マークX 120系 ATFは消耗品。 完全圧送式交換オススメですよ~。
大阪市からお越しいただきました。
(千葉県ナンバーですが。)
トヨタ マークX GRX120
8万キロ走行です。
今回はATF交換の依頼ですよ。
過去のATF交換暦は不明。
この車両特有の現象か?分かりませんが
トルク感が不足している感じがすると
相談されました。
ATFが原因とは言い切れませんが
交換時期はスデに越えていますので
まずは完全圧送式交換をしてみたいと思います。
ATFの状態をチェックしてみると
走行距離相応の汚れ具合。
まずは純正同等油アイシンAFWプラス
でプレ洗浄しますね。
蓄積したスラッジをリセットするのが目的ですよ。
マークX 120系以降のトヨタFR車は
通常の圧送式交換は出来ません。
弊社がワンメイクした
マークX専用アタッチメントを取り付けて
イッキに交換していきますね。
真っ黒だったATFも
透けて見えるほどキレイになりましたね。
交換効率の高いミナト自動車の圧送式交換。
他社で行うドランアウト式では
ここまでキレイはなかなか難しいのでは。
プレ洗浄が終わり
次は本命のATF 『NUTEC ZZ51改』
100%化学合成ATF(エステル系)の
ハイパフォーマンスATFです。
純正ATFより数ランク上の性能で
燃費向上、フィーリングアップ
耐久性も上がりロングライフ化になるんですよ~。
ペール缶を入れ替えて
再度圧送式交換していきますね。
どこまでキレイになるでしょうか?
手前が現在のATF。
真ん中のビーカーにあるのが古いATF。
奥に見えるのが新油です。
新油と比べても
ほぼ同じレベルまでキレイになりましたね。
今回の交換でトルク感がアップすると
良いのですが、しばらく様子を見てもらいますね。
ATFの圧送式交換が不可と言われる
マークXやクラウン、レクサス車などは
ミナト自動車では問題なく交換可能です。
上記車両はフルードレベルゲージも有りませんので
スキャンツールが無ければ調整も難しくなっています。
同じ車種でも規定温度も違いますので
こちらも要注意ですね。
ATFは消耗品です。
交換しにくい = 無交換ではありませんので
定期的な交換をオススメします。