マツダ CX-5 マルチサーブでインジェクターとDPFをシステム洗浄。 ドライアイス洗浄と同時依頼が急増中!!
前回ブログで紹介した愛知県から来店のマツダ CX-5 KE2AW 走行距離6万キロ。1泊2日でお預かりしています。
http://minato-motors.com/blog/?p=31547
1日目はスカイアクティブDの吸気系に堆積する煤をドライアイス洗浄で完全除去し、ATFも完全圧送式で交換しました。
2日目は4点の作業を行います。
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・カーエアコンリフレッシュα
・トランスファ、リアデフオイル交換
まずはインジェクター等のフューエルラインからマルチサーブで洗浄していきます。
ディーゼルの普及率が高い欧州から導入しているマルチサーブ。
マルチサーブのホースをフューエルラインに接続し、専用のケミカルを使用して内部洗浄。
作業時間は約60分。エンジンを掛けながらフューエルラインの内部洗浄。
よく聞かれるのがそもそも軽油が流れるフューエルラインの内部が汚れるのか??との質問。 (答え 結構汚れます。)
上記画像はディーゼルフューエルラインの部品ですが、黒く汚れているのがわかりますよね。 ですが指で拭き取るとキレイになります。
この黒い汚れがフューエルラインの内側に付着し、汚れが堆積。
そんな事はメーカーも承知の上なので、堆積しインジェクターのニードル部分が狭くなれば、噴射量補正で燃料の噴霧量をECUが常に調整しています。
フューエルフィルターも外して分解すると、だいたい真っ黒に汚れていますよね。
クリーンディーゼルになってからは、この汚れによる弊害がエンジン性能を低下させているのですよ~。
作業前の噴射量補正値はやや乱れていますね。
これがバランス良く数値が整うように、マルチサーブで洗浄します。
60分間アイドリングをしながら、時々エンジン回転数も上下させて、作業は完了しました。
高額部品であるインジェクターは定期的にメンテナンスする事を弊社では推奨しています。
次にDPFもマルチサーブでシステム洗浄しますね。
DPFに繋がる配管にマルチサーブを接続し、まずは1液目のDPFクリーナーを投入します。
次は2液目のDFPフラッシュを投入し、DPFをフラッシング。
マルチサーブの作業自体はこれで終了。
基本的には画面の指示通りに作業を進めますが、問題はここから。
DPFに溜まった廃液を(煤・アッシュ)とともに排出作業が必要で、異臭と白煙が強烈に出ます。
異臭と白煙の排出除去作業が結構時間が掛かり、その後のリセット作業を含めると2時間以上は掛かります。
引き渡し時には上記画像のケミカル剤2種を手渡ししています。
即効的にマルチサーブで汚れを落とし、(ディーゼルエクストリームクリーナー)と(DPFリジェネレーター)で遅効的に汚れを落とす。
燃料タンクに投入するタイプのケミカル剤です。後日に投入してください。
トランスファーとリアデフのギアオイル交換。
NUTECニューテック NC-70 75W90 全化学合成ギアオイル(エステル系)で交換しました。
エアコンガスも全自動冷媒回収再生充填装置(デンゲン社エコマックスjr)でリフレッシュ。
年々減少する冷媒ガスをリフレッシュチャージし、ニューテックNC-200でコンプレッサーオイルを強化します。
最後に試運転をして、無事納車となりました。
DPFの堆積量と差圧センサーの数値もゼロになり、燃料噴射補正値もバランスが整いました。
・DSCドライアイスショットカーボンクリーニング
・水冷EGRクーラー洗浄
・インタークーラー洗浄
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・ATF完全圧送式交換
・デフトランスファ ギアオイル交換
・カーエアコンリフレッシュα
8点の作業を1泊2日で納車が可能。
朝9時半入庫で翌日16時頃の納車予定になります。
お預かり期間中は代車をお貸しします。
また目の前のJR百舌鳥もず駅からは、(キタ、ミナミ、天王寺)等は30分ぐらいで行けますので、愛車の整備と一緒に大阪観光もしていただけると幸いです。
DSCやマルチサーブの御見積・ご予約は、HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。
それではHAPPY CAR LIFE!!