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和歌山県からデミオDJ5FS。 警告灯不点灯でも調子が悪いのは??  煤堆積をDSCで完全除去。  マルチサーブでインジェクター・DPFをリフレッシュ洗浄!!  

和歌山県からお越しいただいたのはマツダ デミオ DJ5FS 走行距離9万キロ


エンジン警告灯は点灯していないがエンジンのフケ上りが悪いので、煤堆積を疑い弊社にDSCの相談がありました。


メールで数回やり取りし、入庫日を決めて来店していただきました。
ありがとうございます。


全国各地からスカイアクティブDの完全煤除去作業 DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)のご依頼をいただいています。
http://minato-motors.com/blog/?cat=192



遠方から来店された時には大阪府堺市の弊社に依頼したのはなぜですか??とお聞きしています。


皆さん答えはだいたい同じ。
・ビフォーアフターを画像で見せてくれるから。
・圧倒的なDSCの整備実績数
・DSC以外の整備ブログも他社とは違い充実している。
・ブログの内容を見ての料金が意外と安い。


弊社は煤ホジホジ専門業者ではありません。
国産車を中心に(愛車を長く良い状態で使用できるメンテナンスを、提案し続けている認証自動車整備工場)です。


初めての整備工場に依頼する時には見積も重要ですが、
(依頼する整備以外の整備はどのレベルでしているか??)
(問診・説明やビフォーアフターを見せてくれるのか?)が意外と大切だと思いますよ~。




来店時に問診をして作業内容の確認と説明。
エンジンの状態をチェックしてから、試運転を行います。

丁寧な問診や試運転とスキャンツールでのライブデータ数値確認などをすると、30分以上は掛かりますよね。   でもこの時間を惜しむとイイ仕事は出来ないのです。



慣れた手順でサクサクッと作業して、インテークマニホールドなどを分解しました。

エンジンヘッドのインテークポートの煤堆積を確認しますね。



4気筒8ポート内には煤が大量に堆積していました。
狭いポート内径が更に狭くなり、明らかに吸気抵抗が掛かる状態ですね。



また最深部にあるインテークバルブ傘部にも煤がゴボゴボに固着して、一層吸気抵抗が掛かるでしょう。(煤が酷くピントが合わないですね)


こうなると吸気が燃焼室に入りづらくなるので、空気の充填率が低下し燃焼状態は悪化。  本来の性能が発揮出来ず、煤発生も増え燃費低下・加速不良。




・過給した空気を高効率で燃焼室に充填。
・強いタンブル流で燃料と空気を撹拌し、燃焼効率を上げる。

これが出来なくなるとスカイアクティブDが得意の、高効率・低燃費・低エミッションが達成されない。


ディーゼルなんて空気を吸ってナンボのエンジンですから、(吸えないエンジンは走らない)んですよね。



DSC(ドライアイスショットカーボンクリーニング)は世界で初めてドライアイス洗浄機を用いたミナト自動車オリジナルの洗浄整備。


8年前にトヨタ・レクサスのGR系直噴ガソリンエンジンの吸気に堆積するカーボン(煤)を完全除去するために弊社が開発しました。(世界初)


クラウン200系 GRエンジン 洗浄前
クラウン200系 GRエンジン 洗浄後



それから数年後にマツダスカイアクティブDの原因不明のエンジン出力低下が頻発し、DSCで完璧に回復させてブログで世界初公開。  

整備業界では話題になり過ぎて、マツダお客様相談室に問い合わせが殺到したそうです。(エンジンに煤が溜まるなんて本当か??と。)


その時はアクセスが急増し弊社HPのサーバーがパンクして、3日間ほど閲覧出来なくなったのが懐かしいですね。






・ボディに煤が付かないように完璧なマスキング
3M社高性能マスカー使用。

・SKY-D用に製作したDSCノズルとアダプター
自社で開発し、用途に合わせて数種類製作。

・DSCの風景もノズル形状も完全なマスキング状態も完全非公開。
ブログで公開しているのは一部のみで、いまだに真似・模倣はされていないようです。

・(エンジンにノーダメージで、短時間で完璧に)がキャッチコピー。



ドライアイス洗浄機にノズルとアダプターをセットして、ドライアイスペレット(3mm)を投入。




まずは軽くワンショット。
ドライアイスが直撃した部分だけキレイになりましたね。

複雑な形状のインテークポート内を完璧に洗浄するために、数種類あるノズルとアダプターを組み合わせて作業を進めていきます。



8ポート完璧にキレイになりました。

一目瞭然、吸気抵抗が掛からない正常な状態になったと思います。





樹脂製インテークマニホールドは経年劣化で割れやすいので、新品に交換しました。

吸気シャッターバルブやEGRバルブもドライアイス洗浄をして、新品ガスケットでエンジンに組み立てていきます。






組立後にLLCを補充し、エア抜き作業。

SKY-DエンジンはLLCのエア抜き作業が難しい部類になります。  正しく行わないとオーバーヒートになりますので注意が必要です。

劣化しやすいラジエターキャップも交換しますね。




マル秘作業をゴニョゴニョして次の作業に移ります。




LLCのエア抜き作業を行いながら、オプション整備も実施。

・マルチサーブ インジェクター洗浄システム
・マルチサーブ DPF洗浄システム

(市販の安価な添加剤を投入し様子を見る。)
(高額なインジェクターやDPFを新品交換する。)

この2択しかないところに、(インジェクターやDPFは洗浄して長く使う)という選択肢がある事を弊社ではアナウンスしています。



ディーゼル車の台数が多い欧州では、このようなエンジン整備機器がポピュラーです。

欧州から導入したマルチサーブでのメンテナンスなどは、日本のディーラーは知らないし、教えてもくれないでしょう。 





インジェクター洗浄システムから始めます。

フューエルサプライポンプのIN・OUTホースにマルチサーブを接続。



ディーゼルシステムパージをマルチサーブに投入。

大容量の1000mlの専用ケミカルを使用して、ゆっくり時間を掛けてフューエルラインを内部洗浄します。


特にインジェクター先端の精密なニードル部の汚れはエンジンパフォーマンスに大きく影響しますので、定期的なメンテナンスは必要なんですよね。


70分間アイドリングをしながら洗浄しました。
インジェクター燃料噴射量の再学習も行います。




次はDPF洗浄システム。
2種類のケミカルを使用してDPF内を洗浄しますね。

まずはDPFに繋がるパイプにマルチサーブのホースを接続。
1液目(DPFクリーナー)をマルチサーブに投入。




液晶画面の指示通りに進めます。

次は2液目(DPFフラッシュ)をマルチサーブに投入。





最後にマフラーから出る白煙廃液排出作業を行います。
強力な匂いの白煙と泡々の廃液は、弊社が開発した回収装置で除去。


住宅地にある弊社では近隣に迷惑になる排煙作業はしたくなく、また白煙や匂いを垂れ流して作業するのはプロとして美しくない。


排煙回収装置の1部はクリアチューブにし、廃液の色を確認しています。

今回はグレー色の廃液でした。DPFのコンディションによって色が変わります。


試運転をして最終チェック。
スキャンツールを接続しライブデータの数値を確認。

DPFやインジェクターは非常に良好な数値になりましたね。



納車時にはインジェクターとDPFのアフターケミカルを手渡ししています。

マルチサーブで即効的に汚れを落とし、アフターケミカルで遅効的に洗浄する。
後日燃料タンクに投入して走行してくださいね。





納車時には作業中に撮影した画像を見ながら、どういった作業をしたのか?その結果どこまでキレイになり改善したのか?を分かりやすく説明しています。


その時には今後の整備についての質問がありましたら、メンテナンス方法をお知らせしています。





スカイアクティブDは煤が溜まります。
ですが適当に除去すればOKという訳ではありません。

一部のディーラー等でも煤取りを受付しているようですが、そのビフォーアフターの画像も無く、事後の作業説明や今後のアドバイスもないそうです。
これではキレイに除去出来たのかが分からないですよね。




特にエンジンヘッドのインテークポートやインテークバルブ傘部は高効率燃焼に重要な箇所になりますので、弊社ではドライアイス洗浄を用いたDSCで完璧に除去しています。


そのあたりをユーザーさんがブログで見て評価し、北海道や九州など遠方から来店していただいているのだと思います。


本日もミナト自動車ブログ 日々是好日にお越しいただきありがとうございます。

大阪観光と一緒にDSCやマルチサーブはどうですか?
弊社からキタ・ミナミ・USJは30分ほどで到着しますよ~。
世界遺産 仁徳稜古墳はすぐ隣ですからね~。



DSC等の御見積・ご予約はHP(お問い合わせフォーム)からお待ちしています。    
http://minato-motors.com/contact/

それではHAPPY CAR LIFE!!




2024年7月26日

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