浜松市からANH15 アルファード 4WD。 リフレッシュプランで継続検査。 サスペンション編。
前回ブログの続きです。
http://minato-motors.com/blog/?p=9375
アルファード ANH15 4WD
走行距離9万キロ
リフレッシュ点検 と 整備プランニング。
ブレーキ関係は整備完了したので、
次はサスペンション関係に移ります。
トヨタ ミニバンに採用されている
リア アクスルビーム式 サスペンション。
大きく重いアクスルビームを
支え保持し続けているビームブッシュ X2個。
アルファード10系.20系などのトヨタ ミニバンは
10万キロ近いとほぼこのように
ブッシュが亀裂劣化していますね。
アライメント測定・調整も大事ですが、
まずは狂う原因から治しましょう。
・プロペラシャフト
・マフラーパイプ
・ハブASSY
・ドライブシャフト などなど。
固着や錆などの障害もありながら
アクスルビームを外す為に、
アレやコレやと分解します。
ビーム単体の重さもなかなかで、
運ぶ時はギックリ腰に要注意です!!
この重さを支えているのは
拳大のブュシュ2個。
仕事量はかなり多いと思います。
重く特殊な形状の為、
油圧門型プレスは使えません。
特殊工具(SST)と油圧ラム(ドイツ クッコ社製)を組み合わせ、
圧入されたブッシュを抜き取ります。
もう何台コノ作業をしてきたのか?
やればやるほど早くなってきた気がします。
亀裂の入ったブッシュが
新品ブッシュに変わっただけで、
頼もしく感じるのは私だけでしょうか?
実際交換して走行すれば、
よほど鈍感な方以外は
ハッキリ違いが分かると思います。
少しだけオイル漏れをしていたショックアブソーバー。
純正アブソーバーに交換し、
スプリングインシュレーターも同時交換。
続いてフロントサスペンションもリフレッシュ。
ロアアームASSY・ハブナックル、
ショックアブソーバーを分解します。
左スタビリンクロッドはすんなり外れたんですけど・・・。
右はナットが錆で外れない・・・。
しょうがないので切断しました。
ロアアームASSY と ロアボールジョイント。
左右新品交換です。
切断して再使用不可のスタビリンクは右のみ交換しました。
フロントショックアブソーバー交換で
再使用部品はスプリングのみ。
マウント・インシュレーター・バンプなどの消耗品は、
全て新品に交換します。
アブソーバーシャフトを新旧で押し比べると、
固さ・反発具合が全然違いますね。
9万キロも走行すれば、
寿命が近づきヘタりますよ~。
ブレーキフルード交換 と エア抜き作業。
アライメントを軽く調整して、試運転。
カーブやレーンチェンジ時のフラツキ感は、
かなり改善できたと思いますよ。
サスペンション関係はこれで完了。
次回ブログでは
エンジン整備 や 各オイル系交換を紹介しますね~。
Happy Car Life!!