浜松市からANH15 アルファード 4WD。 リフレッシュプランで継続検査。 エンジン・AT 編
前回・前々回ブログの続きです。
http://minato-motors.com/blog/?p=9375
http://minato-motors.com/blog/?p=9422
ブレーキ・サスペンションをリフレッシュした後は、
エンジン・ATなども整備していきますね。
リアデフ・トランスファ ギアオイル交換。
スリキリ一杯でレベル調整。
中空式ガスケットも交換して、
規定トルクで締め付けします。
ワイヤー式の旧タイプ スロットルボディ。
エンジンの奥にありますが、
サクサク分解して外しました。
旧タイプのスロットルボディは、
ISCVを清掃しないと意味がありません。
(ISCV アイドルスピード・コントロールバルブ)
非分解モーターの特殊ボルトも難なく外し、
ISCV単体まで分解しますね。
ISCVのシャッターバルブに蓄積したカーボンを除去。
専用洗浄剤でキレイにしました。
開閉がスムーズになりますので、
アイドリング安定化に有効ですよ。
ガスケットも一緒に交換しましょう。
NGK イリジウムMAX 長寿命&高性能スパークプラグに交換。
次回交換距離は10万キロまで使えます~。
入庫時の排気ガステストでは、ややCOが高めでしたね。
・エアエレメント交換
・スパークプラグ交換
・ISCV清掃/初期化
再度測定してみると、
CO 0.18 % →0.06%
HC 33ppm → 18ppm
このエンジンなら、
なかなか優秀な数値になりましたね。
ATFも交換します。
オイルパンを外して鉄粉除去。
ATFストレーナーとガスケットを交換して、
元に戻してからATFを補充します。
ATが完全に暖機するまでアイドリング。
そこから一気に圧送式交換を行いますね。
NUTEC 最高峰ATF 『NC-65』
全化学合成ATF(エステル系)
プレ洗浄無しでキレイに入れ替わりました。
次回推奨交換距離は
5万キロ以上とお伝えしています。
ラジエターリフレッシャーを使用したLLC圧送式交換。
エンジン・ラジエター・ヒーターコア
全てのLLCを入れ替えますね。
最後にLLC強化再生剤で
防錆・消泡性能を補い、エア抜き作業も忘れずに。
『カーエアコンリフレッシュα』
マニホールドゲージでは
現在の冷媒充填量が分からない。
http://minato-motors.com/blog/?p=331
そこで冷媒ガスを、全回収してクリーニング。
真空引きし、規定量まで再充填。
結果的には冷媒量が180g不足していましたね。
NUTEC NC-200 高性能AC添加剤も
同時注入でコンプレッサーを保護強化。
エアコンもノーメンテナンスではダメですよ~。
継続検査も合格し、無事納車となりました。
納車時にオーナー様とのお話の中で、
『全く知らない初めての整備工場へ
愛車を預ける事に不安は無かったのですか?』
と質問してみました。
すると
『ブログの内容』や『電話での話し方』
実際入庫した時の『問診』などで、
(ココなら大丈夫だな)と感じたそうです。
数週間預かりのリフレッシュ整備の場合、
1・現状の不具合点・不満点。
2・お預かりできる期間(日数)
3・今回掛けれる整備予算 をお聞きしています。
http://minato-motors.com/blog/?p=7626
1・2・3全てが重要で、
3点がアンバランスな場合は
弊社ではお引き受けを辞退する場合もあるのです。
1の要望に対して、3の予算が合わない場合。
(予算が極端に少なすぎ)
1の要望に対して、2の日数が少ない場合。
(日数がどう見ても少なすぎ)
メールの相談内容から、
3点があまりにもアンバランスな依頼は
明確にノーと言わないと、
双方が不幸になってしまうでしょう。
プロの整備士なら
その辺りの見極めと説明も必要だと思います。
今回のアルファードの作業依頼は
3点のバランスが抜群に取れていたので、
弊社としても気持ち良く作業をさせて頂きました。
オーナー様に感謝します。
(また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします。)
(少し遠いですけど・・・)
それでは
Happy Car Life!!