トヨタ クラウン ATF完全圧送式交換。ニューテックNC-65 & NC-RFで完璧にキレイになりますよ~。
前回ブログからの続きでトヨタ クラウンGRS180 H18年式 走行距離13万キロ の作業を紹介しますね。
http://minato-motors.com/blog/?p=35986
中古車購入したそうで、メールからご予約をいただきました。
前回ブログではインテーク系のカーボン除去DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)とオプション整備のスパークプラグ交換を行いましたね。
今回はATFを完全圧送式で交換します。
ATFの状態をチェックしてオイルパンを外します。
オイルパンを洗浄してガスケットも交換。
ATFストレーナーも同時交換。
オイルパン装着後にフルードを補充し、完全暖機。
専用アダプターをATに装着し、密封式ATでも圧送式交換が出来るようにセットします。
まずはプレ洗浄。
本命の高額なATFを使う前に、専用リンシングフルードNC-RFで一度圧送式交換をするのが(プレ洗浄)という工程です。
弊社が企画してニューテックさんに開発していただいたニューテックNC-RF。
無色透明のリンシングフルードです。
フラッシングではなく、リンシングとしているのは過度な洗浄効果を求めていないから。
ATにダメージを残さず、本命ATFへの親和性を考慮して開発されました。
弊社のATF交換車両の年間台数は凄まじいので、プレ洗浄フルードは200リットルドラム買いです。 定期的に200×5本の1000リットル入荷します。
日本中探しても弊社以上にATF交換をしている整備工場はほとんどないでしょう。 (あっても数件かな??)
ニューテックNC-RF 9リットル使用して、やっとここまでキレイになりました。
・左奥の新油モニターがNC-RF
・中央ビーカーが作業前の廃油
・右手前のクリーナーモニターがプレ洗浄後のATF
キレイにはなりましたが、新油と比べるとまだまだ汚れていますね。
本命ATFはニューテック(NC-65)
全化学合成ハイパフォーマンスフルード(エステル系)
・ニューテック史上最高峰のATF (市販ATFでは最強レベル)
・極薄で強靭な油膜性能はローフリクション・ハイパフォーマンス
・高価なエステル系全化学合成基油を贅沢に使用し、純正比数倍の耐熱性能を発揮します。
耐熱性が高いと言う事は、熱による劣化に強いと言う事です。
ATFは熱攻撃の蓄積で性能が劣化しますので、NC-65は非常に高度な油膜性能が長~く維持します。 (ATFロングライフ化)
完璧に入れ替わりましたね。
弊社入庫の約7割はニューテックNC-65を指名されます。
みんカラ等のSNSでも絶賛されているNC-65は、弊社が宣伝しなくても評価が高いようですね。
(NC-65)&(NC-RF)での完全圧送式交換が出来るのは、日本で弊社のみ。
一度コレでATFを交換すると、純正ATFには戻れないでしょうね~。
デフオイルは ガルフ プロガード75W90で交換しました。
ギアオイルも定期的に交換しましょう。
エアコン冷媒ガスをリチャージ。
カーエアコンリフレッシュαではデンゲン社エコマックスjrで、エアコン冷媒ガスを再生し、リチャージします。
低圧高圧ガスホースを接続し、作業スタート。
・冷媒を全量回収して重量測定。
・真空引きで配管内の水分・空気を完全除去。
・再生したガスを重量管理で液化高速充填。
・ニューテックNC-200を注入し、コンプレッサーオイルを強化。
・全自動で作業は完了。
このようなエアコンガスチェックは4年に一度は実施した方が良いですよ~。
DSCやATF交換等が完了しました。
次回ブログではマルチサーブ インジェクター洗浄システムやエンジン系オプション整備を紹介しますね。
それではHAPPY CAR LIFE!!