トヨタ ノア CVTフルード圧送式交換。 10万キロ無交換でも~。
三重県からお越し頂きました。
トヨタ ノア AZR60
後期モデル 149200km
・CVTフルードの交換
・電子制御スロットル清掃
・WAKO’S RECS レックス
の3点の整備依頼です。
ノア・ボクシー後期型CVTには
フルード調整用のレベルゲージはありませんので
ドレンボルトからフルードを抜き取り
状態をチェックしますね。
試運転とフルードチェック
これが出来ないと過走行車の
ATF / CVTF交換は難しいでしょう。
問題なければ圧送式交換を行います。
トルコン太郎の製造元では
CVT車の圧送式交換は不可。 (循環式は可。)
ですがミナト自動車では独自方法で
CVT車でも圧送式交換が
出来るようにしているんですよ~。
10万キロ以上はCVTフルード無交換のノア
純正同等油アイシン CFEx でプレ洗浄を行いました。
7割ぐらいはキレイになったのかな?
40分間のクリーニングモードから
再度CFExで圧送式交換を行いますね。
最初に抜き取った旧フルードと比べれば
どれだけキレイに交換されたか
分かりやすいですね~。
フルード交換できれば一度冷却して
規定温度でレベル調整。
スキャンツール『G-SCAN』を使用して
素早く調整していきます。
フルード多すぎ、少なすぎは不具合の原因になりますよ~。
メールでの予約時からお聞きしていた
冷間始動時のアイドリング不調。
恐らく長い間、スロットルボディの清掃をしていなかったのでしょう。
バルブの隙間が埋まるほど
カーボンの蓄積がありました。
あまりにも蓄積が多いと、始動不良になる場合もありますよ~。
電スロのモーター部に洗浄剤が混入すると
ショートを起こしECUまで壊れます。
ケバの出ないペーパーウエスに
WAKO’Sの専用洗浄剤を染み込ませ
慎重にコビリついたカーボンを溶かしていきますね。
あまりにもカーボン蓄積量が多いので
大幅なFB学習値のマイナス補正が掛かっていますね。
エンジンECUと電スロの初期化をして
再学習させてあげれば
アイドリングは正常に戻りましたよ~。
最後にWAKO’S RECS レックスを施工。
http://minato-motors.com/blog/blog-entry-237.html
トヨタ の1AZ-FSE 直噴エンジンは
インテークに気流制御弁がありますので
RECSを施工するときは
『G-SCAN』のアクティブテストで
SCV VSVを開閉操作をします。
これをしないとインテークバルブ片側しか
洗浄出来ませんので注意が必要ですね。
全作業時間は約5時間。
今回オーナー様は
天保山にある海遊館にお出かけされました。
ミナト自動車からですと車で約40分ほどです。
代車をお貸ししますので
大阪観光ついでにご利用くださいね。