解説シリーズ ハイエース100系リフレッシュプラン 予約編その2。部品代の前金振込から予約入庫まで。
前回ブログ(解説シリーズ 予約編その1)の続きです。
http://minato-motors.com/blog/?p=31100
愛車ハイエースの整備予算もある程度イメージが出来て、予算も想定内だったのなら予約申し込みに進みます。
リフレッシュプランはここ数年間の傾向でみると(1カ月待ち)から(3か月待ち以上)まで予約状況は常に変動しています。
手前味噌ですが意外と好評をいただいているので、3~5台は常にで、多い時はMAXで10台ぐらいはお待ちいただいた時もあります。 つまり予約して直ぐにお預かり出来る訳では無いのですよね。
(現在の予約状況ですと、お預かり出来る時期は○○月中旬頃になりますが、それまでお待ちいただけますか?)と予約時には質問しています。
よくね。車検と同時期にリフレッシュプランを実施しよう!と思う方がおられますが、それは止めた方がいいですよ。 (だいたいお互いの時期が合わないし、そもそも車検は地元で実施してね!とお伝えしています。)
お引き受け出来る時期まで待つ事を承諾してもらえれば、少し現状の不満点や不具合点などをお聞きして、予約は完了。 こちらから連絡するまで少しお待ちいただいています。
そして入庫予定日の約1カ月前に部品代の(前金振込案内メール)が弊社から届きます。
まだ会ったことも無く、車両も診ていない初めての整備工場にお金を振込むなんて!!と思われるかと思いますが、これも理由があります。
サスペンション・ハブ・駆動シャフト系などの下回り足回りの整備は、部品点数が多いです。
入庫してから部品を発注しているようでは、とてもじゃないがスグに揃わない。
車検で実施するようなベルト・ブレーキパッド・エアエレメントなどの一般消耗品は、メーカーも在庫切れする事が無く、TEL1本でスグに入荷します。
逆にリフレッシュプランで整備するような個所の部品は、メーカーも豊富に在庫をしていないので入荷に時間が掛かります。 早くて1日・2日で入荷し、欠品バックオーダーになると1カ月以上も納期が掛かる場合もアリ。
入庫してからそんなノンビリと部品を集めていたら、工場は部品待ちの車両だらけ。スケジュールも全く組めないし、納車日も決めれない。
経験則から予算と不具合箇所や改善ポイントを予測して、事前に必要な部品は一式先行発注しています。 その為には部品代は前金でお預かりし、納車時の請求金額から前金分は差し引きしています。
イメージ的には5~6割ぐらいの予算分は部品を先行発注しておいて、残りの4割ほどは実際に車両が入庫して点検後に見積を再計算し、発注しています。
これも今まで経験があるから、どれだけの費用が掛かるかがスグに弾き出せる。 逆に今まで整備した事が無い車両の場合は、結構時間が掛かり読みずらい。
餅は餅屋と言うのは大規模な整備をするとよく当てはまるな~と思います。
指定口座に振込されたら確認後に部品を発注し、入庫予定日までしばらくお待ちくださいね。
1~2週間前ぐらいに入庫日と来店時間を決める相談をします。
・予約を申し込んだ時は(だいたい○月中旬頃入庫)
・前金振込の時は(○月何日前後から入庫かな?
)
・入庫日の1~2週間前になれば(何日の何時頃の来店)
と言う感じで徐々にスケジュールを決めていきます。
そんな感じで香川県から入庫したハイエースLH178。
次回ブログでは入庫から問診をして、試運転や点検後の整備プラン提案と概算見積の流れを紹介しますね。
それではお楽しみに!!