ります。

 

 

最後にスロットル学習も初期化して再学習を行いました。

 

長い間清掃を実施していなかったのでしょうか?

かなりカーボンが蓄積していましたね。

 

 

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今回の作業は朝10時入庫の夕方17時に完了しました。

 

これぐらいの作業量なら日帰り作業で十分納車が可能ですよ~。

 

 

 

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本日もミナト自動車自動車ブログ 日々是好日に

お越しいただきありがとうございます。

 

 

ATに対するメンテナンスはATF交換ぐらいしかありません。

 

それ以上の整備もあるのですが工賃・部品代がともに高額で、

何十万円も掛かってしまいます。

 

 

 

シフトフィーリングの低下やシフトショック過大等になる前に、

予防整備としてATF交換は有効だとお伝えしています。

 

 

また上記症状が悪化してからのATF交換は意味がなく、

そうならない為に定期的な実施を推奨しています。

 

 

 

 

・ATF交換なんて無交換でOKです。

・10万キロ超えた場合はATF交換が出来ないんですよ~。

 

 

全ての車種のフルード交換が可能ではありませんが、

上記の言葉を聞いた事がある方は、

是非過去のブログ事例を見ていただけると良いかと思います。

http://minato-motors.com/blog/?cat=8

 

 

 

ATF交換の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)から

お待ちしていますね~。

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

レクサス IS-F USE20 ATF完全圧送式交換。  NUTEC ニューテックNC-65とNC-RF。

北は北海道 南は宮崎県。

 

全国からATF交換の依頼を多くいただいていますが、

やはり中部地方や関東地区からの依頼が圧倒的に多いですね。

 

 

ATF交換依頼では鹿児島県・沖縄県・青森県、

3県からの来店はまだ無しです。お待ちしています~。

 

 

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今回、愛知県から入庫していただいたのは、

レクサス IS-F USE20  走行距離 101,000km

 

 

NUTECフルードを使用したATF交換の依頼です。

 

 

 

 

トヨタ富士スピードウェイで開発を重ねた

レクサス ハイパフォーマンス・スポーツセダン。

 

2UR-FSE 5.0L V8エンジンに8速ATを搭載。

 

 

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その性能を最大限に引き出すために、

NUTECハイパフォーマンスATFでの交換を希望されました。

 

 

入庫してからまずは問診。

 

普段の使用状況や現在のATシフトフィーリングについてと、

ATF交換作業に関しての説明などをさせていただいています。

 

 

その中で気になる事や不明点などがあれば、

ぜひ質問をしてくださいね~。

 

 

 

 

 

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オーナーさんからお車をお預かりし、

軽く試運転をしますね。

 

 

リフトアップ後にはATFの状態を確認し、

問診時の内容や試運転でのチェックと合わせて、

交換可能?不可?かを判断しています。

 

 

 

年間100台以上は作業していますが、

ここ数年で5台ほど入庫後に交換不可と

判断した車両もありました。

 

(メール相談の時点で不可の判断をする時もありますよ~。)

 

 

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そしてATオイルパンを外します。

 

 

 

高負荷を掛け続け劣化したATFを使用し続けると、

油膜が確保できずに金属部品が磨耗します。

 

鉄の磨耗粉は磁石に付着し、

アルミの磨耗粉はオイルパン底に沈殿していますね。

 

 

 

 

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オイルパンを外すのは洗浄するためですが、

ATFストレーナーも同時に交換する事をオススメしています。

 

一部の車種はオイルパンG/Kやストレーナーを

常時在庫していますよ。

 

 

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純正ATFストレーナーに純正オイルパンガスケット。

 

オイルパンを洗浄して磁石の鉄粉も除去し、

ガスケットも交換して再装着。

 

 

オイルパンを外す時に排出された分のATFを、

約4Lほど補充します。

 

 

 

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その時に使用するATFはNUTEC ニューテックNC-RF(仮名)

 

 

弊社がNUTECさんに企画提案して、

極秘に開発していただいたスペシャルフルード。

(着色料無し、出来るだけ透明でとオーダーしました。)

 

 

 

 

本命に使用するNUTEC製ATFに

最適なプレ洗浄用リンシングフルードとしてオーダーしました。

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

 

最近は『NC-RFとNC-65で交換して欲しい!!』

そんな感じの依頼メールが多いですね。

 

 

 

 

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NC-RFは全国のNUTEC取扱店の中で、

今のところ弊社のみの限定取扱商品。

 

 

正式な名称も未定なのですが

ブログ紹介する時に仮の名称でも欲しかったので、

勝手にNC-RFと名付けました。

 

正式なリリースがあればまた発表しますね~。

 

 

 

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ATFをNC-RFで補充完了すれば、

エンジン始動し暖機をします。

 

 

暖機後にATFチェンジャー(トルコン太郎)を接続し、

NC-RFで全量圧送式交換をスタート。

 

 

古い劣化したATFを回収しながら、

NC-RFを全自動かつ重量管理しながら注入しますね。

 

 

 

 

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・オイルパン脱着洗浄での補充で4L

・プレ洗浄の圧送式交換で11L

合計15L使用してやっとここまでキレイになりました。

 

 

 

最初に回収したATF(中央ビーカー)と比べると、

かなり透明度が出てきましたね。

 

 

これでやっと本命ATFが使用できる準備が整いました。

 

 

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NUTEC 最高峰ATF 『NC-65』

全化学合成ATF (エステル系)

 

 

 

もともと輸入車の大排気量・多段ATやDCT用に開発されたNC-65

 

 

極薄で強靭な油膜性能は

ローフリクション・ハイパフォーマンス。

 

 

高温・高回転・高負荷時でも安定して性能を発揮する、

市販ATFでは最強クラスの油膜性能を確保しています。

 

 

 

NC-65の非常に高い耐熱性は

ストリート走行レベルではそんな簡単には劣化せず、

初期の高い性能が長~く維持するでしょう。

(結果的にはATFのロングライフ化に寄与します。)

 

 

 

唯一の欠点はフルード価格がビックリするぐらい高価。

それ以外の欠点はなく弊社ではNO,1でオススメしています。

 

 

 

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ATFチェンジャーに入れ替えて、

もう一度圧送式で全量交換しますね。

 

 

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

 

ここまで完璧に交換出来れば次回交換推奨距離は、

ストリート走行で6万キロとお伝えしています。

 

 

 

そしてATF交換はこれだけでは終わりません。

(最後にフルードレベル調整が残っていますよ~。)

 

 

 

NC-65を少し多めに注入し規定温度以下までATF油温を下げる。

エンジン始動で油温を上昇させ規定温度内で量を調整します。

 

 

水平レベルが確保されたリフトで作業するのはもちろんですが、

素早い手順で作業しないとドンドン油温が上昇します。

 

 

馴れた作業で油温管理モードに設定して油量調整し、

オーバーフロー用プラグのガスケットも純正品で交換しました。

 

 

最後に試運転をして納車となります。

 

 

作業時間は約6時間で日帰り作業で完了します。

大阪観光のついでにぜひお越しくださいね~。

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

せっかく遠方から来られるならば、

ぜひ大阪観光でもして楽しんでいただければと思います。

 

弊社目の前にあるJR阪和線(百舌鳥もず駅)から、

各大阪繁華街までは約30分で到着しますよ~。

 

 

 

 

15分ほどで到着の天王寺駅からは、

あべのハルカスが目の前にあり、

(てんしば)経由で新世界に歩いて行けます。

 

 

 

 

快速に乗り換えて大阪駅までは約30分、

大阪中心地の梅田界隈ではショッピング等が楽しめます。

 

 

 

ベタベタな大阪を体験するならぜひミナミへ。

弊社から徒歩5分の三国ヶ丘駅から20分ほどで到着します。

たこ焼きにお好み焼き・グリコやカニの看板がある道頓堀は、

南海高野線の(難波ナンバ駅)から歩いてスグにありますよ~。

 

 

弊社は少人数で営業しており、

ATF交換等の作業は完全予約制となっていますので、

御見積・ご予約等はHP(お問い合わせフォーム)から、

ご相談いただけると助かります。

 

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京都からハイエース KDH205V リフレッシュプラン 特大号。 リフレッシュ整備でまだまだ使用できますよ~!!

関東・中部方面から依頼される

ハイエースへのリフレッシュプラン。

 

100系・200系・2WD・4WD問わず、

非常に多くご依頼をいただいています。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

弊社のブログは基本的に文章が長く、画像は多め。

 

今回も懲りずに長め多めの特大号ブログとなっていますので、

ご迷惑をお掛けしますがご理解の程宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

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東京都からお越しいただいたのは、

ハイエース KDH205V 4WD ディーゼルターボ

H18年式 走行距離198000km

 

 

 

ある程度の走行距離や年数が経過した時に、

ある程度の予算を組んでガッツリ整備しましょう!と、

弊社がアナウンスしている(リフレッシュプラン)

 http://minato-motors.com/refresh/

 

 

 

まずは予約入庫していただいて問診から始めます。

 

 

 

 

普段の使用環境・メンテナンス状況や、

気になる不具合等をお聞きしています。

 

そこから試運転をし、

事前ホイールアライメントを測定しました。

 

 

 

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ホイールに軽量樹脂製クランプ式ターゲットを装着。

 

そこから20cmほど前に手押して、

ターンテーブルの中央に乗せます。

 

このターゲットの動きを4つのセンサーが捕捉し、

キャスター以外の数値が瞬時に演算されます。

 

 

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ここからステアリングを左右に振って、

キャスターの測定も完了。

 

 

整備後にどう変化し、どのような乗り心地になるのか?

 

弊社に入庫するまでの愛車のホイールアライメントは、

こんな感じだったんですよ~と記録しています。

 

 

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ここから整備リフトに移動して、

リフトアップしタイヤを外す。

 

エンジンからデフなどや足回り・下回りを点検しますね。

 

 

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アナログな点検だけではなく、

デジタル的な点検も実施。

 

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スキャンツール(G-SCAN)を接続。

 

 

データモニターを診て気になったのが、

インジェクター3番の補正値。

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他の3本と比べて数値が大きいので、

3番のインジャクターはノズルの先が汚れているのでしょう。

 

 

これに関しては(後日○○○してくださいね。)と、

対処法をお伝えしました。

 

 

 

 

 

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点検結果から推奨する整備とユーザーさんが希望する整備。

 

予算にあわせて整備プランを練っていきます。

今後の事も考慮しながら御見積をしました。

 

 

ユーザーさんと協議して整備内容を決定し、

いよいよ作業を進めます。

 

 

 

まずはサスペンションから始めますね。

 

アツパー&ロアアーム、ドライブシャフトにハブナックル。

ブレーキ関係もまとめて分解していきますね。

 

 

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ハイエースに多いのが、ロアアームのアジャストボルト固着。

今回は下回りの塩害は少なくスンナリ外れました。

 

 

このボルトが錆固着すると、

ロアアームが車体から外れないのですよね。

 

 

 

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ロアアームASSY交換では部品代が多く掛かるので、

予定通りブッシュのみを打ち替えしますね。

 

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ナックルに組み込まれているハブベアリングは、

専用工具SSTがないと分解が困難な200系ハイエース。

 

 

適切な工具で正しい作業をすれば、

ナックルやハブを傷めずに短時間で分解が出来ますよ~。

 

 

15分ほどで完了する分解方法は、

ブログ非公開工具での秘密作業。

 

 

 

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ナックルからハブASSYを外さないと、

ハイエースのブレーキ ディスクローターは外れない。

 

 

こんな時こそディスクローターを研磨して、

リフレッシュする事をオススメしています。

 

 

 

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ブレーキキャリパーもO/Hしましょう。

 

キャリパー内にあるピストンシールが劣化すると、

ピストンの戻りが悪くなります。

 

 

またグリスもダストが混じり硬化しますので、

洗い流して再注入。

 

 

パッドの引き摺りや偏磨耗や異音が出る前に、

定期的な整備をオススメしています。

 

ブレーキパッドのバックシムも洗浄し、

WAKO’S BPRグリスを塗り込んでパッドも交換しますね。

 

 

 

 

 

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スタビライザーのブッシュは、

スプリングバーとの磨耗で削れていました。

 

 

こちらも全数のブッシュを交換します。

 

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ドライブシャフトもリフレッシュ。

 

経年劣化したグリスは粘度が落ちてシャバシャバ、

油膜が低下しB/Gが磨耗するでしょう。

 

 

一度分解洗浄してから、

純正ブーツ&グリスKITを使用し組み付けました。

 

 

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ハイエースのエンジンマウント交換は作業スペースが狭いので、

どちらか言えば(やりにくい作業)ですね。

 

 

でもサスペンション分解時に行えば少し作業がやりやすく、

そして工賃の重複分が安くなる。

 

今回はエンジンを待ち上げずに、

サブフレームを下げる方法でマウントを交換しました。

 

 

ATのマウントも同時に交換します。

 

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ボールジョイントにガタが出やすいアッパーアームはASSY交換。

 

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ロアアームを組み付け時には、

今後錆固着にならないようにボルトにグリスを塗ります。

 

 

ボルト首下部分とブッシュ内径が完全固着している

ハイエースはホイールアライメント調整は出来ません。

 

10年先を見越した予防処置ですね。

 

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ロアボールジョイントも交換して、

ショックアブソーバーも交換しました。

 

 

 

 

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フロントは純正ショックアブソーバーで交換しましたが、

リアはカヤバ エクステージで交換しました。

 

 

積載量1tのハイエースをSURF仕様でお使いになっているので、

基本的に荷室には重い荷物を積まないそうです。

 

 

減衰力固定のノーマルではなく、

自由に調整できるエクステージをリアのみ装着しました。

 

状況に応じて可変が出来ますね。

 

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次は希望整備のタイミングベルト交換。

 

 

エンジンを点検をすると白い粉状の物が飛び散っていました。

 

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おそらくLLC(冷却水)の漏れ跡でしょう。

 

タイミングベルトの奥にあるウォーターポンプから

漏れているので要交換ですね。

 

 

 

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Fr右シートも外してアンダーパネルを外し、

エンジン前側の部品を分解していきます。

 

少しだけ作業スペースが広がりました。

 

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トヨタ赤色LLCは乾くと薄ピンク色の粉状になるんですよね。

 

 

車体下にはLLC漏れ跡はありませんでしたが、

分解してみると良く分りますね。

 

 

ACコンプレッサー&オルターネーターを外し、

いろんなステーを分解して、やっとW/Pが外れます。

 

 

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せっかくココまで分解したので、

カム・クランクシールも、もちろん交換しますよね。

 

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エンジンの回転数に合わせて、

時々異音が有るとお聞きしています。

 

(オルタネーターのワンウェイクラッチプーリーの破損)

 

 

正回転には固定し、逆回転時にはフリーになるW/Cプーリーは、

SSTを使用し交換しました。

 

オルタネーターの発電状態は良好なので、

今回は本体は延命しW/Cプーリーのみ交換します。

 

 

 

 

 

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オルタネーターの奥にあるサーモスタッドも交換します。

 

作業スペースが空いている時に作業すれば、

数分で交換が出来ましたよ~。

 

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メイン依頼のタイミングベルトを交換して、

オートテンショナーとプーリーも交換します。

 

またファンベルトも同時に交換し、

こちらもアイドラプーリーx2個を交換しました。

 

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ファンベルト用のテンショナープーリーは

ASSYでしか部品供給が無く、しかも高額。

 

プーリーのベアリング自体は良好だったので、

今回はテンショナープーリー交換を保留にしました。

 

 

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忘れがちなフューエルフィルターは、

定期的に交換してくださいね。

 

 

 

コモンレール式のディーゼルの場合は

5万キロ毎にフィルター交換を推奨しています。

 

 

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LLCはエンジンを掛けながら、

ラジエターリフレッシャーで全量交換。

 

最後にLLC再生強化剤を注入し、

エア抜き作業も行います。

 

ラジエターキャップも交換しますね。

 

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・MTギアオイル

・Frデフ Rデフオイル

・トランスファオイル

4箇所のギアオイルはガルフ プロガードで交換します。

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カーエアコンリフレッシュαで

シングルエアコンの冷媒ガスをリフレッシュ。

 

220gほどガス量が少なかったようですね。

 

NUTEC NC-200も同時注入しました。

 

 

 

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タイヤを装着してアライメントリフトに移動します。

 

車高調整をして各ブッシュを1G締付。

 

 

ハイエースの前後車高基準値はモデルごとに違います。

 

リアの基準点を測定しその数値を基準値から引きますと、

新車時から下がった数値が分ります。

(この車両は-24mmほどリアが低くなっていました。)

 

 

 

フロント基準値から-24mm下げた数値で、

Fr車高を調整しました。

 

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車高が調整出来れば、

やっとホイールアライメントが調整できます。

 

 

ハンター ホイールアライメントテスター

(ホークアイ WA470)

 

 

高精度で測定すると、

調整前はバラバラな数値になっています。

 

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ハイエースのリアはリジットのために、調整は不可。

 

フロントのみを調整しますが

豊富な調整箇所と稼動範囲が大きいので、

調整自体はやりやすい車種ですね。

 

 

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試運転を繰り返して、

無事納車準備が整いました。

 

 

 

整備記録簿・200枚ほどの作業画像等は、

納車時の説明の中でお渡ししています。

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、

お越しいただきありがとうございます。

 

 

8月末にお預かりした水色ハイエースは、

9月4日の台風21号通過中はリフトアップし整備中。

 

弊社工場の屋根が吹っ飛ばされないか?

入庫車両に損害が出ないか?とヒヤヒヤしました。

 

 

 

 

幸い弊社工場への損害はそれほど多くはありませんが、

スレート屋根が破損して現在応急処置をしています。

 

屋根の修理屋さんに連絡しても、

(現在200件ほど受付中で・・・いつになるかは?)と、

言われて自分たちでシートと土嚢で処置しました。

 

 

 

夜に自宅に帰ると地域は停電中で真っ暗、

ガソリンランタンで一夜を過ごす台風一過。

 

 

 

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大阪府堺市でここまでの被害は初めてなので、

台風への認識は少し変わったなと思いました。

 

 

 

台風一過 なんとか耐えれたのかなっと。

台風21号 大阪府を直撃し、すごい暴風でしたね。

 

お預かりしている全ての車両は工場内に保管していましたので、

お客様のお車への被害は幸いゼロでした。

 

スレート屋根が数点割れましたが、

弊社も大きな被害が無く一安心。(若干雨漏り中)

 

 

ニュースをみると関西は結構被害が大きいようなので、

ギリギリ弊社は被害が少なかっただけかもしれませんね。

 

 

大掃除も終わり明日からは通常営業に戻れますので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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追記

自宅周辺は停電中で一夜だけ、

ガソリンランタンで過ごしてみました。

 

提案型整備リフレッシュプラン ハイエースにステージア。  車両毎に整備プランは変わりますよ~!! 

ある一定の年数・走行距離になったら

普段のメンテナンスでは実施しない箇所を

重点的に整備しましょうとブログではお伝えしています。

 

 

 

 

弊社では『リフレッシュプラン』というサービス名で、

予約を承っており好評をいただています。

 http://minato-motors.com/blog/?cat=12

 

 

 

・もしその車両が私の愛車ならどう整備するか?

・決められた予算内でどの優先順位で整備するのか?

 

ユーザーさんに代わって車両を点検し、

最適な整備プランを提案しています。

 

 

 

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静岡県からお越しいただいたのは

ハイエースワゴン KZH138V

スーパーロングボディ キャンピング車仕様

走行距離17万キロ

 

 

 

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サスペンション系などの足回り整備と

エアコン&ブレーキ系の整備を今回は中心に作業しました。

 

 

 

 

この車両整備の難関は(下回りの錆腐食)

防錆塗装の下から錆が発生していました。

 

 

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何かを外せばボロボロと錆の塊が落ちてくるのですが、

慎重にボルト等を外して作業を進めます。

 

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腐食しボルトが折れて、無くなっていたスタビ・ブッシュ。

 

ブレーキ・バックプレートの交換を阻害する取付ボルト腐食。

 

ロアアームを固定するカムボルトの錆固着。

 

 

 

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抜けないボルトは切断し、

再利用可能の部品でも腐食次第では新品に交換しました。

 

 

 

 

 

 

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劣化したグリスやシールなども交換し、

朽ち果てたブッシュボルトも新品交換。

 

それ以外にも気になる箇所は予防整備で部品交換しました。

 

 

 

 

 

(ハンドルが真っ直ぐだと左に流れていきます。)

(乗り心地が悪く、リアは跳ねます。)

そうお聞きした問診時。

 

 

どうしても交換しないといけないショックアブソーバーは、

特に交換が大変でした。

 

 

キャンピングベッド・床等を解体し、

錆たボルト・ナット緩めました。

 

 

 

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他にもイロイロ作業をして、

ホイールアライメントを調整すれば

走りやすいハイエースに戻りましたね。

 

 

 

 

 

 

もし直進安定性の悪いハイエースがあるなら、

(それはサスペンションの整備不足ですよ~)と

お伝えしています。

 

 

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兵庫県からはニッサン ステージア

WGNC34 H11年式 65000km RS 4WD

 

 

 

入庫いただいてからの問診では、

特に不具合はないとの事。

 

ただ新車から愛用されているようで、

最近は少しアイドリング時の振動が気になるとお聞きしました。

 

 

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こちらはブレーキ関係とエンジン系の整備を中心に、

普段の車検整備時にはあまりしない整備プランを提案しました。

 

 

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もうすぐ20年経過する車両も、

適切な整備を行えばマダマダ良い状態で

使用する事は可能だと思います。

 

 

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ブレーキパッド交換時には、

ディスクローターを研磨をしてリフレッシュします。

 

フィーリングが向上し、扱いやすいブレーキになりますよ。

 

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走行距離は6万キロですが、

既に19年経過したタイミングベルトは要交換でしょう。

 

 

カム・クランクシールはもちろんですが、

ウォーターポンプも同時交換しますね~。

 

 

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冷却ラインの錆が多いですね。

LLCの防錆剤が低下していたのでしょうか。

 

 

 

 

 

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タイミングベルトや補機ベルトも交換して、

エンジン上部からのオイル滲みも整備します。

 

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シリンダーヘッドカバーガスケットを外し、

新しいガスケットに交換します。

 

エンジン側も脱脂をして、

各要所に液体ガスケットも塗り直し。

 

 

 

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アイドリング不安定からの微振動が気になるので、

AACバルブを分解清掃。

 

 

このバルブが冷間時やACオン時のアイドルアップ、

アイドリング時の空気量微調整を行っています。

 

 

長年の使用でカーボンが付着し、

空気経路が汚れていました。

 

 

 

 

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劣化したLLCを圧送式で全量交換。

再生強化剤を注入して防錆・消泡剤を補強します。

 

 

エア抜き作業も入念に!!

 

 

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フィードバック制御をOFFにして、

アイドルベース回転数と点火時期を調整しました。

 

 

運転席になるアバウトなタコメーター読みではなく、

スキャンツールを接続して正確な回転数で行います。

 

 

O2センサーもエンジン回転数を上昇させ、

センサー温度を上げて活性化を確認。

まだまだセンサーは使えそうですね。

 

 

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ATFも交換します。

 

NUTEC NC-RF リンシングフルードでプレ洗浄をし、

NUTEC ニューテック最高峰ATF NC-65で、

全量圧送式で交換しました。

 

 

 

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デフ・トランスファオイルも交換して、

ホイールアライメントを調整すれば、

走りやすいステージアになりましたね。

 

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(リフレッシュプランはおいくらですか??)と

メールで質問をよく受けますが、

 

車種・年式・走行距離に過去の整備暦によって

オススメする整備プランを大きく変わります。

 

 

宜しければこのブログ内の各整備事例を選んでいただき、

何年何月の○○○は総額いくらですか?と質問してもらえれば、

答えやすいかな?と思います。

 

 

その場合は数年前の古い記事より、

最近のブログ記事を参考にしてくださいね~。

(当時のサービス内容は現在終了している事もありますので。)

 

 

 

リフレッシュプランのご相談・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。