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スバル フォレスターSJG リニアトロニック CVTF完全圧送式交換。

お盆休み中もATF交換やDSCのご予約を多数受けていましたが、
この猛烈な猛暑でなかなか過酷な環境での作業でしたね。



工場内を全て冷暖房完備の体に優しい作業環境にしたいとは思いますが、
正直暑さがつらいのは真夏の1カ月ぐらい。

案外、体は適応するもんなんですよね~。
(水とポカリと空調服で夏を乗り切ります。)

大阪府からの来店はスバル フォレスターSJG
H25年式 走行距離4万キロ


・CVTF交換 for ニューテックZZ51改
に加えてオプション整備3点。

・CVTオイルパン洗浄 ストレーナー交換一式
・カーエアコンリフレッシュα NC-200
・フロント/リア デフオイル交換 NC-70

日帰り作業で予約来店してもらいました。


問診から試運転。

フルードの状態をチェックし作業を始めますね。

オイルパンを外して洗浄し、磁石の鉄粉を除去。
ストレーナーも同時に交換します。

ちなみにリニアトロニックCVTのストレーナーは部品価格が高いです。
トヨタの倍ほどしますよ~。



オイルパンとミッションの合わせ面を脱脂し、
液体ガスケットを塗ってから装着します。


この時に完全な脱脂をしていないと、
あとでフルード漏れになるので慎重に作業をします。

ただ当時の工場内の気温が40℃ぐらいあったので、
そういう意味ではハードな作業でしたね。

排出したフルードを補充して、
フルードの漏れをチェック。

そこからチェンジャーに接続して、
圧送式交換を行います。



圧送式交換というとチェンジャーから
強制的にフルードを押し込んでいるイメージがありますが、
それは間違いで誤解ですよ~。



エンジンONでミッションからドバドバ排出されるフルードを、
ATFチェンジャーで受け止めて量を正確に測定。(ホース接続)

そのドバドバ出てくるフルードに対して、
最適なタイミングとスピードで新しいフルードを
優しくミッションに注入していくのが圧送式交換。


ATFチェンジャーのオイルポンプで無理やりフルードを押し込んで、
ミッション中のフルードを強制的に押し出しているわけではないのです。


正しい交換方法で作業すれば一番効果的かつ効率的に、
複雑な経路のフルードを入れ替える事が出来る交換方法なんですよ~。




まずはニューテック スペシャルリンシングフルード(NC-RF仮名)で、
全量イッキに圧送式交換します。(プレ洗浄)
http://minato-motors.com/blog/?p=17434

プレ洗浄が終わると、ここまでキレイになりました。

・奥に見えるのが新油NC-RF。
・中央ビーカーが最初に回収した旧フルード
・手前のモニターがプレ洗浄後のフルード。

これでやっと本命フルードを使用できますね。

今回フォレスターに使用する本命フルードはNUTEC ZZ51改。

高回転・高負荷・高温時でも高いフルード性能を維持発揮、
全化学合成ベースフルードを贅沢に使用しています。

従来粘度でハイスペックがZZ51改で、
低粘度超ハイスペックがNC-65となっています。

SJGはNC-65非適合の為にZZ51改を使用しました。

約15分間のアイドリングタイム。


チェンジャーのNC-RFをZZ51改に入れ替えて、
もう一度圧送式で全量交換しますね。

ほぼ完璧に入れ替わりましたね。


ここまでキレイになれば、
次回交換推奨距離は約5万キロになります。

フルードクーラーを洗浄して一度冷却し、
規定温度でフルードレベルを調整しました。

フロント/リアのデフオイルも交換しますね。

使用するのはニューテックNC-70 75W90
全化学合成ギアオイル

カーエアコンリフレッシュαで冷媒ガスの点検と、
NUTEC NC-200コンプブーストを注入します。


年式が新しいので冷媒ガスの減少はありませんでしたが、
コンプレッサーオイルの潤滑気密強化にNC-200をチャージ。

最後に試運転をして無事納車となりました。


リニアトロニックCVTのオイルパン脱着をすると、
液体ガスケットで再シーリングするのですが、
これを日帰りの時間が制約された中で行うのはなかなか大変。

ほとんどの整備工場では1日以上お預かりじゃないと、
引き受けてくれないと思います。



でもミナト自動車ではリニアトロニックCVTでも他社のATでも、
基本的には日帰り作業で完璧に納車しています。

なぜ日帰りでかつ時間の掛かる液体ガスケットタイプの
オイルパン脱着&フルード交換が出来るのか?


・そもそも液体ガスケット自体が通常に流通している物とは
まったく違うタイプを使用している。(コレいいお値段します。)

・設備と自作工具で交換作業に掛かる時間を大幅に短縮している。
(コレが有る無しで3時間以上は短縮できる)

・リニアトロニックCVTだけではなく、
他社のATF/CVTF交換の施業実績がそもそも圧倒的に多く経験豊富。
(手前味噌で申し訳ない)



周辺外気温40℃の環境でSJGフォレスターを日帰り納車するのは、
意外と出来る整備工場は少ないと思いますよ~。
しかもミスは許されないですから・・・。

本日もミナト自動車ブログ日々是好日に
お越しいただきありがとうございます。

ATF/CVTF交換のご依頼は
HP(お問い合わせフォーム)からお待ちしていますね。

必要事項を記入していただければ、
御見積も合わせて返信させていただきます。

どうぞ宜しくお願い致します。
HAPPY CAR LIFE!!

2020年8月19日

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