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立て続けのリフレッシュプラン ハイエース200系。   今まで未整備部分を中心に作業しました。

前回ブログのお伝えしたように

ハイエースのリフレッシュプランのご依頼が重なっていますが・・・。

http://minato-motors.com/blog/?p=10904

 

 

 

同じ車両が同時期にやけに集まるのは

(整備工場あるある)なので特に気にしないで下さいね~。

 

 

 

 

 

 

今回も同じ200系ハイエースですが、4WDのKDH205V。

 

 

 

オーナーさん曰く

走行距離はメーターを交換しているので推定走行距離ですが、

恐らく30万キロぐらいでは?という事で・・・。

 

 

 

 

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前回ブログのハイエースは

オイル関係のメンテナンスは良好でしたので、

足回り系を中心のリフレッシュでしたが・・・。

 

 

 

今回のハイエースは全てが良好状態とは

言いづらいコンディションで、

 

提案させて頂いた整備プランは

安全性重視の基本整備メニューと+α。

 

 

 

 

 

優先順位の高い整備から順次作業しました。

 

 

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まずは入庫時から異音を発しているフロント足回り。

 

ハブベアリングの磨耗ガタでしょう。

20km/hぐらいで走行すればゴゴーと大きな音がしています。

 

 

 

 

 

リフトアップしタイヤの上下を掴んで、ガタをチェックするのですが・・・。

もうガッタガタに揺れていました。

 

 

 

 

この手のハブベアリングを手の感覚で

ガタが分かるようではすでに危険状態。

 

左右ともハブB/G-ASSY交換しますね。

 

 

 

 

 

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Frハブ交換と同時にするのが、ブレーキリフレッシュ。

 

 

・ブレーキディスクローター交換(錆のため研磨不能)

・ブレーキパッド交換

・ブレーキキャリパーO/H

 

 

 

 

 

 

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次はお馴染みのリアハブB/G & オイルシール 一式交換。

 

 

 

ブレーキライニングシューの残量は1.5mm。

ブレーキペダルの遊びも大きく、効きも非常に甘かったですね。

 

 

 

 

 

前回ブログのハイエースと同様に

ハブベアリング・オイルシール交換・ブレーキシリンダO/H。

 

 

それにプラスして

シュー交換とブレーキドラムの研磨。

 

 

 

 

 

 

組み立て後に1回目のブレーキ調整。

長めの試運転後にもう一度ブレーキ調整。

 

こうすればブレーキペダルの遊びが少なくなり、適性位置に戻ります。

 

 

 

 

ブレーキペダルの上部でキュッと効きだすので、

ブレーキングがしやすくなりますよ~。

 

 

 

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乗り心地もフワフワなので、

ショックアブソーバーは前後4本交換します。

 

 

古いアブソーバーは縮めても伸びてこないので、

寿命はすでに尽きていると思いますよ。

 

 

 

 

 

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過去のATF交換暦は不明。

 

オイルパンを脱着洗浄し、ストレーナーも交換しました。

 

 

 

 

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そこからアイシン AFW+ でプレ洗浄。

 

圧送式交換で一気に全量入れ替えます。

 

 

 

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それでもマダマダ汚れていますね。

 

 

20分ほどアイドリング状態にして、

もう一度全量圧送式交換を行います。

 

 

 

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ほぼほぼキレイになりました。

 

 

恐らく20万~30万キロ無交換でしょう。

 

今回はここまで交換して、

次回は少し早めに交換をとオーナー様に説明しました。

 

 

 

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真っ黒すぎるP/Sフルードも

透明になるまで何度も交換。

 

 

 

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こちらも交換暦不明のフューエルフィルターは、

ケースを洗浄してからフィルターを交換しました。

 

 

 

 

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これ以外にもデフ・トランスファオイル交換や

ACフィルター交換とカーエアコンリフレッシュαも実施。

 

 

 

 

最後にアライメント測定・調整をして、

無事納車となりました。

 

 

 

 

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他の日帰りATF交換やDSCの合間をぬって作業をしているので、

約2週間半のお預かりとなりました。

 

 

 

 

 

点検と整備プラン制作して御見積。

 

部品発注~入荷などを考慮すると

ある程度のお預かり時間は頂いています。

 

 

 

また作業進行中に発覚する錆塩害や

ボルト折れなどのトラブルも想定していますので、

お預かり期間は長めにとお伝えしているのですね。

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

10月に入り、少し涼しくなりましたね。

これで雨の日が少なくなれば

作業がしやすい時期なんですけどね~。

 

 

 

 

ATF交換・DSC・リフレッシュプランのお問い合わせは、

HP(お問い合わせフォーム)からどうぞ。

 

 

日中は接客中や作業中のため、

お電話に出れない場合が多いのでご協力お願いします。

 

 

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

 

ハイエース KDH200 リフレッシュプラン。  20万キロでサスペンションをリフレッシュ。

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愛知県 岡崎市からお越し頂きました。

ハイエース KDH200V 22万キロ

 

 

リフレッシュプランのご依頼です。

 

 

 

 

入庫時問診をしてオーナー様と少しお話。

 

・過去の整備状況や今後の使用予定。

・車両の気になる点や希望される整備。

 

 

 

許された予算からベストな整備は何なのか?

 

 

 

車両を点検してから

オススメ整備プランを提案しています。

 

 

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試運転をしてからアライメント測定。

 

 

入庫時の足回りをチェックし、

スキャンツールで各ライブデータを観察。

 

 

 

それらの数値もプラン制作の参考にしますね。

 

リフトアップして

いよいよ車両全体を点検開始。

 

 

 

 

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気になる所 や 定番故障箇所などをチェック。

 

 

 

プランニングした整備内容を見積りして、

オーナー様に提案しOKが出ました。

 

 

 

まずは定番整備のリアハブベアリングから

リフレッシュをしますね。

 

 

 

 

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ハイエース特有のメンテナンス。

 

『リアハブベアリング と オイルシール一式交換』

 

 

ゴム製のシャフトオイルシールが劣化して、

デフオイルが漏れ出すと

ハブB/Gだけではなくドラムブレーキもダメになりますよ。

 

 

 

この辺りは作業重複部分が多いので

ある程度一式で交換した方が良いですね。

 

 

ブレーキシリンダのカップシールも同時に交換しました。

 

 

 

 

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次はFrサスペンションのリフレッシュ。

 

チェックをするとエンジン吸気系からのオイル漏れで

左アッパーアームが濡れていました。

 

 

 

ゴムブッシュにオイルが掛かり続けると、

結構痛んでしまいます・・・。

 

 

 

 

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原因となるインテークダクトホースは交換して

左右のサスペンションアームやハブベアリング等を分解。

 

 

 

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サスペンションアームの交換自体は

そんなに難しくないのですが・・・。

 

耐久性が高いハイエースは

各部品がズッシリ重いので体力は使いますね。

 

(乗用車とは全く違います。)

 

 

 

 

世界中で活躍する理由は

このあたりの部品強度なんでしょう。

 

 

 

 

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ハイエース200系 2WDのハブB/G交換の

難関であるハブ分解作業。

 

 

280N・mで締め付けられた特殊ナットを外しますね。

(錆等があるとそれ以上に固く締まっています。)

 

 

 

これも特殊工具(SST)があれば安全に外せて、

ナックルからB/G・ASSYもすんなり分解。

 

(逆に言えばSSTが無いと交換できない構造です。)

 

 

 

 

ブレーキローターも

この際研磨してリフレッシュしますね~。

 

 

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ハブのガタは無かったのですが、

実際に分解してみるとベアリングカラーに焼きがありました。

 

 

やはりこれぐらいの距離なら

そろそろB/Gは要チェックですね。

 

 

 

 

 

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ロアボールジョイント と 前後ショックアブソーバーを交換して、

ブレーキパッドも交換します。

 

 

 

 

ブレーキパッド残量が残っていても

ディスクローター研磨とパッド交換は

基本的に同時作業をオススメしています。

 

 

 

バックシムに硬化したグリスを

スクレイパーでキレイに除去。

 

 

グリスがここまで硬化するのは、

長い年月の間シムの清掃をしていなかったのでしょう。

 

 

シムの古いグリスは洗浄してから、

WAKO’S BPR 高性能パッドグリスを使用しました。

 

 

 

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エンジンマウント・ATマウント 計3点も交換しました。

新旧では劣化して高さが変わっていますね。

 

 

それに右のマウントは非常に外しずらかったです。

 

 

 

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オイル漏れをしていた箇所も修理しました。

 

チョットした整備を怠ると

部品寿命が縮む場合もあるのですよね~。

 

 

 

 

 

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軽く試運転をしてからアライメントを再測定。

 

各ブッシュボルトを緩めてから1G締め付けして、

アライメントを調整しました。

 

 

 

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オイル系・フィルター系などの

メンテナンス状態は良好でしたので、

 

今回は足回り関係のリフレッシュが中心となりました。

 

 

 

こうしてみると耐久性の高いハイエースでも、

走行距離を重ねるとブッシュは結構傷んでいましたね。

 

 

 

 

前を向いて走ればイイと思われるなら

ここまでの整備は不要でしょう。

(タフなハイエースはそれでも走りますから。)

 

 

 

 

 

現在20万キロオーバーでこれから30万キロ40万キロ

まだまだ良い状態で使用されるなら、

一区切りとしてリフレッシュするのも良いかと思います。

 

 

 

それをするだけの価値がある車ですよ、ハイエースはね。

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

 

実は9月下旬からハイエース100系・200系を

3台続けてリフレッシュプランを実行中。

 

 

どういう訳か?最近ハイエースの整備依頼が重なりますね。

 

 

ブログ更新も遅れ気味ですが、

少しづつ紹介していきますので

どうぞ宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

それではHappy Car Life!!

 

 

テスターをアナライザーとして。  見えないモノを診る機械。  よりベストなリフレッシュプランを提案するために。

弊社に足りない部分を年々改善し、

自分が目指す整備・それが出来る環境を。

 

 

やっとですが、またまた一歩踏み出してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前から検討していたその設備は、

(アライメントテスター) と (アライメントリフト)

 

 

 

アライメント用リフトに関してはほぼ一択しかなく、

 

信頼性と耐久性を考えれば国産リフトNO,1の

スギヤス社 ビシャモン マルチアライメントリフト

 

(弊社の3台のリフトも全てビシャモン製。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アライメントテスターはアメリカ製の

ハンター社 or ジョンビーン社のこの2択。

 

アライメントテスターといえば

この2社が頭2つほど抜けていますからね。

 

 

 

 

そこで両社の取扱代理店から説明を受けて、

考慮した結果、ハンター社製に絞り込みました。

 

(理由は後ほど・・・。)

 

 

 

 

 

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ハンター社の日本総代理店である

自動車整備機器販売大手『イヤサカ』

 

大阪ショールームにお邪魔して実物を拝見しました。

 

 

 

 

ビシャモンリフトもイヤサカさんは取り扱っており、

イヤサカ仕様のアライメントリフトも展示してありました。

 

 

 

 

このショールームは

オフィス街のど真ん中にあるので、

パッと見た感じ何屋さん?かは分からないと思います。

 

 

 

 

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昔のアライメントテスターとの大きな違いは、

タイヤに取り付けるターゲットの装着スピード。

 

 

クランプをタイヤに挟むだけなので

セッティングが異常に早い。 パッチンX4回で終わり。

 

 

しかも接触面はシリコンゴムで

ホイールにキズが付かない。

 

 

 

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今回は鉄ホイール車なのでターゲットは

ホイールセンターには全然合っていませんね。

 

 

だいたいセンターにあればOKらしい。

 

 

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アライメントを少しでも理解している方なら、

ほぼ全員が思う事でしょう。

 

 

『これで正確な数値がでるのか?』

『無理でしょ。大丈夫か?ハンターは?』

 

 

早速この疑問を担当者に尋ねると、

『全く大丈夫です。』

 

『その質問は今まで見た方は、全員が言いますからね。ニコッ。』と

余裕で返答。

 

 

 

 

 

聞けば当のイヤサカさんも

このターゲット発表時のハンター社から説明会では

かなり疑ったらしいです。

(全員それはムリでしょう~と)

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが実際に検証すると違ったのです。

 

 

ハンター社のテスターはセンサーの数が

他社に比べて倍の4つ。

 

 

 

測定時には停止してまず計測し、

さらに30cmほど車体を前に移動します。

 

これでターゲットが回転運動します。

 

そこからハンドルを左右に動かして終わり。

 

 

4つのセンサーが

ターゲットのドット柄の動きを読み込んで、

瞬時に数値を演算。

 

 

 

 

 

 

これでハブのセンターと水平軸を計算し、

キャンバー・キャスター・トゥなどの詳細な数値。

 

ホイールベース・オフセット・SAIなどももちろん計測。

 

 

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アライメントテスターが

世に登場して何十年たったのでしょうか?

 

 

 

大型コンピューターがパーソナルコンピューターに。

白黒iモード携帯電話からスマートフォンに。

 

ムーアの法則通りに進化を続けば、

当時の不可能が可能になる。

 

 

 

 

 

 

 

イーロン・マスクのスペースX(ロケット)が宇宙に行って、

海上で揺れる着地場にストッと着地する時代ですから。

 

 

 

たかだか数メートル先にあるターゲットの動きなんかは、

高性能なセンサーがあれば0.1mm単位で捕捉できるでしょう。

 

 

 

 

 

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タイヤ外してジャッキアップ状態でも

センサーは捕捉し続けるので、

調整の作業性が劇的に向上したそうです。

 

 

 

 

 

 

アライメントテスターという商品自体が、

成長期ではなく成熟期に入ったのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

測定精度は行き着く所まで行ったので、

作業性・利便性が求められるのはどの商品も同じ。

 

 

 

冷蔵庫・洗濯機・テレビのように機械としては

ほぼほぼ完成されたようですね。

 

 

(もっと小さく、もっと薄く そしてもっと安くでお願いします)

(この機械 高すぎ~ !!)

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に2回計測しても

ほぼ同じ数値がでましたので、

 

作業性が格段に良い

ハンター社ホークアイHE421で決定しました。

 

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=255

3年前に見た時は、

まさかコレを導入するとは思わなかったですけどね~。

 

 

 

 

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8月末から土間工事は順調に完了。

あとはリフト完成を待って設置のみ。

 

 

今回は工事から設置まで

全てをイヤサカ大阪さんにお任せました。

 

(イイ仕事をしてくれました。感謝)

 

 

 

 

去年設置したファンタスリフトの3倍はデカイ、

土間の穴が開いたまま10日間。

 

コンクリートを養生します。

 

 

 

 

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リフト完成後に

アライメントテスターと同時に設置。

 

 

レベル出しからテスター較正作業。

 

 

やっと設置が完了しました~。

 

 

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設置は完了したが、これではまだまだ使えない。

 

 

実はそのままでは、

リフトの使い勝手が悪いのです。

 

 

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バックで斜め進入し、リフトに平行にして駐車するので、

ターニングラジアスゲージを横から踏みつけるリフト配置を採用。

 

 

前進・後進のまっすぐ進入で、

ハンドルは切らないのが一般的な配置だそうです。

 

 

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もちろん前進進入の検討したのですが、

作業のしやすさを考慮してあえてバック進入を選びました。

(センサータワーが邪魔で必然的に斜め進入になります。)

 

 

 

 

 

 

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前輪が乗るターニングラジアスゲージのスペースには、

オプションのフィラープレートでフラット化に出来るのですが・・・。

 

 

 

 

毎回入庫時に

T/Rゲージを外してフィラープレート設置。

出庫時には逆に再設置。

 

両方とも

メチャメチャ重くて腰壊すはず。

 

 

 

 

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そこでT/Rゲージは外さずプレートだけ移動で済む

アルミ製の軽量フィラープレートを自作。

 

 

重さ3分の1まで軽量化し、

入出庫時も手間が無くなりました。

 

 

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さらさらっと完成図を描いて採寸。

アルミ部材のオーダーカットで発注。

 

あとはアルミ溶接を

現物合わせで調整しながら作りました。

 

 

 

 

 

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オプションのジャッキングビームリフトも

下降時には脱輪するぐらいの大きな穴が空いているので。

 

 

 

 

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頑丈な天板をイヤサカさんにオーダーしたのですが・・・。

 

 

これがまた重い・・・。

二人では持てるが一人は無理。

(確実に腰が壊れる)

 

 

 

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そこで天板を肉抜き加工して少し軽量化。

下部にキャスターを付けて、ガイドを自作。

 

一人で簡単に外せるようにしました。

 

 

 

 

自動車を整備するのも楽しいですけど、

こんな工作物を作るのもまたまた楽しいのです。

 

 

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もともとビシャモン イヤサカリフトはブルーが標準なんですが、

今回はショールームで見たハンターレッドで特注オーダーしました。

 

 

サイズもロングホイール仕様を選択したので、

レクサスLS460ロング やハイエーススーパーロングも、

問題なくアライメントが測定可能。

 

 

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アライメントテスターとリフトを増設したので、

これからアライメント調整の依頼をバンバン受け付けると・・・・。

 

思われるかも知れませんが、実際は逆で受け付けません。

 

 

 

アライメント調整は既に昔からメインでしている業者さんがあるので、

アライメントのみの作業はするつもりはないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

弊社はこのテスターをアナライザーとして使用して、

リフレッシュ整備に役立てたい。

 

 

 

好評頂いているリフレッシュプランの診断用測定機として、

活用したいと思っています。

 http://minato-motors.com/ref/

 

・スキャンツール(G-SCAN)

・排気ガステスター

・バッテリーアナライザー(アーガス社)

・オシロスコープ(観測王)

 

 

見えないモノを診る機械。

 

 

 

 

 

それらと同列にアライメントテスターも

車両の劣化度分析や整備プランを試案するのに使いますし、

 

 

もちろん点検整備や足回りの部品交換時にも、

活用していきます。

 

 

 

 

弊社はチューニングショップではなく、

普通の自動車整備工場ですから、

安全・快適・経済的な整備を目指しています。

 

 

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どのように活用するかは

今後のリフレッシュプランのブログにて

順次紹介しますね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで今後ともミナト自動車を

どうぞよろしくお願いします。

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラウン GRS184  ATF交換とDSC。  宮城県からの来店は記録更新となりました。   

『記録はいつかは誰かに塗り替えられる。』

 

 

ミナト自動車への最長来店距離記録が

1年6ヶ月ぶりに更新されました。

 

 

今まで長い間記録ホルダーとして君臨した

山形県米沢市からのクラウン GRS204

http://minato-motors.com/blog/?p=6445

 

 

その節は大変お世話になりました。

 

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今回は宮城県仙台市からお越し頂きました。

 

クラウン GRS184

走行距離103900km

 

 

ATF完全圧送式交換

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

その他いろいろフルメニュー。

 

 

5日間ほどの大阪観光の2日間を

弊社でお預かりし作業をさせて頂きました。

 

 

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メールお問い合わせ時の中で、

(もし来店して頂けるなら、来店最長記録更新になりますよ~。)

とお伝えすると・・・。

 

 

(フェリーで名古屋市まで行き、そこからは運転で大阪に向かいます。)

と教えてもらったのですが・・・。

 

 

 

 

来店当日の問診時に

(米沢市の方が運転で大阪まで行ったなら、

やはり私も運転じゃないと更新したとは言えないので・・・。)と、

 

 

仙台市から片道約860kmのドライブを楽しみながら

無事大阪到着されたようです。

 

 

 

 

 

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まずはATF交換から行います。

 

 

試運転とATFをチェックして、

オイルパン脱着洗浄・ストレーナー交換。

 

 

 

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専用アダプターを接続し

アイシン AFW+ でプレ洗浄すれば、

ココまでキレイになりました。

 

 

 

 

キレイになれば本命ATFを使用して、

もう一度圧送式交換しますね。

 

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NUTEC ニューテック 『NC-65』

全化学合成ATF (エステル系)

 

 

ニューテック最高峰のハイパフォーマンスATF。

 

 

 

 

 

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キレイに入れ替わりましたね。

 

 

 

注意

NC-65は色味の弱い、薄緑色をしています。

 いくら交換しても赤いATFの影響を受けるので

色味に関してはご了承ください。

 

 

 

 

 

 

次はDSCに移ります。

 

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同じGRエンジンでもインテークバルブにカーボンが

溜まりにくいと言われる2GR-FSE D-4S直噴エンジン。

 

 

 

 

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インテークバルブにカーボンが

量はほどほどですが強固に固着していますね。

 

 

 

 

これらをエンジンにノーダメージで・短時間に・完璧に除去するのが、

弊社オリジナル整備(DSCドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

 

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洗浄に使用するのはグリーンテックジャパン社製

ドライアイス洗浄機(DRY-ICE POWER)

 

 

 

 

ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

 

 

(熱収縮 と 昇華爆発力)

ドライアイスの特性を利用して

汚れを剥離していきます。

 

 

 

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DSCオプション整備のスパークプラグ交換。

 

長寿命・高性能プラグ NGK イリジウムMAX に交換しました。

 

 

 

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エアエレメントは真っ黒に汚れており、

燃費悪化・ブローバイ過流入の原因になりますので交換します。

 

 

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デフオイルもNUTEC NC-70 75w90

全化学合成ギアオイルに交換。

 

 

 

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中空タイプのガスケットは

トルクレンチでマシ締めしますね。

 

 

 

 

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ブレーキ関係の全オーバーホールを依頼されたのですが、

時間的にチョット難しいとお伝えしました。

 

(地味にチェックや洗浄に時間が掛かるのです。)

 

 

 

問診時にお聞きした

止まる寸前のグググッという異音も気になるとの事で

ブレーキパッドを確認すると・・・。

 

 

ブレーキパッド残量はほぼMAXに残っていました。

 

 

 

 

 

いつパッド交換しましたか?とお聞きすると、

10万キロ一度も交換した事が無いとのお返事が・・・。

 

 

 

 

 

 

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左がフロントブレーキ ディスクローター。

右がリアブレーキ ディスクローター。

 

 

左のローターが黒く鈍い焼け方になっていますね。

 

 

 

 

あまりにもプレーキパッドが減らない運転をすると、

パッド当たり面が磨耗しないので

表面のみが常に熱を帯びて硬化します。

 

 

 

硬化すると微妙なブレーキングがしづらくなるので、

停止寸前に制動が安定せず異音が発生。

 

 

 

 

 

ブレーキパッドはある程度踏み込んで

ほどほどに磨耗した方が、

 

当たり面が常に新しくなり

制動力が安定します。

 

 

 

 

パッドが減らない使わない運転は

意外と弊害があるのですよね~。

 

 

 

 

 

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Frローターは研磨で一皮剥いて、

ブレーキパッドは新品に交換します。

 

 

バックシムにはWAKO’S BPR 高性能パッドグリスを

薄く均等に塗りこみますね。

 

 

 

 

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リア側も同じように作業を進めると・・・。

やっぱりというか、キャリパーにトラブルがありました。

 

 

 

 

 

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浮動式キャリパーのスライドピンが

錆で固着し外れません。

(正常であればスムーズにスライドします。)

 

 

しかも左右とも

ダストブーツを空ければ完全錆固着。  (全く動かない)

 

 

 

 

時間制限があるので作業は中止し、

元の状態に戻して何とか走行できるようにしました。

(地元に帰ってからスグに修理を依頼してくださいね。)

 

 

 

 

 

 

正直に言えばね、ある程度トラブルは予想してました。

 

 

結構こういう事があるのでブレーキのO/Hは

ある程度預かれる状態じゃないと

お引き受けはしないようにしています。

 

 

本当に帰れなくなりますからね・・・。

 

 

 

 

 

 

最後にWAKO’S RECS をして試運転。

無事納車となりました。

 

 

 

 

 

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一週間以上預かれる場合なら

ブレーキO/Hをお引き受けしているのですが、

数日預かりの場合はお引き受けしない事にしています。

 

 

 

 

もし今回のように

・キャリパーが錆びて固着

・ボルト固着で折れや破損

・ピストンが錆びて虫食い穴

再使用できない場合はメーカーに部品発注します。

 

 

 

 

メーカーに部品があれば良いのですが、

無い場合はバックオーダーが掛かり

納期が長期化する事もあります。

 

 

 

近郊の方なら後日に引き取りも可能ですが、

さすがに仙台市からもう一度は現実的ではないでしょう。

 

 

 

 

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それにブレーキに関しては

普段依頼している整備士側の認識に差があるので

 

キャリパー・パッドのコンディションに

その差が反映されているように思えます。

 

 

 

 

 

OK

・車検のたびにキャリパーチェック と 各グリスアップ

 

NG

・パッド残量を隙間から見るだけでチェック終了

・パッド交換しても取付ミス や 組み付け忘れ   などなど。

 

 

弊社に初入庫車両は実際に ブレーキを診てみないと、

状態の程度が分からないのが現状です。

 

 

 

 

今回の事例は定期的なグリスアップさえしておけば、

予防整備になり固着はなかったと思いますよ~。

 

 

 

 

ユーザー側が依頼した点検内容にもよりますが、

点検のみ=診て良否判断のみ

点検整備=診て良否判断+作業(グリスアップや交換など)

 

 

 

安く早い点検 と高い遅い点検 を比べても意味はない。

『何を診て何をしたか?』が重要だと思います。

 

 

 

 

 

 

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本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

またいつもブログを見て頂いてありがとうございます。

 

 

 

 

ここ数年の入庫状況は

大阪府以外からが7割ぐらいでしょうか。

 

遠方から来て頂いて非常に感謝しております。

 

 

 

もし30分圏内の馴染みのお客様なら

(イイよ、もっておいで!!  直してあげるよ~)

気楽に言えるのですが。

 

 

 

今はほとんどの方が数時間掛けて来店して頂き、

数万円の交通費を掛けて頂いているので、

 

絶対に時間内で出来ると確証が無いなら

お引き受けせずに『出来ない理由』を

正直にお伝えするようにしています。

 

 

 

各作業のお引き受け可否は

どうぞメールにてご相談くださいね~。

 

 

 

 

ご理解のほどよろしくお願いします。

 

 

Happy Car Life!!

 

 

 

 

マツダ CX-5のインテーク系の煤蓄積。   ドライアイス洗浄で完全除去。 

注意

スカイアクティブ 1.5Dのリコールが出ましたね。

 

リコール内容を見ると排気系に煤が蓄積するそうですが、

1.5Dは『排気側?』なんでしょうね・・・原因箇所は。

 

 

 

 

1.5Dは分からないので何も言えないですが、

これから紹介するのは2.2Dなのでリコール対象外になっています。

 

 

 

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静岡県からお越し頂きました。

マツダ CX-5 XD ディーゼル

KE2AW 走行距離80000km

 

 

インテーク経路に溜まるカーボンを除去する

DSC作業のご依頼です。

 

 

遠方からありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

EGRを大量に使用するクリーンディーゼルは

構造上インテーク系統に多少はカーボンが溜まります。

 

 

 

使用状況やメンテナンス次第で

その蓄積具合が増減するのですが、

 

 

このCX-5ユーザーさんもエンジンオイル・フィルターは

純正品をディーラーさんにて定期的に実施しているそうですよ~。

(メンテナンスパックにて)

 

 

 

 

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まずは試運転とライブデータを取ってから、

インテークバルブが見えるまで分解します。

 

 

 

あれからかなりの台数を作業してきたので、

分解手順は身体に染み付いてきましたね。

http://minato-motors.com/blog/?p=9900

 

 

サクサク分解していきます。

 

 

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EGRバルブやパイプ

ダクトやハーネスなどなど。

 

 

いろいろ分解して、

インテークマニホールドは外れました。

 

 

 

 

 

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やはりこのCX-5も

吸気シャッターバルブ以降から

急激に蓄積量が増えていますね。

 

 

 

 

EGRの煤と過給新気のミストオイルが交わり、

乱気流 と 燃焼熱で蓄積しやすいのでしょう。

 

 

 

 

 

逆にEGRバルブ上流(EX側)のパイプをみると

煤は有りますが蓄積はうっすら程度でサラサラですね。

 

 

2.2Dはおそらく排気側は問題ないと思います。

 

 

 

 

 

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2.2D Sky-Dユーザーにはお馴染みの給気圧センサー。

 

もちろんこのセンサーも清掃しますよ~。

 

 

 

 

 

 

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INマニホールドをホジホジして、

カーボンを集めてみました。

 

 

分厚い所で10mm以上、薄い所でも5mm。

 

 

表面の煤1mmぐらいはサラサラですが、

深く掘りこむとカチカチに固まっていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吸気側で固着すればエンジン回転数を上げて

燃焼温度を上げても剥離することはないと思います。

 

 

 

排気系統はそれで良いのかも知れませんが、

吸気側はソコまで高温にはならない。

 

 

 

 

 

 

30分走行して軍手装着すれば

INマニホールドは触れますが、

 

EXマニホールドは非常に高温で

危険なくらい熱いですからね~。

 

 

 

 

 

 

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それではエンジン側の

インテークポート・バルブを見ていきますね。

 

 

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ポートもバルブも煤だらけ。

 

 

INマニ同様に

表面はサラッサラの煤。

 

 

 

 

クランクを回してバルブを全閉し

超硬ピックで軽~くホジホジしてみます。

 

 

 

 

 

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こんな感じでモソモソ・ゴボゴボ。

 

 

 

まあ普通の整備工場ならこの状態だと

煤には手は出さないでしょうね。

 

 

 

 

いくらホジホジしても

キレイにならないですから。

 

 

 

 

 

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シリンダヘッドを分解することなく

エンジンにノーダメージで、短時間に完璧に。

 

 

ミナト自動車オリジナル整備

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

http://minato-motors.com/dsc/

 

 

 

 

 

 

次世代洗浄機と言われる

グリーンテックジャパン社のドライアイス洗浄機を使用して

強固に蓄積した煤を除去します。

 

 

 

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ドライアイスペレットを

圧縮空気で高速噴射しますので

 

ポートに打ち込めば前方に煤が噴き出します。

 

 

車体が汚れないように

3M社製 高性能マスカーで完全防備。

 

 

このマスカーは値段は高いが、防御力も非常に高く

シンナーを掛けても浸透しない耐溶剤性。

 

もちろん煤・水分も通しません。

 

 

 

 

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数種類のDSC専用ノズルを装着し、DSC作業をスタート。

 

 

ノズルを操作してポート内径全周・バルブ傘部に

ドライアイスペレットを直撃させます。

 

 

 

 

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マニホールドのアルミ素地が見えるまで、

完璧にキレイに除去します。

 

 

 

ドライアイスペレットは指で潰せるほど柔らかいので、

金属や樹脂・ゴムに打ち込んでも母材をキズつけません。

 

 

 

 

 

 

熱収縮 と 昇華爆発力を利用した剥離洗浄方法なので

サンドブラストのような硬いメディアの研磨力で

削っているのではないのですよ~。

 

 

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ブラインドで見えないバルブ傘部は

超硬ピックの先で触り、剥離状況を確認。

 

4気筒8ポートの洗浄は完了できました。

 

 

 

 

 

 

 

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インテークマニホールドもDSCで内部まで洗浄。

 

キレイにアルミ素地が出ましたね。

 

 

 

 

 

 

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EGRバルブ・パイプ と吸気シャッターバルブ。

 

 

これらもDSCでキレイに剥離完了。

 

 

 

 

 

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再使用不可なのはガスケットのみ。

 

 

最近はDSCの依頼が多いので、

常時数セットを在庫しています。

 

 

 

 

 

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今回は追加オプション整備の

インタークーラー洗浄も行いますね。

 

 

乾いた煤がオイルミストと結合すると、

固着して塊状になっていきます。

 

 

 

原因のミスト発生は防げないですが、

すでに溜まっている分は除去した方が良いかと思います。

 

 

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洗浄剤を流し込んで、

インタークーラー内部を洗い流し。

 

 

 

ブローバイからのオイル流入で、

結構溜まっていましたね。

 

 

ガスケットも交換して、

元通りに組み立てます。

 

 

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エンジン始動し暖機して、

各補正値をリセット。

 

 

 

またライブデーター数値を入庫前と入庫後で

確認して作業は完了しました。

 

 

 

朝からの入庫で

翌日のお昼には納車可能です。

 

 

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当初メールからの相談では、

 

『回転数を上げないと加速していかない感じで、

加速するまでの時間が掛かるようになった。』 と教えてもらいました。

 

 

 

 

 

・ターボラグが大きく、アクセルを踏み込まないと反応しない。

・リニアなアクセルワークがしづらくなった。

 

 

 

あれだけインテーク系が詰まり、

空気流入がしづらくなれば

 

新気とEGRのバランスを制御しづらくなるので、

ワンテンポ遅れた『ドッカンターボ』になりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

壊れてはいないが、経年劣化か性能低下。

 

程度の差はあるがガソリンでもディーゼルでも

エンジンなので劣化・低下はしますよね。

 

 

 

 

 

その原因を修理交換・除去洗浄して、

元の良い状態に近づけるのが整備士の仕事。

 

 

またその整備方法を提案して、

実施してもらうのも整備士の仕事なのでは。

 

 

 

 

 

 

新車時のあのトルクフルな走りが鈍っているのなら、

もしかするとインテーク系統に煤が

蓄積しているのかもしれませんね~。

 

 

 

 

スカイアクティブDのDSC作業の御見積・御予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からどうぞ~。

 

 

Happy Car Life!!