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普段はクロックス。 重整備は安全靴。

乗用車はほとんどがATになり
マニュアルクラッチは極少数になりましたが
トラックなどはまだまだMTの方が多いんですよ。
今日は軽トラックの
ミッションクラッチ オーバーホール
軽トラのFRミッションは
かなり小さいので
ミッションジャッキを使わず
一人人力で外しました。
外すのは簡単ですが
付ける時に手間取ると
腕がプルップル震えます。 (ビミョーに重い。)
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クラッチディスク、カバー、ベアリングを
新品に交換しミッションオイルも交換。
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この手の作業は大型車になるほど
部品点数が増えていき
ツライのが部品自体が重たくなります
過去に2t車のフライホイールを足に
落とした経験があるので
それ以来
重整備をする時は
安全靴(鉄板入り)は履くようにしているんです。

もう12月
坊主も走ると言う
師走ですね。
天気はドンヨリした
ビミョーな一日です。
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大阪南部ではあまりスタッドレスタイヤを
使うほど雪は降らないのですが
他府県からの通勤や
仕事の関係で
少ないですがオーダーはあるんです。
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新品のスタッドレスタイヤはやわらかくて
雪道でも良く止まりそうですね。
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この冬は雪が積もるほど
寒くなるんでしょうかね?
予報では例年より寒いらしいですが。 当たるんかな。

叩けば直る!!   そんなもんよ機械なんて。

ドアのガラスが
運転席以外すべて動かなくなった
とお客様から電話で相談が。
いきなり動かなくなったのですか?と尋ねてみると
気が付いたら動かなかったそうです。
とりあえず運転席側は動いているので
ヒューズ切れではなさそうですね。
少し考えて気になることが
『運転席のドアにパワーウインド集中スイッチが
 あると思いますけど、
 窓枠にペケXのマークを押してから
 スイッチ作動してみてください。』
『あっ助手席だけ動いた!!    でも後は動かない。』
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丸印のボタンを押して
とりあえず助手席側はクリアしたみたいですね。
(国産車には大抵このスイッチあるはずなんやけど、認知度がイマイチやな。)
となると、リア両側は
モーターか?スイッチか? どちらかの不良かと。
これ以上は電話だけの対応では限界があったので
後日入庫していただきました。
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現車を観察してみると
やはりリア両側ドアガラスが動かないので
内張りを外し、モーターに電源が来ているかをチェック
スイッチの上下に合わせてモーター手前まで電源は有り。
となるとモーターの不良です。
しかし左右順番に壊れるのも変だしなぁ?
念のためモーター部を
軽くハンマーで叩きながら
ガラスを揺すってみると
ガチャ、ウィーン。 動きました。
反対側も同じ様にすると
こちらも復活。

(ビニールシートを外して矢印の部分にレギュレターモーターが有ります。)
恐らく長~い間、ガラスの開閉をしなかったのでしょう。
丁度モーターブラシ部分が接触が悪く
通電していなかったみたいですね。
左右のガラスレギュレターモーターを交換すると
部品代だけでも2万円ぐらいはするので
とりあえずこれで様子を見てくださいね
とお伝えしました。
使わない機能は、存在すら忘れられ
機能も使わなければ、それはそれで故障してしまう。
便利なのか?  不便なのか?
まぁ~機械ってそんなもんでしょうね。

自己満足ですが視認化してみました。

車検整備での
ラジエーターの冷却水(LLC)
の交換中です。
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ラジエーターリフレッシャー
アッパーホースに接続して
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LLCの交換で
ビフォーアフターが
分かりやすいように
クリアホースをつけて
視認化にしてみました。(以前はメッシュホースで見えずらかったんです。)
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四年間無交換の車両で
左のホースが回収中
右が再生後LLCを注入してます。
一概に色だけで良否判定はしませんが (リフレッシャーでは色と成分も再生しています。)
キレイになっていくのが
分かるので交換しがいがありますね。
お客様に見せる為ではなく
ささやかな自己満足ですが。

こういう時に点検記録簿が役に立つんですよ。  定期点検してますか~!!

お客様から
ブレーキを踏むと
ガーっと音がするとのTELが。
事情を詳しく聞いてみて
最初に思いつくのが
おそらくブレーキパッドが無くなり
ローターを削っている音かなぁ~と。
代車を用意して
待ち合わせ場所に引き取り行くのですが
その前に
前回車検時の
ブレーキパッドの残量を
記録簿でチェックしました。
7ヶ月前で残量が6.5ミリ
新品から70%ぐらいパッドが
残っているので
    フロントパッド4枚とも同じ位減っていれば
    ブレーキの踏みすぎ。
    フロントパッドの数枚のみ減っていれば
    ブレーキキャリパーの固着。
と考えながら現場に到着。
夜も遅く、暗いので確認は明日の工場で見ることに。
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結果はブレーキの踏みすぎでした。(4枚ともほとんど残量無し)
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過去2回の車検点検から
あまりにもブレーキ磨耗が激しいので
問診してみたところ
どうやら時々山越えルートで
通勤しているみたいですね。
深く傷の付いたローターは
研磨をすると限度厚みを超えてしまうので新品に交換。
キャラバンのブレーキローターは
乗用車みたいに簡単には外れないのよね~。
ハブASSYごとスライドハンマーで引き出して
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が!なかなか外れない。
スラハンも一回り大きいのに交換して
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ここまでくれば、あとは簡単。
ローターとパッドを交換して
試運転で強めのブレーキングでも
片効きしないので作業完了。
下り坂でエンジンブレーキを
使用していたみたいですが
かなり急でスピードが出る道なので
ODオフだけではなく
セカンドまで落とした方が良いかもとアドバイス。
以上E25 キャラバン Frブレーキローター交換でした。