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トヨタ ランドクルーザープラド KZJ95 リフレッシュプラン 前編。 走行距離50万キロを目指しましょう!! ドライアイスでディーゼル煤除去作業。

本日もミナト自動車ブログにお越しいただきありがとうございます。

弊社がお勧めしているリフレッシュプラン。
何年も前から10年10万キロ以上走行した車両を、もう一度新車レベルに近づけるリフレッシュ整備を提案し続けています。


おかげさまで好評をいただいており、全国各地から続々と入庫していただいてありがとうございます。http://minato-motors.com/blog/?cat=12






その中でも入庫が多い車種はトヨタのハイエースorランドクルーザープラドでしょう。


・ハイエース系
100系・200系ハイエース・グランド、ツーリングハイエース系

・ランドクルーザープラド系クロカン
プラドとハイラックスサーフ

どちらも元々が頑丈で、走行距離20万キロオーバーの依頼車両が多いですね。

石川県からお越しいただいたのはトヨタ ランドクルーザープラド KZJ95 平成11年式 23万キロ走行


リフレッシュプランのご予約をいただきました。
ありがとうございます。


依頼内容や車両の不満点
1・走行中カタカタ異音がする。
2・パワーが落ちている感じがする。
3・段差の衝撃が吸収出来ていない。
4・普段の整備では触らない箇所を中心に整備したい。
5・入庫・引き取りは往復陸送を希望。


今回整備に掛けれる予算と預けれる日数も一緒に、メールにて教えていただきました。


1~4に関しては問題なく解消出来ますので、問題ないでしょう。


5の往復陸送は費用面は容認してもらえれば、あとはメールと電話にて詳細な打ち合わせで対応しています。

リフレッシュプラン依頼者はほぼ新規ユーザーになりますので、基本的には初対面。  また往復陸送となると一度も顔を合わせる事がないので、出来るだけTEL等にてコミュニケーションを取りたいと思っています。


そんな感じで陸送でプラドが到着し、最初に試運転を行いました。

現状を確認して、事前ホイールアライメントを測定します。

次は整備リフトに移動して、タイヤを外して下回り・足回りをチェックしながら、エンジン・ATなども点検していきます。





ユーザーさんの希望整備や点検結果から整備プランを制作し提案。

メールとTELにて整備内容を説明し、OKがもらえましたので作業を始めます。

まずはエンジン整備から紹介しますね。

普段の整備は地元ディーラーさんで行っていますので、基本的な整備は実施済み。

弊社でしか出来ないと整備となると、まずはDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)を提案しました。


クリーンディーゼル以前の従来型ディーゼルでも、走行距離が増えてくれば吸気系に煤は堆積します。

今回はアイドリング時の振動(アンバランス)が気になったので、インテークマニホールドを外して、煤除去作業を行います。

インテークマニホールドとインテークポートやバルブを確認しますね。

インテークマニホールドの中は煤まみれ。

厚み10mm程の煤が堆積しています。

エンジンヘッド側のインテークバルブ傘部ですが、4番シリンダーのバルブには大量の煤が堆積していました。


これでは吸気の流れを阻害し、4気筒の吸気バランスが乱れますよね。


弊社が独自で開発したDSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は世界初で唯一無二のオリジナル整備。
http://minato-motors.com/blog/?cat=169

ドライアイス洗浄でインテークの煤を完全除去していきます。

DSC専用ノズルとアダプターをドライアイス洗浄機にセットして、軽くテストでワンショットします。


ドライアイスペレットが直撃した箇所だけキレイになりましたね。

数種類あるノズルとアダプターを使い分けて、完璧に洗浄していきますよ~。


全4ポートを全て洗浄完了。
これで吸気の流れを阻害するものが無くなりました。


インテークマニホールドも洗浄して、再組立てしていきます。
汚れているエアエレメントも同時に交換しますね。


エンジンのコンディションがどこまで回復するかは?最後の試運転時に確認しましょうか。乞うご期待ください。

DSCでインテーク系の煤除去が終われば、次は下回り・足回りの整備に移行します。

25万キロ走行したプラドをまだまだ良い状態で走行できるようにリフレッシュ整備しますよ~。


次回ブログではランドクルーザープラド リフレッシュプランの続編を紹介しますね。 どうぞ宜しくお願い致します。



2022年5月15日

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