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ブレーキが熱中症! しかし自覚症状は無し。

熱中症のニュースを
毎日耳にしますね。
子供の頃は日射病と
言われてたような気がしますが
記憶違いでしょうか?
まぁ、暑さもほどほどに!
っと言うことなんでしょうね。
ちなみに
車のブレーキも夏冬関係なく
熱をおびますが
こちらも程ほどにしないと
壊れます。
s-RIMG1125.jpg
本日お客様からTELがありました。
     『昨日の夜にサイドブレーキを掛けたまま
      長距離走行したけど大丈夫かなぁ?
      なんとなくイケるような気がするけど。』
と質問されたので
詳しく聞くと
  サイドブレーキを引いた状態で
  少なくとも30キロ以上は走行。 (高速道路も含む)
  途中から車体後部が振動しだした。
  今は普通に走行出来る。
ブレーキ関係は命に係わるので
点検させてくださいと返事しました。
すぐに来店されて
車を確認してみると
サイドブレーキがまったく効きません。
サイドを引きつつ
シフトを『D』に入れてみると
クリープ現象だけで前に進みます。
また
軽い坂道で『N』でサイドを引くと
後にズルズル~と下がります。
これはダメだと
早速、リアブレーキのライニングを
外してみました。
s-CIMG5557.jpg
左が新品  右が長時間、熱を帯びすぎたライニング
s-CIMG5555.jpg
拡大するとこんな感じ。
カスカスになって
巣穴が出来ています。
s-CIMG5553.jpg
ドラムも当たり面も
かなり焼けていたので
研磨してみました。
s-CIMG5560.jpg
ドラムが歪み
再使用不能か? 
と思いましたが
研磨でいけそうです。よかった。     
s-CIMG5561.jpg
組み立てて
ブレーキ調整し
試運転。
ある程度ライニングの当たりを付けて
再度ブレーキ調整で
完了。
交換しないでも
走行する事は可能なので
一見問題無いと思うかもしれませんが
それは間違いです。
この場合、リアブレーキはまったく機能せず
フロントのみで止まることになるので
大変危険です。
現在シリンダカップ等からの
オイル漏れなどは無いですが
熱でのダメージが
シール等に及んでいるかもしれないので
念の為、
経過観察したいと思います。

2011年8月12日

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