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茨城県から2往復。 マツダCX-5 ATF圧送式交換。  アレを除去すればそりゃ~ビックリするでしょうね~。

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マツダ アテンザ・CX-5・アクセラの

スカイアクティブ・ディーゼル2.2D

 

 

それに搭載されるSky-Dr密封式6速ATは

通常方法ではATFの圧送式交換は出来ません。

 

 

ですが弊社オリジナルのアダプターを接続すれば、

出来ないものが可能になり、

交換効率の高い圧送式交換が出来るのです。

 

 

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茨城県からお越し頂いたのはマツダCX-5。

 

KE2AW 走行距離17万キロ

(実は今回で2回目の入庫です。)

 

 

 

 

 

 

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弊社では自動車に使われる油脂類は、

基本的に消耗品だとお伝えしています。

 

 

エンジンオイルから始まり、

デフオイルやブレーキフルード。

 

LLCも使用すれば劣化しますし、

グリスも粘度が低下して油膜確保が難しくなる。

 

 

使用箇所や酷使度・走行距離などによって、

各オイル等の交換サイクルは変わりますが、

劣化もせず交換も不要な油脂類は無いと思いますよ。

 

 

 

 

ATF交換があまりメジャーな整備ではないのは、

交換の難易度が高過ぎるからか?

 

(交換難易度が高い=交換しなくても良い)と誤解があるのが

最近の自動車整備事情のような気がします。

 

 

(それに逆らうように年間百台以上はATF交換をしています。)

 

 

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茨城県から大阪府堺市へ

朝一で入庫して頂きました。

 

まずは問診をしますね。

 

そこから試運転をしてリフトアップし、

ATFの状態をチェックして交換作業に進みます。

 

 

 

高価な本命ATFを使用する前に、

まずはプレ洗浄。

 

汚れて劣化しきったATFをイッキに入れ替えて、

AT内部をクリーニングしますね。

 

 

 

 

 

使用するATFはSky-D専用のプレ洗浄ATF。

(銘柄は企業秘密の非公開)

(マツダFZに対応している高品質なATF。)

 

 

 

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専用アダプターを接続し

規定容量分を全量圧送式交換をすれば

ココまでキレイになりました。

 

 

 

左奥に見えるのが新油モニター。(透明赤色)

中央ビーカーが劣化した廃ATF。(真っ黒)

 

右手前がクリーニングモニターで、

プレ洗浄後のATF状態です。(やや濁り気味)

 

 

新油と比べるとまだまだですが、

廃油と比べるとかなりマシになりましたね。

 

 

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走行距離17万キロでこの程度の汚れは、

10万キロ時にディーラーさんで

少量のATF交換をしているからかな?

 

 

しないよりか?は、した方がまだマシでしょう。

 

 

 

 

このまま20分ほどアイドリングで待機します。

 

 

 

 

 

 

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本命に使用するATFは

NUTEC ニューテック『NC-65』

 

全化学合成ATF(エステル系)

 

 

 

純正ATFよりも遥かに高額なATFですが、

一度使用するとリピート率高し。

 

 

ベースオイルには高価なエステル系基油を使用し、

微細化されたオイル分子構造がローフリクションに貢献。

 

均一で極薄・強靭な油膜性能は、

高負荷を掛け続けてもそんな簡単には劣化しません。

 

 

 

おそらく市販ATFでは

最強レベルのハイパフォーマンスATFだと思いますよ~。

 

 

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NC-65を使用したサーキット走行車両も

ATF交換をさせて頂いていますが、

走行中の上昇するATF油温と交換時のATFチェックを見る限り、

かなり耐熱性は高いと思います。

(レクサスIS-F IS350 IS250など)

 

 

ストリート走行レベルの負荷ではなかなか劣化しないので、

結果的には長く使用出来て経済的なんですよ~。

 

 

 

 

 

プレ洗浄油からNC-65に入れ替えて、

もう一度全量圧送式で交換します。

 

 

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キレイに入れ替わりましたね~。

 

ここまでキレイになれば、

次回交換推奨距離は6万キロとお伝えしています。

 

 

 

注意

NC-65は薄緑色のため色味が弱いです。

プレ洗浄油の赤色に干渉されますので、

色まではキレイに入れ替わりません。

 

 

 

 

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1ヶ月前の9月上旬 1回目の入庫時は、

DSC(ドライアイス・ショット・カーボンクリーニング)

を作業させて頂きました。

http://minato-motors.com/blog/?cat=192

 

 

(作業した車両を全てブログにアップしていない)

(作業台数が多すぎる為このCX-5も未掲載でした。)

 

 

 

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DSC後の効果に非常に満足して頂けたようで、

今回はATF交換のために2回目の入庫となったそうです。

 

 

 

 

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こんな状態では本来のSKY-D2.2の性能は

発揮できないでしょう。

 

 

 

これもATF交換と同様で

作業難易度があまりにも高すぎるため

そんな作業(DSC)などしなくても良いとなっている

典型的な例でしょう。

 

 

 

ディーゼルなんて

空気を吸ってナンボのエンジンですから。

 

吸気系統をここまでキレイにすれば、

違いはスグに分かると思いますよ~。

 

 

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DSCを作業してから

ATF交換の後日依頼が増えてきましたね。

 

非ディーラー整備工場の弊社が薦めるDSCをした後に、

ATF交換を後日依頼されるのはチョット嬉しい。

 

どちらもメーカー・ディーラー非公認作業。

 

お客様に認められた感がありますし、

DSCを開発して良かったなぁ~と感無量。

 

 

 

 

(もちろんDSC&ATF交換の同時依頼も多いですけど。)

 

 

 

 

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弊社の全入庫車両の90%は他府県ナンバーで、

その内の50%は関西圏以外になります。

 

 

 

 

 

茨城県水戸市から堺市までは約620km

ノンストップで走行しても8時間は掛かるでしょう。

 

交通費だけでも

かなりの額にはなるのではないでしょうか?

 

 

 

 

それを2往復で来て頂いたのは、

非常に有り難く感謝しております。

 

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今回はATF交換のみなのでお昼過ぎには作業を完了し、

大阪観光をされてお帰りになられました。

 

お気を付けてお帰りください。

 

 

 

 

 

本日もミナト自動車ブログ 日々是好日に

お越し頂きありがとうございます。

 

Sky-D 2.2へのDSC作業は

基本的には一泊二日のお預かり。

(ただし条件付で特急日帰り作業も対応可能)

 

ATF交換のみなら約4時間で完了しますので、

朝入庫であれば日帰りにてお返し出来ますよ~。

 

 

 

 

 

ATF交換・DSCの御見積・ご予約は

HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

Happy Car Life!!

 

 

 

 

2017年10月24日

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