1. TOP
  2. ミナトBLOG

マツダ デミオDJ5FS スカイアクティブ1.5Dの吸気系煤蓄積。  弾丸日帰りでドライアイス洗浄!!  DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)で完全除去します~。

広島県からお越しいただいたのはマツダ デミオ DJ5FS
H29年式 走行距離11万キロ MT車



スカイアクティブ1.5Dの吸気系に蓄積する煤を、ドライアイス洗浄での除去作業(DSC)をご依頼いただきました。http://minato-motors.com/blog/?cat=169


依頼内容
・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・カーエアコンリフレッシュα NUTEC NC-200

朝9時半入庫・夕方19時納車の弾丸日帰り作業で依頼されました。
通常は1泊お預かりなのですが、時間がない方向けに日帰り依頼も引き受けています。



試運転をしてから作業を始めますね。



樹脂製インテークマニホールドにあるEGRバイパスパイプ。

エキゾーストからEGRバルブを経由して、排気ガスがインテークマニホールドに導入されます。

この部分も煤まみれですが、それ自体はそんなに問題ではありません。



狭いエンジンルームからインテークマニホールドを外します。

煤の蓄積状態を確認しますね。

2.2Dより一回り細い吸気経路が、煤の蓄積でさらに狭くなっていますね。

煤の厚みは10mmぐらいでしょうかね?インマニ内部にもビッシリ煤が固着しています。



水冷式インタークーラーもインテークマニホールドから分解します。
こちらも煤で汚れているので、キレイに洗浄をしたいと思います。


経路が細くなりカメラでの撮影が難しいですが、結構な量の煤が蓄積している事が分かります。



こうなるとエンジン燃焼室に充填される吸気に抵抗が掛かり、吸気充填率が下がります。

ディーゼルは空気を吸ってナンボのエンジンで、加速時などトルクが必要な場面では出来るだけ空気をシリンダー内に充填したい。

ですがこのような状態になると本来求めていた空気量が充填されないので、本来の性能は発揮出来ず、燃焼状態や効率も悪くなる。






新車時にはトルクフルだったのに、ある程度走行すると???となるのは、煤の蓄積が原因の可能性が高いでしょう。






DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は弊社が開発したオリジナル整備で唯一無二。


元々はトヨタ・レクサスの直噴ガソリンエンジンの吸気系に蓄積する煤を除去するために誕生したのですが、その技術をSKY-D用に応用して作業をしています。
http://minato-motors.com/blog/?p=23600

指で潰せば粉々になるほど柔らかいドライアイスペレットを、圧縮空気で高速噴射。

熱収縮と昇華爆発力で強固な煤塊を除去しますので、アルミ母材のエンジンヘッドや合金製のバルブにはダメージが残りません。


またサンド・クルミブラストのように硬いメディアを使用していませんので、エンジン内部に残留する可能性はゼロ。
ドライアイスは常温ではスグに昇華しますので、残る事は無く消えてしまいます~。



ドライアイス洗浄機にペレットを投入して、ガンにDSC専用ノズルとアダプターをセットします。


軽くワンショットしてテスト。
ペレットが直撃した部分のみ、母材アルミが見えるほどキレイになりましたね。

(エンジンにはダメージで短時間に完璧に)
DSCキャッチコピー通りにポートやバルブを完全洗浄をしていきますね。



DSC用ノズル・アダプターは自社製作しており、DSCの作業自体も完全非公開。
その代わりに作業中の画像はたくさん残していますので、納車時にお見せしながら作業内容を説明しています。


4気筒8ポートを全て除去完了。

バルブの傘部やシャフト裏まで全てキレイに除去出来ました。


1.5Dの吸気ポートには赤線の部分に段差があるので、手前からライトを当てると影が出来ます。(煤が残っているわけではありません。)


肉眼で見ると完璧に除去は出来ているのでご安心ください。


インテークマニホールドやインタークーラー、各バルブも完璧に除去出来ました。


純正ガスケットで交換し、組付していきます。



熱劣化でしょうか?
樹脂製のハーネスカプラーが割れていましたので、リペアカプラーで修正します。


遠方から日帰りで来店される方が多いので、このようなイレギュラーにも対応出来るように補修部品を確保しています。


LLCを注入しエア抜き作業。

劣化しやすいラジエターキャップも純正新品に交換しますね。



DSCオプション整備のカーエアコンリフレッシュαも行います。

年々減少するAC冷媒ガスの定期的な点検&リチャージとNUTECの高性能ACコンプレッサーオイルを同時注入。


年式はまだ新しいので約80gほどの減少でした。


各学習値をリセットして燃料噴射量を再学習。

マル秘作業をゴニョゴニョっとして、試運転で最終チェック。
無事夕方19時の納車に間に合いました。

1.5DでMT車の場合は煤が蓄積すると、トルクの薄さが気になりますね。

ATのように車両任せではなく、自らが自在にコントロールするMT車の方が、DSCを実施のビフォーアフターが分かりやすい。

AT車の場合は普通以上の感度~車両感覚に敏感な方なら、すぐに体感できるでしょう。
普段からアクセルワークがガバガバorカックンブレーキにキックダウン過多の方なら、もしかすると・・・??。



本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。


今年のGWも絶賛営業しております。
ですが残り予約枠が少なくなっていますので、GW期間中のご依頼はお早めにご相談をいただけると確保しやすいですよ~。

DSCの御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。
必要事項を記入してご相談くださいね。

それではHAPPY CAR LIFE!!





2021年4月11日

このページのトップへ