アルファードにリフレッシュプラン。 車検整備はどのレベルをお求めですか?
三重県から車検整備のお問い合わせ。
トヨタ アルファード MNH15W 4WD
走行距離 89000km
一年前に中古車購入し
過去の記録簿内容を見る限りは
整備している?とのこと。
車齢11年、走行距離も90000km近くとなり
車検も兼ねてリフレッシュ整備を依頼されました。
今までの使用状況や今後の走行予定。
年式や走行距離などから
どのような整備がベストなのか?
もし私の車両なら、予算内でどうするか?
ミナト自動車がお勧めする
提案型整備 『リフレッシュプラン』
予算にあわせてプランニングしていきます。
まずは法令点検項目 と 独自の基準で
アルファードを診ていきますね~。
エンジン整備の基本点検 排気ガステスト
ユルユルの車検合格基準か?を見ているのではなく、
現在のエンジン状態を診ています。
車検合格基準は
国が定める最低限の安全基準。
リフレッシュプランは
新車時の状態に対してどうなのか?と。
目指しているところが違うのですね。
アーガス社バッテリーアナライザーで
充発電とライフテスト。
電気負荷を掛けて診ていきます。
最近交換したばかりのバッテリーがあまり良くない・・・。
平行して原因を調べていきますね。
エアエレメント と スパークプラグをチェック。
エアエレメントは真っ黒。
汚れてからの交換ではなく、
常にキレイな状態での使用を推奨しています。
長寿命のイリジウムプラグも
もうスグ10万キロなので整備プランに入れますね。
1MZ V6エンジンは右バンク側に
サージタンクが覆いかぶさり交換がしずらいね・・・。
エンジンルームも狭いし・・・。
ブレーキの点検はキャリパーを外して、
ブレーキパッドの状態をチェック。
キャリパーを外さずに覗き穴からの確認では、
不十分なのですよ~。
左前の内側(ピストン側)のパッドが異常に少ない。
(右前は内外ともに均等に減っている)
これは左キャリパーピストンの固着・摺動不良でしょう。
右側は内外の残量差は均等。
でもブレーキディスクローターも当たり面が悪く、
焼けて変色していますね。
内側もサビで当たりが悪い。
後側のブレーキパッドは
残量だけを見ればまだ使えそう・・・。
ですがキャリパーを外して点検すると、
こちらも当たりが悪く、クラックが・・・。
キャリパーにある残量覗き穴からの点検だけでは、
これらの症状は見落とす可能性がありますよ~。
ローターの当たりや変磨耗は、
おそらく中古購入以前のものでしょう。
どのレベルで車両状態を診ているか?によって
点検基準は変わります。
また整備工場の方針・整備士のスキルも影響します。
動けばそれでいいレベルのか?
使用に支障がなければイイのか?
車検合格基準レベルでOKなのか?
もしくは出来るだけ新車に近づける整備レベルなのか?
中古車の納車整備や
安さ・速さを売りにしている整備なら
前者3つのどれかでは。
後者レベルを求めるなら、
購入者・オーナー側が依頼しないと無理でしょう。
十年・十万キロの車両や
中古車購入の整備暦不明車に
『リフレッシュプラン』をオススメしていますよ~。
タイミングベルト交換
テンショナー・ベアリング交換
ウォーターポンプ交換・シール交換
LLC圧送式交換
事前に聞いていた
オーナー様の希望整備を進めながら、
点検結果からの整備プランを制作。
現状の車両状態を説明し、プランを提案しました。
オーナー様と相談しながら
予算に合わせた整備内容が決定しましたよ。
部品も発注して、実作業に移りますね~。
アルファードの整備は次回ブログに続きます。
詳しい整備内容をお知らせしますね。
お楽しみに
Happy Car Life!!