HIRO2525 のすべての投稿

潤滑剤が抵抗剤。    レギュレター交換

古いBMWの修理です。
ドアガラスの開閉が出来なくて
入庫しました。
レギュレターの破損で壊れたのですが
パンタグラフ式のレギュレターなので
溶接部分が金属疲労で取れたのかなぁ?
と外していきますね。
s-RIMG2514.jpg
s-RIMG2507.jpg 
負荷が掛かって折れたようですが
折れた原因はスライド部分の固着でした。
s-RIMG2511.jpg 
15年以上前のグリス。
カチカチに固まり
潤滑剤ではなく抵抗剤になっていましたね。
s-RIMG2513.jpg
s-RIMG2504.jpg 
スライド部分の洗浄と
新しいグリスと入れ替えて
組み立てれば完了です。
あと3つもドアガラスレギュレターがあるので
予算があれば壊れる前
グリス塗り直しも提案したのですが
使用頻度があまり無い車なので
今回は保留ということで納車しました。
もうすぐ今年も終わりですね。
なにかとバタバタしている年末です。

ATF交換は前洗浄が大事なんです~。  レガシィ BP5E

s-RIMG2434_20121212193448.jpg
お電話でお問い合わせを
頂いてからの来店です。
レガシィツーリングワゴン  BP5E 95000km

過去のATF交換暦は
純正で1回、WAKO’SハイパーSで2回
どちらも循環式での交換だそうです。
今回もハイパーSでの交換を
当初希望されていたのですが

エステル系100%化学合成ATF NUTEC ZZ51改

にグレードアップすることになりました。
もちろんトルコン太郎の圧送式交換で。
s-RIMG2465.jpg 
オーナー様の希望で
10万キロ前に一度 、
オイルパンの内部確認洗浄を行いますね。
s-RIMG2412.jpg
s-RIMG2417.jpg
s-RIMG2415.jpg 
予想通りオイルパンの内部はキレイ
磁石に鉄粉が少し付いている程度。
オイル管理がされているATは
10万キロ走行していても
内部はこんなにキレイなんですよ~。
s-RIMG2419.jpg 
今回はAT内臓のストレーナーは交換出来ませんでしたが
外部に付いているカートリッジ式ATFフィルターは交換しました。
s-RIMG2440.jpg
s-RIMG2441.jpg
s-RIMG2442.jpg
s-RIMG2443.jpg
s-RIMG2445.jpg 
アイシン AFWプラス で
まずはフラッシング交換。
AT内部のススギ洗いだと思って頂いてOKです。
クリーナーモニターに見える黒いのが
抜き取っておいた古いATFです。
違いが分かりやすいですね。
s-RIMG2422.jpg 
ここから本命のZZ51改に再交換します。
トルコン太郎の圧送式交換は
交換効率が高いので
前洗浄さえしておけば
規定量の1.1倍  11ℓ 
完全に入れ替わりますよ。
s-RIMG2450.jpg
s-RIMG2452.jpg
s-RIMG2454.jpg
s-RIMG2455.jpg
s-RIMG2458.jpg 
赤色のATF(AFW+)から
朱色のZZ51改に変わる様子が
分かりやすいですね。
試運転後に
ATFレベル調整も診断機を使用して
適正温度で合わします。
ATFは多くても、少なくてもダメなんですよ~。


インプレッションは後日オーナー様から
メールを頂きましたので添付しますね。
BP5Eの○○です
寒い中、ATF交換作業お疲れ様でした
ニューテックに変えての感想を言いますと
スリップロスが少ないようで、ダイレクト感は出てます
何より作業を自分の目で見てるので、信頼性を感じ、感動しました
これから色んな状況と遭遇するのが楽しみです
迅速に対応してくださり、ありがとうございました

MADE IN JAPANの品質なんでしょうかね?

H19年 セレナ C25 67000km
最近ラジエターの漏れが酷いので
見てほしいとの依頼が。
どうやら
ラジエターアッパータンクの破損で
冷却水(LLC)が漏れていますね。
甘~いLLC独特の匂いがしますので
すぐに分かりますよ。
s-RIMG2518.jpg 
10年、10万キロも走行すると
樹脂製のアッパータンクが
熱劣化で割れる事はよくあるのですが
5年落ちのこの距離では少し早いような気がします。
過去に冷却水不足でオーバーヒートをしているなら別ですが・・・・。
s-RIMG2517.jpg 
アッパータンク製造時の継ぎ目でしょうか?
水圧テストをしてみると
そこからLLCが吹き出てきました。
s-RIMG2527.jpg 
製造メーカーは日産純正品のVALEO
旧カルソニックがVALEOに吸収されたんでしたっけ?
MADE in JAPAN なら
もう少し品質を上げた方が と思いますが
どうなんでしょうかね。
s-RIMG2520.jpg

WAKO’S RECS キャンペーン中です。

前回ブログに登場の
RG1 ステップワゴン。
ATF交換と同時に
WAKO’S RECS
もオーダー頂きました。
s-RIMG2379.jpg 
インテークバルブや燃焼室に
蓄積するカーボンを薬剤でフヤかして
焼き切る優れもの。
ネットでも有名な人気商品ですね。
s-RIMG2382.jpg 
だいたい300kmぐらい走行すると
キレイになりますので
即効性はないと思います。
ですが
良いコンディションを維持するには
有効だと思いますよ。
s-RIMG2383.jpg
ATF交換と同時施行された場合は
WAKO’S フューエルワン を
1本サービスしていますので
どうぞご利用よろしくお願いします。
s-RIMG2386.jpg

RG1 ステップワゴン ATF交換        適合確認してますか?

泉大津市からお越しの
ステップワゴン RG1 4AT 6万4900km
メールからのお問い合わせを頂いて
予約来店してもらいました。
s-RIMG2381.jpg 
『ホンダ車はATFが特殊で純正以外でも大丈夫?』

とのご質問がありました。
たしかにホンダ車は整備全般で変わった物が多いですね。
ATに限ると一部特殊な仕様のATFはありますが
ホンダ車のAT 全てが特殊という訳ではない のでご安心ください。
ATFのマッチングはホンダ車に限らず、どの車両でも大切です。
今回の車両はアイシンAFWプラスでバッチリ適合していますよ!
返答しました。
s-RIMG2372.jpg
新車からATFの交換暦は無し
試運転とコンタミチェックをして
トルコン太郎の圧送式交換をしますね。
アイシンAFWプラスを8ℓ でいきますよ~。
s-RIMG2354.jpg
s-RIMG2356.jpg
s-RIMG2357.jpg
s-RIMG2359.jpg
s-RIMG2360.jpg
s-RIMG2362.jpg
s-RIMG2365.jpg
s-RIMG2366.jpg 
抜き取っておいた古いATFと比べると
こんな感じです。
s-RIMG2368.jpg 
経験上4万キロ毎で交換していない場合は
規定容量の1,5倍から2倍を使用するのですが
今回は規定容量少し多めでココまでキレイになりました。  めずらしい。
ATの構造を良く見ると
このATにはオイルパンがなく
ATFストレーナーがミッション外部に付いていました。
ここでスラッジを濾過していたので
距離に対してATF自体はキレイかったんですね~。
s-RIMG2376.jpg
逆に考えると
このストレーナーには
通常オイルパンに蓄積しているはずのスラッジが
ビッシリ吸着されているので
指定交換部品でも良いような気がします。
次回ブログはこのステップワゴンに
WAKO’S RECSの様子を
アップしますね。


オーナー様コメントメールで頂きましたので原文のまま添付しますね。
本日はありがとうございました。
帰り道、すぐに違いがわかりました。
ATF交換と WAKO’S RECSの施工を同時にしたので、
個別の効果は良くわかりませんが、
明らかにアクセルが軽いのと、室内の静寂性向上、変速のタイミングが
わからなくなるほどの、ショック減少を体感出来ました。
最初から最後まで見学させて貰い、又忙がしい中、
色々質問に答えて貰いましてありがとうございます。
正直、ATF交換って気持ちの問題だろうっと思っていましたが、
今日経験した事で考え方が変わりました。
また、次回も宜しくお願いいたします。