マツダ アテンザ スカイアクティブD 煤除去作業。 DSCドライアイスショットカーボンクリーニングは最短日帰り対応可能。 エンジン警告灯点灯放置は要注意!!
本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に、
お越しいただきありがとうございます。
某県からお越しいただいたのは、
マツダ アテンザ GJ2FP
スカイアクティブーディーゼルの煤蓄積完全除去。
DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)
で入庫していただきました。
去年12月にエンジン警告灯が点灯してディーラーに入庫。
(その時はとりあえずリセットして様子を見ようと。)
数か月後に再びエンジン警告灯が点灯し、
前回点灯時と同じようにエラーコードのみをクリア。
その時にディーラーさんでは
(煤が蓄積している可能性がある)ので、
5月の車検時にと分解清掃の提案があったそうです。
そこでネットにてイロイロ調べた結果、
弊社のブログに辿り着き、
今回依頼をしていただいたようです。
こんな話のパターンでの作業依頼が、
最近非常に多いですね。
入庫していただいて作業の説明をして、
試運転後にDSCの作業を始めます。
インテークマニホールドを外して、
シリンダヘッドの吸気ポートを確認するのですが、
御覧のようにボンネットを開けただけでは、
インテークマニホールドはほぼ見えない。
いろんな部品やハーネス等が覆いかぶさっているので、
順番に部品を分解していきます。
するといきなりEGRバルブの配線カプラーの爪が、
割れた状態のままで差し込んでいました。
おそらく以前に誰かが作業した時に、
硬化したカプラーを破損させたんでしょうね。
爪が割れた状態で放置すると、
走行中に外れる可能性があるので危険ですよね。
純正ではこのカプラー部品だけの供給はありません。
ですが弊社ではSKY-2.2Dの作業を最短日帰りで行っているので、
このような場合でも部品をバックアップをしています。
カプラー品番を調べて、補修用カプラーに交換します。
(配線を入れ替えて無事カプラー復旧完了。)
カプラーを修復しながら、
吸気系の部品は分解しインテークマニホールドが外れました。
インテークマニホールドから、
吸気シャッターバルブをパカッと分解。
結構ぶ厚めの煤が溜まっていました。
インテークマニホールドの入り口を見てみます。
吸気入り口の約半分が煤で塞がっていますね。
(これでは過給新気は入らない。)
またEGR導入用パイプも詰まってるので、
EGRが導入出来ないのですよね。
煤が出てくるEGRパイプが詰まっているので、
必然的に下流のインマニ出口には煤の蓄積は少なめ。
エンジンシリンダヘッド側の吸気ポートも確認します。
こちらはそこまで酷い状態ではありませんが、
奥にあるインテークバルブの傘部には、
大量の煤が固着していました。
SKY-2.2Dの煤蓄積パターンは、
弊社が調べた限りでは4パターン。
(メンテ歴や乗り方により変わります。)
煤が蓄積すると本来のSKY-2.2Dの性能は発揮出来ないですよ~。
ドライアイス粒を圧縮空気で高速噴射。
(熱収縮と昇華爆発力)
ドライアイスの特性を利用した
エンジンに優しい洗浄方法が出来るドライアイス洗浄機。
軽くワンショットでこんな感じになります。
数種類あるDSC特殊ノズルとアダプターを組み合わせて、
バルブとポート内部を完璧に除去しますね。
特にインテークバルブ傘部にある強固な煤塊は、
念入りにショットし除去しました。
4気筒8ポートを全て除去完了。
燃焼室に煤が入らないように、
圧縮上死点にセットして1気筒ずつ作業をしています。
最近施工数が急増中のDSCオプション整備。
(水冷EGRクーラー 再生洗浄)
2mm角の穴が無数に空いているEGRクーラー内部で、
煤が詰まってエンジン警告灯が点灯する事例も、
最近多くなってきました。
80%ぐらいの蓄積度であれば内部特殊洗浄で、
問題なく煤除去は可能です。
ただ稀に完全に詰まっている場合もありますので、
ある程度洗浄して(コレ無理)と判断した時には、
洗浄を諦めて新品EGRクーラーでの交換をしています。
(もちろんこちらもバックアップ在庫しています。)
今回は完璧に洗浄が出来ましたので、
無事再生が出来ました。
後日ディーラーさんでEGRクーラーのみ交換するよりも、
費用は半額ぐらいで収まると思いますよ。
(DSC時に同時作業なら)
(ディーラーさんでEGRクーラーのみ交換すると結構高額なんですよね。)
洗浄したインテークマニホールドや各バルブ類を、
新品ガスケットを使用して組み立てますね。
部品を組み立てて、
LLCを補充しエア抜き作業。
定番のラジエターキャップ気密不良が多いSKY-D。
(こちらも純正キャップをバックアップ在庫しています。)
ラジエターキャップが悪いと、
夏場にオーバーヒートしますよ~。
エラーコードを消去して再学習と初期化作業。
さらにその他のマル秘作業を実施し、
試運転をしてから納車となりました。
これでトルクフルなアテンザに戻りましたね~。
マツダ SKY-2.2DへのDSC作業は基本的には1泊2日のお預かり。
(朝9時半入庫・翌日午前中納車がスタンダード)
ですが要望があれば別途最短日帰りでも対応可能です。
もちろんEGRクーラー洗浄やATF交換等を含めても、
最短特急日帰り納車もOKです。
DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は、
唯一無二の弊社オリジナル整備。
何年も掛けて改良に改良を重ねて、
(安全に確実に短時間に)作業完了し納車しています。
この数年間でモノ凄い台数のDSC作業を施工していますが、
ブログで公開するSKY-D DSC作業実績はほんの一部。
http://minato-motors.com/blog/?cat=192
(あまりにも台数が多いので、
全ての作業をブログアップする事は難しいのです。)
マツダSKY-Dの煤除去作業DSCのご依頼は、
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。
どうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!