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キューブのレベルゲージガイド折れ   

いつもお世話になっている
お客様からのお電話がありました。
『カー用品店でオイル交換を依頼したらレベルゲージが壊れていて交換出来ない』
と言われたそうです。
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『レベルゲージがスポッと抜けて・・・・ダメみたい』
と言われても状況が把握出来なかったので
すぐに引き取りにいきました。
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確認するとレベルゲージを差し込む
ガイドパイプが折れていて
プラプラな状態。
これではオイルの量を確認出来ないですね。
折れた根元部分は完全に隠れていて見えないので
代車を置いて回収しました。
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部品発注後に
周辺の部品を外していくと
根元部分が見えてきました。
ガイドパイプの溶接部分から
スパッとキレイに折れていますね。
(金属疲労かな?)
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新しい部品は対策変更され
品番も変更されていました。
おそらくよく折れるのでしょうね。
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ゲージ、パイプ両方とも
少し短くなっており
テコの原理から見ると
折れにくくなったのかな~。
(あんまり変わらないような気がしますね。)
新しいレベルゲージの
ガイドパイプを軽く揺らすと
根元部分一点に負荷が掛かっているようで
構造上の不具合かな?
2ヵ所で固定するようにすれば良いのにね。

トルコン太郎でNUTEC ATF交換      交換効率がウリです。

11月に入り急に寒くなりました。
いかがお過ごしですか?
今年もあと2ヵ月をきりましたね。
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兵庫県姫路市 からお越しの

エブリィワゴン ターボ DA64 54000km

ATF交換のお問い合わせを頂き
予定を合わせて入庫されました。
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過去にオイルパンからのドレンアウトで
交換されたようですが
1.5ℓ ほどしか抜けなかったようです。
今回はNUTEC ZZ51改を
入れる予定なので
まずはアイシンAFWプラスで内部洗浄しますね。
ダブル交換式の方が経済的でオススメですよ。
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トルコン太郎での圧送式交換は
非常に交換効率が高く
総容量5.5ℓのATに
6ℓのATFを使用すると
ここまでキレイになるんですよ。
金属メッシュフィルターがはっきり見えますね。
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次にエステル系100%化学合成油
NUTEC ZZ51改 を 入れていきますね。
軽自動車にハイパフォーマンスATFを
使用するのは実は大正解なんですよ。
乗用車に比べて
高回転数でエンジンを回し
トルクを稼ぐのが主流です。
するとAT内のコンバーターも高速で回しますよね。
当然攪拌されて高温になるのですが
その割にはATF総容量が乗用車の半分しかなく
ATFの洗浄負担、熱劣化は大変大きいと思いますよ。
仕事量が多いのに ATF総容量が少ない と思っていただけたらOKです。
それではZZ51改で交換スタート
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5.5ℓ を注入交換して
ATFクーラーも洗浄し
0.5ℓ でレベル調整。
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入庫時にはATFの量が多すぎて
アッパーラインよりオーバーしていましたが
今回は適切な温度条件でキチンと合わしましたよ。
多すぎ少なすぎもNGです。
ATF交換をお考えの方
ぜひミナト自動車にご相談ください。
ホームページのお問い合わせメールをご利用くださいね。

ATF交換ってどう?

大変多くのお客様に支持を頂いている
ミナト自動車式ATF交換。
低走行の高年式車から
車齢20年以上や
20万キロオーバーお車などなど
いろんなお車を作業させて頂いて
たくさんのオーナー様とお話する事があります。    ありがとうございます。
よく言われるのが
『ATFは交換しないといけないの?』

というご質問。
大変多いです。  
そこで分かりやすく簡単に説明したいと思います。 
 
注意  一整備士の考えなので 『違うな!』っと思いましたら
     以下の文は軽くスルーしてくださいね。
ATFの交換理由  その1      『スラッジのリセット。 』
AT内部のギアや多板クラッチから発生する磨耗粉
金属のような硬い物が触れ合う以上
極微量ですが少~しずつ出てしまいます。
それをATFが抱え込みますが
抱え込めないほど増えると
底に沈み、オイルパンに溜まります。
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身近で例えるなら
ビーカーに水を入れ
攪拌しながら
を少しずつ入れていきます。
当然溶けていき
食塩水になるのですが
ある一定の量まで入れると
溶ける事無く
底に沈みだします。  (飽和状態ですね。)
その後も入れ続けると
底にどんどん蓄積しますよね~。
これはATF でも同じなんですよ。
しかも
ATFの中に抱え込まれた
スラッジが 多くなれば
パルブボディ内のバルブ作動部で
潤滑低下を起こし
ソレノイドに負担を掛けます。        (ほんの少しだけです。)
または放熱性が悪くなり
新油の時と比べて
慢性的な微高油温状態になります。    (あくまでも少しだけです。 )
少しずつですが
どちらも機械にとって良い状態ではないんですよね。
そこで
ATFを全量交換してリセットしてあげれば
ATの負担が減り、故障リスクも減ると。
これはATF交換の必要性のほんの一例
他にもたくさん理由は有るのですが、今回はこのへんで終わります。

WAKO’S RECS とオイルの吹き返し。

前回ブログに登場したテリオスキッド。
ブローバイ関係からターボの配管周りを
一つずつ機能が正常に動いているかチェックします。
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どうやらピンク☆印バルブが各矢印の切り替えが出来ず
壊れていました。
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その副作用か?
こちらのバルブもオイルが滲み、作動不良。
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これでエアクリケースへのオイル吹き返しが減れば良いのですが。
すこし様子見ですね。
ここからWAKO’S RECSをするのですが
吹き返したオイルで汚れている
インタークーラーを先に洗浄しますね。
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WAKO’S RECS
インテークバルブや燃焼室をキレイにする
人気商品でATF交換や車検時にされる方が多いですね。
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300kmほど走行すれば
薬剤でフヤケたカーボンが焼き切れるので
施行後は少し回転数を上げ気味でお願いします。

キレイなヘッドライトはいかがですか?   自己満足的コーティング作業。

ホットコーヒーが美味しい季節になりましたね。
少し前まではあんなに暑かったのに
もう少しで11月ですね。
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エンジンオイルが減る症状で
入庫したのですが
漏れや激しいオイル上がり下がりも無いので
ブローバイ関係から整備しました。
結果が出るのに少し時間が掛かりそうです。
今回は入庫ついでのヘッドライトコーティング
上の画像はヘッドレンズが白ボケていますが
光が反射している訳ではなくて
肉眼で見てもこんな感じでしたよ。
カー用品店で売っている商品でも良いのですが
『プロがするとココまでキレイになるんですよ!』

を見せたいと思います。
まずは下地から作っていきますね~。
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古いクリア層と紫外線劣化したレンズ素材を
ガッツリ研磨。
黄色い研ぎ汁が無くなるまでします。
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こんどはそのペーパー目を徐々に落としていきますね。
均一な目で研磨が出来ると評判の
KOVAX社製のスーパーバフレックス ブラックを使用。
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そしてウールバフとスポンジバフでさらに磨きあげます。
この時に使用するコンパウンドは
油分を含まない水溶性コンパウンド。  (3Mなどよりも3倍ほど高価なんですよ。)
これによりコーティング前の脱脂作業が無くなり
脱脂剤でのクラック発生を予防しますね。
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ここまでしてやっとコーティング作業。
均一にムラ無く塗り上げて
一晩経てば完成。
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今回は非常に分かりやすい写真が
撮れてよかったです。
実は
このヘッドライトコーティングは
かなり安い金額でしています。  
よって車検整備なりATF交換なりを
して頂いたお客様に提供していますので
コレのみの単品依頼は現在引き受けていないんです。  スイマセン。
実際結構な時間を掛けているので
自己満足に近い感じでしているんですよね~。
採算は2の次でしょうか。