O2センサーじゃなくA/Fセンサー ブレーキパッド交換 簡単そうに見えますが?
エンジンチャックランプ (警告灯)が点灯し、
ちょくちょく調子が悪くなるレガシィ BP5。
入庫して頂いて最初にするのは
排気ガステスト & ダイアグコード読み取り。
排気ガステスト CO 0,26% HC 180ppm
ダイアグコードには
P0031 O2センサーヒーター系回路(LOW)
(B1S1)という事でフロント側のO2センサーが
(過去・現在)ともに悪いと表示されています。
本当にO2センサーが悪いのか?
他に原因があるのか?
排気ガステスターの結果を考慮して
診て行きます。
(HCの数値がここまで上がれば、匂いでスグにわかります。)
ダイアグコードの示す箇所 = 故障箇所
では無い場合のありますからね~。
このBP5のフロント側O2センサーは
A/Fセンサーが装着されています。
(A/Fセンサーは簡単にいうと高性能なO2センサー)
と思って頂いて一般の方ならOKです。
ですが示す数値や動きが違うので
フロントO2センサーと言わず
整備書などではA/Fセンサーと正確に表示したほうが良いのでは?
(もしかすると発行当時はこれで良かったのかな~。)
というわけでヒーター線をチェックして
本当に異常なのか?を確認します。
ヒーター線が断線しているので交換しますが、
届いた純正センサーは少し形が違いますね。
金額もかなり安かったので、対策品でしょうか?
今後の記録のために
新品A/Fセンサーを調べておきますね。
コレをしていると同様の症状の時に
参考に出来ますから。
壊れていた旧A/Fセンサーも外してみると抵抗が復活。
回路がセンサーの中で遊んでいるね。 もうダメでしょう。
アイドリングの安定化 と 燃焼状態の改善に
電子制御スロットルの清掃。
専用洗浄剤をウエスに染み込ませ、
バルブに蓄積したカーボンを除去しますね。
センサー交換直後は良い数値では
ありませんでしたが、
長めの試運転と
高回転走行で触媒を活性化。
再テストしてみると
この年式のBPにしては良い数値でしょう。
リアブレーキパッドの残量が少なく、
リア側は新品に交換。
フロント側は残量8mm。
十分使える為、ブレーキクリーニングを行います。
古いグリスを完全除去して
新しいグリスを塗り直し。
パッドスライド部のダストも
キレイにします。
ミナト自動車のブレーキパッド交換には
WAKO’S BPR ブレーキプロテクターを使用。
鳴き止め用のグリスとして有名ですが、
弊社では鳴き止め効果より
長寿命・耐熱性を重視して採用しています。
常温時は非常に超高粘度(ベタッベタ)ですが
走行時には適度な粘度になり
高温状態でも安定して性能をキープ。
その代わりお値段(100g)は
普通のパッドグリスの4倍ほどでしょうか。 (ん~高いね。)
Frブレーキパッド脱着時に発見した
ピストンダストブーツの破損。
あ~コレは前回ブレーキパッドを交換した者が
ピストン収納時にブーツのエア抜きしてないね・・・。
ブーツのジャバラ部を畳まないで
はみ出したままキャリパーを閉めたのでしょう。
お話を聞くと少し前の中古車購入時に
Frブレーキパッドを交換したそうですが・・・。
そういえば以前こんな事がありましたね~。
http://minato-motors.com/blog/?p=388
そこで予定を変更し
Frキャリパーのオーバーホールを追加。
(リアは次回車検時に検討するそうです。)
(いずれ4輪ともオーバーホールする予定でした)
いろいろメンテナンスを
しないといけないBP5 10万キロですが、
少しずつ予算に合わせて作業していくそうですよ。
本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に
お越し頂きありがとうございます。
Happy Car Life!!