車検合格が目的ですか? 愛車整備のプランニング。
少しブログの更新が遅れています。 スイマセン。
車検整備や板金塗装、
事務処理に問い合わせメール返信と
なかなか時間が無くて・・・。
まあ2月3月は繁忙期なんで仕方ないですよね~。
車検更新と同時に
過去の整備状況 や 現在の状態
そして今後の使用状況に合わせて
最適な整備プランを提案する
ミナト自動車 『リフレッシュプラン』
今回は
ホンダ オデッセイ RA6
走行距離は9万キロ です。
オーナー様との問診と
希望される整備をお聞きして
実際にお車を見ていきますね~。
排気ガステスターで
エンジン燃焼の状態をチェック。
HC(未燃焼ガス)の数値がやや多いですね。
(車検合格基準は300ppm以下)
車検合格のみが目的なら
スルーしてもいいんですが・・・・。
エアエレメントは真っ黒で
恐らく5万キロ以上は交換していないでしょう。
(過去のデーラー車検整備記録簿にも交換記載なし。)
エアエレメントはここまで汚れで詰まると
吸気時には抵抗になり燃費に大きく影響します。
しかもスロットルバルブ部が
汚れる原因にもなりますので
定期交換をオススメしますね。
次にスロットルボディと
アイドリングを調整する RACV (通称ISCV)
この二つを見ていきますね。
RA6オデッセイのように
アクセルワイヤーが有る車両は
スロットルボディの清掃は あんまり意味がありませんよ~。
アクセルワイヤーが無い
電子制御スロットルとは少し構造(役割)が違うんですね。
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-200.html
ここをキレ~イに清掃してみても
電スロのように隙間が開くことは無く
表裏がキレイになるだけなんです。
逆にRACVは汚れ(カーボン)が蓄積すると
アイドル調整のスムーズさが無くなり
エンジン回転数を調整が出来なくなるんですよ~。
RACVはスロットルボディの
さらに奥に隠れていました。
清掃しやすいように
外していきますね。
トヨタ車に多いデンソー製の
ロータリーシャッターバルブ式ですね。
シャッターバルブのスライド部に
カーボンがコビリ付いていますね~。
簡単に外せないようにしている
非分解のモーター部を
特殊工具で分解していきま~す。
(特殊ボルト = 触るな!という事みたいですね。)
シャッター軸を指で回せば
カリッ と引っ掛かりがありますね。
専用洗浄液と綿棒で
コスリ落としていきますよ。
分解をせずに
スロットルバルブの吸い込み口から
液体クリーナーをスプレーすると
シャッター軸からモーター部に
洗浄液が進入し
ショートする可能性もあります。
最悪ECUまで壊れる事もありますので
注意してくださいね~。
ゴムパッキンも交換し
元に戻していきます。
次はスパークプラグに行きますね。
消耗したオリジナルプラグを
長寿命プラグ 『NGK イリジウムMAX』 に交換。
強い火花で燃焼力がアップし
無駄なガソリン消費を抑えますよ。
アイドル初期学習をして
回転数とO2センサーもチェックしますね。
そして完全暖機後に もう一度
排気ガステストを行います。
これで本来の状態に戻りましたね。
エアエレメントが汚れて
スパークプラグが劣化し
RACVが鈍くなると
燃費だけではなく
エンジン不調の原因になるんですよ~。
『朝一のアクセルが硬い』という症状
RA6オデッセイの
アクセルワイヤーの取り回しが悪く
R がきつい所に負荷が掛かるようですね。
部品も工賃も安価なので
交換しました~。
エアコンフィルターなどもそうですが
車検合格に関係のないところも
リフレッシュプランでは
目に付かない箇所の状態も
分かりやす~く説明して
整備プランを提案しています。
予算に合わせて
柔軟な提案をしていきますので
ぜひご利用くださいね。