長野県 レクサス GS450h ハイブリットミッションフルード交換 +αのお薦めメンテ!
本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます
今回のご紹介するのは、リピートで長野県からお越しいただいたのはレクサス GS450h 走行距離16万キロ ハイブリットミッションフルード交換
プラス
日帰りで施工可能なお薦めオプション
・スロットルボディ
・LLC圧送式交換
・マルチサーブインジェクター燃料系洗浄システム
を合わせてオーダー頂きました。
遠方のお客様の日帰りオーダーですので、ミスは絶対に許されない。
しかも、限られた時間内に多くのオプション整備をこなしますので、効率よく作業を進める時間管理と正確で確実な作業が求められます。
問診をしてから試運転。
リフトアップをして先ずは、CVTFの状態をチェック。
まずはオイルパン洗浄ストレーナー交換一式を行います。
弊社の交換推奨距離を迎えたことで再びご来店頂ましたが、そこそこの汚れで沈殿物がオイルパンにありますね。
やはり、ハイブリットミッションであれど定期交換は必要と言う事がわかりますね。
オイルパンを洗浄して磁石の鉄粉を除去。
ストレーナーも交換して組み立てます
フルードを補充しATFチェンジャー(トルコン太郎)を接続して、循環式交換の準備が整いました。
レクサス GS450h ハイブリットミッションフルードの交換は、圧送式でなく、循環式を採用しています。
理論上フルードクーラーラインが存在しますので、圧送式交換は可能ですが、
電動ポンプで循環されていますので、そのシステムラインに外部から別の油圧ラインを割り込ます事によるリスクを考慮すると、
圧送式よりも循環式(希釈方式)がベストと考えています。
しかし、循環式(希釈方式)は、どうしても交換効率が低下します。
そのデメリットを解消するために、オイルパンを洗浄して磁石の鉄粉を除去、
ストレーナー交換を必須とするのは、少しでも内部に残留するフルードを排出すると言う考えからです。
ですので、リピートの車両でも必修となります。
今回も使用するフルードは、前回と同じ弊社の
スタンダードATF「アイシン AFWプラス」です。
ATFチェンジャー(トルコン太郎)を用いてフルードを投入吸排せる度に、
スキャンツールから整備モードにし、エンジン or HVフルードモーター
を交互に駆動させながら交換すると、真っ黒なフルードから綺麗な朱色の
「アイシン AFWプラス」に入れ替わります。
最後に油温検出モードにしてから規定温度でフルードレベル調整。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約4万キロになります。
純正同等レベルのフルードですが、定期的交換すれば、定量1回の交換で綺麗に入れ替えることが出来ます。
スロットルボディ清掃&初期化。
走行していると少しずつスロットルバルブに付着するカーボンを清掃除去します。 ガソリン車・HV車問わず定期的に実施しましょう。
ワコーズの専用クリーナーを使用し、清掃後に初期化して再学習をしました。
LLCも全量圧送式で交換します。
使用するのはムラタトレーディング社のラジエターリフレッシャー。
冷却ラインを切り離しアダプターをIN・OUTで接続。片側から内蔵ダイアフラムポンプでLLCを圧送し、エンジンを掛けながらLLCを循環させます。
もう片側から排出されたLLCは高密度ダブルフィルターでろ過して、もう一度冷却ラインに戻します。
エンジンが暖機しサーモスタットが開いて、数十分間ほど圧送を続けます。
交換後に消泡剤や防錆剤を強化する為に、LLC再生強化剤を注入しエア抜き作業を行いました。
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
欧州から導入したガソリン・ディーゼルエンジンをマルチにシステム洗浄が出来るマルチサーブ。
非常に高額な機器なので導入できる整備工場は非常に少ない。かつ専用ケミカルも高性能な為になかなかのお値段。
インジェクターの洗浄で燃料タンクに投入するタイプのケミカル材は、沢山あります。
これらの商品はタンクに投入し燃料で希釈して、ゆっくり洗浄する様に設計されています。
一方、マルチサーブ インジェクター洗浄システムは、
エンジンのフューエルラインを切り離し、マルチサーブとエンジンを直接接続。
燃料ライン洗浄用の特殊ケミカルを薄めず原液のまま、フューエルラインに直接注入し、燃料タンクのガソリンを使わずに、マルチサーブの洗浄剤だけでエンジンを始動させてフューエルラインをクリーニング。
インジェクターをエンジンから外さずに
「特殊ケミカルを薄めず原液のまま」インジェクターに投入し、
クリーニング出来る点が最大のポイントです。
特に近年採用エンジンが増えてきた、D4-S直噴エンジン(デュアルインジェクターシステム)にはより効果的です。
D4-S直噴エンジンには、ポート側にもインジェクターが有りますので、ポート側のバルブに燃料が噴射される構造になっています。
それを利用して、インテークポート~インテークバルブ~シリンダー内部を効率よく洗浄できますので、お薦めメンテナンスです。
約70分ほど掛けてクリーニング工程。
時々エンジン回転数を調整しながら作業が進みます。
マルチサーブ インジェクター洗浄システムを定期的にすることで、直噴エンジンのバルブに付着するカーボンを分解せずにクリーニングできるのもメリットの一つと言えます。
作業後に燃料タンクに注入して、走行しながら遅効的にクリーニングするのがアフターケミカルの(ペトロールエクストリームクリーナー)
お帰りの際1ボトルお渡していますので、後日お客様のタイミングで更にフューエルラインをケアして頂きます。
作業は朝9時に入庫で、当日夕方の18時頃に作業が完了しました。
この内容なら日帰り施工が可能です。
弊社は多くのオプション整備を提案していますので、オプション整備数次第では1泊お預かりになる場合があります。
納車時には作業時の画像を見ながら説明をさせていただいています。
ご質問があればご遠慮なく。
また画像が必要な方にはコピーをお渡ししています。
愛車の整備を依頼する場合は(その整備工場がどのようなポリシーで、なにを得意に整備作業をしているのか?)を見た方が良いかと思います。
初めて依頼する整備工場なのに??それがどうして分かるのか?? と思いますよね。
今時まじめな整備工場は自社の得意分野を積極的に発信しています。
自社ブログやSNSなどで得意としている整備を紹介しているはずなので、それを見てから依頼するのが良いでしょう。
・ATF/CVTF交換
http://minato-motors.com/blog/?cat=8
・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
http://minato-motors.com/blog/?cat=169
・マルチサーブ 洗浄システム
http://minato-motors.com/blog/?cat=270
・提案型整備リフレッシュプラン
http://minato-motors.com/blog/?cat=12
弊社はこの4点を中心に作業をお引き受けしていますので、御見積・ご予約のはHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。
それではHAPPY CAR LIFE!!