兵庫県 マツダCX-5 エンジン警告灯点灯!! 後編。SKY-Dの特殊メンテナンスはご存じですか?
前回ブログからの続きです。
兵庫県から入庫したマツダCX-5 KE2AW 走行距離8万キロ
エンジン警告灯点灯でディーラーに入庫。とりあえずエラーコードのみ消去してもらい弊社に入庫しました。
前編ブログではDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)でインテーク系に堆積する大量の煤を完全除去しました。
http://minato-motors.com/blog/?p=34547
後編ブログではDSCオプション整備
・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・カーエアコンリフレッシュα
を紹介します。
SKY-Dについては(インテークの煤さえ取れればイイ)という訳ではなく、日頃からのメンテナンスは重要で、どうも日本ではその辺りのアナウンスがユーザーに伝わっていないように思えます。
ディーゼルの普及率が高い欧州から導入したマルチサーブ。
あちらではクリーンディーゼルのメンテナンス作業は周知されており、弊社もいち早く専用機器を導入しております。
この機器でまずはインジェクター等のフューエルラインをケミカル洗浄していきます。
マルチサーブのホースをフューエルサプライポンプのIN・OUTに接続。
操作をして液晶画面の指示通りに作業を進めていきます。
ディーゼルシステムパージをマルチサーブに投入。
マルチサーブからケミカル剤を直接エンジンに供給し、約75分間ほどアイドリング状態にします。
時々回転数を高めにキープして、ゆっくり確実にフューエルラインを洗浄しますね。
燃料を超高圧に加圧するコモンレール式クリーンディーゼルは、どうしてもフューエルラインが汚れる。(黒いスラッジ発生し付着)
その証拠に5万キロも走ればフューエルフィルターの濾過紙が真っ黒になるので、燃料を超高圧にすればどうしてもスラッジは発生するんですよね。
それが少しずつ経路内に付着し、燃料噴射バランスが乱れるのです。
噴射量のバランスが乱れると、エンジンパフォーマンスの低下。
ある程度はECUが補正してくれますが、それも限度がありますからね。
約75分ほどで洗浄作業は完了。
エア抜き作業をしてから、次はDPFをシステム洗浄します。
マルチサーブをDPFに繋がるパイプに接続。
液晶画面の指示に従い、1液目の(ディーゼルDPFクリーナー)を投入。
マルチサーブからDPFにDPFクリーナーを注入し15分待機。
そしてエンジンを始動し、5分間アイドリング。
次に2液目の(DPFフラッシュ)を投入します。
DPFフラッシュを注入して、エンジン回転数を上昇。
DPF温度を上げて洗浄効果促進。
5分ほどエンジン回転数を操作し、作業はとりあえず完了。
この後はDPFやマフラーに溜まった(廃液除去)と(猛烈な白煙・異臭の排出作業)に移行しますが、この作業が地味に時間が掛かる。
すごい白煙がマフラーから出てくるので、弊社が開発した(白煙回収装置)で煙が出なくなるまで除去作業をします。
WAKO’S RECSやディーゼル2、マルチサーブや類似商品等を施工後に、マフラーから白煙をまき散らすのはプロの仕事として美しくない。
住宅地にある弊社では白煙異臭を装置で回収し作業をしています。
インジェクター補正値のバランスを整えて、DPFの煤堆積も無くなりました。
マルチサーブで即効的に洗浄し、アフターケミカルで遅効的にクリーニング。
・ディーゼルエクストリームクリーナー
・DPFリジェネレーター
納車時にはインジェクターとDPFのアフターケミカルを各1本ずつお渡ししています。 燃料タンクに投入し、走りながらクリーニングしてください。
最後に施工したのはカーエアコンリフレッシュα。
年々減少するエアコン冷媒ガスをリフレッシュ。
デンゲン社エコマックスjrで、エアコン冷媒ガスを全自動回収再生充填。
同時にニューテックNC-200でコンプレッサーオイルを強化しますね。
・冷媒ガスを全量回収し重量を測定。
・真空引きで配管内の空気や水分を強制排出。
・再生した冷媒ガスを重量管理で液化高速充填。
・NC-200でコンプレッサーオイルの潤滑性・気密性を強化。
結果的には規定充填量に対して、約170gほど冷媒ガスが少なかったようですね。
ACガスも定期的にメンテナンスしてあげましょう。
本日もミナト自動車ブログ日々是好日にお越しいただきありがとうございます。
おかげさまでDSCやマルチサーブ、ATF完全圧送式交換のご依頼で全国各地からお越しいただいています。 ありがとうございます。
GW明けには北海道から2台ほど来店予定です。
(1台はDSC等、もう一台はDSC等とリフレッシュプラン)
DSC等の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますので、どうぞ宜しくお願い致します。
それではHAPPY CAR LIFE!!