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バタバタ11月とリコールから見る私的妄想。

車検整備 や 一般整備。
事故板金塗装 や 新車トラックの架装塗装。
新車の納車準備 と ナビの取付 などなど。

 

なにかとバタバタ忙しい11月です。

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先週入庫した新車のキャンターWキャブ

ルーフ、キャビン、ボディの3段階に分けた塗装作業

 

マスキング、塗装   マスキング、塗装   マスキング、塗装・・・。
面積が広いので

ガン と 塗料の重み で右腕が疲れました。

 

 

 

 

指定色の全塗装も完了し

今度は電装関係の架装。

 

明日には資材、電装備品が届くでしょう。
内装屋さんに防水シートカバーを依頼するため

全数のシートを外しました。

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すでに20万キロオーバーのエスティマ50系

 

 

ラジエター等の交換と

ブレーキのオーバーホール

CVTF全量圧送式交換。
年間走行距離が多いので

次に合うのは25万キロか?

 

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スバル XVハイブリッド
ナビとリアカメラ、ETCなど

サクッと取付てもうすぐ納車。
ナビ取付で気が付いたのが

電装品の (トヨタ化) が進んできたなと。
いろいろ共通化にしていくでしょうね。

 

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午後から天気が曇りがち。

 

(高性能人工太陽灯 プロブライトV)での 調色作業

 

濃色のメタ・パール系は

強い光が無いと比較がしずらいですよね。

 

 

 

まだまだ黒味が勝っているので

もう少し白味(パール感)を出さなければ・・・。

 

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毎月届くリコール情報。

 

 

リコール = 悪 ではないですから

これはこれでイイのですよ。
むしろ無い(隠してる)ほうが怖いですから。

 

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発売して間もないスバル レヴォーグ
リコール内容で最近多いのが

制御プログラムの不適切)による不具合。

 

 

(設計段階で発見出来なかった)

or

(市場に出てから見つかった)

 

バグを(リプログラムしますので)との案内が

ユーザに届くでしょう。

 

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これはフーガの電子制御スロットル系統と

AT制御系のリコール。
リコール
保証延長
自主改善
サービスキャンペーン

 

全て合わせると今月だけで

何車種、何万台が対象になっているのでしょうか?

 

 

すごい数になっています。

 

 

 

 

 

でもこの『制御プログラムの不具合』のリコール

これからドンドン増えていくと思いますよ~
だって一台の車両の中に

何十個のECU(コンピューター)が付いているのですからね。
スマートフォンやウインドウズOSなども

定期的にバージョンアップやバグ修正のパッチ。

 

 

iphoneのアプリでも頻繁に

修正アップデートをススメてきますよね~。
それと基本的には同じでですから。

 

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旧タイプの車両が無くなり

電子制御満載の車両のみになれば
今以上にアップデート(リプログラム)頻度が増えていくので

ディーラーだけでの修正作業では追いつかず

未修正車両が増えると思います。

 

 

 

 

 

 

でもその頃には車両自体に

Wi-Fi等が装着されていて
スマートフォンなどから

アップデートしたりするのでしょうかね。

 

 

 

 

 

 

今時のリコール事情を見ていると

そんな予想(妄想)もしてみました。

 

 
ミナト自動車のブログ (日々是好日)にお越し頂きありがとうございます。

 

今年も残り少なくなってきましたが

どうぞ宜しくお願いします。

 

 

見た目では問題なさそうですが。      シーリング機能とスプリング機能。

トヨタ クラウンエステート JZS175W

H12   走行距離99000km

 
リアブレーキから時々音がしていて

最近酷くなってきたので見て欲しいと

依頼されました。

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音の発生源は右リアブレーキから。

 

 

タイヤを外して確認すると

ブレーキパッドが片側だけ残量が無くなっていました。

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対向ピストン型ブレーキキャリパーで

このようになる原因は

主にピストンシールの劣化にあると思います。

 

 

 

新車から14年間経過しても

ブレーキフルードの漏れはナシ。

 

もちろんブーツ等の破損もありません。

 

 

 

 

 

 

オイルシーリング性能

充分に機能しているのですが

 

 

 

ピストンシールの働きは

それだけではないのですよね。

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見た目は問題ないが、機能的には低下しているので

ブレーキキャリパーのオーバーホールを行いますね。

 

 

 

 

 

 

最近、この作業が非常に多いんです~。

 

車両保持年数が長くなっているのでしょうね。

 

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ブレーキキャリパー内にあるピストンは

フットペダルなどから発生した油圧で押し出されます。

 

 
逆にペダルを放してブレーキを緩めた時に

ピストンは元に戻ろうとするのですが

 

どの力が作用して戻ろうとするのか、ご存知ですか?

 

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このような輪ゴムみたいな物のゴム弾性

ほんの少しだけ戻る方向に動いているのです。
(ドラムブレーキのスプリングと同じ働き)

 

 

 

 

 

ピストンシールと呼ばれるこのゴムは

オイル漏れを防ぐ機能の他に

ピストンを少しだけ戻す機能も兼ねてます。
http://www.seiken.com/jouhou/06brake/manual/5-2.html

 

 

 

 

 

 

 

ローターとの適度な隙間を作り

ブレーキパッドが引きずらないようにしているのですね。

 

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今回は右リアのみの不具合ですが

リア左右はもちろん、フロント側もオーバーホール暦が無い為

 

 

4輪全てオーバーホールしますね。

 

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車検の時に確認するのが

ブレーキパッドの残量
(あと何ミリあって、どれぐらい使えるか?なと)

(年間走行距離からも交換の可否を判断しています。)

 

 

 

 

 

その時2枚あるブレーキパッドの内外側

減り具合の確認を。

 

 
多少の誤差はよいですが

目視状態で、または測定してみて
大きく差が有る場合は要注意

 

 

 

 
ブレーキキャリパーが持つ本来の性能が

低下している可能性がありますよ。

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フロントブレーキはフローティングタイプ。(浮遊型)
スライドピンのスムーズな動き も重要。

 

 
ダストブーツも交換し

スライドピンのグリスも新しく入れ替えて

滑らかな動きになりました。

 

 

 

 

 

 

 

ブレーキパッド内外側の磨耗差は

制動力にはそんなに影響は無く

車検には合格すると思います。
またゴム質の向上のせいか

フルード漏れも昔に比べて非常に少なくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

だから余計に交換する機会

無いのが現状ではないでしょうか。
(安さを売りにした車検で漏れていなければ、交換をススメられる事はないでしょう。)

 

 

 

 

 

磨耗差が酷くなると固着してしまい

ブレーキパッドの早期磨耗

ブレーキローターへの摩擦熱による歪み

も進行してきます。

 

 

 
すると部品の寿命が縮み

余計な出費が増えますよね。

 

 

 
安全と経済性を考えると

コレも定期的な交換を。

 

長めにみても15年 or 10万キロが一つの区切りではないでしょうか。

 

 

 
予算的に問題なければ、検討しても良いと思いますよ~。