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エアコン不調 原因は意外な場所

きょうは整備ネタで
三菱 ミニキャブ 4AT
エアコンをいれて しばらくすると
急にカッチカッチと一秒間隔で (かなり早い動き)
コンプレッサーのマグネットクラッチがオン、オフしだし
15秒ぐらいで元に戻る。(再発まで時間が長~い)
ハハァ~ン これはクーラーガスが無いなと
ゲージを接続
アレレ! 基準値は低圧も高圧も問題なし。(クーラーガスは有る)
配線図を見るとサーモーセンサーがオン、オフのセンシング
してるし 抵抗値も問題なし。
リレーは動いているし、念のため他のリレーと入替てみた
が症状回復せず。
こうなると配線図での残りは
コンピューター(ECU)しか残されてないしなぁ
中古に交換しようか
う~ん でもなぁ~。 コンピューター悪なるかなぁ?
(この間 2日間いろいろ試してみるが原因がつかめず)
あれ! 症状が出る時 僅かにエンジンが震える!!
診断機を接続してエンジン回転数を見ると (軽トラなのでタコメーター無し)
700回転を一瞬下回る時だけ症状が出た。
常にECUが基準値の900回転を保持しようとしてるが
複数の負荷のタイミングがちょうど合うと
どうやら回転数を制御できないみたい。
そこでスロットルボディの
ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ )を外して
見てみると
バルブの弁にカーボンが蓄積
s-CIMG5365.jpg
丸いバルブの先端のカーボンの塊 わかる?
s-CIMG5366.jpg
0.5ミリにも満たない厚みで付着
s-CIMG5367.jpg
ついでにバルブボディも清掃
s-CIMG5368.jpg
組み付けて再度回転数を確認
s-CIMG5372.jpg
最低回転数が813回転位で
基準の900回転で上下している
しばらく試運転や複数の電気負荷をかけても
再発せず 完治。
入庫してから4日間かかった~!!
ずっとエアコン関係のセンサーやスイッチ
ガス圧やエバポレーターの汚れなど順番に調べた結果
エアコンシステムは正常と判断 (ここが一番大事  時間はかかったけど)
あわゆくコンピューターを交換しそうになったけど
ずっと観察していて変化に
気が付いたので よかった よかった。

2011年6月2日

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