それなんですか? ラジエターリフレッシャーも優れもの。
前回のブログの続きです。
ATF交換の問診のなかで
いろいろお話をお聞きしていると、
お客様がトルコン太郎の横にある
機械を指さして
『この機械はなんですか?』
『これはラジエターリフレッシャー エンジン冷却水の再生機なんです
パルスエアで内部洗浄とダブル高密度フィルターで汚れも捕れるんですよ。』
と説明すると
キャラバンの冷却水(クーラント)過去交換歴が
はっきりしないので
この際クーラント交換もすることに。
通常ラジエターアッパーホースを外し
バイパスするように
ラジエターリフレッシャーを接続するのですが
アッパーホース自体がかなり劣化していて
かなりヤバそう!!
柔軟性が無くバキバキ音がし硬化していました。
ホースも新調して
いよいよリフレッシュ開始。
回収されているクーラントはこんな感じ。
左が注入にしているLLC 右が回収しているLLC
恐らく4年以上は無交換のようですね。
最後に防腐剤、消泡剤などを強化する為に
冷却水再生剤を投入します。 これでリフレッシュ完了。
ラジエターキャップはこのように
ボロボロとゴムパッキンが割れています。
これではラジエター内の
圧力コントロールが出来ないので
オーバーヒートの原因になりますよ。
ラジエターキャップの重要性を
理解している整備工場も
あまり多くないような気がしますね。
地味な部品ですが結構頑張っているんですよ。
ミナト自動車で車検されたお車の
ここまで劣化したキャップは
見たことないなぁ~。
金額も安く900円ぐらいですよ。大体は。
冷却系統の基本整備はこれで完了。
あとは水漏れや水温の変化などを
定期的に観察していけば良いと思います。
それ以外はキチンと整備されているので
まだまだ長く乗れそうですね。