大阪からはホンダ エリシオンにリフレッシュプラン。 中古車購入後の整備方法。
大阪府北部からお越し頂いたのは
ホンダ エリシオン RR1
19年式 98000km
ユーザーさんが希望する整備と
点検結果から弊社が推奨する整備。
予算に合わせたオススメ整備プラン
で愛車を再生させる
リフレッシュプランのご依頼です。
メールからのご相談では最近に中古購入されたようで、
本格的な整備してから使用予定だそうです。
中古車購入時の納車整備では、
少し心許ないと思われる方はどうぞご相談くださいね。
問診から始めると
お仕事メインでの使用予定で・・・・。
年間走行距離も多く、主に高速道路の移動が中心。
試運転をしてから排気ガステストで、
エンジン燃焼状態をチェック。
排気ガスは非常に良好でした。
スキャンツールを接続し、
エラーコードはもちろんですが
各ライブデータもチェックします。
最新ハンター社ホークアイ アライメントテスターで測定して
サスペンション関係の劣化度も判定します。
リフトアップしてタイヤを外し、
エンジン・ミッション・足回りなどなど。
点検してから整備プランの見積りを制作。
お客様と協議・相談をして
プラン内容を決定します。
年間走行距離が4万キロだとお聞きしたので、
スパークプラグ交換 と スロットル&ISCV清掃。
超寿命高性能プラグの『NGKイリジウムMAX』
劣化したプラグを使い続けると、
イグニッションコイルが負担が増えますよ~。
エンジン回転数の安定化に
スロットルボディのISCVを分解清掃。
予防整備も重要ですね。
エアエレメントも同時に交換しますね。
他社にて車検に合格したばかりだそうですが、
リア スタビリンクロッドのブーツ破損。
車検不合格のはずなので、今回交換しておきます。
(弊社のチェックは厳しいですよ~。)
リアのアライメント数値は大幅なトゥアウト。
片減り変磨耗が酷く、タイヤはNGです。
純正17インチから
純正インチアップホイールの18インチに交換して、
トーヨー トランパスMPZ に装着しました。
フロントサスペンションアームのブュシュが劣化
キャンバー・キャスターを決める重要な部品です。
ブッシュ交換ではなく
左右アームASSYで交換しました。
異音が発生しやすい
右ドライブシャフトの中間ベアリング。
サスアームと同時に交換した方が作業重複度が高いので、
予防整備で交換します。
ATF交換も行いますね~。
アイシンAFW+でまずはプレ洗浄し
本命ATFを使用する前に、AT内部をクリーニング。
オイルパン構造の無いホンダ社ATは、
汚れを蓄積させないのが重要ですね。
本命ATFにはNUTEC ニューテック 『ZZ51改』
全化学合成ハイパフォーマンスATF (エステル系)
高温・高回転・高負荷時にも耐えられ、
高い油膜性能を発揮します。
ハイエンドATFのNC-65が低粘度仕様なら、
ZZ51改は標準粘度のセッティングです。
ちなみに車両重量2t近いエリシオンは、
ATFの負担は非常に大きいのですよ~。
ここまでキレイになれば
次回推奨交換時期は5万キロ以上。
全化学合成ATFを使用しての全量交換は、
高性能が長く続くロングライフ化。
頻繁に交換しないATFには有効ですね。
LLCも全量圧送式交換。
ホンダ 青スーパーLLC用のラジエターリフレッシャーで、
エンジン・ラジエター・ヒータコアのLLCを交換しました。
エアコン冷媒ガスをリフレッシュ。
デンゲン社エコマックスJrで、
全量回収再生充填します。
規定充填量より150g少なかったですね。
全回収で真空引きし
規定量((725g ±25g)まで再チャージ。
最後に試運転をしてから、アライメントを再測定。
リア側の車体下に潜り込み、
リモコンの数値を見ながら調整します。
それが終わればフロント側の調整。
直進安定性重視でタイヤに優しい
アライメント数値に調整しました。
高速道路走行が楽になると思いますよ~。
次回の整備機会には
ショックアブソーバーのリフレッシュもお話しました。
弊社のリフレッシュプランには、
トータルアライメント測定・調整は含まれています。
まずは入庫時に1回目の測定。
この時の(アライメント数値) と
(足回りの点検)から車両コンディションを診断し、
総合的な整備プランを決めています。
足回り関係の作業が完了したら、2回目の測定&調整。
『何が悪くて ・ 何を整備して ・ どうなったか。』
こうする事によって入庫前と納車時の違いが
数値で分かりますよね。
排気ガステスター・バッテリーアナライザー。
スキャンツール・アライメントテスターなどなど。
これらの測定器はアナライザーとして活用し、
最適な整備プランを提案。
その為にはアライメントは2回測定する必要があるのですね。
そして測定スピード&精度が非常に良い
ハンター社ホークアイ WA470は弊社の武器になってくれるでしょう。
新車から使用しているが、
そろそろ本格的な整備をしてリフレッシュしたい。
中古車購入で整備暦が分からないため、
リフレッシュ整備をしてこれから使用したい。
そんな方には提案型整備『リフレッシュプラン』を
どうぞご利用くださいね~。
それではHappy Car Life!!