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クラウン 180系 DSC & ATF圧送式交換。    1泊預かり作業。   時間短縮模索中。  RECSで解決できる~?

今年からスタートした直噴エンジンの

インテークバルブ カーボン蓄積を

 

ドライアイス洗浄機を利用して除去する『DSCプロジェクト

 

 

 

(WAKO’S RECSで解決出来ないのでは?)と

思い始めてスタートしました。

http://minato-motors.com/blog/?p=6052

 

 

 

 

 

 

世界初の誰もした事の無い整備メニューのため

全てが手探り状態でしたが、

 

 

施工台数も順調に増え、

手際も良くなってきました。  自画自賛。

 

 

 

 

目指すはATF交換とDSCの同時施工を

日帰りで出来るよう時間短縮を模索中です。

 

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トヨタ クラウン GRS182

D-4 GR直噴エンジン 3GR-FSE

 

 

走行距離 54000km

 

 

DSC (ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

ATF完全圧送式交換  for NUTEC NC-65

 

ダブル施工依頼です。

 

 

 

 

 

堺市近郊から1泊預かりでの作業になります。

 

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いろいろデータ取りをした後に

 

インテークサージタンク・スロットルや

スワールCバルブASSYも外していきます。

 

 

 

ブローバイガスによるエンジンオイル過流入。

吸気系統はオイルでベタベタですね。

 

 

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ここまで分解して

やっとインテークポートとバルブが見えてきます。

 

 

5万キロ走行したGRエンジン

 

 

 

オイルメンテも良好、

エアエレメントもキレイでした。

 

 

 

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6気筒なので 12ポートあります。

 

 

 

理由は不明ですが、

 

各ポートごとにカーボン蓄積量

固着具合が違うのが分かるでしょうか。

 

 

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バルブの傘部は燃焼熱でカチカチに硬化

 

シャフト部の膨らんだ部分は

固めのキャラメルぐらいでしょうか。

 

 

メンテナンスをきちんとしている車両で

コレぐらいの蓄積量。

 

 

今後のメンテ具合と走行距離で

ドンドン増えて、ガチガチに硬化していきます。

 

 

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母材をキズ付けずに強力な洗浄力。

廃棄物を残さないドライアイスによる洗浄。

 

ドライアイスの特徴である冷却力と

750倍に膨張する昇華爆発力

 

 

http://minato-motors.com/blog/?p=5921

 

 

 

 

 

 

kkkk

 

 

圧縮空気とドライアイス3mmペレットを使い

 

グリーンテック社 ドライアイスパワー

カーボンを除去していきますね。

 

 

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狭いポートの奥ににある

インテークバルブに直撃するように

 

 

DSC専用ノズルを使用して

ペレットを高速噴射していきますね。

 

 

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DSCワンショットは約10秒

 

 

ショットをしては確認し

除去状態をチェック。

 

 

ショット・確認・ショット・確認・・・・。

 

 

ノズルの動きとバルブ形状をイメージしながら

キレイになるまで繰り返します。

 

 

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12ポート全ての除去が完了。

 

 

エンジンヘッドを分解したオーバーホール以外で

ココまでキレイにする事は難しいと思います。

 

しかも数時間でとなると、なおさらですね。

 

 

 

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元通りに組み立てて

スロットルボディも清掃し初期化。

 

 

試運転をしてECUの動きを見てみると

ビフォーアフターではこのような変化がありました。

 

 

 

s-IMG_4906

 

完全暖機後の筒内燃料噴射量が

0.075ml  →  0.073mlに減少。

 

まだ数十分の走行なので

F/B制御が完了していませんが、

 

数日走行すればもう少し良い数値になると思います。

 

 

 

 

回転数の低いアイドリング状態でこの差ですから、

高回転で走行すると、もう少し差が広がるのでは?

 

 

s-スワール

 

いかに少ない燃料で高効率に燃焼させるか?

 

 

 

各メーカーが競って研究していますね。

共通するのは燃焼室に送り込む、吸気渦流をどう制御するか。

 

これに尽きるようです。

 

 

 

円形の燃焼室のど真ん中に

混合気を集めて燃焼させれば、

 

一番効率が良いのでしょう。

 

 

 

 

 

ただ肝心の吸気入り口のバルブに

大量のカーボンが蓄積する直噴エンジン。

 

設計時の気流では無くなるのは、

想像できるかと思います。

 

 

 

 

 

詳しい事は現在調査中

(町工場レベルで地道に調べていきますね。)

 

 

 

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ATFも交換していきます。

 

オイルパンを脱着洗浄し

ストレーナーも交換します。

 

 

GRS182専用アタッチメントを接続して

アイシンAFWプラスで圧送式交換。

 

 

本命ATFにはNUTEC最強のNC-65を。

 

 

NUTEC ZZ51改をさらに強化した

低粘度仕様のハイパフォーマンスATF。   全化学合成(エステル系)

 

 

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・ATFは使用すれば、必ず劣化します。

・直噴E/Gはカーボンの蓄積は防げません。

 

 

ただ上記作業をしなくても

普通に走行は出来るんですよね。   実際に走ってますし・・・。

 

 

 

ただその状態は本来の性能ではなく、何かが劣化した状態

 

 

 

しなくても良い方はそのままで。

 

出来るだけ新車状態に戻したい方は

ぜひご相談ください~。

 

 

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

 

トヨタ レクサス GRエンジン以外の直噴エンジンにも

DSCを施工したいのですが、

 

イロイロ難題がありまして、なかなか広げる事が出来ません。

 

対策を考える時間が、もう少しあればイイんですけどね~。

ボチボチやっていきます~。

 

 

Happy Car Life!!

 

2015年6月3日

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