トヨタ クラウン ガソリン直噴エンジンの定番整備。 加速レスポンスや失火息継ぎ、微振動はカーボン煤堆積が原因??
大阪府からお越しいただいたのはトヨタ クラウンGRS180 H18年式 走行距離13万キロ
中古車購入をしATFやインテークの煤除去等をHPお問い合わせフォームから相談されました。
相談された結果、今回依頼された整備内容。
・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・スパークプラグ交換
・ATF完全圧送式交換 ニューテックNC-65
・デフオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・LLC圧送式交換
・オルタネーターワンウェイクラッチプーリー交換
約3日間の作業工程ですが、今回は1週間お預かりさせていただきました。
クラウン180系 200系 210系のGR直噴エンジン
レクサスISやGS・マークXも同型のガソリン直噴エンジンを搭載しています。
このエンジンは低燃費・高効率エンジンとして当時は採用されたのですが、ある程度走行距離が増えるとフィーリングや燃費がガクッと落ちます。
原因は多岐に渡りますが、そのうち定番なのがインテーク経路のカーボン堆積。
サージタンク・スワールコントロールバルブを分解すると、燃焼室からの吹き返しによるカーボンがたっぷり付着していますね。
さらに奥にあるインテークバルブ傘部やインテークポート内を確認します。
カーボン堆積が酷い状態ですね。
こうなると空気が燃焼室にスムーズに流入しずらくなり、燃焼効率が低下します。
そこで8年前から弊社が行っているDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で完全除去。
DSCは唯一無二の弊社オリジナル整備
ドライアイス洗浄機とDSC専用ノズルで完璧にカーボン堆積を除去しましょう。
ドライアイス洗浄機にドライアイスペレットを投入し、軽くワンショット。
・圧縮空気でドライアイスを高速噴射
・熱収縮と昇華爆発力
・エンジンにノーダメージで完璧な洗浄
複数あるDSC専用ノズルとアダプターを組み合わせて、洗浄作業を続けていきますね。
完璧にキレイになりましたね。
煤が堆積し吸気の流れが悪くなると、燃料と空気の撹拌率が低下。
不完全な混合気で点火燃焼すると、一部のガソリンは爆発せず高温になるだけ。
ガソリンの滴粒子が高温に晒されると、黒い微粒子のカーボン(煤)になる。
パワーを生み出すことない煤は、オーバーラップによりインテークバルブ等に付着する。 そして吸気の流れが阻害されてエンドレスに堆積。
コレがコレになっていても、新車時の状態を知らない中古車オーナーさんは気が付かないんですよね。
なので中古車購入後に弊社ブログを見て、メンテナンスを依頼される方が非常に多いですね。
http://minato-motors.com/blog/?cat=169
一部のガソリン車とディーゼル車はどうしても煤が溜まるんですよね~。
スワールコントロールバルブやスロットルボディを清掃し、スパークプラグはNGK史上最強のプレミアムRXに交換。
インテーク系部品を組み立てて、エンジン始動・完全暖機。
スロットルボディの学習値の初期化も行いました。
これでスムーズに吹き上がる本来のGRエンジンになりましたね。
次回ブログでもクラウン180の作業を引き続き紹介しますね。
・ATF完全圧送式交換 ニューテックNC-65
・デフオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・LLC圧送式交換
・オルタネーターワンウェイクラッチプーリー交換
それではHAPPY CAR LIFE!!