古いBMWの修理です。
ドアガラスの開閉が出来なくて
入庫しました。
レギュレターの破損で壊れたのですが
パンタグラフ式のレギュレターなので
溶接部分が金属疲労で取れたのかなぁ?
と外していきますね。
負荷が掛かって折れたようですが
折れた原因はスライド部分の固着でした。
15年以上前のグリス。
カチカチに固まり
潤滑剤ではなく抵抗剤になっていましたね。
スライド部分の洗浄と
新しいグリスと入れ替えて
組み立てれば完了です。
あと3つもドアガラスレギュレターがあるので
予算があれば壊れる前に
グリス塗り直しも提案したのですが
使用頻度があまり無い車なので
今回は保留ということで納車しました。
もうすぐ今年も終わりですね。
なにかとバタバタしている年末です。
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ATF交換は前洗浄が大事なんです~。 レガシィ BP5E
お電話でお問い合わせを
頂いてからの来店です。
レガシィツーリングワゴン BP5E 95000km
過去のATF交換暦は
純正で1回、WAKO’SハイパーSで2回
どちらも循環式での交換だそうです。
今回もハイパーSでの交換を
当初希望されていたのですが
エステル系100%化学合成ATF NUTEC ZZ51改
にグレードアップすることになりました。
もちろんトルコン太郎の圧送式交換で。
オーナー様の希望で
10万キロ前に一度 、
オイルパンの内部確認と洗浄を行いますね。
予想通りオイルパンの内部はキレイで
磁石に鉄粉が少し付いている程度。
オイル管理がされているATは
10万キロ走行していても
内部はこんなにキレイなんですよ~。
今回はAT内臓のストレーナーは交換出来ませんでしたが
外部に付いているカートリッジ式ATFフィルターは交換しました。
アイシン AFWプラス で
まずはフラッシング交換。
AT内部のススギ洗いだと思って頂いてOKです。
クリーナーモニター隣に見える黒いのが
抜き取っておいた古いATFです。
違いが分かりやすいですね。
ここから本命のZZ51改に再交換します。
トルコン太郎の圧送式交換は
交換効率が高いので
前洗浄さえしておけば
規定量の1.1倍 11ℓ で
完全に入れ替わりますよ。
赤色のATF(AFW+)から
朱色のZZ51改に変わる様子が
分かりやすいですね。
試運転後に
ATFレベル調整も診断機を使用して
適正温度で合わします。
ATFは多くても、少なくてもダメなんですよ~。
インプレッションは後日オーナー様から
メールを頂きましたので添付しますね。
BP5Eの○○です
寒い中、ATF交換作業お疲れ様でした
ニューテックに変えての感想を言いますと
スリップロスが少ないようで、ダイレクト感は出てます
何より作業を自分の目で見てるので、信頼性を感じ、感動しました
これから色んな状況と遭遇するのが楽しみです
迅速に対応してくださり、ありがとうございました
MADE IN JAPANの品質なんでしょうかね?
H19年 セレナ C25 67000km
最近ラジエターの漏れが酷いので
見てほしいとの依頼が。
どうやら
ラジエターアッパータンクの破損で
冷却水(LLC)が漏れていますね。
甘~いLLC独特の匂いがしますので
すぐに分かりますよ。
10年、10万キロも走行すると
樹脂製のアッパータンクが
熱劣化で割れる事はよくあるのですが
5年落ちのこの距離では少し早いような気がします。
過去に冷却水不足でオーバーヒートをしているなら別ですが・・・・。
アッパータンク製造時の継ぎ目でしょうか?
水圧テストをしてみると
そこからLLCが吹き出てきました。
製造メーカーは日産純正品のVALEO製
旧カルソニックがVALEOに吸収されたんでしたっけ?
MADE in JAPAN なら
もう少し品質を上げた方が と思いますが
どうなんでしょうかね。
WAKO’S RECS キャンペーン中です。
RG1 ステップワゴン ATF交換 適合確認してますか?
泉大津市からお越しの
ステップワゴン RG1 4AT 6万4900km
メールからのお問い合わせを頂いて
予約来店してもらいました。
『ホンダ車はATFが特殊で純正以外でも大丈夫?』
とのご質問がありました。
たしかにホンダ車は整備全般で変わった物が多いですね。
ATに限ると一部特殊な仕様のATFはありますが
ホンダ車のAT 全てが特殊という訳ではない のでご安心ください。
ATFのマッチングはホンダ車に限らず、どの車両でも大切です。
今回の車両はアイシンAFWプラスでバッチリ適合していますよ!
返答しました。
新車からATFの交換暦は無し。
試運転とコンタミチェックをして
トルコン太郎の圧送式交換をしますね。
アイシンAFWプラスを8ℓ でいきますよ~。
抜き取っておいた古いATFと比べると
こんな感じです。
経験上4万キロ毎で交換していない場合は
規定容量の1,5倍から2倍を使用するのですが
今回は規定容量少し多めでココまでキレイになりました。 めずらしい。
ATの構造を良く見ると
このATにはオイルパンがなく
ATFストレーナーがミッション外部に付いていました。
ここでスラッジを濾過していたので
距離に対してATF自体はキレイかったんですね~。
逆に考えると
このストレーナーには
通常オイルパンに蓄積しているはずのスラッジが
ビッシリ吸着されているので
指定交換部品でも良いような気がします。
次回ブログはこのステップワゴンに
WAKO’S RECSの様子を
アップしますね。
オーナー様コメントメールで頂きましたので原文のまま添付しますね。
本日はありがとうございました。
帰り道、すぐに違いがわかりました。
ATF交換と WAKO’S RECSの施工を同時にしたので、
個別の効果は良くわかりませんが、
明らかにアクセルが軽いのと、室内の静寂性向上、変速のタイミングが
わからなくなるほどの、ショック減少を体感出来ました。
最初から最後まで見学させて貰い、又忙がしい中、
色々質問に答えて貰いましてありがとうございます。
正直、ATF交換って気持ちの問題だろうっと思っていましたが、
今日経験した事で考え方が変わりました。
また、次回も宜しくお願いいたします。