愛車のエアコン性能。 それが本来の性能ですか~?
前回、前々回ブログからの続きです。
リフレッシュプラン車検整備の
アルファード MNH15
18万5000km
『 カーエアコンリフレッシュα 』も
追加依頼して頂きました。 ありがとうございます。
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-330.html
当日の外気温は22℃。
暑くもなく、寒くもない小春日和。
エアコンは使わないと思われる季節ですが
カーエアコンはクーラー機能だけではなくて
除湿機能もあるのですよ。
雨の日などの湿度が高い日は
ウインドガラスが結露で曇ってしまいますよね。
オートエアコンONにしていると
視界スッキリするのは除湿しているからなんですね。
冷却性能テスト
フロント、リア Wエアコン
クールMAX 風量全開
エンジン回転数 1800rpm
もちろんドアやガラスも全開に開放します。
全閉な密室状態では
正確な判断基準には
ならないので要注意ですよ。
(本当は日陰でするのが正しいのですが、
この涼しい季節だとそんなに差は無いので外でしました。)
リフレッシュ前
エアコン吹き出し口温度 9℃
つまり22℃の空気を
9℃まで冷やす能力が
現在の状態ですね。
低高ガス圧もOK。
ドア全閉 内気循環にすれば
そりゃもっと冷えますけど~。
それでは 『冷やす能力』 が分かりづらいんです。
それでは始めますね~。
基本セツト料金に含まれている
デンゲン社製 コンプレッサーオイル缶を
エコマックスJrにセットします。
アルファードの規定充填量は
830g ±50g
デンゲンオイル缶のガス 40g
を差し引いて 800gにセットしますね。
あとはエコマックスJrが
ガスの回収、真空引き、充填などを
全自動でしてくれます。
内蔵された精密計量器で
ガス量を測定し、不足分も補充。
回収されたガスは
高性能除湿フィルターでクリーニング。
真空引き完了後
オイル缶のオイルと同時に
クリーニング済みのガスも充填。
ブザーが鳴れば充填作業完了。
規定充填ガス量 830g
回収されたガス 530g
追加充填ガス 270g
オイル缶のガス 40g
合計充填量 840g
約300g 不足していた事になりますね。
マニホールドゲージによる
ガス圧診断では『この不足分』を
正確に測定出来ないんですよね。
作業完了後
もう一度冷却性能テスト。
作業前と条件は同じで
低圧がやや下がり
吹き出し口温度も 7℃ になりました。
たかが2℃、されど2℃。
外気温が上昇すれば
もっと差がでるでしょう。
『カーエアコンガスリフレッシュα』は
ただ冷えれば良いだけの作業ではなく、
冷媒ガス不足による
コンプレッサー作動回数増加 = 燃費悪化
潤滑オイルの劣化、減少による
コンプレッサー潤滑不足 = 故障原因
を防ぐための予防整備になっています。
今回のアルファードも
冷えが悪いので施工した訳ではないのですよ。
予防整備としてリフレッシュ整備プランに含め
今回提案させて頂きました。
大阪は桜満開ですね。
短い春が終われば
もうすぐエアコンの季節になりますね~。