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えっ!バッテリー外しただけで・・・。    最近の自動車整備事情。

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プリウスα  ZVW40系
社外ハンドルへの交換の為に入庫しました。

 

 

 

最近の車両は
バッテリー端子を安易に外すと

各メモリー設定が初期化してしまい
再設定が必要になります。

 

 

 

 

 

 

そこでバッテリー交換などの作業時には
各メモリーのバックアップ作業
必須になったのはご存知だと思います。

 

 

 

 

 
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今回は社外ハンドルの交換。

 

 

 

 

 

ハンドルホイールを外すには
もれなくエアバックユニットも外す事になるので

誤作動防止の為、補機用バッテリーの
マイナス端子を外します。

 

 

 

 

(今回はバックアップ作業の電源も誤作動防止の為、実施しないで行います。)
(その場合作業後は、再設定が必要です。)

 

 

 

 

 

 

 
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まずはバッテリー端子を外す前に
トヨタ電子整備書をチェック。  (念のため設定作業の事前確認)

 

 

 

交換後の再設定方法などを想定して
スキャンツール『G-SCAN』で
データモニターをチェックすると・・・。

 

 

 

 

 

 

 
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なぜかISC学習が未完了になっていました。
(新車購入後1年経過)
ISC アイドルスピードコントロール   =  簡単いうとアイドリング回転数の制御)

 

 

お話を聞くと
この間、社外HIDランプ
ガスリンスタンドで交換したようで
もしかしたらその時に・・・。との事です。

 

 
(学習未完了の場合、最悪HVミッションからガラガラ異音がするようですね。)

 

 

 

 

 

 

※注意※ ISC学習については
この記事の下部 と コメント欄 に追記記事がありますので
詳しくはそちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 



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バッテリーを外し
ハンドルの交換も完了。

 

 

 

 
バッテリー端子を接続し
各機能の再設定を行います。

 

 

 
先ほど未完了だったISC学習も
G-SCANから再学習していきますよ~。

 

 

 

 

 

 

 
手動モードでも設定出来るそうですが
スキャンツールが無いと完了確認

出来ないので注意が必要ですね。
(通常走行では学習完了にならないようです。)

 

 

 

 

 
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一昔前の車両なら
バッテリー脱着時の再設定は
ほとんど手動作業で出来ていました。

 

 

 

しかし現在の車両では
メーカー別車種別付属オプション別
メモリー&再設定項目が違います。

 

 

またその数も増加し、スキャンツールが無いと
確認が取れない項目もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジン、ミッションはもちろん
各ドア や カーナビ、エアコンなど

ほぼ全ての部品、機能にECUを搭載した
車体多重通信システム & 高速データ通信化

 

 

 

 

 

 

 

その全てがリンクして
統合性を監視しているので

部品の脱着や交換作業は
予想以上に難しくなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

『バッテリーぐらい自分で交換!』と安易にしてしまうと
思わぬトラブルになる可能性があるので
その際は気を付けてくださいね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


追記
後日コメント欄からお連絡があり、
プリウス等のISC学習はパワーOFFする度に
未学習に戻るそうだとアドバイスを頂きました。

 

弊社でも再確認の為、ISC学習作業完了後にパワーOFFして
もう一度データモニタを確認するとなんと未学習になっていました。
バッテリー交換などマイナス端子を外すと
ISC学習作業は必ず必要で、完了の確認もしなければならないと思います。

 

でも学習完了した車両でも一度パワーOFFになれば
未完了と表示されてしまうとコレは少し困ってしまいますね。

 

ISC学習を完了したのか?
まだ未学習なのか?
確認方法がない事になってしまいます。

 

 

今回のプリウスαのオーナー様からのお話では
メーターに表示される (航続可能距離) が燃料満タン時の場合、
800km前半を示していたのが900km前半になったとお連絡を頂けたので
燃費は良くなったのでは?と教えて頂きました。
燃料満タン時の(航続可能距離が900km前後) に表示されていない車両は

 

 

 

 

一度ISC学習完了を確認した方が良いかもしれませんね。
弊社でも、もう少し継続して調べたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年6月12日

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