1. TOP
  2. ミナトBLOG

栃木県からCX-5 ATF完全圧送式交換 & DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

マツダ スカイアクティブーディーゼルの定番整備

・NUTECによるATF完全圧送式交換

・DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

 

 

弊社が自社で開発したオリジナル整備を

このブログで提案させていただいています。

 

 

sIMG_3865

 

今回の入庫車両は栃木県からお越しいただいた、

マツダ CX-5 KE2FW 97000km

 

 

まずはATF交換から始めますね。

 

 

入庫してから問診をして

ATF交換等の説明をさせていただいています。

 

そこから試運転をしてATFの状態をチェックし、

交換の可否を診断しています。

 

 

 

sIMG_3834

 

そこから密封式6速ATに弊社がオリジナルで制作した

車種専用アダプターを接続して交換作業が始まるのです。

 

 

 

 

今回使用するのはニューテック最高峰のATF

NUTEC NC-65 全化学合成ATF(エステル系)

 

 

その性能を存分に発揮させるために、

ニューテックさんに依頼して開発されたリンシングフルードを

プレ洗浄油として使用します。

 

 

NUTEC リンシングフルード NC-RF(仮名)

http://minato-motors.com/blog/?p=17434

 

s-IMG_0916

 

 

NC-RFで全量イッキに圧送式で交換し、

プレ洗浄を行いますね。

 

 

sIMG_3837 sIMG_3839 sIMG_3840 sIMG_3843 sIMG_3845 sIMG_3846

 

 

やや濁り程度ですが結構キレイになりました。

 

 

このまま15分アイドリングタイム。

この後に本命ATFを使用してもう一度交換します。

 

 

sIMG_3849

 

 

NUTEC NC-65は元々輸入車の

大排気量・多段AT車用に開発されました。

 

大排気量・高トルクのエンジン出力を受け止めても、

十分耐えれるだけのATF油膜性能を確保するために、

最高の素材を贅沢に使用して開発されたと聞いています。

 

 

( ローフリクション・ハイパフォーマンス)

おそらく市販ATFでは最強の油膜性能でしょう。

 

 

sIMG_3850

 

ATFチェンジャーのNC-RFとNC-65を入れ替えて、

もう一度圧送式で交換しますね。

 

sIMG_3852 sIMG_3856 sIMG_3858 sIMG_3861 sIMG_3862 sIMG_3863

 

キレイに入れ替わりましたね。

 

ATFクーラーを洗浄してから、

規定温度でフルードレベル調整を行いました。

 

 

 

SKY-Dr6速ATのATFをかなりの台数交換してきましたが、

NC-RF&NC-65の組み合わせは好評をいただいており、

弊社も自信をもってオススメしています。

 

 

 

 

 

sIMG_3762

 

 

次はDSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

SKY-D 2.2Dの吸気系に蓄積する煤除去作業。

 

 

こちらも弊社オリジナルの整備メニュー(DSC)

(商標登録は取得済み)

 

 

sIMG_3769 sIMG_3771

 

エンジンから吸気系・EGR系の部品を外していきます。

 

sIMG_3772 sIMG_3773

 

インテークマニホールドから

吸気シャッターバルブをパカッと外すと・・・。

 

sIMG_3775 sIMG_3776 sIMG_3778

 

 

インテークマニホールド入り口の経路が、

半分以上狭くなっていますね。

 

 

これでは吸気抵抗が多く発生し、

エンジンのフィーリングも低下するでしょうね。

 

 

sIMG_3783

 

エンジンヘッド側も確認します。

 

sIMG_3784 sIMG_3785 sIMG_3786 sIMG_3787 sIMG_3788 sIMG_3790

 

 

エンジンヘッド側のインテークポートは、

それほど酷い状態ではなかったのですが・・・。

 

 

4番気筒の右側インテークポートの奥を確認すると、

こんな感じになっていました。

 

sIMG_3791 sIMG_3793

 

 

 

光を当てて他のポートと比べてみます。

 

sIMG_3794 sIMG_3795

 

 

このポートのインテークバルブに

煤が異常に付着していました。

 

おそらくバルブシートの密着不良でしょう。

 

 

現在進行形なのか?

以前に密着不良があったのか?は不明ですが、

1気筒に2つある吸気バルブの1つが、

煤が詰まり過ぎて使えていない状態ですね。

 

 

sIMG_3798 sIMG_3805

 

 

ドライアイスペレットを圧縮空気で高速噴射。

 

 

次世代洗浄方法のドライアイス洗浄機を使用して、

複雑な形状のポート・バルブを洗浄していきます。

 

kkkk

sIMG_3806

 

米粒ほどの大きさで、柔らかいドライアイスペレット。

 

 

(エンジンにノーダメージで完璧に短時間に。)

こんなDSCキャッチコピーでエンジン内部の洗浄しています。

 

 

 

昇華爆発力と熱収縮

ドライアイスの特性を利用した洗浄方法。

 

sIMG_3800 sIMG_3801 sIMG_3803 sIMG_3804

 

 

軽くワンショットで素地のアルミがはっきり見えましたね。

 

 

数種類ある自社開発のDSC専用ノズル&アダプターを、

使用箇所に合わせて使い分け。

 

 

ポート全周や奥になるバルブ傘部の固着した煤も、

根こそぎ除去洗浄していきますね。

 

sIMG_3821 sIMG_3822 sIMG_3823 sIMG_3825 sIMG_3826 sIMG_3827

sIMG_3820

 

4気筒8ポート全てキレイに除去完了。

 

奥にあるバルブ傘部やシャフト裏も完全に除去しています。

 

sIMG_3810 sIMG_3814 sIMG_3815 sIMG_3816

 

インテークマニホールドも完璧にキレイになりましたね。

 

 

sIMG_3778 sIMG_3816 sIMG_3808 sIMG_3811 sIMG_3809 sIMG_3812 sIMG_3775 sIMG_3813

 

 

空気を吸ってナンボのディーゼルエンジン。

 

このビフォーアフター画像を見て煤が溜まっていても、

性能低下は無いと思う方はいないでしょう。

 

 

DSC施工後はいつも使用しているユーザーさんなら、

違いがすぐに分かるでしょう。

 

s-スワール

 

 

吸気抵抗を最小限化し、吸気充填量を高める事で、

ディーゼルエンジンのポテンシャルを高めている。

 

 

それを阻害する煤蓄積があれば、

本来の性能は発揮出来ないですよ~とお伝えしています。

 

 

sIMG_3767 sIMG_3768 sIMG_3830 sIMG_3832

 

オプション整備のインタークーラー洗浄で、

内部に溜まるブローバイオイルを排出・洗浄しました。

 

 

またラジエターキャップの劣化による

冷却ラインの気密漏れがありましたので、

純正キャップに交換しました。

 

 

 

こんな感じで作業している弊社のATF交換&DSC。

(ブログで公開出来るのはここまで。)

 

企業秘密の部分が多すぎて、

どちらの作業も完全非公開で行っています。

 

 

 

 

その代わりに作業内容は画像に収めて、

納車時にお見せしています。

 

また必要な方には画像をお渡ししています。

 

 

 

ネット社会ですから全てをオープンにする事も難しく、

画像と作業後の説明などでご理解をいただいています。

 

sIMG_7233 sIMG_6868

 

先日も北は北海道 南は九州から

DSC等のご依頼で多く来店していただいています。

 

 

福岡県からのアクセラ2.2DXは猛烈に煤が蓄積しており、

DPF再生距離や燃費が大幅に低下していたので、

貴重な作業後のレビューもいただきました。

 

近いうちに詳細をブログアップをしたいと思っているのですが、

なかなか執筆する時間が無いんですよね~。

 

 

s-IMG_0007

 

 

ATF交換、DSCのご依頼・ご予約は、

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

HAPPY CAR LIFE!!

 

 

 

 

2019年9月1日

このページのトップへ