1. TOP
  2. ミナトBLOG

冷却水をリフレッシュ!! 廃液を出さないのでこれもエコ?

ミナト自動車の車検整備等では
ラジエターの冷却水 (LLC)の交換を
以前ご紹介した
最新式専用交換機 ラジエターリフレッシャー (ムラタトレーディング社)
で循環再生利用しています。
s-R0010882.jpg
LLC (ロングライフクーラント)の再利用は
はたして性能が復活するのか? 
何か混ぜて色付けてるだけやろ?
そんな疑問が浮かびますので
今日は少し専門的なお話です。 (小難しくてごめんなさいね。)
その前に5年間使用のLLC劣化状況は
下のグラフのようになっています。
SP200再生バランス表1年3年5年表TH_01
アルミ、ハンダ、鉄の防錆剤はさほど劣化していないのですが
消泡剤、酸化剤、銅の防錆剤は年々激しく減少していきます。
スーパーLLCも最近多数の車種に採用せれていますが
あくまでもLLCとしてバランスを崩さない程度で
添加剤が多いというだけです。
スーパーであっても下記の添加剤は同じように
ゆるやかですが劣化はしてます。
消泡剤     泡は放熱性能の低下やキャビテーションの発生を意味します。
酸化剤     酸性にすると酸化現象を起こす為、弱アルカリ性を維持させる薬です。
銅の防錆剤   文字どうり金属を錆びさせない薬。
見た目はキレイなLLCも
2年使用すれば
ほぼ役目を終えている状態です。
ちなみにLLC濃度計での良否判定はあんまり意味ですよ。(光にかざして覗くコレです。)
optical.jpg
濃度計では半永久に劣化しにくい
LLC主要成分エチレングリコール『EG』
の濃度を見ているだけで
内容成分を判定していません。
EG自体は温度調整のみが役割ですから
冬に凍結しないようにと
沸点を上げてオーバーヒート予防の2点のみ。
LLCはそれだけの仕事ではダメなんです。
冷却とエンジンなどの金属保護の
両方で機能しないとダメなんです。
そこで分かりやすい消泡剤の残量実験です。
3年間無交換のLLCを
ペットボトルに入れてシェイクしてみます。
s-R0010868.jpg
するとビールだったら良い感じの泡具合。
2分経過してもほぼ変わらず。
s-R0010851.jpg
そこに再生剤 SP200を少し投入すると
瞬時に泡が消えました。
s-R0010853.jpg
これだけで全ての成分良否判定はできませんが
少なくとも泡で冷却性能が劣化しているのは
分かりますし
再生剤の復活性能も分かりやすいと思います。
今後はそれ以外の添加成分がどの様に復活するか
わかリやすい資料や実験結果があれば
レポートしたいと思います。

2011年7月20日

このページのトップへ