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北海道から大阪へ陸送入庫。 マツダ アテンザ GJ2AW    吸気系煤堆積完全除去。 DSCとATF交換とDPF洗浄!!

弊社では6年前からマツダ スカイアクティブ-Dの吸気系に堆積する煤を、ドライアイスを用いて完全除去しています。

DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
ドライアイス洗浄機を弊社が独自に開発したDSCノズル&アダプターにより、(エンジンにノーダメージで短時間に完璧に)煤を除去作業。

世界初で唯一無二。


おかげさまでクリーンディーゼルの煤堆積問題が少しずつ認知され、全国各地からご来店をいただいています。





北海道から入庫したのはマツダ アテンザ GJ2AW 走行距離19万キロ

・DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
・マルチサーブ DPF洗浄システム
・ATF交換 forNUTEC
・フューエルエレメント

こちらの作業をご依頼いただきました。


DSCやATF交換で全国各地から入庫していただいています。

北海道からの入庫も意外と多くて、フェリー&自走で来店する方もいれば、陸送での入庫もおられます。


今のところ弊社に来店していない都道府県は沖縄県だけでしょうか。
さすがに沖縄からの依頼は輸送費用のハードルが高すぎるので、実現していませんね。 問い合わせはあるんですけど・・・。




今回は往復陸送での入庫となりました。


試運転をしてライブデータを確認し、作業を始めますね。


DSCを行うためにインテーク系の部品を分解します。




エンジン シリンダヘッド側の吸気ポートを確認します。





ポート入り口には8mmほどの煤堆積。
バルブシャフト部と傘部にも煤が堆積しています。


吸気シャッターバルブにも煤が堆積し、インテークマニホールドの入り口・出口も煤が大量に堆積して吸気の障害となっていますね。




北海道だからでしょうか??19万キロ走行でこのぐらいの煤堆積は少ない方でしょうね。    本州の市街地走行が多ければもっと堆積量が多いと思います。

作業をしているとポロッとこんな煤塊が出てきました。
これがインテークバルブに挟まれば、エンジンストールするでしょうね。


DSCで完全洗浄しないなら、無暗にインテーク系の部品は分解しない方がいいですよ~。


・ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。
・熱収縮と昇華爆発力で堆積した煤を剥離。


サンド・クルミブラストのように硬いメディアの研磨力で削っているのではなく、ドライアイスの特性を利用してた洗浄方法。


柔らかいドライアイスペレットでエンジンが傷付くことはありません。


しかもドライアイスは放置すると昇華して大気に消えますので、エンジン内部での残留はゼロ。 作業後の不具合もありません。


もともとトヨタ・レクサスのガソリン直噴エンジンのインテーク系カーボン堆積を除去するために弊社が開発し整備メニュー化。

それの応用で対象車種を少しずつ増やしています。
http://minato-motors.com/dsc/


ドライアイス洗浄機にペレットを投入し、ガンにDSC専用ノズルと専用アダプターを装着します。

完全防備のマスキングをして軽くワンショットしました。




軽くワンショットでアルミ素地は見えるほどキレイになりましたね。


複雑な形状のポート内やバルブ等を完璧に洗浄するために複数あるDSC専用(ノズル・アダプター)を使い分けてキレイにしていきますよ~。



完璧なマスキング形状もノズルやアダプターや作業方法も完全非公開。
お見せ出来る範囲だけブログ公開しています。



全4気筒8ポートを洗浄完了。


バルブシャフトの裏も傘部なども全てキレイにしています。



インテークマニホールドや吸気シャッターバルブ、EGRバルブなどもキレイになりましたね。


これで新車時と同じ吸気系に戻りました。


ディーゼルなんて空気吸ってナンボのエンジンですから、空気抵抗が増えてシリンダへの吸気充填率が下がれば新車時の性能を発揮するのは難しいと思いますよ。


スカイアクティブ-Dに限っては、(効果があるのか分からないグッズ)や(意味のないパフォーマンス部品)を装着するぐらいなら、定期的にDSCの施工をオススメしています。


ガスケット等は全て純正品で交換し、オプション整備(フューエルエレメント)も交換します。



エンジンに組み立ててLLCを補充しエア抜き作業を行います。同時に劣化しやすいラジエターキャップも交換しますね。




ATFも圧送式で交換します。


フルードチェックをしてからATFチェンジャー(トルコン太郎)を装着し、まずはプレ洗浄をします。


使用するプレ洗浄フルードはNUTEC NC-RF。
全量イッキに圧送式交換をしますね。


左奥の新油と比べるとまだまだ汚れていますが、中央ビーカーの廃油と比べると少しマシになってきました。


15分ほどアイドリングタイム。


次は本命ATF ニューテックNC-65でもう一度圧送式交換します。

ニューテック史上最高峰の全化学合成ハイパフォーマンスATF
・極薄で強靭な油膜性能は市販ATFでは最強レベル。
・ローフリクション・ハイパフォーマンス
・高い耐熱性能はロングライフ化に寄与


キレイに入れ替わりましたね。
ここまでキレイになれば次回交換推奨距離は約6万キロです。

フルードクーラーを洗浄し、規定温度でレベル調整を行いました。


マルチサーブでDPF洗浄を行います。


2種類ある専用ケミカル2本とアフターケミカル1本を使用します。


ちなみにこの専用ケミカル剤はかなり高額。巷で市販されている他社製品とは一桁ぐらいは高額なんですよね。


まずは1液目のDPFクリーナーをマルチサーブに投入。
高額なケミカルなので最後まで残さず投入しました。


DPFに繋がるパイプにマルチサーブを接続して作業スタート。
液晶画面の指示通りに進めます。




次に2液目DPFフラッシュを投入。


マルチサーブ完了後は(白煙・異臭排出作業)

猛烈な白煙と異臭をマフラーから出し切ってから、試運転をして作業は完了しました。


DPFの数値も改善し作業が完了しましたので、お振込みでの精算。
スグに手配をして北海道に再陸送しました。


アフターケミカルは車両内に保管し、後日燃料給油時にタンクに注入してもらいます。  また作業中の画像もDVDにコピーして保管しました。


本日もミナト自動車ブログ(日々是好日)にお越しいただきありがとうございます。

DSC・ATF交換ともに依頼を多くいただいていますので、8月もビッシリ予約が埋まっております。


弊社でしか出来ない(DSC)や(ニューテックNC-65&NC-RFでのATF交換)の御見積・ご予約はHPお問い合わせフォームからお待ちしていますね。



スカイアクティブ-Dの本来の性能を取り戻そう!!
HAPPY CAR LIFE!!



2022年8月8日

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