叩けば直る!! そんなもんよ機械なんて。
ドアのガラスが
運転席以外すべて動かなくなった
とお客様から電話で相談が。
いきなり動かなくなったのですか?と尋ねてみると
気が付いたら動かなかったそうです。
とりあえず運転席側は動いているので
ヒューズ切れではなさそうですね。
少し考えて気になることが
『運転席のドアにパワーウインド集中スイッチが
あると思いますけど、
窓枠にペケXのマークを押してから
スイッチ作動してみてください。』
『あっ助手席だけ動いた!! でも後は動かない。』
丸印のボタンを押して
とりあえず助手席側はクリアしたみたいですね。
(国産車には大抵このスイッチあるはずなんやけど、認知度がイマイチやな。)
となると、リア両側は
モーターか?スイッチか? どちらかの不良かと。
これ以上は電話だけの対応では限界があったので
後日入庫していただきました。
現車を観察してみると
やはりリア両側ドアガラスが動かないので
内張りを外し、モーターに電源が来ているかをチェック。
スイッチの上下に合わせてモーター手前まで電源は有り。
となるとモーターの不良です。
しかし左右順番に壊れるのも変だしなぁ?
念のためモーター部を
軽くハンマーで叩きながら
ガラスを揺すってみると
ガチャ、ウィーン。 動きました。
反対側も同じ様にすると
こちらも復活。
(ビニールシートを外して矢印の部分にレギュレターモーターが有ります。)
恐らく長~い間、ガラスの開閉をしなかったのでしょう。
丁度モーターブラシ部分が接触が悪く
通電していなかったみたいですね。
左右のガラスレギュレターモーターを交換すると
部品代だけでも2万円ぐらいはするので
とりあえずこれで様子を見てくださいね
とお伝えしました。
使わない機能は、存在すら忘れられ
機能も使わなければ、それはそれで故障してしまう。
便利なのか? 不便なのか?
まぁ~機械ってそんなもんでしょうね。